2人で地球を旅行中。(カップル世界一周ブログ)

カップル世界一周ブログ。初海外が世界一周のアラサー女子と海外経験まぁまぁの20半ば男子の旅の東西南北世界見聞録。どこへ行くかはお金と気分次第。海外の情報や日々の生活を書き留めます。

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アメリカ横断31日目①〜無料でヨセミテ国立公園入場〜 世界一周138日目★前半

現在サクラメントという町で宿を取り1泊中。

 

本日11月11日。

日本でいうポッキー&プリッツの日は、

アメリカでは『Veterans Day』(復員軍人の日)という祝日にあたり、

さらにはアメリカ全土の国立公園の入場料が無料になる日でもある。

 

そして我々もちゃっかりもその無料デーに乗っかり、本日あの有名なヨセミテ国立公園へ訪れる予定。

車1台30ドルもする入場料が無料になるのは非常にありがたい。

 

▼前回の記事

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

 

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朝7時前には起床。

相方は朝食として昨晩ウォルマートで購入した青リンゴを慣れた手つきでカットアンドピール。

それをガリガリとほうばる。

 

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7時50分。

宿をチェックアウト。

昨日チェックイン時にはなかったコーヒーサービスがロビーに置いてある。

やっぱり朝限定のサービスだったんだ。

 

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専用の小さなコップが用意されていたが、

おととい寄ったマクドナルドのラージサイズコップにコーヒーをたっぷりと注がせてもらった。

 

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そして昨晩ウォルマートで購入したチョコレートロールをコーヒーのお供に。

 

ちなみにアリゾナで食べた超刺激的なポテトチップスが原因でできた私の口内炎の具合はまだまだ完治とは程遠い状態。

この時はこの小さなチョコロールを1本食べるのでも一苦労だった。。

 

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8時30分。

出発して間もないのにトイレへ寄りたくなったので、途中ガソリンスタンドへ寄りトイレだけ使わせてもらった。(コーヒー飲みすぎたか。。)

 

そして渡されたトイレの鍵がこれ。

これしか鍵につけるもんなかったのか。。

 

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トイレを済ませてスッキリしたら再び出発。

途中霧がひどくて超運転しづらかった。

 

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そして途中、朝入れたコーヒーがマクドナルドのコップの底からにじみ出てきていることに気がつく。

 

確かにこのコップはコールドドリンク用で、ホットドリンクには対応していない。

ちょっと悪いことをすると、やはりこのようにバチが当たるのだ。

 

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サクラメントからヨセミテ国立公園までは通常州道120号線を通っていくのがセオリーなのだが、

相方が調べた情報によるとこの120号線は11月あたりからは凍結の恐れがあるため閉鎖されるという。

 

11月のいつから閉鎖というはっきりした日にちがわからなかったので、安パイをとって初めから120号線を避けるルートを選択した。

 

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 10時30分。すっかりと霧は晴れた。

トイレ休憩のため通り沿いにあったビジターセンターに立ち寄った。

 

ビジターセンター内に入ると奥からスタッフが出てきて陽気に話しかけてきた。

話しかけられたら無視するわけにはいかないので、なんとか英語で会話をする。

 

そして話題を絞り出すようにして、

『そういえば今日はヨセミテ国立公園は入場無料なんだよね?』と、知っているけど白々しく質問をしてみた。

 

するとそのスタッフは、

『え!?そうだっけ!?』みたいな感じで慌ててカレンダーを確認し始めた。

 

そんな反応されたら、こっちが逆に ”え!?”ってなるよ。。

 

まさか我々の勘違いだったのか!?

と少し不安になったが、カレンダーを確認し終えたスタッフが

『イエス!今日は11日じゃないか!そうだよ、君が言う通り今日は無料デイだよ!すっかり忘れていたよ!ハッハ〜』

と、さすが欧米人と言わんばかりのナイスリアクションで言うのを聞いて安心した。

 

そうだよね。

っていうか、ビジターセンターに勤めているんだったらその情報を忘れていちゃダメだろ。

  

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私が確認した限り、これがヨセミテ国立公園到着までにある最後のガソリンスタンド。

料金はレギュラー1ガロン3.57ドル。

 

やはりヨセミテ国立公園に近づくにつれガソリン価格は割高になっていくので、

できればガソリンは近郊の町で入れておいたほうがいいだろう。

 

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11時30分。

思っていたより長い道のりだったが、ついにヨセミテ国立公園のエントランスに到着した。

 

エントランスには若いねぇちゃんが数人立っていて、車1台につき1人のねぇちゃんがあいさつをして何やら話しかけてくる。

 

『ハーイガーイズ!ヨセミテ国立公園へようこそ!今日は入場無料デーだけど、この国立公園を維持して、さらにいい環境にしていくためにドネーションをいただけると非常に助かるわ!』

 

そんなような内容のことを言われた。

 

私は ”まさか本来の入場料である30ドルを徴収されるのでは? ”

と少し構えて彼女の会話に耳を傾けたが、その内容が寄付を求める内容だと理解できるとホッと胸をなでおろした。

 

そして私は財布を取り出し、このとき所持していた最後の現金である5ドル札をねぇちゃんに渡した。

 

『ごめん、5ドルしかねぇや。』

 

『全然いいのよ!どうもありがとう!それにしてもそれ、ナイスアイディアね!』

 

ねぇちゃんは我々の車の後部座席を指差してそう言った。

 

一体何のことだ?と思い後ろを振り返ると、

それはどうやら後部座席に洗濯紐を結び付け、そこに洗濯物を干して乾かしていることに対しての『ナイスアイディア!』だったようだ。

 

『あ、あーぁ、これね。ありがとう、便利だから試してみるといいよ。』

 

そう言って私は笑顔でねぇちゃんと別れ、ヨセミテ国立公園内へ入っていった。

 

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入場してからまず現れた見どころはたぶん『トンネルビュー』と呼ばれているスポット。

正直そのスポットらへんに到着した時、本当にこれが見どころか?と思ってしまうほど景色はパッとしなかった。

 

相方と地図を見直して現在地を確認してみたが、やはりこのあたりがトンネルビューと呼ばれるところに間違いなさそうだ。

 

いまいちどこがトンネルビューの見どころなのかわからなかったので、とりあえず目の前に見える岩山を写真に収めておいた。

 

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 道路脇に駐車スペースがあって、皆さんそこに車を駐車して歩いてあたりを散策している様子。

我々もその人たちに右へ倣えで道路脇に車を駐車し歩いてあたりを散策。

 

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 紅葉が綺麗だった。

 

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そしてやってきたのが、滝。

たぶん位置的にこれは有名なヨセミテ滝ではない。

 

『今日は無料だけど、今の時期は滝の水量が弱くて迫力に欠けるのがちょっと残念だな!』

 

と、行きに寄ったビジターセンターのスタッフが言う通り、滝にそこまで迫力はない。

 

一番の見頃のシーズンは、雪解け水が滝となり水量が一番多くなる春(4、5月あたり)だと言っていた。

 

今のシーズンの見どころは日本と同じく紅葉かな。

 

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滝の手前はゴツゴツした岩場になっていて、皆さんそこへ足を踏み入れできるだけ滝に近付こうとしている様子。

 

それにしても、皆さん岩場を歩くのが遅すぎる。。

 

私は危なっかしい歩き方をしている人にはなるべく近寄らないようにしてスイスイ岩場を登って行った。

 

*滝に近づくにつれ岩場が濡れて足元が滑りやすくなってくるので注意が必要。

 

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そしてもちろん元クライマーの相方も、今日は足を開きにくいワンピースを着ているにもかかわらずこの岩場をスイスイと上っていく。

 

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しかも人がいっぱいいる王道の道を避け、人が全く通っていない幅の狭い道をあえて選択しながら。

ついにはこんな獣道を通り始めた。

 

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上の方へ行けば行くほど人が少なくなってきて、ゆっくりと間近で滝を見学できる。

そして下にいる人々を見下せる。

 

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 脇の獣道からぐるっと回ってきた相方がついに私を追い抜いた。

これ以上上には今のところまだ誰もいなく、暫定1位状態。

 

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こうして、滝よりも岩登りを存分に楽しんだ。

滝から離れた後も岩場があれば登りたくなってしまう。

 

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その後、車を走らせヨセミテ公園内を軽くドライブ。

一応地図も見て見どころスポットを拾いながらドライブしていたのだが、

なんかいまいちこれといった絶景スポットが現れない。

 

”なんだ、ヨセミテってこんなもんなのか。”

”今日が無料デーでよかった。”

 

と、内心そう思ってしまった。

(3枚目の写真はたぶんハーフドームと呼ばれるスポットかな。)

 

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13時。

休憩をとるためヨセミテビレッジ内にあるビレッジストアに訪れた。

 

そういえば、

ヨセミテ国立公園では近年環境を守るために駐車場の削減を実施しているらしい。

確かにヨセミテ国立公園内を実際に車で走ってみて、駐車場の数が明らかに足りていないことを実感していた。

 

ここビレッジストアの駐車場も、我々が訪れた時には80%以上は埋まっていたと思う。

 

広大な駐車場を有していたグランドキャニオンとは違い不便な点なので注意が必要。

 

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ビレッジストアー内は主にお土産コーナーとスーパーで構成されている。

この点はグランドキャニオンのスーパーと全く一緒だ。

規模はグランドキャニオンの方が大きかったかな。

 

それでも、このヨセミテのスーパーでも必要最低限の生活用品は大抵手に入るだろう。

 

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14時。

ビレッジストアの後に向かったのはビジターセンター。

ちなみにこのビジターセンターに訪れるための駐車場探しですら苦労した。。

 

ここで我々が知りたかったことは2つ。

 

1つはこのヨセミテ国立公園近辺にあるというモノ湖への行き方を聞くこと。

 

モノ湖とは、『アメリカで行きたい観光地20選』かなんかのサイトで偶然発見した場所。

今まで聞いたこなかったが、そのサイトに写っていた写真がすごく幻想的で綺麗だったので、せっかく近くまで来ているこの機会に行ってみたいと思っていたのだ。

 

もう1つはおそらくモノ湖へ行く途中にありそうな温泉の場所を確認すること。

 

車中泊中心の生活でシャワーを浴びれないこともしばしばなので、

実はアメリカ横断をしながらアメリカの温泉の場所をちょこちょこと調べていた。

 

そしてニューメキシコやアリゾナ、コロラド、ユタといったエリアには温泉がたくさん存在し、

ここカリフォルニアのヨセミテ国立公園近くにも温泉が存在するという情報をキャッチしていたのだ。

 

しかし存在は確認できたが、それを紹介しているサイトには詳細が特に書かれていなかったので、ここ現地のビジターセンターで確実な情報を手に入れておこうと思ったのだ。

 

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ヨセミテ国立公園からモノ湖までは州道120号線を通っていくという。

 

州道120号線といえば、11月あたりになると凍結の恐れがあり閉鎖される道路。

今はもう閉鎖されていると思い込んでいたが、ビジターセンターの人によるとまだ閉鎖されていなくて普通に通れるという。。

 

なんだ、それなら今日ここまで120号線を通ってこれたじゃんか。。

 

それは置いといて、

ここヨセミテビレッジからモノ湖までは約130㎞、およそ2時間で到着できるという。

今が14時過ぎなので、到着は順調に行って16時ごろ。

日の入りまでには間に合いそうだ。

 

すでにヨセミテ国立公園でやることがなくなりつつあったので、すぐさまモノ湖行きを決断。

 

ついでに温泉の情報も聞いてみると、確かに周辺に『ホットスプリング(温泉)』はいくつかあるという。

 

モノ湖の北側と南側にある主な2つを紹介してもい、礼を言いビジターセンターを後にした。

 

温泉へは行きたいが、温泉など寄っていたら日の入りまでにモノ湖到着が絶望的になる。

その時点で今回は温泉入浴をあきらめざるを得ない状況だった。

 

ちなみに我々が教えてもらった温泉はLittle Hot Creek Hot Springs』という温泉。

(もう一つの名前は忘れた。。グーグルマップで『hot spring』と検索したらたくさん出てくるのでそれを参考に。)

 

『Little Hot Creek Hot Springs』の場所↓↓(この北にあるのがモノ湖)

]

 

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14時過ぎ。

ビジターセンターを出たらすぐさまモノ湖へ向かう。

しかしすぐ近くの景色がなんか綺麗だったので、寄っている暇はあまりないとわかってはいるものの目先のことにとらわれてついつい寄ってしまった。

 

ここも駐車場と言うよりは道路脇に車を駐車するスタイルなのだが、ここが全部埋まっていて一向に空きが出る気配がない。

 

時間がない、しかしこの景色は見たい、しかし駐車スペースがない。。。

 

どうしたらいいかわからなくなった我々は、

車を駐めるには少し邪魔な非常に微妙な位置に置いてあったコーンをどかし、そこに車を強引にねじ込んだ。

 

そして我々の車の後ろにこのコーンを置き直せば、はたから見たら駐車違反には見えないだろう。

 

ちょっと寄るだけだし、そのくらい問題ないだろう。

 

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 そして車から降り少し歩き景色を眺める。

奥に見えるのは先ほども見たハーフドームかな。

 

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ここで景色を眺めていたら目の前に鹿が現れた。

奈良公園や宮島とは違いちゃんとツノがある。

しばらくハーフドームと鹿のコラボ風景を鑑賞した。

 

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 方向的に、たぶんこれがヨセミテ滝かな?

やっぱり水量が少なく迫力に欠ける。

 

ここで15分弱景色を鑑賞し、再びモノ湖を目指して車を走らせた。

日の入りまでに間に合うかな?

 

▼次回記事(ヨセミテ国立公園後半)

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

アメリカ横断30日目〜IN-N-OUT!!!(インナンナウト!!!)サンフランシスコ通過〜 世界一周137日目★

 サンフランシスコでのレンタカー返却日までまだ日数に余裕があるので、

 

一度サンフランシスコを通り越しアメリカ北部の都市シアトルへ。

さらにはその勢いで国境を越えカナダのバンクーバーへ。

 

という計画を実行に移し始めた我々。

 

現在サンフランシスコ手前にあるサンノゼという町のウォルマート。

 

車中泊から目を覚まし、また新しい1日の始まりだ。

 

▼前回の記事

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

 

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朝7時40分。

毎度おなじみ、ウォルマートの駐車場で目を覚ます。

朝一番でのこの光景はもう見慣れてきている。

 

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とりあえずウォルマート店内へ入り朝一のトイレを済ます。

そしてトイレ隣にあるベンチに腰掛けネット接続。

 

ここで、昨夜考えていたアメリカ横断終了後の予定について相方に相談した。

 

11月16日にサンフランシスコでレンタカー返却

12月31日にニューヨークタイムズスクエアでの年越しカウントダウンに参加。

それまでの間、どこで過ごそう?

 

以前からそのような課題はあったが、

”そんなのまだ先のこと”、とあまりガッツリとは考えないようにしてきた。

 

しかし、そろそろその答えを出さなければならない時期が近づいてきたようだ。

 

①面倒臭いのでずーとアメリカ滞在。

②カナダドルが安くニューヨークが近いトロント潜伏。

③物価が安そうな中米潜伏(スペイン語留学もアリだ)

 

という選択肢があった中、

結局中米へ飛ぶことをほぼ決定した。

 

アメリカ入国時に中米コスタリカ行きの捨てチケットを購入していたことも大きく影響している。

 

購入当時は捨てる気満々だったが、

念のためアメリカ横断終了後1週間くらいゆとりを持った日程の

11月24日発のチケットを購入しておいてよかった。

 

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しかしコスタリカへ行くのはいいのだが、

そこへ行く出発地点となるのはアメリカ東南端に位置するフロリダ

 

せっかくアメリカの東端フロリダからレンタカーでコツコツと西端まで横断してきたのに、、

これじゃぁ逆戻りじゃないか。。

 

1週間あるので再びレンタカー、もしくはグレイハウンドなどの長距離バスでの移動も不可能ではなかったが、

それらはお金も体力もだいぶ消費する結果になるだろう。

 

陸路以外でフロリダへ渡る方法となれば、飛行機しかない。

 

そこで私はなるべく安く、そして楽に西海岸からフロリダへ渡る航空券を探した。

 

様々な路線を検索した結果ベストだと思われたのは、

11/21(月) 19:59

『サンフランシスコ→ 21:30ラスベガス』(1人7890円)。

 

11/22(火) 23時35分

『ラスベガス→ 翌7:06フロリダ』(1人14181円)。

 

これを相方に提案し同意を得られたので、この場でこの2つの航空券を購入。

 

航空券に限らずバスや宿でも、

ネットで何かを購入する時は毎回購入ボタンを押した直後に『買っちゃった。。!』と思ってしまう。

 

後戻りできないことに対する

 

”本当にこれで良かったのか?”

 

という気持ちの表れだと思うのだが、何枚買ってもこればっかりは未だに慣れない。

 

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先の道が少し切り開けたことによりなんだか気持ちが軽くなった。

 

そんな軽快な気持ちでこのウォルマートを出発。

まず目指したのはラーメン屋

 

ネットで

『サンフランシスコやサンノゼあたりはアメリカの中でもラーメン激戦区』

という情報を手に入れたので、

是非とも本日の昼食にはラーメンを食べておきたい、と思ったのだ。

 

その前にラーメン屋近くのガソリンスタンドで給油。

 

15ドル(約1545円)分で5.771ガロン(約21.81リットル)給油。

1ガロン2.599ドルなので、1リッター約0.68ドル(約70円)。

 

ロサンゼルスよりはガソリン価格は安かったかな。

 

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11時20分。

開店時間10分前に今回選んだラーメン屋『HALU』に到着。

 

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 HALU Classic Ramen (Whole Wheat Noodle) 11.5ドル(約1198円)


久しぶりのラーメン。

結構期待して行ったのに、はっきり言って味はあまりに美味しくなかった。

 

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ちなみに相方はつけ麺をオーダー。

 

見た目からしてあまり美味しそうではないが、まあ私が頼んだラーメンよりはマシな味だった。

 

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久々に食べるラーメンの味に期待を裏切られた後は

サンフランシスコ方面を目指して車を走らせた。

 

そして13時ごろ。

目の前にサンフランシスコを象徴する真っ赤な吊り橋、

ゴールデンゲートブリッジが姿を現した。

 

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ゴールデンゲートブリッジを渡る。

アメリカのコメディドラマ『フルハウス』のオープニングが頭に浮かぶ。

 

ゴールデンゲートブリッジは北から南(サンフランシスコ市内)へ入っていく車線5、6ドルの料金がかかってしまうそうなのだが、

南(サンフランシスコ市内)から北へ抜けていく車線なら無料で通行できるとのこと。

 

それなら北へ向かっている今のうちに無料で通っておくべきだろう

と思い、別に通らなくても今日の目的地までは行けたがわざわざ通行した。

 

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ゴールデンゲートブリッジを抜けたらそのままの勢いでサンフランシスコをスルー。

まぁ後日ゆっくり滞在してやるから待ってろ、という感じだ。

 

現在目指しているのはサンフランシスコから北東方向へ150㎞ほど行ったところにある町、サクラメント。

 

ここで本日は1泊し、明日のヨセミテ国立公園に備えるという計画だ。

 

前にも述べたが、

ロサンゼルスからサンフランシスコへ向う途中から周りの景色には緑色が目立ち始め

サンフランシスコから北上をしている今でもその傾向は健在だった。

 

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15時。

ゴールデンゲートブリッジから車を走らせること約2時間。

 

本日の宿となる『Good Nite Inn(グッドナイトイン)』に到着。

 

ちなみに今回の宿選びは、立地も含めすべてを相方に一任していた。

 

▼グッドナイトイン サクラメントの場所

 

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 料金は1泊2人で6223円。

1泊1人3111円計算。

 

駐車場、Wi-Fi無料。

朝食は付いていないが、ロビーにはセルフサービスのコーヒーがあると聞いていた。

 

もちろんチェックイン時にそのコーヒーをいただこうとしたのだが、

ロビーのどこを見てもそれらしきものは用意されていない。

 

きっとそのサービスは朝限定なのだな、と解釈してとりあえず部屋へ向かった。

 

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 チェックイン後、日が沈み暗くなるまで部屋でくつろいだ。

 

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18時40分。

夕食をとるために宿を出た。

 

今日の夕食はカリフォルニア州を中心に店舗展開をしている

『IN-N-OUT(インナンナウト)』というファストフード店。

 

先日、同じくアメリカのファストフード店であるジャックインザボックスに来店したことを機にアメリカファストフード店巡りに目覚めた我々にとって、

ここは来店必須のファストフード店だ。

 

まぁ、ファストフード店巡りに目覚めていなくてもこの店は人気が高く、

ちょっとしたアメリカ名物みたいな位置付けになっているのでどちらにせよ来店は必須だっただろう。

 

ちなみにインナンナウトは

カリフォルニア州、アリゾナ州、ネバダ州、オレゴン州、ユタ州、テキサス州のみ

という、アメリカ全土で見たら非常に限られた範囲でしか店舗展開をしていない。

 

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夕食どきということもあって店内はたくさんのお客さんで賑わっていた。

 

そして写真では分かりづらいが、

綺麗で広い厨房にはたくさんのスタッフがいて、手際よく、そして活気よく働いていた。

 

ここインナンナウトにはマクドナルドとは違って無料Wi-Fiは飛んでいない。

 

確かにこの盛況振りで長居なんかされたら席がなくなってしまうかもな。

 

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メニューは非常にシンプル。

このシンプルなところがまた良い。

 

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私は2.25ドル(約231円)のハンバーガーを、

相方は3.7ドル(約381円)のダブルダブル(ダボーダボー)を購入。

 

そしてとろーりチーズがかかったフレンチフライを3.7ドル(約381円)で購入し、これは2人でシェアした。

 

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このポテトにとろーりチーズをのせるというのはメニューには載っていない、

いわゆる裏メニュー的存在

 

私が数年前ロスに訪れた時現地の人に教えてもらった裏技だ。

 

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その他にもインナンナウトではメニューが少ないからなのか、

裏メニュー的なものがいくつか存在する。

 

例えばメニューにはシェイクのサイズが表記されていないが、

実はシェイクにもS、M、Lとサイズがある。

オーダー時に店員に聞けばそれぞれ値段を教えてくれる。

 

あとこれはだいぶあとから知ったのだが、

バーガーにはダボーダボーのさらに上を行く『スリーバイスリー』

さらには『フォーバイフォー』という裏メニューも存在するのだとか。

(すき家のキング牛丼的存在だな。)

 

さらに掘ればもっと裏メニューが出てきそうな雰囲気。

なかなか奥が深い。

 

インナンナウトはお客さん一人一人の要望をちゃんと聞いてくれるというファストフード店離れしたファストフード店なのだ。

 

ちなみに、

ハンバーガーオーダー時に毎回『Grilled Onion?』みたいなことを聞かれるのでいつも『YES!』と答えているのだが、

挟まれているのはいつも生のオニオン。。

 

焼かれたオニオンが入っていたためしは1度もない。

 

あれは単なる私の聞き間違いで、

実は『オニオンは入れていいですか?』と聞いているだけなのか?

 

今日以降もインナンナウトを利用する機会は多々あったが、

結局最後までオニオンの前に何て言っているのかハッキリ聞き取ることができなかった。

 

でもオーダー時に『オニオンを焼いてくれ』と頼めばやってくれそうな雰囲気はある。

 

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2.25ドルでこのボリューム。

さらに素材一つ一つの質が高く、そんじょそこらのファストフード店と比べてその味は一枚も二枚も上手。

 

数年前に来た時にはこんなにうまいとは思わなかったのに、

今回はそれだけアメリカの食事の質の低さに悩まされていたということなのだろうか。

(自ら質素な食事を選択していることもよくあるが。)

 

ここインナンナウトは

我々のアメリカファストフード店ランキングで暫定1位だったアービーズを余裕で抜き去り、

ぶっちぎりの首位にランクインした。

 

それでも、ポテトにチーズはのせなくてもいいかな。

追加で2ドルも払うほどの価値はない。

 

チーズ入りポテトを頼むぐらいなら、全く同じ値段で買えるダボーダボーを頼んだ方が絶対いいと思う。

 

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19時45分。

安くてうまいという日本の牛丼屋を彷彿させるインナンナウトでの食事を堪能した後、

ガソリンスタンドにより給油をした。

 

15ドル(約1545円)分で6.15ガロン(約23.24リットル)。

1ガロン2.444ドルなので1リッター約0.64ドル(約65円)計算。

 

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その後は直帰せずウォルマートへ寄り道した。

 

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値段の割にボリューミーだとはいえ、さすがにハンバーガー1個とポテト半分だけでは腹を満たすことはできない。

そこでウォルマートで安いお菓子でも購入して、宿に戻ってつまもうと考えたのだ。

 

なんか良さげなお菓子がたくさんあってどれを買おうか悩む。

どれも砂糖たっぷりの激甘フレーバーの気配プンプンだ。

 

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私はおつまみ用にSWISS ROLEとかいう チョコロールを1.5ドルで、

明日の朝食用に最近鉄板になってきている1ドルパンを購入した。

 

そしてホテルに戻り、テキトーに時間を過ごし、

我慢できずに朝食用のパンを数口かじり、歯を磨いて0時前後には就寝したかな。

 

明日は無料ヨセミテ国立公園

午前中にはヨセミテ入りをしていたいので、朝8時前の出発が好ましい。

 

そう、ここサクラメントからヨセミテまでは車で約4時間もかかるのだ。

 

それならわざわざサンフランシスコからサクラメントまで北上してこなくてもサンノゼあたりに滞在して、

サンノゼの真東に位置するヨセミテまで同じく4時間ほどかけて並行移動した方が省エネで済んだな。。

 

なーんて思ってみたりもしたが、今となっては後の祭りである。

 

 ▼アメリカ横断30日目までのルート★

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デトロイト→シカゴ→ナッシュビル→アトランタ→ウォルトディズニーワールド(オーランド)→マイアミ→キーウェスト→ニューオリンズ→ヒューストン→ダラス→エルパソ→モニュメントバレー→ページ(アンテロープ・キャニオン)→グランドキャニオン→ラスベガス→サンタモニカ→サンノゼ→サンフランシスコ通過でサクラメント。

 

▼次回記事(無料でヨセミテ公園へ)

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▼アメリカ横断まとめ【完全版】

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アメリカ横断29日目①〜サンタモニカ観光(桟橋、マッスルビーチなど)〜 世界一周136日目★前編

ラスベガスからサルベーション・マウンテン

サルベーション・マウンテンからロサンゼルス

という、

 

およそ1000㎞にも及ぶ大移動を1日でこなしていた我々。

 

昨夜ついにアメリカ西海岸ロサンゼルスの西端にある町サンタモニカまで到達。

 

もうこれ以上西へ行きようがないので、事実上アメリカ横断を達成してしまっていた。 

 

意外と簡単だったな。

 

▼前回の記事

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アメリカ横断まとめ【完全版】

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6時30分。

車中泊をしていたバーガーキングの駐車場で目を覚ます。

 

朝外へ出てみると目の前にハチドリが飛んできた。

動物好きの相方は、

 

『ハチドリがおるで!キーウェストマクドにはイグアナが普通におったし、アメリカすげぇ!』

 

と朝からテンション高めだった。

  

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7時。

その後場所をバーガーキングから近くにあったマクドナルドに移し朝食をとった。

(私は昨晩のジャックインザボックスのドリンクでエネルギー補給。)

 

レンタカーでアメリカ横断の旅も残り1週間を切って、いよいよ大詰め。

 

今までは何となーく行き先や滞在期間などの旅程を決めてきた我々だが、

そろそろレンタカー返却までの詳細な予定を立てなければならない時期になってきた。

 

相方がホットケーキを食べている間、私はペンとペーパーを取り出して今後の計画をザッと練ってみた。

 

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 そしてこのような旅程が出来上がった。(本日は11月9日水曜日。)

 

まず一つに、

 

偶然11月11日金曜日は、

あのヨセミテ国立公園の通常1台30ドルもする入場料が無料になる日だという。

ヨセミテだけでなく、アメリカ全土の国立公園がこの日は無料になる。他にも無料になる日は年に数回ある。)

 

なんてついているんだろう。

 

ヨセミテには訪れる予定だったので、これは11月11日にヨセミテ行きは決定だな。

 

と、まず11月11日の予定は固定された。

 

あとはそれに合わせて周りをどう固めるか。

 

この時私の頭の中では、

この先サンフランシスコを終点とするのではなく、

その後さらに北上をしてアメリカ西海岸北部の都市シアトル

そしてさらにさらに北上を続けカナダのバンクーバーまで足を伸ばしてやろうか。

 

ということを考えながら計画を練っていた。

 

我々にとって北米大陸のスタート地点だったカナダ西端の都市バンクーバー

 

そこから北東方向のイエローナイフへ北上

そこから南東方向へ下りカナダ東の都市トロント

そしてデトロイトからマイアミまでアメリカを南に縦断し

そこから今度は西へ横断しカリフォルニアへ(現在)。

 

さらにそこから北上してシアトル

そしてバンクーバーといけば

この大きな北米大陸を北半分は飛行機、南半分は車でぐるっと一周したことになる。

 

こんな考えが浮かんだのは、

確かページかどっかのウォルマートのベンチに腰掛けて、

グーグルマップを見ながら今後の道順をぼんやりとイメージしていた時だっただろうか。

 

最初は軽いノリのようなものだったが、決して非現実的なことでもない。

 

さらには相方にこの案を話した時に反対せず、むしろ乗り気になっていたことが私を後押しした。

▼当時私が頭で描いた北米大陸一周(赤は飛行機青は陸路)

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ドナルド・トランプが次期大統領に決定したのを知ったのはこのマックでWi-Fi接続をした時だった。

 

まさかの結果に驚きを隠せなかった。

 

そして年明けに一時帰国をすることをほぼ確定させ、日本の友達にそれを報告したのもこのマックだった。

 

なにも新トランプ政権に怯えたのが理由ではなく、

以前から気になっていた相方の歯の問題をしっかりと解決することが一番の理由。

 

さらに言うと、来年2月に友人の結婚式が2組予定されていたことも大きな理由の一つに挙げられる。

 

とりあえず、まさかここで1度戻ることになるとは。

 

残念なような、正直嬉しいような。。

 

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そうと決まれば早速バンクーバーにいる友人に連絡しアポを取る。

 

そこから色々と調べ物をしたりしてマックに居座り、

9時ごろサンタモニカビーチ近くにある駐車場に車を停めた。

 

我々が車を停めたのはSANTA MONICA PLACEというショッピングセンターの駐車場。

 

このショッピングセンター自体の開館時間は10時からなのらしいが、

我々がここに訪れたのは8時55分。

 

もしかしたらまだ開いていないかな、と思いながらの到着だったが、

駐車場はこの時間からすでにオープンしていた。

 

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なんとここは90分までなら無料で駐車できる。

 

しかももし90分を超えてしまったとしても、

最初の1時間は1.25ドル、それ以降30分ごとに1.85ドルかかるだけ。

 

ほんの数時間だけ停める予定の人にとっては十分格安だろう。

 

町の中心部という立地でこのような低料金は嬉しい限りである。

 

*ちなみに長時間車を駐めたいという場合は、

下記地図のパブリックパーキングが1日最大5ドルで打ち切りだという情報もあったので参考までに載せておく。↓↓


 

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ちなみにこの駐車場は、今までのようなチケットを先に購入してそれを車のダッシュボードに見えるように提示しておくスタイルではなく、

駐車券をもらい駐めた時間分を後から清算するという、日本と同じスタイルのものだった。

 

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9時10分。

駐車場から徒歩10分ほどでサンタモニカ・ピアというの有名な桟橋のエントランスに到着。

 

このゲートをくぐって向こう側に見える大西洋まで進んでいけば桟橋は現れる。

 

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『BUBBA GUMP SHRIMP(ババ・ガンプ・シュリンプ)』

 

映画フォレスト・ガンプを観たことがある人ならおわかりだと思うが、

劇中に実際これと全く同じ名前のレストランが登場する。

 

ここはそれをテーマにしてオープンしたレストラン。

 

私はフォレスト・ガンプの映画は好きだが、エビがとことん嫌いなので、

ここに入りたいけど入れないという、何とももどかしい思いをしてしまう。

 

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またまた出ましたルート66

 

そう。

ここはイリノイ州シカゴからカリフォルニア州サンタモニカまで続くルート66の終着点。 

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ルート66はシカゴの人々が避寒地であるカリフォルニアへバカンスを楽しみに来るための道として活躍していたらしい。

 

確かにここはもう11月だというのに寒さなど微塵も感じさせない。

というか太陽光が強すぎてむしろ暑すぎる。

 

寒かったシカゴを懐かしく思う我々であった。

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桟橋からサンタモニカ・ステイト・ビーチを眺める。

 

さすがにこの時期に水着になって泳いでいる人は見かけなかったが、

夏にはたくさんの人々がこのビーチで日光浴&海水浴を楽しんでいる。

 

今でも全然海に入れるのではないか、と思うくらい気温は高いのだが。

 

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とりあえず桟橋の端っこまで歩いて行ってみる。

 

ここではフィッシングを楽しんでいる地元の人が何人かいた。

 

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桟橋の真下に入ってみるため一度桟橋を降りる。

日陰に入ると日が当たらないのでちょうどいい体感気温になる。

 

この桟橋の下で寝泊まりしているホームレスもいた。

我々は車中泊はするが、さすがに桟橋の下で寝ようという気にはなれない。

 

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桟橋の下はこんな感じになっている。

なんか幻想的。

涼しいし、ずっとここにいても飽きなさそうな雰囲気がある。

 

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映画やドラマでもしばしばこの桟橋下のシーンをが登場する。

 

私の場合、刑事コロンボの『仮面の男』でこの桟橋下のシーンを見て以来、

一度ここに訪れてみたいと思うようになっていた。

 

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桟橋を抜け、反対側のビーチへと出る。

いい景色だ。

 

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サンタモニカ・ピアはちょっとした遊園地になっている。

まるでニューヨークのコニーアイランドみたいだ。

コニーアイランドの方が規模が何倍もでかい。)

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アトラクションはさすがに有料だが、

入場自体は無料なので雰囲気だけ味わうこともできる。

 

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ビーチでは自転車ローラーブレードをレンタルできるので、それ専用の道路が敷かれている。

 

ぼーっとして歩いていると引かれてしまうので、歩くときには注意。

 

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そしてやってきたのが、日本のテレビでも何度か見たことがあるマッスルビーチ

 

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実は私がロサンゼルスを訪れるのは2011年6月以来2度目のこと。

 

当時このサンタモニカビーチでサイクリングをしていた私は、ふとマッスルビーチを発見した。

 

しかしその時は一人ということもあって、立ち寄ろうと思えずにそこをスルーしてしまっていた。

 

後になって、”あの時立ち寄っていればよかった”、と後悔した場所がこのマッスルビーチ。

 

5年半ぶりのリベンジだ。

 

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毎日筋肉番付を見て育ったと言っても過言ではない私にとって、

このようなアスレチックは大好物。

 

久しぶりに筋肉を使ったので、筋肉痛必至だろう。

 

それより、自分の体力の衰えを痛感しショックを受けずにはいられなかった。

 

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負けじと相方もブランコを思いっきり漕ぐ。

 

この時、相方はブランコは腹筋のトレーニングになるということに気がついたらしく、

できれば毎日ブランコしたいとかなんとか言っていた。

 

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アスレチックだけではなく、この周りでは筋トレやヨガなどを行っている人がたくさんいる。

 

そしてこのへんにいる人たちの大体がガタイマックス。いわゆるガタマ。

 

さすがはマッスルビーチ。

 

この辺でちょっとした暴動が起こっても誰かしらが助けてくれそうだ。

 

〜後半へ続く〜

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アメリカ横断まとめ【完全版】

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アメリカ横断29日目②〜【サンタモニカ】刑事コロンボのチリ屋『バーニーズ・ビーネリー』〜 世界一周136日目★後編

 デトロイトから始まったアメリカ横断レンタカーの旅

 

ついに西海岸サンタモニカまでやってきて太平洋を拝んでいる。

 

桟橋やマッスルビーチなどを散策し、

 

昼食には刑事コロンボで度々登場するチリ屋さん、

『バーニーズ・ビーネリー』へ行ってみようと思う。

 

(チリ屋さんというか、コロンボが好んでチリばっかり食べていただけ。)

 

▼前回の記事

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アメリカ横断まとめ【完全版】

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10時30分。

マッスルビーチで軽く汗を流した後に訪れたのは、

『BARNEY'S BEANERY(バーニーズ・ビーネリー)』。

 

ここも刑事コロンボで実際に登場するチリが有名な店。

 

なぜチリが有名なのかというと、コロンボの好物がチリで、

彼がバーニーズ・ビーネリーを訪れると必ずチリをオーダーしてしまうから。

 

ここでチリを食べるのが夢(言い過ぎ)だった私たっての希望で、

今日はここで昼食をとることにしたのだ。

 

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メニューはこんな感じ。

 

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店内の雰囲気。

実際にバーニーズ・ビーネリーが登場する作品は、

 

『死者の身代金』

『かみさんよ安らかに』

『恋に落ちたコロンボ

『奇妙な助っ人』

『殺意の切れ味』

 

しかし作中の外観・内観は回によって毎回異なり、現在のものとも大きく異なる。

 

なのでビリヤード台が置いてあるということ以外はあまりロケ現場に来たという実感は沸かない。

 

バーニーズ・ビーネリーはここサンタモニカ以外の場所でも5店舗ほど店舗展開をしているというし、

もしかしたら他の店舗で撮影が行われていた可能性もある。

 

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テーブルにはアメリカの偉人たちの写真の切り抜きが敷き詰められている。

 

さすが開業当初から有名人御用達の店となっているだけある。

 

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まずは相方が頼んだ『PATTIE MELT』というメニューが運ばれてきた。

 

とろーりチーズとパティが、なぜか茶色いパンにはさまれていて美味しい。

 

ポテトも付いてくるし、結構ボリュームがある。

 

これでお値段11.77ドル(約1212円)。

 

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そして私がオーダーしたチリも登場。

 

店員さんのおすすめもあり、

『FIREMAN' CHILLI』のBOWLサイズ、チーズトッピングを注文した。

 

お値段9.25ドル(約953円)。

 

『死者の身代金』の作中でコロンボは、

 

『この料理はねぇ、クラッカーかけて食べるんです。』

 

と言ってクラッカーを粉々にしてチリにかけて食べているのだが、

現在実際にはクラッカーではなくトルティーヤチップスが付け合わせとして提供されている。

 

ちなみにこのトルティーヤチップスは無料。

 

私はチリというものをちゃんと食べたのはこれが初めてになると思うのだが、

なかなか美味しい。

 

値段もべらぼうに高いわけではないので、

これから機会があったらチリを食べるのも悪くない。

 

美味しい食事に大満足。

 

合計の約15%の3ドルをチップとしてテーブルに置いて店を出た。

 

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11時40分。

徒歩で駐車場へ戻ってきた。

 

90分無料を狙っていたのだが、マッスルビーチあたりからそれは無理だということに気がついていた。

 

結局、

2時間46分サンタモニカを観光していたようで、

料金は3.10ドル(約319円)。

 

全然安いな。

 

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私は過去にロサンゼルスのほとんどを観光してしまっているし、

相方もロサンゼルス観光に特に興味を示さない。

 

フロリダディズニーへ行っているので、

アナハイムのディズニーランドなんて絶対に行かない。

(規模的にもフロリダに劣る割に金銭的にダメージがデカイからな。)

 

この後はるばるカナダのバンクーバーまでアメリカを再び縦断しようとしているので、

行く所、行かない所の取捨選択が肝心になってくる。

 

つまり、ここロサンゼルスにもう用は無い。

 

とりあえずアメリカ横断旅のゴール地点であるサンフランシスコを目指して、

インターステイト5号線の北上を開始。

 

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12時30分。

カリフォルニアは本当にガソリンが高い。

 

ロサンゼルスを車で走っていると、だいたい1ガロン3ドル前後が相場の様子。

 

テキサス州1ガロン1.8もしくは1.9ドル台のガソリンスタンドが恋しい。。

 

テキサス以前の州でも、1ガロン2ドル弱が相場だった。

それなのにこのカリフォルニアときたら、、

 

と、こみ上げてくる怒りをなんとか抑え、

 

”これがここの相場なのだから仕方がない。

昨日のようなガス欠の不安を抱えながら走るのはもうごめん。

ここは高くても次に現れたガソリンスタンドで給油をしておこう。”

 

と冷静に思い、途中で一軒のガソリンスタンドに寄った。

 

20ドル(約2060円)分、6.759ガロン(約25.54リットル)給油。

 

1ガロン2.959ドルなので、1リッター約0.78ドル(約80円)。

 

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給油を済ましたら再びハイウェイを突き進む。

 

ここで珍しいデザインのウォルマートトラックを発見したので思わず写真を撮ってしまった。

 

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14時。

ちょっと眠くなってきたので休憩の意味も込めてガソリンスタンドへ立ち寄る。

 

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ここでアイスが2本で2ドルだったので、相方と1本ずつ購入した。

 

アメリカで売られているアイスって結構値が張るものが多く、なかなか手を出しづらい。

 

なのでこのような手頃な値段で売られているのはありがたい。

 

味も美味しいものだった。

 

(よく見たら、このアイスはフロリダのディズニーワールドで1本3.75ドルで売られていたやつだ。。)

 

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ここでガソリンを13.72ドル(約1413円)分給油

久しぶりに端数が出てしまった。

 

ここはレギュラー1ガロン2.359ドル。

ロサンゼルス近辺に比べたらだいぶガソリン価格が落ち着いてきていた。

 

1リッター約0.62(約64円)計算。

 

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昼頃からドライブを続け、気が付けばもう夕陽の時間に。

 

ロサンゼルスからサンフランシスコへは思いの外時間がかかる。

 

そういえば、サンフランシスコへ近づくにつれ、周りの景色に緑が増えてきた気がする。

 

ニューメキシコアリゾナネバダあたりで本当に何もない荒野景色を目に慣らしてきていた我々にとっては、嬉しい風景の変化だ。

 

そういえば、この時間帯に反対車線では今まで見たこともないくらい長〜〜い渋滞が発生していた。

 

こっち車線ではこんな渋滞起こるなよ、と念じながら私は車を走らせた。

 

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18時30分。

懸念していた渋滞が発生することもなく、サンフランシスコ手前の大きな町、

サンノゼウォルマートについた。

 

もうだいぶ走ったし、今日はこの辺りで1泊かな。

 

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とりあえず晩飯としてお得意のドルパを1本買い、

それをはんぶっこして外のベンチで食べた。

 

我ながら、なんてひもじいんだ。。

 

それでもこの1ドルパンは半分でもボリューム満点なのでお腹にたまる。

 

そういえばヨーロッパ周遊時代はよくスーパーの安いパンで飢えをしのいでいたなぁ。

 

とか懐かしく思ったりもして。

 

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早い時間に本日の宿泊地となるウォルマートに到着してしまったため、暇を持て余す。

 

暇をつぶすため隣にあったマクドナルドへ。

どのサイズでも1ドルというドリンクを飲みながらネット接続を楽しむ。

 

アメリカのファストフード店のドリンクは事実上飲み放題

 

日本でいう、ジョイフルのドリンクバーで長居する、みたいなことをしよう。

それもたった1ドルで。

 

しかし、世の中そんなに甘くはない。

 

おかわり禁止とか、ネットが繋がらない、とかではなく、

 

ここのマック、冷房がガンガンに効いていて激寒だったのだ。

 

長居防止の店側の対策か?

 

とにかく、こんな寒いところに長居するなど到底できなかったので、

1時間もしないうちにこのマックを出て車に戻った。

 

その後何をしていたのかちょっと詳しく覚えていないが、

おそらくウォルマートの目の前に車を駐め、

車内でウォルマートWi-Fiに繋げて暇をつぶしていたのだろう。

 

この時私はアメリカ横断完了後の予定についても考えていたと思う。

  

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気づけば時刻は午前1時。

寝る時はさすがに店舗目の前の駐車場から、もう少し離れたところへ車を移動した。

 

明日はとりあえずサンフランシスコまで歩を進め、

そこから明後日無料で訪れる予定のヨセミテ国立公園近くまで車を走らせる予定。

 

そこでそろそろちゃんとした宿で1泊をする予定だ。

 

アメリカ横断29日目までのルート★

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デトロイト→シカゴ→ナッシュビルアトランタ→ウォルトディズニーワールド(オーランド)→マイアミ→キーウェストニューオリンズ→ヒューストン→ダラス→エルパソ→モニュメントバレー→ページ(アンテロープキャニオン)→グランドキャニオン→ラスベガス→サンタモニカ→サンノゼウォルマート車中泊

 

▼次回記事 

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アメリカ横断まとめ【完全版】

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アメリカ横断28日目②〜サルベーション・マウンテン観光〜 世界一周135日目★後半

 ネバダ州ラスベガスからカリフォルニア州の砂漠地帯にある

サルベーション・マウンテンまで車で目指してる我々。

 

日の入りまでにサルベーション・マウンテンに到着したいのだが、

出だしから同じ道を100㎞以上行ったり来たりするというドタバタぶりを見せつけ、

日の入りまでの到着はなかなか危うい状態になっている。

 

しかし、”諦めるのはまだ早い”、と、

とにかく先を急ぐことだけを考えて車を爆走中。

▼前回の記事

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▼アメリカ横断まとめ【完全版】

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13時40分。

しばらく何もない砂漠地帯を走っていたので、久しぶりのガソリンスタンドや飲食店が軒を連ねる町が現れた。

 

先ほどの反省を踏まえ、ここで一旦給油をしておくことに。

 

値段的にも1ガロン2.59ドル(約266円)と、

今朝の3.5ドルの法外価格に比べたら良心的。

 

ここで20ドル(約2060円)分で7.696ガロン(約29リットル)給油。

ほぼガソリン満タン状態にした。

 

ちなみにこの近くにはセブンイレブンやサークルケーなどのガソリンスタンドも存在していたが、

私が見た限りここのMobileがこの辺りでは最安値だった。

 

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ガソリンを満タンにしたところで再び出発。

 

グーグルナビに従って進むと、

すぐに『JOSHUA TREE NATIONAL PARK(ジョシュアツリー国立公園)』という看板が現れ、

さらにそこを進むと料金所が現れた。

 

『こんにちはー。ここはなんですか?』

と私が料金所のスタッフに聞く。

 

『ここは国立公園よ。車1台で25ドルよ。』

とスタッフは答えた。

 

”25ドルだ?” 

『いや、私たちはこの国立公園に用はないんだ。サルベーションマウンテンへ行くのにちょっと通らせてもらうだけだよ。』

と、国立公園には用はないことを伝えると、

 

『だから、25ドル払わないとここは通れないのよ。』

と返された。

 

今思うと当たり前である。

 

『マジかよ。じゃあここを通らずにサルベーションマウンテンへ行く方法ってあるんですか?』

 

『もちろん。今地図で説明してあげるわ。』

 

おそらく我々のようなお客さんは少なからず存在するのだろう。

料金所のおばちゃんは地図を取り出し、慣れた感じでサルベーション・マウンテンまでの道のりを説明してくれた。

 

そしておばちゃんが言うにはだいたい2時間くらいで到着できるという。

 

『そうか。ありがとう。じゃあその道で行ってみるよ。』

 

我々は元気良くUターンをかまし来た道を戻った。

 

グーグルマップを有料回避設定にしていたのだが、天下のグーグル先生もさすがに国立公園の料金までは頭になかったようだ。

 

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おばちゃんに教えられた道は、

州道62号線インターステイト10号線を使い、

このジョシュアツリー国立公園の西側半分をグルッと大回りしていくというものだった。

 

地図で見ると、これはかなりの遠回りである。

 

おばちゃんの言う通り本当に2時間で到着することができれば、

サルバーション・マウンテンには16時ごろ到着することになる。

 

それならギリギリ太陽はまだ沈んでいないだろう。

 

しかしこの遠回り具合と過去の経験から考えて、

こういう時は人の言う情報はあまり鵜呑みにしない方がいい。

 

つまり、なるべく急いで運転しなくてはならないことに変わりはないのだ。

 

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途中、大統領選で何かと話題になっているドナルド・トランプの何かが道端で行われていた。

このような集まりはアメリカ横断中何度か見かける。

 

最初はトランプ反対デモかと思ったが、よく見るとそれは逆で、

トランプ氏に清き一票を、的な雰囲気の集まりだった。

 

トランプさんに関する道路沿いの集まりはよく見るけど、

ヒラリー・クリントンに関するものはまったく見かけていないなぁ。

 

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州道62号線からインターステイト10号線に乗り換えた。

こうなると、車の速度は一気に上がる。

 

今まで以上にハイウェイを吹っ飛ばし、大体の車をビュンビュンと抜き去っていく。

10号線を降りた後も右手に見える大きく美しいソルトン湖などにはほとんど目もくれず、ただひたすらアクセルを吹かし続ける。

 

相方はジェットコースターに乗っている気分になって助手席でプルプルしていたらしい。

今振り返ると、警察に捕まったり事故ったりしなくて本当に良かった。

 

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そして16時00分ちょうど。

何もない砂漠の中についにおっちゃんが作った謎のアート

サルバーション・マウンテン』が現れた。

 

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爆走兄弟レッツ&ゴーばりの激走が功を奏し、何とか日の入りまでに間に合った。

 

この激走っぷりでジョシュアツリー国立公園からサルベーション・マウンテンまでちょうど2時間だったので、

やはり普通に走っていたら2時間30分は絶対にかかっていたな。

 

やはり料金所のおばちゃんの言うことを鵜呑みにしなくて正解だった。

 

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 サルベーションマウンテンはキリスト教信者のレオナード・ナイトというおっちゃん(今ではおじいちゃんかな)が30年の歳月を注ぎ込んで作り上げたカラフルな丘型アート。

 

なんでも、ある日突然『GOD IS LOVE』という啓示を受けたらしく、

その後宗教的メッセージを書いた気球を打ち上げるために1980年代にこの地に来たらしい。

 

しかし結局気球は断念して、

その代わりにこの宗教的メッセージが書かれた丘を作ることにしたのらしい。

 

ちなみに、『サルベーション・マウンテン』を直訳すると『救済の山』という意味になる。

 

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 我々が到着した時には観光客は我々を含め3組しかいなかった。

まぁ、場所が場所だしそんなに人でごった返すようなことはないんじゃないかな。

 

ちなみに他の2組はともにカップルだったのだが(中国系カップルとラテン系カップル)、

登ってはいけないとこに平気で登って写真撮影をしていた。

何ってマナーが悪いんだ。

 

しばらくすると隅にある小屋からおじさんが出てきて注意をしていた。

そりゃ怒られて当然だろ。

 

ちなみにこのおじさんはサルベーション・マウンテンの作者であるレオナード・ナイトさんではなく、

ここを管理しているボランティアのおじさん

 

今ではレナード・ニモイ レオナード・ナイトさんはもう引退されたらしく、

サルベーションマウンテンはこのようなボランティアの人によって管理されているという。

 

このボランティアのおじさん、

出てきた時に声をかければサルベーション・マウンテンを優しくガイドしてくれるという。

もし機会がある方は声をかけてみるといいだろう。

 

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『GOD IS LOVE』

サルベーション・マウンテンにはこの文字がいたるところに描かれている。

 

なんとなくジョン・レノンを連想してしまうのは私だけだろうか。

 

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サルベーション・マウンテンにいた猫を相方は気に入っていた。

 

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サルベーション・マウンテンの内部。

手作り感が溢れ出す、ものすごくピースフルな空間。

 

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登るのは禁止。

 

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でもこの黄色い道を辿れば登ってもいいらしい。

 

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 もちろん登ってみる。

 

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サルベーション・マウンテン頂上からの景色。

こうやってみてみると周りには本当に何もない。

すごい場所につくったなぁ。

 

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その辺に停まっている車たちにもペイントが施されている。

 

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日が暮れないうちに一度エントランスのところまで戻って看板を撮影。

 

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オープン時間は日の出から日の入りまでというざっくりしたもの。

 

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最後にもう一度黄色い道を渡り、サルベーション・マウンテンの頂上へ。

 

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ここから見る夕日が綺麗だった。

ここまでたどり着くまでかなりドタバタしたが、なんだかんだこの時間帯に到着するのがベストだったような気がする。

 

明るい景色も見れたし、こうやって綺麗な夕日も見れたし。

やはりラスベガスから起こった負の連鎖からは脱出して正の連鎖が起こっているのかな。

 

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17時ごろ。

日も沈み、辺りも薄暗くなってきたのを合図に我々は車に乗り込んだ。

 

日の入りはサルバベーション・マウンテンの閉園時間だ。

 

行きの激走っぷりが嘘のように帰りはどんどん後続車から追い抜かれ、

1に安全、2に燃費重視運転で来た道をゆっくり走行した。

 

左手に見える大きくて美しいソルトン湖とその背景の美しい夕焼け空を笑顔で鑑賞するゆとりだってある。

 

そういえばサルベーション・マウンテンの周りには何もないというが、

車で10分ぐらい走ったところにモーテルみたいなのがあった。

 

なので無理に弾丸観光をしなくてもそこに泊まってゆったりとゆとりのあるサルベーション・マウンテン観光をすることも可能だと思う。

 

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17時10分ごろ、検問所。

これはメキシコ国境が近いがためのもので、

我々のようなアメリカ国内だけを旅行している者にとっては何も怯える必要のない検問所だ。

 

こうやって冷静でいられるのも、

かつてメキシコ国境の町エルパソからモニュメントバレーへ北上する際に同じ類の検問をすでに経験しているからだ。

 

予想通り、

我々はパスポートを見せて、どこから来たかとこれからの行き先を聞かれるだけという簡単な検問でそこを通過することができた。

 

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19時。

インターステイト10号線沿いにあったJack in the box(ジャック・イン・ザ・ボックス)というファストフード店に訪れた。

 

ジャック・イン・ザ・ボックスでメシを食うのはこれが初めて。

 

私はバーガー、ポテト、ドリンクのお得セットみたいなのを5.39ドル(約555円)で購入。

 

https://gyazo.com/39595689f63e17495fb4eaa3248da91d

うん。味はなかなか美味しい。

 

これを機にアメリカのファストフード店巡りをするのも悪くないな、と思い始めた。

 

もうアメリカ横断の旅も終盤に差し掛かっているというのに。。

 

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ここのドリンクバーのマシーンは最先端でスマートだった。

 

タッチパネルで飲みたい飲み物を選択して、唯一のボタンである給水ボタンでジュースを補充。

 

珍しくて楽しいのはいいが、

何のドリンクがあるのか探すのに時間がかかるし、

これ1台しかないからピーク時には混雑が予想されるだろう。

 

それにこれだと操作数が増えて手間がかかるので、

おかわりをもらいに行くのにちょっと行きづらさがある。

 

周りのネイティブの動きを観察すると、やはり皆さんおかわりを注ぎに行っている様子だったので、我々も安心しておかわりを注ぎに行けた。

 

本当に、

アメリカ(カナダもかな?)のファストフード店のドリンクは実質飲み放題状態。

 

これ、料金が高いラージサイズを飲んでいる人もよくいるけど、

マジでどういう気持ちでラージサイズを購入しているんだろう?

 

『わざわざおかわりを注ぎに行くのも面倒臭いわ』

という究極の肥満思考にでもなっちまってるのか?

 

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サルベーション・マウンテンの後の進路を、

南西方向にあるメキシコ国境に近い町サンディエゴにするか、

北西方向にあるアメリカ西の巨人ロサンゼルスにするかで迷った。

 

熟考を重ねた結果、

今回サンディエゴはスルーしてロサンゼルスへ向かうことにした。

 

そして21時。

今夜の寝床とするべく到着したのはロサンゼルス東側にあった、毎度おなじみウォルマート。

 

しかしここのウォルマートでは車中泊ができなさそうという雰囲気をなんとなく感じ取ったので、

トイレとネット接続を済ませたらすぐにこのウォルマートを出て他の宿泊地を探しながらロサンゼルス中心地方向へ車を走らせた。

 

実際車中泊しても特に問題はないと思うのだが、この時はよくわからない何かを感じ取ったのだと思う。

 

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なかなか車中泊ができそうな場所を見つけられないままロサンゼルス中心部を通過。

摩天楼が綺麗だ。

 

そしてついにロスの西端、太平洋沿いの町サンタモニカまでやってきてしまった。。

もうこれ以上西には行けないぞ。

 

というか、

この瞬間我々は一応アメリカ横断という目標は達成してしまったことになる。

なんともあっけない。。

 

それはそうと、今夜どこに泊まるかだ。

 

とりあえずサンタモニカの町を軽く車で流し、

テキトーに見つけたバーガーキングの駐車場へ侵入し、

雰囲気的にいけそうだったのでここを今夜の宿泊地とすることに決めた。

 

この時だいたい23時ごろ。

 

 

ラスベガスからサルベーション・マウンテン

さらにはサルベーション・マウンテンからサンタモニカまで

 

本日の走行距離は520マイル(約832㎞)。

 

行ったり来たりしたところもあるので

実際はもう100㎞弱くらいは余分に走っているだろう。

 

約1000㎞という長距離運転(しかも前半は時間に追われながら)でたっぷりと疲労を溜め込んでいたこともあり、

その後すぐにぐっすりと眠りにつくことができた。

  

▼アメリカ横断28日目までのルート★

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デトロイト→シカゴ→ナッシュビル→アトランタ→ウォルトディズニーワールド(オーランド)→マイアミ→キーウェスト→ニューオリンズ→ヒューストン→ダラス→エルパソ→モニュメントバレー→ページ(アンテロープ・キャニオン)→グランドキャニオン→ラスベガス→サルベーションマウンテン→サンタモニカのバーガーキングで車中泊(一応横断完了)。

 

▼次回記事(サンタモニカ観光)

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

アメリカ横断28日目①〜ルート66サインの場所〜 世界一周135日目★

ネバダ州ラスベガスに滞在中。

 

昨晩は念願だったミラージュの火山噴火ショーを見事に見逃し、

テンションだだ下がりのままホテルのベッドに横たわり眠りについた私。

 

でも、一晩寝たらすっかり元気を取り戻しポジティブな気持ちに切り替わっていた。

▼前回の記事

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

 

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9時過ぎ。

チェックイン時にもらったコーヒー無料券を使用するためホテル内の売店へ。

 

『どのサイズでもいいよ。』なんて言われたらもちろん一番でっかいサイズを選んでしまう。

 

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そのままチェックアウトしてホテルを出る。

 

そういえば、チェックアウト時に悪名高きリゾート料金を支払った。

18.99ドルだと思っていたリゾート料金は21.27ドルに。

なんとリゾート料金には税金もかかってしまうらしい。

 

こんな制度を導入したMGMリゾーツ・インターナショナルを恨む。。

(そういえば駐車場料金を導入したのもこいつらだな。)

▼ラスベガスの有料・無料駐車場情報

earthtravel.hatenablog.com

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最後に見納め、ということでストリップを走ってラスベガスを去る。

今回は短い滞在だったし、思うように物事は運ばないし、あまりいい印象を残せなかったな。

 

それでもまたなぜか来たいと思える町、それがラスベガスなんだな。

 

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我々の次の目的地は、ラスベガスから南に5時間以上も車を走らせたところにあるサルベーション・マウンテン

 

サルベーション・マウンテンは正確には山ではなく、

何にもない砂漠地帯に無名のおっちゃんが勝手に作り出した丘型のアートのこと。

 

最初にそこへ行きたいと言ったのは相方の方で、私はその時その存在すら知らなかった。

 

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ラスベガスの中心部を向けたらそこは本当に何もない砂漠地帯

 

そんな砂漠地帯を通るインターステイト15号線を南へ激走し、

ついにこのアメリカ横断レンタカーの旅の最終目的地であるカリフォルニア州へ突入。

 

その前に、州境ギリギリのネバダ州側にあるプリムというカジノなどの商業施設が密集した地区でガソリンを入れて行く。

 

つもりだったが、、、

 

インターを降りたのはいいがそのあとの道順を間違え、そのまま再びインターに乗ってしまうというミスを犯してしまった。。。

 

”うわー。”

 

でもいちいち次のインターでUターンをかまして戻ってくるのも面倒くさい。。

 

実際ガソリンはまだ半分以上あったので、まぁすぐに別のガソリンスタンドが現れるだろう、と、楽観視してそのまま前進を続けた。

 

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しかしそこから約10分ほど進むと、ナビはインターステイト15号線を降りるように指示してくるではないか。

 

ここからは本当になーーーんにもないモハビ国立保護区というエリアを突っ切って行くことになるらしい。

 

当初は、

 

”でもいつかガソリンスタンドくらい現れるだろう。”

 

と楽観視を続けたが、実際にその道を通るとそこは今までになかったガチな砂漠地帯。。

こんなところにガソスタが現れるはずなど到底ないという雰囲気だった。

 

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”ヤベェ、これガチで何もねぇぞ。しかも変な木まで生えてきたし、気持ち悪りぃ。”

 

ガソリンはまだなくなったわけではないが、

こんな道がしばらく続けば数時間後には確実にガソリンタンクはエンプティーになっているだろう。

 

こんな砂漠地帯のど真ん中でガス欠なんて、人もいないし、電波もないし、何もないし、、、

まさにこの旅始まって以来最大の危機が我々を襲うことになるだろう。

 

相方がマップスミーでガソリンスタンドを検索しても、出てくるのはだいぶ先。

 

ガソリン残量、平均燃費、ガソスタまでの距離などの要素を加味してガソスタまでガソリンが持つかどうかをざっくりと計算してみたら、

ギリギリ持つか持たないかという結構きわどいラインをついてくる。。

 

そんな感じで一応車を走らせながら ”どうする?どうする?” と考えていたのだが、

ついにここからUターンをかまして先ほどガソリンを入れそびれたプリムのガソスタへ戻ることを決断した。

 

後になって冷静に考えたら当たり前の判断だが、

実際このことが身に降りかかっている時には戻るのもめんどくさいし、

サルベーション・マウンテンにも間に合わなくなるかもしれないし、

それこそ逆戻りを嫌う私の性格もあり、

その時の気分や雰囲気などいろんな要素が影響して的確な判断ができなくなる。

 

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マッハで元来た道を逆戻りしプリムのガソリンスタンドを目指した。

 

だいたい30分弱かかったので、距離にしておよそ30マイル(48㎞)以上はあったと思う。

 

来た道を戻りながら、

今日もう1泊ラスベガスに滞在してしまおうか。。”

なんていう馬鹿な考えを思いつき、結構本気でそれを実行に移す気でいた。

 

あの時相方が拒否せずにこの考えに乗り気だったら、

我々はこのままラスベガスへ戻り、費用を抑えるためにフラミンゴの無料駐車場で車中泊して、夜には念願だったミラージュの火山噴火ショーを満喫していただろう。

 

まだまだエルパソあたりから続く負の連鎖は継続中だが、

昨晩ミラージュの火山が見れなかったことにとどめを刺されている私だが、

逆にそれでいろんなことが吹っ切れて、むしろこの逆戻りを楽しんでいる感すらあった。

 

やっぱ大切なのは気の持ちようだな。

 

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11時。

再びネバダ州に入ったと同時にガソリンスタンドがあるプリムに到着した。

ここが先ほど道順をミスってしまった交差点。

直進しなければならないところを、ミスって信号を曲がってしまいそのままフリーウェイエントランスに突入してしまったのだ。

あのミスがなければ今頃は。。

 

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先ほども述べたように、ここプリムはたくさんの店が密集している複合商業施設。

ガソリンスタンドは何軒もあったが、急いでいる我々はとりあえず一番近いガソスタをチョイス。

 

値段も見ずに建物内のレジへ行き、給油番号を伝えクレジットカードを切る。

 

給油のために再び外へ出て車の方へ向かうと、

相方が大きな目をさらに見開き、開いた口が塞がらないといった表情でこちらを見ている。

 

あの表情はマイアミで駐禁を取られた時にも見た覚えがあるぞ。

 

と、いうことは、あまり良い状況ではないのだな。。。

 

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 その予想は的中。

さすがにガソスタ内で駐禁はなかったが、問題はここのガソリン価格だった。

 

なんとレギュラー1ガロン3.509ドル(約361円)もするではないか。。

 

今まで高くても1ガロン2.5ドル台だったのに、ここはそれよりもさらに1ドルも高い。。。

 

さすがにその法外なガソリン価格にびっくり仰天。

これならラスベガスで1ガロン2.3〜2.5ドルで入れてから出発すればよかった、、と思っても後の祭りだ。

 

でも、もう支払いはしてしまっているし、第一ここプリム以外でもう給油するところは近辺にないし。。。

 

落ち込んでいる暇もない。

私はもうどうにでもなれ!といった感じでこの高〜いガソリンを車にぶちまける勢いでこれでもかと注ぎ込んだ。

 

計算してみると、1リッター約0.92ドル(約95円)計算。

なんだ、日本と比べたらまだ全然安いではないか。

今まで、ってかアメリカのガソリンの相場が安すぎるのか。

 

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この逆戻りで必要以上に時間に追われることになってしまった。

なので昼食休憩の時間も惜しみ、この商業施設内にあったマクドナルドのドライブスルーへ向かった。

今日はもう移動食だ。

 

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Sサイズポテトを1.59ドル(約163円)とホットスパイシーマックチキンを1.49ドル(約153円)で購入した。

 

なんだここ、マックの値段も法外価格じゃねぇか。

 

そしてここネバダ州でもマックチキンは”ホットスパーシー味”で売られていた。

 

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11時20分。

再びサルベーション・マウンテン目指して車を走らせた。

 

ノンストップで順調に進んだとしても5時間弱かかるので、到着予定時刻は遅く見積もって17時前後。

 

サルベーションマウンテンの日の入り時間が何時かはわからないが、

この時期のラスベガスが17時にはすでに真っ暗になっていることを考えると全く安心できない。

到着した時には真っ暗で何も見えないなんてのは絶対にヤダ。

 

最悪どこかで1泊して明日の午前中にサルベーション・マウンテンへ行く、

という選択肢もなくはなかったが、

スケジュールに余裕を持たせるためにできれば今日中にサルベーション・マウンテン観光を終わらせてしまいたい。

 

そんな気持ちで、とにかく超特急で上下左右にぐねぐね道が続くモハビ国立保護区を駆け抜けた。

 

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モハビ国立保護区を抜けてしばらく進み、

突き当たりを右折して加速しようとした時、我々の目に信じられない光景が飛び込んできた。

 

これは、ルート66じゃないか!

 

グランドキャニオンからラスベガスへ向かう途中、探しても探しても見つけることができずもう諦めていたルート66サイン。

 

まさかこんなところでお目にかかれるとは。。

 

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看板は黄色で形も変だったので本物かどうかわからなかったが、

道路上に描かれているこの『ROUTE 66』の表示は紛れもなく本物だろう。

 

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時間との戦いの真っ最中で昼食に立ち寄る時間すら惜しんでいた我々だが、

さすがにここをスルーするわけにはいかない。

 

”5分だけ!”

 

そんな思いですかさずUターンをぶちかます。

道路脇に車を停め、早速写真撮影を開始した。

 

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これこれ、この画が欲しかったんだよ。

 

ルート66サインはこのようなアングルで写真に収めるとかなりデカく見えるが、

実際生で見ると実物は意外と小さかった。

 

もしかしたら先日グランドキャニオンからラスベガスへ行く途中に見た小さすぎてスルーしてしまったルート66サインは実はこれと同じ大きさで、

写真で撮ればこのように立派なルート66サインになっていたかもしれない。

 

まぁ、最終的にここで念願のルート66サインと記念写真を撮ることができたのでもうそんなことどうでもいいのだが。

 

終わり良ければすべて良しだ。

 

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これはようやく負の連鎖から抜け出し、

今度は逆に正の連鎖が我々に訪れる時期なのではないか、と、少し期待してしまう。

 

この流れならサルベーションマウンテンにもなんとか辿り着けそうだな。

 

▼ちなみに我々が偶然見ることができたルート66サインの場所はドンピシャでここ。

グーグルアースでその存在を確認することもできる。

この近辺を通る際は是非立ち寄って記念撮影をしてみては▼

]

 

〜後半へ続く〜 (サルベーションマウンテンへ)

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

アメリカ横断27日目②〜ネバダ州ラスベガス〜 世界一周134日目★後半

アリゾナ州グランドキャニオンからルート66を通ったり、

フーバーダムに寄ったりしながら車を走らせていた我々。

 

13時前にはこの日の目的地であるラスベガスに到着していた。

 

▼前回の記事

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

 

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13時。

巨大ホテルが密集するエリアであるストリップの渋滞を抜け、

ベラージオ、シーザーズ・パレス、フラミンゴなのどの超有名ホテルが鎮座している交差点を右折。

 

そこから3㎞ほど直進したところの右手にある

『SILVER SEVENS HOTEL & CASINO(シルバー・セブンズ・ホテル&カジノ)』

というところが今回の宿。

 

このホテルは扉を開けたらいきなりカジノで、受付もカジノの中に境界なく存在していた。

 

▼シルバー・セブンズ・ホテル&カジノの場所

 

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クイーンサイズベッド2台のプレミアムルーム。

Wi-Fiと駐車場無料1泊2人で2772円。

1人1泊1386円と、めちゃ安じゃん!

 

と、思いきや、、、

 

現在ラスベガスの大体のホテルでは

『RESORT FEE』と呼ばれるリゾート料金が宿泊費とは別に請求されるのが一般的。

 

これはホテルズドットコムやブッキングドットコムなどのホテル予約サイトで予約する際の合計金額には表示されておらず、

 

別欄の『必須の手数料』などと書いてある項目に

『リゾート料金1泊あたり何ドル』と書かれているので要注意。

 

今回のシルバーセブンズの場合、

18.99ドル(約1955円)のリゾート料金がかかるので、

本当の宿泊費は2772円+18.99ドルで約4727円ということになる。

 

2772円の方はホテル予約時に支払い済みだが、

18.99ドルのリゾート料金は現地チェックイン時、

もしくはチェックアウト時に支払わなければならない。

 

このリゾート料金という意味不明なシステムが普及し始めたのは2010年前後。

今でもこのリゾート料金の値上げ合戦が続いているそう。。

 

他のホテルを見ていると30ドルとか40ドルを超えるリゾート料金を徴収するホテルもざらにあった。

 

全く、タチが悪いったりゃありゃしない。。

 

ラスベガスでホテルを予約する際はリゾート料金に要注意だ。

 

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チェックイン時にクーポンを何種類かもらったが、我々が使えそうなのはコーヒー無料券だけだな。

 

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チェックイン後はシャワーを浴びたりしてしばらく部屋でゆっくり過ごした。

それにしても、この部屋のシャワーはえらくひん曲がってた。 

 

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15時30分。

だいぶ太陽が西に傾いてきている様子。

暗くならないうちに『WELCOME TO Fabulous LAS VEGAS』と書かれたラスベガス観光の名所になっている看板を見に行くためにホテルを出た。

 

16時ごろ到着すると、そこには写真撮影の行列が。

 

ここの目の前には看板見学のための無料駐車場が完備しているので安心して車で来ることができる。

 

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よく見るとこの行列はプロの写真屋さんによる有料記念撮影を待つ行列だった。

 

なのでその商売の邪魔にならないようなポジショニングをして写真を撮った。

 

日が沈まないうちに到着できてよかった。

 

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ちなみにこの看板の裏側には『DRIVE CAREFULY COME BACK SOON』と書かれている。

 

▼ラスベガスサインの場所

 

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その後再びストリップへ北上。

世界最大のホテルとも言われるMGMグランドを訪れた。

 

実は私がラスベガスを訪れるのは2011年6月以来2回目。

 

前回来た時は駐車場が無料だったはずなのに、なぜか今回は駐車券発券所みたいなのができている。。

なんと駐車料金もかかるみたい。。

 

”なんだと!?ラスベガスってケチケチ駐車料金を取るよりも無料にして客を呼び込みその分をカジノで回収するという考えのもと、

ストリップ沿いのほとんどのホテルは駐車場無料じゃなかったっけ?”

 

困惑を隠せない状態だったが、とりあえず気になる料金を見てみると、

1時間までは無料ということがわかった。

 

そして

1時間〜4時間で7ドル。

4時間〜24時間で10ドルという料金体系。

 

まぁ1時間もあれば要は済むだろう。

 

私がMGMグランドに立ち寄ったのは、

ロビー近くのカジノフロアで飼われている本物のライオンを動物好きの相方に見せるためだけだから。

 

▼ラスベガス駐車場料金についてはこちら

earthtravel.hatenablog.com

 

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ベガスのホテルは基本バカデカくて、感覚以上に移動に時間がかかる。

駐車場からしばらく歩いてようやくロビーへ。

 

”あれ?ライオンって金粉塗られてたっけ?”

 

いや、あれは紛れもなく金色のライオン像で、本物のライオンではない。

 

私は一瞬場所を間違えたかなとも思ったが、確か前回来た時はこのロビー周辺にガラス張りのライオンゾーンがあったはず。。

 

https://gyazo.com/7afe491316b958024a3b21130c8c2144

https://gyazo.com/0d90cbd53049ea7cafd9277e84e63b32

これは私が前回(2011年)訪れた時の写真。

相方は私の思い違いじゃないかと言って笑っていたが、こんなインパクトのあるもの忘れるはずがない。

 

しばらくMGM内を歩きこのライオンゾーンを探してみたが、やはり見つけられず、

ないものはしょうがないと1時間以内に駐車場へ戻った。

 

*この記事を書くにあたりその詳細を調べてみると、

このライオンコーナーは『ライオンハビタット』という名のアトラクションで、

2012年1月いっぱいをもって閉鎖されたという。

 

駐車場有料化といい、名物でもあった本物のライオン展示の閉鎖といい、

一体ここ数年の間に何が起こったというのだ?

 

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MGMグランドを出たのは17時ごろ。

なんと外はもう真っ暗になっている。

 

一瞬時計が壊れているのではないか?と疑ったが、

時計は正常でちゃんとアリゾナ州からの時差も計算に入れている。

 

17時でこの暗さとか、さすがに早すぎてびっくりした。

 

っていうかこれなら時差なくてよくね?

 

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そして向かったのはストリップから北に約10㎞ほど行ったところにあるダウンタウンエリア。

できれば無料で車を停めたいと思い、しばらくダウンタウン中心部を車で流した。

 

カジノでプレイすれば無料になるところもあるらしいのだが、それはちょっと面倒くさい。

 

町を走っていると何軒か『FREE PARKING』と書いてある駐車場があったので、その中の1つへ入ってみる。

 

しかし一応そこの料金所の人に本当に無料なのか聞いてみると、

やはりカジノでプレイしたりレストランで食事をしたりしないと無料にはならないという。

 

”それなら『FREE』と書くなよな。”

 

と思いながらも『じゃあ出してくれ』と言ってその駐車場を出る。

 

その後ダメ元でもう一つ『FREE PARKING』と書かれた駐車場へ行ってみるも、

やはりただ停めるだけでは料金が発生すると言う。

 

そこの料金所のおじちゃんがアジア系で優しそうな人だったので、

『この辺りで無料で停めれる駐車場はないのかい?』と、図々しくも聞いてみた。

 

するとおじちゃんは色々と考えてくれて、

最終的に1つの駐車場を思い出し紹介してくれた。

 

何て親切なんだ。

 

しかもその駐車場はここから道を挟んですぐのところにあるという。

 

『道を挟んだところにある、

MAIN STREET STATION(メイン・ストリート・ステーション)というところの駐車場は確か無料だったと思うよ。

ただし、人気だから空いてる保証はないよ。』

 

『ありがとうございます!

とりあえずそこへ行ってみて、もしダメだったら戻ってきてここに停めます。』

 

この優しいおじちゃんに礼を言い、教えられた駐車場へ行ってみた。

 

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ここが紹介されたメイン・ストリート・ステーションの駐車場入り口。

 

写真左側は立体駐車場になっていて、そこには料金所のようなものがある。

となると、無料なのは写真右側の高架下にある駐車場か。

 

早速そちらへ行き駐車スペースを探すも、やはり満車。

 

しかしそこで諦めずに少し待機して様子を見ていると、建物から駐車場に向かって人が歩いてくるのを発見した。

 

”チャンス到来!”

 

他にも空きを探し駐車場をグルグルしている車はあったが、

我々はその車に負けることなく、狙い撃ちで駐車場を確保することに成功した。

 

時間を見てみると、もう18時。。

 

どうやら無料駐車場を確保するために約50分もダウンタウンをうろちょろしていたみたいだ。

 

▼この無料駐車場の場所

]

 

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そこから歩いてまず向かったのは、ダウンタウン観光の中心部とも言える

『フリーモント・ストリート・エクスペリエンス』

 

ここは90年代初頭のストリップの急速な発展に押されて停滞の一途をたどっていたダウンタウン地区が、

7000万ドルという巨額な費用をかけて1995年に完成させたアーケード。

 

その後幾度も電飾を増やしたり映像技術を向上させたりなどして進化を続ける。

 

今では

毎日日没後1時間おきに天井で光と音のアトラクションが約10分間にわたり繰り広られている。

 

映し出される映像や音は毎回異なるらしい。

我々が到着した時にはちょうど18時の上演が行なわれている最中だった。

 

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 世の中いろんな職業があるものだ。

この電飾に包まれたハイテクアーケードは歩いているだけで楽しい。

 

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このフリーモント・ストリートを歩いていると、日本のテレビ番組で見たことのある

『Heart Attack Grill(ハート・アタック・グリル)』という店を発見した。

(ハートアタックとは心臓発作という意味。)

 

店員はナースのコスプレをしたセクシーな女性。

お客さんは入院患者の格好をさせられて食事をし、処方箋と言われるメニューはいわゆるデカ盛り。

病院とは思えないほどに高カロリーで不健康なメニューばかりだそう。

 

しかも食べ残しをすると店の真ん中にあるお仕置きスペースでナースに思いっきり尻を叩かれるという、

なんともSMチックなサービス(?) まで用意されている。

 

この時ちょうど晩御飯をどこで食べるか探していたので、興味本位でここへの入店を考えた。

 

しかし、ラスベガス名物ホテルビュッフェを断念せざるをえないくらい悪化してきている私の口内炎の問題もあり結局ここでの食事も断念した。

 

舌の付け根辺りにできて、喋るだけでも歯と患部がこすれ合って激痛が走る。。

 

そのようなコンディションでこのような大食いレストランに臨むなんて、

さすがにもったいなくてできなかった。

 

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 ちなみにハート・アタック・グリルでは

体重350ポンド(約158キロ)の患者さん(お客さん)はつどドリンクを頼めば食事メニューが無料になるという。

 

そして店舗前には公開型の大きな体重計が設置されている。

 

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18時30分。

そこからもう少し歩き、

結局 Flippin' Good(フリッピン グッド )というハンバーガー屋さんで食事をすることにした。

 

店内に客はおらず閑散としている。

我々が注文カウンターに立っても誰一人こちらへ来ようとしない。

 

店に入る前に通行人が口ずさんでいた『Flippin' Good is not so good.』という言葉が頭をよぎる。

 

”ダメだなここ、出るか。”

 

と、店を出ようとした時、ようやく店員が来てオーダーをとった。

 

”ギリギリセーフだったな。”

 

と思いながら、私はチーズバーガーを5.35ドル(約551円)で購入。

 

味は悪くないが、口内炎が私を苦しめたため十分に味わえない。

 

普段なら相方が半分くらい食べた時に私はすでに完食しているのだが、

この時は立場逆転で、

相方が食べ終えた頃私はやっと半分食べきったというところだった。

 

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そして痛みに耐えながらなんとか完食をしたら、口内を洗浄するために水が欲しくなる。

周りをよく見ると、後から来たお客さんは小さなプラスチックのコップで水のようなものを飲んでいる。

 

”もしかしたら言えば水くらいもらえるんじゃね?”

 

ということで、私はレジへ行き水が欲しいということを伝える。

 

すると店員はやはり小さなプラスチックのコップを渡してきたが、

渡されたのはコップだけで中身が入っていない。。

 

おそらく、目の前にあるセルフドリンクバーで自分でくめよ、ということなのだろうと思い、ドリンクバーの中から水を探す。

 

しかしそこにはコーラやレモネードなどのジュースはあるが、いくら探しても水は見つからない。

 

仕方がないので私はレモネードをコップ一杯に注ぎ席へ戻った。

 

その話を聞いた相方も、『水が欲しい。』と言ってコップをもらい、恐る恐るレモネードを注いでみた。

普通ドリンクを頼まないと飲めないレモネードを注いだら店員に注意されるのが常識的な流れだが、ここではそれがOKのようだ。

 

しかもしばらくすると店員もドリンクバーのところまで来てジュースを入れてガブガブ飲んでいるではないか。。

 

さすがドリンクに寛大な国アメリカ。

 

もはやなんのためにドリンクメニューを作っているのかわからない。

 

帰り際、もう一度レモネードをプラスチックコップいっぱいに補充して店を出たのは言うまでもない。

 

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その後再びフリーモント・ストリート・エクスペリエンスを歩き、

19時上演のアトラクションを見学し、駐車場へ戻りストリップに戻った。

 

本当はこの京都タワーのようなストラトスフィア・タワーの展望台に登ってラスベガスの夜景を眺めたかったのだが、

展望台に上るには16ドルほど料金がかかるし、

何より2人とももうお疲れムードでここからまた車を降りてタワーに登るのが面倒臭くなってしまっていたため、今回ここはスルーした。

 

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その後、ベラージオの噴水ショーミラージュの火山噴火を見るためにストリップで駐車場を探した。

立地的にもベラージオの駐車場に停めとけばいいや、と思いベラージオへ行ったのだが、MGMグランド同様、何とここにも駐車券発券所が設置されているではないか。。

 

ここもMGMグランドと同じ料金体系で1時間は無料だったが、

これから歩いてストリップをうろちょろする予定の我々にとって1時間など足りなさすぎる。

 

もちろん私は速攻出口へ向かいベラージオの駐車場から脱出した。

 

”ちくしょう、かつては駐車場天国と言われていた(私が勝手に言っていた)ラスベガスストリップも、今ではどのホテルも駐車場を有料にしてしまったのか?”

 

どこかいいところはないかと考えていると、一つのホテルが私の頭の中に浮かんだ。

そこは前回私がラスベガスに訪れた時に宿泊したホテル、フラミンゴだ。

 

MGMグランドやベラージオのように有料化されている可能性もあるが、

前回来た時は確実に無料だったので行ってみる価値はある。

 

何度か道を間違えながらもなんとかフラミンゴの駐車場へ辿り着いた。

 

思いが通じたのか、ここは今でも駐車場は無料のままの様子。

ストリップでも駐車場を探し回ること約40分。。

ようやく車を駐車することができた。

 

しかしみんな考えることは同じなのか、

フラミンゴの駐車場は満車だらけで、かろうじて屋上にしか空車がなかった。

停めるなら早めに停めておいたほうがいいかもしれない。

 

▼ラスベガス駐車場料金情報はコチラ▼

earthtravel.hatenablog.com

 

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20時30分ごろ。

火山噴火のパフォーマンスを見にミラージュというホテルへ向かった。

 

しかし火山噴火は、

日曜日〜木曜日は19時と20時、金曜日と土曜日は19時と20時と21時

と書かれている。

 

本日は月曜日。。。

 

もう終了してしまっているではないか。

 

日没後1時間に1回行われていたこのアトラクションは、

2015年まで7月から上記のような回数に激減してしまったらしい。

 

駐車場は有料化されるし、、

MGMのライオンは姿を消すし、、

ミラージュの火山噴火は激減するし、、

トレジャーアイランドというホテルの無料の海賊ショーは終了してしまったし。。

 

時期の関係もあるかもしれないが、街の雰囲気を見てもなんか活気が失われているように見えたのは気のせいだろうか。

 

これじゃマカオとの差は広がる一方だぞ。

 

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 話を戻すと、この時私は『またかよ。』と思わず声を出してしまった。

 

エルパソのキッチン付きホテルでキッチン道具がなかったこと、

ページで美しい催しを見逃したこと、

グランドキャニオンで夕焼けをじっくり見れなかったこと、

ルート66サインを見逃したこと、

ついでに現在私を苦しめる巨大な口内炎。。。

 

それら全てはジャブのように私の心にダメージを与え続けていたみたいで、

このミラージュの火山噴火終了はついに私の心にとどめを刺してしまったようだ。

 

一気にテンションが下がってしまった私は、”なんでいつもこうなるんだ、、”と、とぼとぼと歩きその場を離れた。

この時、相方に気を使わせてしまって申し訳なかった。

 

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すっかり元気をなくしてしまった私だが、

せめてベラージオのロビーと噴水ショーは見ておこうとそのまま歩いてベラージオへ向かった。

 

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ベラージオは映画『オーシャンズ11』の舞台となったホテルとして有名。

ホテル前の湖で行なわれる無料の噴水ショーも有名で、

ラスベガスのホテルと言えばベラージオ、というイメージを持っている人も少なくないのではないだろうか。

 

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ここもベラージオのロビー内。

とてもロビーとは思えない光景だ。

 

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今日は11月7日でハロウィーン本番はもう終わっているのだが、ここはまだハロウィーンバージョンのままだった。

 

できればクリスマスバージョンにでもなっててくれたら嬉しかったが、そこは日本の感覚とは少し違うようだ。

 

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ロビーを見学したら外へ出る。

この巨大な"コモ湖"で名物の噴水賞を観るのだ。

 

平日は15時〜、

土曜日は12時〜、

日曜日は11時〜、

それぞれ0時頃まで上演され、基本的に昼は30分毎、夜は15分毎に上演される。

 

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21時15分の上演を鑑賞。

しかし、なんか様子がおかしい。

 

よーく見続けていると、ショーの要となる中央部分の噴水が噴射されていないことに気がつく。

 

中央部分が噴射しないベラージオの噴水ショーの迫力の無さったらありゃしなかった。

オーロラが出ないイエローナイフのように見応えがない。

 

しかもそんな現象が2回も続いた。。

 

『次、真ん中が出なくてもこれで最後にしよう。』

 

そう言って3度目の上演を待った。

したら写真のようにちゃんと中央部から水が噴射された。

 

しかしこのベラージオの噴水ショーは1回1回曲が違い、そのため噴水の動きも毎回違う。

迫力のある動きをする時もあれば、ゆったりとした動きをする時もある。

 

私は迫力がある動きが見たかったのだが、3度目にかかった曲はゆったり系。

 

”ちくしょう。”

 

ミラージュの火山の件でテンションが下がっているので、

こうなるとマイナスな思考しか働かなくなる。

 

この時はもう早くホテルに戻って寝たいという気分だったので、

あらかじめ決めた通りこの上演を見た後は大人しくホテルへ戻った。

 

ホテルに帰って崩れるようにベッドに横たわった私は、

陥っているマイナス思考を一刻も早く停止するために、できるだけ何も考えないようにして眠りについた。

 

 明日はサルベーションマウンテンを目指す予定だけど、この負の連鎖の中だと何かが起こる予感。。

 

▼アメリカ横断27日目までのルート★

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デトロイト→シカゴ→ナッシュビル→アトランタ→ウォルトディズニーワールド(オーランド)→マイアミ→キーウェスト→ニューオリンズ→ヒューストン→ダラス→エルパソ→モニュメントバレー→ページ(アンテロープ・キャニオン)→グランドキャニオン→ラスベガス

 

▼次回記事 

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

アメリカ横断27日目①〜朝焼けグランドキャニオン&ルート66セリグマン&フーバーダム〜 世界一周134日目★前編

昨夜、アメリカの景勝地グランドキャニオン車中泊。

 

あまりの寒さに熟睡することができず、夜が明けるまで車の中でじっと待機していた。

 

(相方は寒さのあまり涙を流した。。)

 

▼前回の記事

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

 

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朝6時過ぎ頃。辺りが薄暗くなり始めてきた頃。

日の出を見るため観光客がビジターセンターの駐車場にちらほら集まってきた。

 

頃合いを見て我々も車から降り、

日の出ポイントである『Mather Point(マーサー・ポイント)』へとむかう。

 

最初は無料のシャトルバスを利用していこうとしたが、歩いてもすぐ行けそうだったので歩いて行った。

 

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6時40分。

マーサー・ポイントに到着。

太陽が出てきたのは7時5分ごろ。

 

車中泊で冷え切った身体を太陽がじわじわと温めてくれる。

太陽の偉大さを肌で感じた。

 

この中に我々のように極寒車中泊を経てご来光を拝んでいる者は果たしているだろうか?

 

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朝日に照らされ赤紫色に染まるグランドキャニオン。

 

昨日見頃を逃してしまった日の入り風景はもう少しオレンジっぽかったのかな?

 

とりあえず、晴れてよかった。

 

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7時40分ごろまでじっくりと朝焼けを満喫した。

 

グランドキャニオンでは湧き水を無料でくむこととができる。

出発前にペットボトルパンパンに湧き水を汲んでいく。

 

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8時ごろ。

次の目的地であるラスベガスを目指しグランドキャニオンを出発。

 

途中でガソリンを補給。

 

10.09ドル(約1039円)分で4.036ガロン(約15.25リットル)。

1ガロン2.499ドルなので1リッター約0.66ドル(約68円)。

 

アリゾナ州に入ったあたりから急にガソリン価格が上がってきた。

 

そしてここは今までのような給油額を先に申告するスタイルではなく、

とりあえず満タンにしてから入れた分だけの金額を払うという日本に近い給油スタイルだった。

 

なんでアメリカではこの方式が普及しないのか、不思議でしょうがない。

 

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グランドキャニオンからラスベガスへ向かう途中の見所の一つとして、

日本でも名前だけは有名な『ルート66』がある。

 

ルート66とは、

1926年に指定されたイリノイ州シカゴカリフォルニア州サンタモニカを結んでいた旧国道。

 

1950年代に入ると主にシカゴの人たちが寒さから逃れバカンスを楽しむためにカリフォルニアへ抜ける道として使用されていた。

 

その後、インターステイト(州間高速道路)の発達によりその役目を終え、

1985年には廃線となった。

 

現在では歴史的街道に指定されていて、

『HISTORIC US 66』という標識が立てられている。

 

日本でいう東海道のようなものか?

 

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グランドキャニオンから州道64号線を南に下り、

インターステイト40号線にぶつかったらそれに乗り換え西へ進む。

 

しばらくはその40号線こそがヒストリックルート66になるのだが、

走っていても全くその気配は感じられない。

 

しばらく40号線を進むと、

ルート66がインターステイトから州道に切り替わるインターが現れる。

 

そこを降り州道66号線に入れば、

ルート66サインなども現れて雰囲気が出てくるのだろう。

 

しかし、ぼんやりとしていた我々はそのインターを降りそびれ、通り越してしまった。。

 

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仕方がないので次のインターで40号線を降り、ルート66(州道66号線)に乗り換えた。

 

そこから何もない田舎道をずーっと進んでいくと、

突然ルート66関連の店が密集しているエリアが現れた。

 

ここが知る人ぞ知るルート66ファンのための町、セリグマンだ。

 

人口はおよそ500人にも満たないという超小さな田舎町のセリグマンだが、

実はあのディズニー映画『カーズ』の舞台になった町なのだ。

 

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9時50分。

とりあえずセグリマンのお土産やさんの隣に車を停め、そのお土産やさんの中に入ってみた。

 

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当たり前だが、ルート66関連のグッズがたくさん売られている。

 

店内の商品を見ているだけで楽しいが、結局何も買わなかった。

 

相方はステッカーが欲しいとか言っていたが、それも結局買わなかった。

 

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外に出て写真撮影。

本当に短い距離の間にルート66関連ショップが密集している。

 

小さな町だけあって我々以外数人しか観光客を見かけなかったが、

こんな閑散としていて商売はやっていけるのだろうか?

 

そもそも、ルート66の交通量自体が予想をはるかに下回るほど少なかった。

 

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セリグマンでルート66の雰囲気を味わったら、

そのガラガラに空いているルート66を再び走りラスベガスを目指す。

 

本当に周りに何もないのどかな1本道だ。

 

このルート66上であの有名なROUTE 66サイン』を発見しそこで記念撮影をしたい。

しかし、走れど走れどそのようなサインは一向に現れない。。

 

それでもまだルート66はまだ80マイル以上も続く様子。

そんだけあればサインの1つや2つくらいいつか現れるだろう。

 

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前方の地面を注視しながら進んでいると、

ようやく『ROUTE 66』と書いてあるところを通過した。

 

しかし時速70〜80マイル(時速112キロ〜128キロ)くらいで通過した感じだと、

それは私が知っているよりもだいぶ小さな66サインに見えた。

 

私が知っているのは、

何人かで集合写真を撮っても決して見劣りしないほどの存在感がある、

道路上にドーンとデッカく書かれたROUTE 66サインだ。

 

今見たやつは、きっと小ぶりでカメラ映えしないやつに違いない。

 

そう思った私は引き返すことなく、

この先にその特大ルート66サインが現れることを期待してそのまま車を走らせた。

 

しかし、この先進めど進めどルート66サインが現れることはなく、

 

結局何も撮れずにルート66を乗り換えるポイントまで到達してしまった。。

 

”ウソだ。。”

”90マイル近くもルート66上を走っていてサインが一個もないって、、、

じゃあ一体どこにあるんだよ!?”

 

思えば、40号線を降りて州道66号線に乗り換える最初のポイントを逃している。

 

しかも相方が言うには、

その降り損ねた地点あたりからすぐ向こうに見える州道66号線(ルート66)を見ると、

何やらおっちゃんがカメラの三脚を道路にセットして写真を撮っていたという。

 

”絶対それじゃん。。”

 

またこれか、と、

私はエルパソあたりから続く負の連鎖がまだ終わっていないことに肩を落とした。

 

しかし、さすがにそこまで引き返す意欲はない。。

 

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 *この記事を書くにあたり我々が降りそびれたインター付近をグーグルアースを使用して調べてみた。

 

しかし、おっちゃんが三脚を使用していたというあたりはおろか、

州道66号線に乗り換える地点からセリグマンに到着するまで、

『ROTE66』というサインは1つも確認できなかった。

 

あったのは乗り換え地点付近にあったこの小さなルート66の看板ぐらい。

 

相方が見たおっちゃんは三脚まで使用してこの看板を撮影していたというのか?

 

ただ単にこの果てしなく続く1本道を撮影していたという説もなくはない。

 

▼後日発見したルート66サインの場所

earthtravel.hatenablog.com

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ラスベガスへ行くには途中でルート66を降りて道を変えなければならない。

 

インターステイト40号線にぶつかるあたりで、州道66号線から国道93号線に乗り換え。

 

*給油をするならこのタイミングがベスト。

先に言ってしまうと、ラスベガスへ近づくにつれガソリン価格は上昇していく。

 

この66号と93号の乗り換えポイントあたりにあるガソリンスタンドは、

確か1ガロン2.1〜2.2台くらいだったのでこの辺にしてはだいぶ安い。

 

当時そんなこと知るはずもない我々はそこをスルーしてラスベガスで給油する羽目になるのだが。。

 

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12時30分。

ついにアリゾナ州を抜けネバダ州に突入。

 

ここからはパシフィックタイムゾーン(太平洋時間)となるので、

今までよりマイナス1時間の時差が生じる。

 

つまりこの『WELCOME TO Nevada』の看板を超えてネバダ州に入った瞬間、

時刻は11時30分に逆戻りするということになる。

 

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そしてこのネバダ州とアリゾナ州の州境に存在しているのがフーバーダム。

せっかくなのでフーバーダムに寄ってみることにした。

 

看板や車の流れに任せてフーバーダムの駐車場までしばしドライブ。

 

駐車場は有料だという情報もあるが、我々が停めたここの駐車場は無料だった。

 

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車を停め、階段を上って少し歩くとフーバーダムを見下ろすことができる橋が現れた。

 

ここも無料で歩くことができた。

 

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これがフーバーダム

デカすぎてカメラのフレームに収まらない。

 

フーバーダムはその名の通り、

着工当時のアメリカ大統領であるハーバート・フーバーに因んで名付けられた巨大ダム。

 

世界恐慌時、ニューディール政策の一環として建設されたという話もある。

 

1931年着工、1936年完成。

この馬鹿デカいダムをわずか5年という短期間で作り上げてしまったのだからすごい。

 

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 橋の真ん中はネバダとアリゾナの州境になっている。

 

とりあえずアリゾナ側まで歩いて渡ろうとしたが、

意外とこの橋が長くて歩くのがめんどくさかったため、途中で引き返して駐車場へ戻った。

 

橋を渡るだけなら無料だったが、博物館とかに入場するにはさすがに有料なんじゃないかな?

 

それにしても、

グランドキャニオン=ラスベガス間にはフーバーダムルート66のセリグマンと、

2つも見所が点在している。

 

これはグーグルマップで表示された移動時間を鵜呑みにしないで、

これらのスポットに立ち寄ることも加味して予定を立てた方がいい。

 

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12時45分。ついにラスベガス入り。

中心地に入る前に給油をしておいた。

 

”ラスベガスはカジノの収益がハンパないからガソリン代は安いんじゃないか?”

 

そんなテキトーな考えのもと、これまであえて給油をしないでラスベガスまでやってきたわけだが、

先ほど述べたようにラスベガスのガソリン代はちっとも安くない。

 

ここで

10ドル(約1030円)分で3.97ガロン(約15リットル)給油。

1リッター約0.66ドル(約68円)計算。

  

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 *相方情報によると、アメリカは東から西に進むにつれてガソリン代が高くなっていく傾向があるらしい。

 

私の感覚では、

アリゾナ州に入ったあたりから急にガソリン価格が上がった印象がある。

その前がガソリン激安地帯のテキサスだったことも影響しているかもしれないが。

 

そしてこれも先に言ってしまうが、

この先カリフォルニアへ向かっていくにつれガソリン価格はどんどんと上がっていき

ついには1ガロン3ドルを超えることが普通になっていった。

 

そう思うと、このラスベガスのガソリン価格はまだ安いほうだ。

 

 

そんなこんなでグランドキャニオンからラスベガスまで移動してきた。

 

給油後はとりあえず予約しているカジノホテルを目指す。

 

〜後半へ続く〜

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▼アメリカ横断まとめ【完全版】

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ラスベガス駐車場料金情報 〜駐車場有料化導入とその後〜

2016年6月。

MGM系列ホテルがラスベガスストリップの伝統を無視した "掟破り" とも言える駐車場有料化を導入。

 

それから約半年後、ライバルであるシーザーズ系列とウィン系列もそれに追随。

 

(今の所セルフパーキングは無料のままで、バレーパーキングが有料化されている。)

 

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まだストリップの全てのホテルの駐車場が有料化されているわけではないが、

大手ホテルのこのような動きは "ラスベガスでは駐車場有料が当たり前"という時代がすぐそこまで近づいていることを予感させる。

 

そこで、ストリップ周辺のホテルの現在の駐車場事情を以下にまとめてみた。

(2017年2月現在。)

 

 

 

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★MGM系列★

〜BELLAGIO(ベラージオ)、MIRAGE(ミラージュ)、MGM GRAND(MGMグランド)、NEW YORK NEW YORK(ニューヨークニューヨーク)、ARIA(アリア)、DELANO(デラーノ)、MANDALAY BAY(マンダレイベイ)〜

 

◉セルフパーキング

有料

0〜60分:無料

1〜4時間:7ドル

4〜24時間:10ドル

(24時間以降1日につき10ドル。)

*M Life Rewards メンバーでパール、ゴールド、プラチナ、NORIランクの方は全日無料。

 

◉バレーパーキング

0〜4時間:13ドル

4〜24時間:18ドル

(24時間以降1日につき18ドル。)

*M Life Rewards メンバーでゴールド、プラチナ、NORIランクの方は全日無料。

 

〜MONTE CARLO(モンテカルロ)、EXCALIBUR(エクスカリバー)、LUXOR(ルクソール)〜

◉セルフパーキング

0〜60分:無料

1〜4時間:5ドル

4〜24時間:8ドル

(24時間以降1日につき8ドル。)

*M Life Rewards メンバーでパール、ゴールド、プラチナ、NORIランクの方は全日無料。

 

 ◉バレーパーキング

0〜4時間:8ドル

4〜24時間:13ドル

(24時間以降1日につき13ドル。)

*M Life Rewards メンバーでゴールド、プラチナ、NORIランクの方は全日無料。

 

〜CIRCUS CIRCUS(サーカスサーカス)〜

 

◉セルフパーキング

無料

 

◉バレーパーキング

0〜4時間:8ドル

4〜24時間:13ドル

(24時間以降1日につき13ドル。)

*M Life Rewards メンバーでゴールド、プラチナ、NORIランクの方は全日無料。

 

★シーザーズ系列★

〜CAESARS PALACE(シーザーズ・パレス)、HARRAH'S(ハラーズ)、CROMWELL(クロムウェル)、BALLY'S(バリーズ)、PARIS(パリス)、PLANET HOLLYWOOD(プラネットハリウッド)〜

 

◉セルフパーキング

無料

 

◉バレーパーキング

0〜4時間:13ドル

4〜24時間:18ドル

(24時間以降1日につき18ドル。)

 

〜HARRAH'S(ハラーズ)、LINQ(リンク)、FLAMINGO(フラミンゴ)〜

 

◉セルフパーキング

無料

 

◉バレーパーキング

0〜4時間:8ドル

4〜24時間:13ドル

(24時間以降1日につき13ドル。)

 

〜RIO(リオ)〜

無料

 

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★その他ストリップ近辺★

〜WYNN(ウィン)、ENCORE(アンコール)〜

 

◉セルフパーキング

無料

 

◉バレーパーキング

0〜4時間:13ドル

4〜24時間:18ドル

(24時間以降1日につき18ドル。)

 

〜VENETIAN(ベネチアン)、PALAZZO(パラッツォ)〜

無料

 

〜Stratosphere(ストラトスフィア)〜

無料

  

〜TREASURE ISLAND(トレジャーアイランド)〜

無料

 

〜HOOTERS(フーターズ)〜

無料

 

〜TROPICANA(トロピカーナ)〜

無料

 

〜SLS〜

無料

 

〜COSMOPOLITAN(コズモポリタン)〜

無料

*2017年上旬より有料化予定。

 

〜HARD ROCK(ハードロック)/HARD ROCK HRH TOWER〜

無料


〜WESTGATE(ウェストゲート)〜

無料 

 

 

▼アメリカ横断まとめ★

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アメリカ横断26日目②〜【極寒】グランドキャニオンで車中泊〜 世界一周133日目★後半

1泊だけの予定だったのに結局3泊もしてしまったページの町を離れ、

 

次に向かうのは知名度ブッチギリのNo. 1であろうアメリカの景勝地

 

グランドキャニオン

 

(1ドル=約103円。)

 

▼前回の記事

earthtravel.hatenablog.com 

アメリカ横断まとめ【完全版】

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グランドキャニオンはページの南西方向に位置していて、車で2時間弱かかる

 

移動中、先ほど購入したクッキーを食べようとしたのだが、

どうやら最近発生した口内炎が本格的に成長してきていて、

何を食べるにしても痛くて仕方がない。

 

これは間違い無くモニュメントバレーの帰りに購入したバッファローウィングのポテトチップスが原因だな。

 

濃すぎる味付けが私の口内に強い刺激を与えたため舌に血豆のようなものができて、

それが破裂して傷口が口内炎に発展したに違いない。

 

負の連鎖を忘れ去るために購入したクッキーを食べようとすると、

逆に痛くてイライラするという、完全に悪循環が生まれている。

 

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結局クッキーはあまり食べれないまま2時間が経過。

グランドキャニオンの料金所に到着。

 

料金は1〜7日間で普通車1台30ドル(約3090円)

7日もいらないから、1日単位でもう少し安くしてほしい。。

 

チケット購入時、料金所のおばちゃんに、

『他のナショナルパークへ行く予定はありますか?』と聞かれた。

 

『ナショナルパーク?例えばどんな?』

 

『例えば、ヨセミテ国立公園や、イエローストーン国立公園よ。』

 

ヨセミテは行くと思うけど、イエローストーンはいかんかなぁ。何故?』

 

『もし1年以内に3つ以上のナショナルパーク(国立公園)に訪れる予定なら、

Annual Pass(国立公園年間パス)というのを80ドルで買うとお得なのよ。』

 

なるほど。

ヨセミテイエローストーンも入場料は30ドル。

3か所それぞれで料金を払うと合計90ドル

 

確かに80ドルの年間パスを買った方が10ドルはお得になるな。

 

『なるほど。でも、今の所ヨセミテ以外行く予定はないから、いいや。ありがとう。』

 

そんな感じで30ドルの料金をクレジットカードで支払った。

 

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『これをフロントガラスに見えるように貼ってね。』

 

と、セロテープが貼られたレシートを渡された。

 

これで日数を超過している車は一目でわかるというわけだな。

 

*実際この後駐車場へ行ってみると、この紙を貼っていない車がたくさんあったが、あれはどういうことかな?

グランドキャニオン内は広大で車もたくさん入っているので、

確かにこんな紙切れいちいち確認している人がいるとも思えない。。

 

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とりあえずグランドキャニオン・ビレッジという宿泊施設やスーパーがある

人々の溜まり場てきなところを目指す。

 

そこへ向かう途中からすでに右手にはグランドキャニオンが見えた。

いくつか車を停めて展望できるポイントもあった。

 

我慢できずにテキトーなところに車を停めてグランドキャニオンを鑑賞。

 

これが子供の頃からよく聞くグランドキャニオンかぁ。

 

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その後見どころの一つである

『Grandview Point(グランドビューポイント)』というポイントへ訪れ、

そこからもグランドキャニオンを眺めた。

 

正直なところ、どこから眺めてもその見え方に大差はなかった。

 

そして先日のホースシューベンドに比べたらスリルに欠け、

ホースシューベンドを見た後だとなんだか物足りなさを感じてしまう。。

 

グランドキャニオンも確かにすごいのだが、

広大すぎて、なんだか岩でできたゴツゴツした大地を見ているような感覚。

 

その広大さがすごいのだが、ホースシューベンドの一点集中型の名勝の方がインパクトがあったように思える。

earthtravel.hatenablog.com

 

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13時ごろ。

グランドキャニオン・ビレッジ内にあるビジターセンターを訪れた。

 

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ビジターセンター前には今日明日の天気や気温、日の出と日の入り時刻などの情報が掲載されている。

 

天気は申し分のない晴れ予報。

 

気になる気温はというと、最低気温4度

 

これは今夜グランドキャニオンで車中泊を試みようとしている我々にとっては厳しい予報だ。。

 

果たして熟睡はできるだろうか。

 

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ビジターセンターに入りテキトーに中を見学。

 

サンライズとサンセットはどこへ見ればいいか?』

という情報が載っていたので参考までに一応写真を撮っておいた。

 

ちなみにオレンジラインとかレッドラインとか書いてあるのはバスの路線。

 

グランドキャニオン内には無料のシャトルバスが3路線通っている。

(我々は一度も利用することはなかった。)

 

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その後向かったのは同じくグランドキャニオンビレッジ内にあるスーパーマーケット

生活に必要なものは大抵ここで手に入る。

 

グランドキャニオン・ビレッジ内には宿泊施設もあるので、

基本的には何泊か滞在して大自然を楽しむ、というのがスタンダードなのだろうか。

 

そうなると、1〜7日間で料金を取るというのも少しだけ理解できる気が。

 

いやいや、

でもやはりそこは1日5ドル単位くらいの料金体系にして機転を利かせて欲しいところだ。

 

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スーパー内には軽食を売るデリがあった。

相方はここでホットドッグを購入。

 

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メニューと料金はこんな感じ。

 

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これが相方が購入したホットドッグ。

これで税抜き2.99ドル(約307円)

 

まぁ、グランドキャニオン内だし、そんなもんか。

 

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私は今朝ページのウォルマートで購入したシーザーサラダをここで開封して昼食とした。

 

これは昨夜の晩御飯と同じサラダ。

大き目のクルトンが美味しいおかげでサラダ全体が美味しく感じる。

 

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食事後はスーパー内を散策。

 

ここには食品売り場だけでなく、

お土産やアウトドア商品などを売るコーナーが併設されていた。

 

特にアウトドアコーナーは商品を見ているだけで楽しい。

 

いろんな商品を見て回っていると、店員に声をかけられた。

 

『ヘイ!そのTシャツ知ってるわ!凄くクールね!』

 

そうだ、

私は今朝購入したページのバルーンフェスのオフィシャルTシャツを着ているんだった。

 

『ありがとう。これ知ってるの?』

 

『もちろんよ。まだ行ったことはないけどね。』

 

このTシャツを褒めてもらうのは本日2度目のこと。

 

嬉しい。。

 

延泊して早朝に買いに行った甲斐がったというものだ。

 

そういえばアンテロープ・キャニオンでのトマティーナTシャツといい、

最近私が着ているTシャツに反応を示してくれる人が多いな。

 

今までは狙って着ても誰からも声をかけられないということが多かったのに。

 

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14時30分。

ビジターセンターから徒歩数分でいける

『Mather Point(マーサー・ポイント)』というポイントへ訪れた。

 

ここは日の出ポイントとしても有名なところ。

 

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グランドキャニオンの起源は、

およそ7000万年前に起こった地殻変動による隆起まで遡るという。

 

そしておよそ4000万年前コロラド川による侵食が始まり、

現在見られるような峡谷になったのはおよそ200万年前だという。

 

そして侵食は現在も続いていて

最古のものでおよそ20億年前の原子生命誕生時の地層を侵食しているのだという。

 

ちょっと桁が飛び抜けすぎてて想像しづらい。。

 

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岩場を下り崖のほうまで足を伸ばす。

 

大自然が何千万年かけてつくりだした雄大な景色を眺めながらたくさん写真を撮った。

(岩場を下っていけばこういう突起の部分にいける。フェンスはない。たぶん落ちても自己責任。)

  

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岩場を下っている時、野生のリスを発見した。

 

ここのリスも人慣れしているのか、我々が近づいても逃げようとはしない。

 

今まで見てきたリス以上に土を深く掘るここのリスの動きをしばらく観察。

 

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16時ごろ。

マーサー・ポイントの散策を終え車に戻ったあとは、夕日をどこで見ようか考えていた。

 

ここから歩いていけるところにある『Yavapai Point(ヤバパイ・ポイント)』か、

ここから車で35分ぐらい行ったところにあるLipan Point(リパン・ポイント)』か。

 

確か本日の日の入りは17時27分と表示されていたな。

 

まだまだ時間があるし、

リパン・ポイントで夕日を見ることにして車を走らせた。

 

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リパン・ポイントまでの体感移動時間はかなり長いものだったが、

予定通り17時ちょうどにリパン・ポイントに到着した。

 

リパン・ポイントにはすでに何人かがいて日の入りを待っている様子。

 

我々もそこで待機し日の入りを待とうとしたが、

目の前に広がる景色はなんか思い描いていた景色と違う。。

 

なんか、大したことなさそうな予感がした。

 

『どうする?ここで見る?』

 

そんな風に移動すべきかどうか迷っていると、

 

『たぶん今がこの場所のベストな瞬間だ。もう次へ移動しようぜ。』

 

という声が隣から聞こえてきた。

 

それは私たちに向けられた言葉ではなく、よその会話を私が盗み聞きした形になる。

 

その言葉に触発された私はここから移動するという決断を下した。

 

今が17時。

グランドビュー・ポイントまでは20分ほど

 

”間に合う。”

 

そう判断したのだ。

 

グランドビュー・ポイントは特に日の入りポイントに指定されていなかったが、

方向的にそこでも夕暮れ景色は観れるだろう、という判断だった。

 

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結果はこの通り、タイムオーバー。

 

グランドビュー・ポイントに到着したのは日の入り前の17時20分頃だったが、

よく考えたらそれは太陽が地平線に沈む時間。

 

到着した時には太陽はもうグランドキャニオンに隠れてしまっていた。

 

グランドキャニオンで夕日を見るなら

表示されている時間よりも少なくとも2、30分は早めにスタンバイしていなければならない

ということを学んだ。

 

こんなことならリパン・ポイントから動かなければよかった。

 

というか、そもそもリパン・ポイントではなく、

近くのヤバパイ・ポイントをチョイスしていればよかった。

 

なんかやることなすこと全て裏目に出てる気が。

まだまだ負の連鎖継続中か。。

 

この時私は、相当落ち込みながらグランドキャニオン・ビレッジへ車を走らせていたことを覚えている。

 

これ単発のことならすぐに切り替えられるのだが、

エルパソから続くこの負の連鎖全体に対してはどうにも気持ちを立て直すことができなかった。

 

そんな私に相方は『まだ明日の朝日があるよ。』と声をかけ励ましてくれる。

 

”確かに。朝焼けも夕焼けも同じ太陽の光なんだし、方向が違うだけで言われなけりゃどっちか分かんねぇよな。”

 

私は無理矢理そう思い、なんとか気持ちを立て直そうとした。

 

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17時40分。

やっとグランドキャニオン・ビレッジに戻ってきた。

 

一応もう一つの日の入りポイントだったヤバパイ・ポイントにも行ってみた。

 

結果はご覧の通り。

 

そこにはまだ何人かの人が景色を楽しんでいたが、太陽は完全に沈んでしまっている。

 

思わず『ハァ。。』とため息をつく。

 

薄暗くなったグランドキャニオンを見ながら、私は一人虚しい気持ちになっていた。

 

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暗くなったグランドキャニオンで特にやることはない。

唯一暇をつぶせそうなスーパーへ行って店内を散策した。

 

今までウォルマートでしか売られていないと思っていたサラダが普通に売られている。

しかし値段はウォルマートよりも1ドル弱ほど高い。

 

サラダだけでなく、ここのスーパーは基本的に物価が高め

 

食料は外からグランドキャニオンへ持ち込むのがいいと思う。

 

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スーパーが21時で閉店した後、そのスーパーの駐車場で車中泊を試みた。

 

ここのスーパーには閉店後も無料Wi-Fiが飛んでおり、

店舗に近い駐車場に車を停めればそのWi-Fiを拾うことができる。

 

しかしスーパーのトイレは閉店後閉められてしまったので、

トイレの場合は車でちょっと移動してビジターセンターの方まで行く必要があった。

 

街灯はほとんどなく、この時間になるとどこも真っ暗。

 

上を見上げるとが綺麗に輝いていた。

 

辺りを照らすためにiPhoneのライトをオンにすると、

そこにはさらに驚くべき光景が。。

 

”鹿だ。”

 

結構デカめの鹿が何匹か、すぐ目の前でゴミをあさっている。。

 

たぶん日中に遭遇すれば奈良公園や宮島のような感覚でそこまで驚きはしなかっただろう。

 

しかしこのまっ暗闇の中に突然現れる獣の怖さと言ったら、

たとえそれが臆病な鹿だとしてもたまったもんじゃない。

 

とりあえず光を当てたら鹿は我々から遠ざかっていった。

 

でもこの先トイレへ行くまでに何に遭遇するかわからない。

デッカい角と体を持つヘラジカなど現れたらどうしよう。。

 

周りに警戒しながらトイレへ向かい、無事用をたした。

なんとか鹿以外の動物に遭遇することはなくて済んだ。

 

その後、ちょっとドライブがてらさらに暗いところまで車を走らせ星空鑑賞をした。

 

星空を堪能した後は再びスーパーの駐車場へ戻って車中泊

 

今の所大丈夫だけど、

これが0時を超えたあたりからどれぐらい気温が下がっていくかが心配だ。

 

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私は持参している衣類という衣類のほとんどを着込み、

生命線とも言えるモンベルの寝袋に包まれ、最低気温に達しないうちに就寝を試みた。

 

浅いながらもなんとか眠りにつけていた私だが、

深夜4時ごろにはさすがに寒くて目を覚ました。

 

”4時か、たぶん今が最低気温だな。それにしても寒すぎる。。”

 

たまらずエンジンをかけて車内を温める。

 

そういえば、寒がりの相方はちゃんと眠れているだろうか?

 

ふと助手席の方に目をやると、やはり起きていた。

 

しかも私が寒さで目覚めるずっと前から起きているらしい。

 

というか、寒くて一睡もできていなくて、

なんと涙まで流していたらしい。

 

こんなに寒いの初めてだと。。

 

車の鍵は相方に渡しておくべきだったか。。

 

とりあえずトイレへ行きたいというのでビジターセンターまで車を走らせる。

 

だんだん車内もあったまってきて、ようやく生きた心地を取り戻す。

 

”4時過ぎか。

日の出が6時57分だから、あと2時間くらいは車で待機している必要があるのか。”

 

そこからしばらくの間、

暖房の効いた車内でグランドキャニオンの異常なまでの寒さに対する不平不満を語り合い時を過ごした。

 

この寒さ、シカゴでの車中泊を余裕で超えたかな。

 

アメリカ横断26日目までのルート★

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デトロイト→シカゴ→ナッシュビルアトランタ→ウォルトディズニーワールド(オーランド)→マイアミ→キーウェストニューオリンズ→ヒューストン→ダラス→エルパソ→モニュメントバレー→ページ(アンテロープキャニオン)→グランドキャニオンで車中泊

 

▼次回記事(グランドキャニオンの朝焼け)

earthtravel.hatenablog.com

 

アメリカ横断まとめ【完全版】

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アメリカ横断26日目①〜ページ・バルーンフェスティバル2(気球祭)〜 世界一周133日目★前半

ページバルーンフェスティバルのオフィシャルTシャツがどうしても欲しいという気持ちを抑えきれず、

それだけのためにこの小さな町ページに延泊。

 

トータル3回目となるページの朝をウォルマートの駐車場で迎えていた。

 

▼前回の記事

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

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朝6時45分ごろ、宿泊していたウォルマートの駐車場で目を覚ます。

 

実際気球が打ち上げられるのは太陽が昇った後の8時前くらい、

ということは昨日の経験で知っていた。

 

しかし本日の目的は気球ではなく会場でしか手に入らないオフィシャルTシャツ。

 

販売が終了してしまわないうちに会場入りするため、

起床後すぐにエンジンをかけて車を走らせた。

 

 

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7時ごろ会場入り。

早速グッズ売り場へ直行。

 

あったあった。

 

このホースシューベンドと気球という、ページを象徴する2大名物がコラボされたデザインのTシャツ。

これをどうしても手に入れたかったのだ。

 

本当は紫色のTシャツが欲しかったのだが、

それはレディースだったのでグレーのメンズ用Tシャツを12ドル(約1236円)で購入。

 

私は勘違いして10ドルだと思っていたが、

ここまで来た以上、その2ドルが理由で購入をためらうなんてことはさすがにできなかった。

 

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よく見ると、脇のスペースでは衣装ケースに詰められた衣類が大安売りされている。

その光景はさながらデパートのタイムセール。

 

何が売られているのだろう?と見てみると、

過去に行われたバルーンフェスのオフィシャルTシャツだった。

 

年によってデザインは様々で、なかなかいいデザインのものもある。

 

しかも値段は今年のものの半額以下の5ドルとかで売られている。

 

”そんなものがあったのか!”

 

と、一瞬気持ちが過去のオフィシャルTシャツに傾きかけたが、

”やはり訪れた年のものにこそ本当に価値があり買うべきものなのだ”

とすぐに気持ちを立て直した。

 

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グッズをよく見ると、Tシャツやパーカー以外にもスーツケースなども売られていた。

しかもデザインが凝っていてしっかりしている。

 

このフェスにかけるページっ子の思いが伝わってきた。

 

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昨日同様、無料のホットドリンクを頂き体を温める。

 

日中は太陽が照りつけ暑いが、太陽のない早朝や夜はだいぶ気温が下がり寒い。

 

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 7時10分ごろ、ご来光。

 

今日は昨日とは違い、雲一つないまっさらな大空が広がっている。

これなら空に浮かぶ気球も映えるだろう。

 

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その後相方がトイレへ行きたいというので、この会場の目の前にあったホテルへ行きトイレだけ貸してもらった。

戻ってきた時にはもう町長の挨拶は終わっていた。

 

ここに集まった人のほとんどが今年、または過去のフェスのオフィシャルTシャツやトレーナーを身にまとっている。

 

それだけ地元っ子が多いということだろう。

 

本日も昨日と同様、アジア系の観光客は我々以外に見かけなかった。 

 

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群衆の中にいかすデザインのジャケットを着ている人がいた。

 

そのデザインをよく見てみると、

それは我々が行きそびれたアルバカーキのバルーンフェスのものではないか。

しかも2016と書かれているので今年のやつ。

 

あっちのデザインのほうがいい。。

 

1日粘ってようやく手に入れたページバルーンフェスのTシャツデザインを、

アルバカーキバールンフェスは軽々と超えてきた

 

”ちくしょう、見なければよかった。。”

 

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会場にはなんとエルビス・プレスリーが激励に訪れていた。

エルビスを見るのはナイアガラの滝ぶりか。

 

今回のエルビスは前回よりだいぶ老けているように見える。

 

周りからの扱いを見る限り、この人がページの町長かも?、と思った。

 

もしそうだとしたら、さすがにちょっとやりすぎちゃったのではないか町長?

 

仮装はこのフェスでは普通のことなのかな?と思い周りを見渡しても、

こんな恥ずかしい格好をしているのは彼ただ一人。

 

そんなエルビスに声をかけ、我々はエルビスとのツーショット写真を撮ってもらった。

 

するとそれを見た周囲の人も何人かエルビスのもとに寄って来て記念写真をねだる。

 

地元の人たちも警戒していたのか?

 

ちょっと人気者になったエルビスは嬉しそうな表情を浮かべていた。

 

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エルビスと写真を撮った後ちらっとグッズ売り場の方を見てみると、

もう片付けを始めていた。。

 

おいおいまだ7時40分だぞ。

まだ気球は1機も飛び立っていないというのに、撤収が早すぎるだろ。

 

こりゃ昨日もっと早く購入を決めていたとしてもどのみち買えなかったな。

 

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8時前。

準備が活発になり、どんどん気球が立ち上げられていく。

 

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昨日はゴルフ場内を走り回って見学していた我々だが、

今日は2回目ということもあってだいぶ落ち着いて見学できた。

 

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そしてちょっと早めに昨日も登った岩山みたいな丘の上へ向かう。

 

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丘の上からの景色。

準備が整った気球からどんどん大空へ飛び立っていく。

 

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やっぱ空が青いとカラフルな気球が映える。

昨日よりも綺麗なのは言うまでもない。

 

しかし、やはりこれはカメラでは到底表現できない光景情景の一つに数えられ、

肉眼で見ないとその本当の良さはわからないだろう。

 

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大体の気球が飛び立って見頃を過ぎた頃、丘を下りて駐車場へ戻った。

 

『ヘイ!それ本当にいいデザインよね!』

 

駐車場へ戻る途中、突然背後から声が聞こえた。

 

最初その声は我々に向けられたものではないと思ったが、

振り向いてみるとそこでは1人の中年女性がこちらを見てニコニコしている。

 

『ああ、このTシャツのですか。いいですよね!

実はこのデザインのTシャツをどうしても手に入れたかったのでこの町に延泊して今日また来たんです。

つまり2日連続の参加(笑)

昨日買おうとしたらもう店は閉店していて。。はははは。』

 

自分が気に入っているデザインを褒めてもらい、私はすこぶる嬉しい気持ちになった。

 

やはりこれは延泊してでも手に入れる価値があるものだったのだ、と。

 

『そうだったの。このデザイン、この町の小学生がデザインしたものなのよ。-中略- すごくいい話よね。』

 

彼女はこのデザインについての詳細を話してくれたが、

この町の小学生がデザインしたというところ以外はうまく聞き取れていなかったのか、

ただ単に忘れてしまっただけなのか、よく覚えていない。

 

とにかくすごくいい話をしている様子だったのは覚えている。

 

『昨日泊まってたってことは、あなたたち昨晩メインストリートで行われていた催しは見た?

気球が通りにズラーッと並んで火を灯して、あんなにきれいな光景は見たことないわ!』

 

続けて彼女はそう言った。

 

 

『え!?それ昨日だったの!?おとといかと思って外に出てみたんだけどやってなかったんだ。昨日だったのか。。』

 

昨日の夜といえば、

特にやることがなくマクドナルドの駐車場でダラダラと時間を消化し、

挙げ句の果てにはホースシューベンドの駐車場へ行き、

雲に隠れてよく見えない星を鑑賞していた。。

 

どうやら私は知らない方がいい情報を耳にしてしまったようだ。

 

どうしても欲しかったオフィシャルTシャツを手に入れてめでたしめでたしな気分だったのに、

最後の最後でまたページという町に悔いが残った。

 

そして、昨夜は暇だったのにもかかわらず、

『メイン通りでの催し』という発想が一切出てこなかったことが悔しすぎる。

 

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どうもエルパソあたりから旅の流れが良くない。

 

私はウォルマートでチョコレートクッキーを1.28ドル(約131円)で購入。

甘いものでその負の連鎖を忘れ去ろうとした。

 

その他には昼飯用にシーザーサラダを1.99ドル(約204円)と、

今後のドライブのお供用に1ドルポテチBBQ味を購入。

 

そして9時20分ごろ。

ついに3日滞在したページの町を、悔いを残しながらも出発した。

 

〜後半へ続く〜(グランドキャニオンへ行くよ。)

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

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アメリカ横断25日目②〜アンテロープ・キャニオン観光(ロウアー)〜 世界一周132★後半

今朝

アンテロープ・キャニオン周辺にあるページという小さな町で行われていた

バルーン・フェスティバル(気球祭り)を早朝から堪能。

 

そして今、

ついに本来の目的であるアンテロープ・キャニオン観光に向けて車を走らせている。

 

▼前回の記事

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

 

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10時45分。

ロウアー・アンテロープ・キャニオンに到着。

 

アンテロープ・キャニオンにはアッパーとロウアーがあり、場所も少し離れている。

 

水が侵食してできたというマーブル模様の滑らかなウェーブがその最大の見所となるのはアッパーとロウアーで共通している。

しかし、その他の点でそれぞれ独自の見所が存在する。

 

実は昨日あたりから、

アッパーへ行くか?ロウアーへ行くか?”でかなり迷っていた。

 

まず、アッパーでは、

 

滑らかなウェーブと共に有名になっている、

岩の隙間から一筋の光がまるでハイビームのように差し込む幻想的な光景を見ることができる。

これはロウアーでは見れない。

 

かなり魅力的な見所だが、

よく調べてみるとその光景が綺麗に見れるのは太陽が真上に登る7月、8月の正午前後のみだという。

 

今はもう11月の頭。。

 

そしてアッパーはロウアーと比べてスペースが広い場所が多いので、

人が溜まって人混みが出来やすいという。

 

 

 

一方のロウアー

 

こちらはアッパーのような幻想的なハイビームは、たとえ夏に訪れたとしても見ることはできない。

 

狭い場所が多く

階段を上り下りするなど、アッパーに比べて散策しづらい構造になっているらしい。

 

しかし、それがちょっとした探検家気分を演出してくれるらしく、

調べていると『アッパーよりロウアーの方が良かった!』という情報をよく目にする。

 

狭いのでアッパーのような人混みができにくいという情報もあった。

 

 

 

かなり悩んだが、、

『アッパーで幻想的な光のハイビームが見れない』

ということを知った途端、

 

『ほいじゃあ探検家気分が味わえるロウアーで決まりっしょ。』

 

ってことになり、ロウアーに決めたわけだ。

 

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まず駐車場へ入る前に料金所が。

 

アンテロープキャニオンモニュメントバレーの時にも登場したナバホ族という先住民族の土地。

 

その土地へ入る許可代として1人につき8ドル(約824円)を支払わなければならない。(現金のみ)

 

▼モニュメントバレー旅行記 

earthtravel.hatenablog.com

earthtravel.hatenablog.com

 

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この代金はアッパーとロウアー共通

 

両方訪れる予定の人はレシートをなくさないようにしておくこと。

  

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車を駐車したら小屋へ行きツアーの予約を行う。

 

混雑回避のためか?この小屋はちょっと離れた場所にもう一つ存在していた。

おそらくツアー内容は同じだと思う。

 

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通常のツアー代金は大人1人20ドル(約2060円)

我々がネットで調べた値段より高い。。値上がりか。。

 

ちなみに、アッパーとロウアー共に

ナバホ族が主催するツアーに申し込まなくてはアンテロープキャニオンを見学することはできない。

 

何年か前の記事で、『勝手に入れた!』

みたいな情報が載っていたが、今ではそのようなことは一切できなくなっているみたい。

 

実際、我々がこのツアーを終えようとしている時、

出口から侵入を試みようとした観光客のおばちゃんはナバホ族のガイドにより全身を使い必死に止められていた。

 

おばちゃんもなかなか気の強い人で一歩も引こうとはしなかったが、

最終的にはナバホ族ガイド『入場料を払わないとダメだ。』の一点張り姿勢が勝利していた。

 

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 窓口でノートに名前を書き、ツアー代金である20ドルを支払う。

ここはクレジットカードOK

 

11時30分からのツアーに振り分けられ、

10分前ぐらいには集合場所近辺にいるようにと言われた。

 

ハロウィーンの残り物だろうか、

窓口にはキャンディーなどハロウィーンのお菓子が置かれていたのでありがたく頂戴した。

 

小屋の前のベンチで待っている時、ナバホ族のガイドたちが『アリガトー!!』

とテンション高く日本語を叫びながら我々に挨拶してきた。

 

それだけアンテロープ・キャニオンを訪れる日本人観光客が多いということだろう。

  

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一応付近には仮設便所が何台も用意されていた。

中は清潔とは程遠い状態になっているので入る前に覚悟をしておいたほうがいい。

 

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中華スタイルはお断り。

 

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11時30分ちょっと前

集合場所にツアー参加者が集まった。

 

ここで2つのグループに振り分けられ、

我々はサンチアゴから来たという日本人夫婦とスペイン人の大家族と一緒のグループになった。

 

この時私はスペインの奇祭『ラ・トマティーナ(トマト祭り)』のTシャツを着ていて、

それを見たスペイン人たちは私の方を指差し『トマティーナ!!(笑)』と盛り上がっていた。

 

私は5年前からこのTシャツをちょいちょい着ているが、

こんなに大きな反応を示してくれたのはこれが初めて。

 

さすがは本場スペインの人。

 

▼ラ・トマティーナ体験記 

earthtravel.hatenablog.com

 

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基本的にサンチアゴからの日本人夫婦と共に先頭でガイドについて行った。

 

この足場の悪い地面を、常に後ろ向きで説明をしながら歩いているガイドに心底感心した。

 

”よく転ばないなぁ。そして、前を見ないでよく道順がわかるなぁ。”

 

我々はガイドの目の前を歩き説明をよく聞いていたが、

スペイン人集団は後ろの方で談笑しながら歩いていてガイドの説明を全く聞いていない様子。

 

そんなスペイン人たちの様子にさすがのガイドも、

『ヘイ!これはガイドツアーだぜ。全然盛り上がんねぇよ。』と呆れ気味だった。

 

まぁ、スペイン人たちにはこの嘆きも聞こえていない様子だったが。

 

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20分近く歩いただろうか。

一行はロウアー・アンテロープ・キャニオンの入り口にたどり着いた。

 

ここから狭く急な階段を下って洞窟(?)内に侵入する。

 

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なんということでしょう。

テレビで見ていた光景が目の前に広がる。

 

手で触れるだけでボロっと崩れてしまいそうなほど柔らかで滑らかに見える岩の表面。

そんな滑らかな岩にマーブル模様を描くように繊細な線が無数に引かれている。

 

さすがに手で触れただけで崩れることはないが、

強く叩いたりひっかいたりなどの行為は禁止。

 

岩に触れてはいけないというきまりは特にない。

 

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このように、人一人がやっと通れるような道がずーっと続く。

 

撮影スポットに着くとガイドが我々のスマホやカメラを使って記念写真を撮ってくれたり、

綺麗に撮れるアングルやカメラの設定をレクチャーしてくれる。

 

普及率の高いiPhoneの扱いはお手の物の様子だが、私のデジカメはどうだろうか?

 

『これはどこのカメラ?』と、ガイドが私に聞く。

 

『ニコンです。』

 

『ニコンか。オッケー。』

 

そんな感じのやり取りをして、

私が使用しているニコンの防水カメラの設定をいじってくれた。

 

画面に表示されているのは100%日本語にもかかわらず、

ガイドは慣れた手つきで光の加減などの設定をいじってくれた。

 

すごい。この人はプロだ。

 

*アンテロープ・キャニオン仕様に設定をカスタマイズしてくれたのは嬉しいのだが、ツアー終了後その設定を元に戻してくれるということはない。

 

あまりの早業に何をどういじったのか全くわからなかった私のカメラの設定は、

おそらく今でもアンテロープ・キャニオン仕様のままである。。

 

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たまにこのような広いスペースが現れる。

こういうところでは必ずと言っていいほど人が溜まる。

 

なるほど、アッパーだとこういうところが多いということか。

 

確かに、人がたくさん溜まると写真は撮りづらいしガヤガヤしてるしであまり良くないかも。

 

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ツアーに参加するときは、

先頭でガイドのすぐあとについて行くことをお勧めする。

 

ガイドは一応後続の人たちにも撮影やレクチャーをしている様子だったが、

先頭にいればほとんど全ての撮影スポットでベストショットを撮ってくれる。

 

ガイド独占状態となり、

マンツーマンツアーを行なっているかのような気分になれる。

 

このグループの場合、

後続のスペイン人たちがマイペースでゆっくり散策をしていたということも我々にいいように影響していた。

 

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いったい何回カメラのシャッターを切ったことだろうか。。

 

ツアーも思っていたよりもずいぶん長く、

たぶん2人合わせて似たような写真を500枚くらいは撮ったと思う。

 

とりあえず、その中からテキトーに選んだ写真を下記に載せてみよう。

 

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肉眼で見ても綺麗なアンテロープ・キャニオンだが、

個人的な感想を言うと、たぶん写真で撮った方が一層綺麗に見える。

 

まぁでも、その場の全体の雰囲気などを加味すると、

やはりその場に行って肉眼で見学する方がいいとも思う。

 

*ちなみに、写真に加工は施していません。

 

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13時10分ごろ。

1時間30分近くに及ぶ洞窟探検を終え地上へ舞い戻った。

 

こんな風に地割れが起こったような所の中にいたんだ、と少し驚いた。

 

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最後に、ガイドが地面の砂と水を使い、

アンテロープ・キャニオンの成り立ちを簡単な実験をしながら説明してくれた。

 

もちろん全て英語だが、

実験をしながらだと英語を理解しない我々にとっても非常にわかりやすくて面白い。

 

わからないところはちょいちょいサンチアゴからの日本人夫婦に教えてもらえたので、

マイペースのスペイン人たちといい、今回のグループ構成はやはりラッキーだった。

 

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ツアーを終えスタート地点である小屋へ戻ろうとした時、

先ほど述べた例のおばちゃん観光客の無断侵入事件が起こったってのだ。

 

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まぁそれは置いといて、

ツアーの最後にはガイドがツアー参加者にペットボトルの水を1本をくれる。

 

そして最後の最後にはガイドが、

 

『今日はありがとう。チップをいただけると幸いです。』

 

と、単刀直入に言うとそういう内容のことを丁寧に演説してツアーを締めくくる。

 

そのタイミングで少額でもいいのでチップを渡すのがマナーというものか。

 

このガイドさん、

熱心に説明してくれたり、いっぱい写真撮ってくれたり、不法侵入を食い止めたりと本当に頑張ってたからな。

 

こうして、

トータルでおよそ2時間にも及ぶロウアー・アンテロープ・キャニオンのガイドツアーは無事終了した。

 

ここに訪れる前は、

『時間と金と気分に余裕があればアッパーの方も訪れてみよう』

などと話していた我々だが、

 

終わってみるとそのどれに対しても余裕がない状態だったので、

もうアッパーには訪れずページの町へ戻った。

 

アッパーを実際に見ていないので強くは言えないが、

アッパーとロウアーで迷ったらとりあえずロウアーへ行っとくのがいいと思った。

 

時期が7月8月で、幻想的なハイビームをどうしても見たいのならば話は別だが。

 

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アンテロープ・キャニオンを満喫したあとは、その足でパウエル湖方面へ。

 

そう。

私にはまだバルーンフェスのオフィシャルTシャツを手に入れる”というミッションが残っているのだ。

 

途中でビジターセンターがあったので一応寄ってみたが、

ここには私が探しているTシャツは置いていなかった。

 

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ビジターセンターはグレン・キャニオン・ダムという大きなダムの隣に位置している。

そこからは谷底を流れるコロラド川を眺めることができた。

 

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この橋を見て、ポルトガルの都市ポルトのドン・ルイス1世橋を思い出す。

なかなか迫力がある。

earthtravel.hatenablog.com

 

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結局パウエル湖の場所がいまいちよくわからず、ダム以外何も発見することができずにページ中心地に帰省。

 

最後にページのメイン通り沿いにある出店(でみせ)エリアに訪れた。(3度目)

 

しかし午前中に私が1人で探しに来た時と同じように、

オフィシャルTシャツを売っている店は皆無だった。

 

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14時45分。

とりあえず昼飯だということで、もはや本拠地と化しているページのウォルマートへ。

 

今日の昼飯には5ドルピザをチョイス。

 

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セブンイレブンリトル・シーザーズ・ピザの5ドルピザはすでに経験済みだが、

ウォルマートのそれは今回が初めて。

 

具はペパロニと鹿の糞のようなミンチ肉、トマトソースにチーズといった定番のもの。

大きさはセブンやリトル・シーザーズと全く同じ。

 

肝心の味の方はというと、これがあまり美味しくない。。

なんか、お粗末な味がする。。

 

5ドルピザランキングをするとしたら、

1位 リトル・シーザーズ・ピザ

2位 セブンイレブン

 

3位 ウォルマート

 

といったところだろう。

 

ちなみに1位と2位の差は僅差だが、2位と3位の間には水泳で言う体ひとつ分くらいの差がある。

 

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この微妙な味のピザを、ウォルマートの出入り口のところにあるベンチで食べた。

そして食べ終えたらこの先の予定について考えた。

 

アンテロープキャニオンの次の目的地は、

ページから南西方向に位置するグランドキャニオン。

 

プラン1としては、

 

今すぐ出発。

大体16時30分ごろにグランドキャニオンに到着。

そこで美しいと称される日の入り風景を見て、

この日はグランドキャニオン内で車中泊。

翌日同じく美しいと称される日の出の風景を見てしばらくグランドキャニオンを散策。

昼過ぎくらいには次の目的地であるラスベガスへむかう。

 

というもの。

 

プラン2としては、

 

今日はページでもう一泊。

明日早朝再びバルーンフェスを見学に訪れる。

そこで私は念願だったオフィシャルTシャツをゲットする。

まっさらな大空に浮かぶ気球の群れを鑑賞し、

朝9時頃にはページの町を去りグランドキャニオンへ。

絶景を楽しみながら日の入りを待ち、時が来たら日の入りを見てグランドキャニオンにて車中泊。

翌日美しいご来光を拝んだら早めにグランドキャニオンを出発し、ラスベガスへむかう。

 

というもの。

 

当初は自然な流れのプラン1しか存在しなかったのだが、

私がオフィシャルTシャツのしがらみから逃れることができなかったがために

プラン2が半ば強引に生まれた、というのが正直なところだ。

 

とにかく、

プラン1にするのならばすぐに決断を下し動き出さなければ日の入りに間に合わない。

 

相方は『プラン1の方でええやん。』って感じで、

私もそれが自然でベストな選択だということは頭ではわかっていた。

 

しかしどうにもTシャツのことが頭から離れず、なかなかあと一歩が踏み出せない。

 

結局、いろいろと考えているうちに時間がどんどんと過ぎていき、

自ずとプラン1の方は消滅していってしまった。

 

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結局ページにもう一泊することになったのだが、そうなるとこの後やることがない。。

 

公園へ行き拾ったテニスボールでキャッチボール、なども考えたのだが、

結局近くのマクドナルドの駐車場でWi-Fiを拾いネットサーフィンに明け暮れた。

 

ウォルマートからマクドナルドへ移動した理由は、

マックだと駐車場までWi-Fiが届いていて、車に乗ったままWi-Fiに接続できるからだ。

 

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21時。

だらだらと時を過ごしたあとは夕食をとるために再びウォルマートへ。

 

私は50%オフで売られていたサラダを購入しそれを夕食とした。

 

ここのウォルマート、

いつ来てもサラダとハムが半額で売られている気がするのだが、

毎回賞味期限ギリギリのものを提供しているのだろうか?

 

そう思い賞味期限を見ると、2日後の11月7日。

全然ギリギリじゃないのに、なんでいつも半額なんだろう?

 

とにかく、このでっかいクルトンが入ったサラダは初めての購入だったが、

これがなかなか美味しかった。

 

クルトンにガーリックの味がしっかりと付いているので、

ドレッシングをかけなくても美味しくいただける。

 

これは今後も食べ続けていきたい商品だな。

 

その後、

ホースシューベンドの駐車場が真っ暗で星が綺麗

という情報をもとにそこへ行ってみるも、空はあいにくの曇り模様。

 

なかなかうまく星が見れなかったので、ちょっとしたら再びウォルマートへ戻った。

 

そんなこんなで、2日前と同じウォルマートの駐車場での一泊。

 

翌早朝のバールーンフェスへ再び訪れるため、今日は早めに就寝した。 

 

▼次回記事(ページ気球祭2回目)

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

アメリカ横断25日目①〜【ページ】バルーン・フェスティバル(気球祭)見学〜 世界一周132★前半〜

アンテロープ・キャニオン観光のため、

現在アリゾナ州のページという周辺の町に滞在している。

 

この期間、このページの町では『バルーンフェスティバル(気球打ち上げ祭り)』が開催されるらしい。

 

偶然この期間にページにきてしまった我々。

せっかくなのでバルーンフェスを見に行ってみることに。

 

朝6時前に起床し気球打ち上げ会場へと向かった。

 

世界的にも有名なアルバカーキでの気球フェスに行きそびれてしまった悔しさをここで晴らす。

 

▼前回の記事

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

 

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朝6時。外はまだ真っ暗。

 

出発前、まずは無料の朝食をいただきに受付の棟に行く。

 

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トースト、シリアル、カップケーキなどの他に、ゆで卵が用意されているのが特徴的。

 

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昨日受付のスタッフの人に聞いた話だと、

宿前のメイン通りをずーっと行ったところに気球打ち上げ会場はある、

ということだった。

 

しかしメイン通りをまっすぐ行ってみてもなかなかそれらしい会場は見当たらない。

 

何度か同じところをグルグルとした後、人がたくさん集まっているところを発見。

その流れに乗っかり開店前のスーパーの駐車場に車を停めた。

 

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どうやらこのスーパーの目の前にあるゴルフ場が会場のようだ。

 

そこには既に多くの人が集まっていて、

オフィシャルグッズを販売したりコーヒーを飲みながら会話を楽しんだりしていた。

 

ここに集まった人たちからは地元民オーラがバンバン出ている。

つまりはこれは生粋のぺージっ子の集いということだ。

 

そん中に飛び込んでしまった我々は異邦人。

 

はたから見たら『なんだこいつら?』といった感じに見えていただろうか?

 

アンテロープ・キャニオンを見に来ている日本人が何人かいてもおかしくなさそうだったが、

ここには日本人は愚か、韓国や中国などのアジア系は我々以外皆無だった。

 

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7時10分ごろ。

村長か町長か市長か知らないが、ページの長とみられる者が車の荷台に登り演説を始め出した。

 

ページっ子たちは長の周りに集まり、その演説を傾聴する。

 

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『今日はあいにくの曇り空となりましたが、皆の思いをこの気球に乗せ、この曇り空を気球空に変えてやりましょう。』

 

と、運動会の校長先生的な挨拶をかます町長に、ところどころ民衆たちから拍手と歓声が送られる。

 

『空港の方へは行かないように』

などの注意事項をいくつか喋ったら、町長はマイクを置いて舞台を降りた。

 

この小さな町に空港なんてあったんだ。。

 

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町長のあいさつで士気が高まったところだが、その後すぐに準備が始まる様子はない。

 

その間、無料のホットコーヒーやホットココアを飲みながらゴルフ場内をうろちょろした。

 

朝のページは冷え込んでいるため、体を動かさないとなかなか寒いのだ。

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 ページではお湯は『 HOT H2O 』と書くようだ。

 

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7時30分ごろ

雲の間からご来光。

 

ゴルフ場でご来光を拝むのは人生初だ。

 

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7時50分ごろ。

ようやく気球の準備が活発になってきた。

さては日が昇って明るくなるのを待っていたな。

 

”だったらこんなに早くから集まらなくてもよかったじゃないか?”

 

とも思ったが、これはページのネンイチビッグイベント

 

町民同士が一同に会すことなどそうないだろうから、

そりゃ朝早くから張り切って会場入りしちゃうよな。

 

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まずは気球に空気を入れて膨らませていく作業。

 

膨らんできた気球の中身を必死に撮り歩いている人が目立っていた。

 

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ある程度膨らんできたら気球が立ってくる。

 

勢いよく気球が立って、変な方へ飛んで行かないようにロープを引っ張り気球を安定させる。

 

力仕事は男であるお父さんと息子たち。

娘たちは後ろで見守っている。

 

なかなか素晴らしい光景じゃないか。

 

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ゴルフ場内を走り回り、それぞれデザインの違う気球たちの準備を見学。

そしてカメラのシャッターを切りまくっていた。

 

だいたいの気球が立ち上がってきて、いつ飛び立ってもおかしくない状態に。

 

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打ち上げ前は家族やチームで記念撮影。

 

ってかこれ、家族全員ぎゅーぎゅー詰めで飛び立つのか?

 

気球って案外乗るスペース狭いんだな。

 

よく考えたら、こんなにまじまじと気球を見るのは私の人生初な気がする。

 

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特に合図があるわけでもなく、準備が完了したチームから順に空へ飛び立っていく。

 

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どんどんと空へ飛び立ていくので、我々も慌てて近くにある岩の丘へ向かった。

 

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サボテンが普通に生えていて、野うさぎが飛び回る荒野の道無き道を通り丘まで歩く。

(私は走る。)

 

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ここでも元クライマーの本領発揮。

 

ここ最近岩に触れる機会が多いので嬉しそうだ。

 

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何十もの気球が各々空に散らばっていく。

その光景には"フリーダム"という言葉がよく合う。

 

何機かの気球は我々の目の前を通り過ぎて行ってくれて迫力満点だった。

 

気球はそれぞれデザインが異なり個性があるので、それを見ているだけで楽しめる。

 

そんな気球の光景を見ながら、

『曇りではなく、空がパーっと晴れ渡っていたらこの何十倍もよかったのに、、』

と、相方と口を揃えた。

 

それでも生まれて初めて見る気球の群れに私は魅了された。

 

これはいつか、もっとデカい規模のアルバカーキの気球フェスにも行ってみたいな、

と強く思った。

 

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”晴れろ〜晴れろ〜”

と思っていたら、やっと雲が晴れてきて青空が広がり始めた。

 

しかしこの時にはほとんどの気球はすでに飛び立っていて、

肉眼では豆粒程度にしか見えないくらい遠くかなたへと飛び去ってしまっていた。

 

あと1時間遅く開催していれば。。

 

町民の張り切りようが裏目に出たか。。

 

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9時10分。

この後アンテロープ・キャニオンへ行くことを考えるとあまりゆっくりとはしていられない。

キリを見て丘を降りゴルフ場へ戻った。

 

元クライマーの相方は登るのは得意だが下るのは苦手らしい。

(これが坂道になると、上りに弱く下に強くなる)

 

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すっかり気球に魅了されてしまった私は、

今朝売られていたフェスのオフィシャルTシャツの購入を決めていた。

 

しかし、グッズ売り場のテントのところを見てみると、何も置いていない。

というか、誰もいない。。

 

”なぜだ。少ないけど気球はまだ飛んでるぜ?いくらなんでも撤収するには早すぎやしないか?”

 

せめて誰かいてくれたら『グッズはまだ手に入るか?』と聞くことができるのに。

 

落胆する私に相方は

『近くのパウエル湖でボート大会みたいなのもやってるみたいやから、きっとそっちにも売ってるよ。』

と声をかけ励ましてくれる。

 

『そうだな。じゃあアンテロープ・キャニオンを見終わったらそのパウエルことやらへ行ってみっか。』

 

と、とりあえず私は元気を取り戻した。

 

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9時30分。

宿に戻り、朝食のコーヒーをもう1度いただき、

部屋に戻りシャワーを浴びチェックアウトの準備をする。

 

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10時。

私はシャワーを浴びた後、

”もしかしたらTシャツは出店(でみせ)エリアに売っているかもしれない。”

と思い、その出店エリアへ赴いた。

 

しかしザーッと見た感じ、

今朝見たようなホースシューベンドと気球のデザインが背中の部分にプリントされたオフィシャルTシャツは見当たらない。

 

1軒だけ気球がプリントされたTシャツを売る店を発見したが、

そこのデザインはクソダサいもので、しかもなぜか『コカコーラ』のロゴがプリントされている。

 

『気球とホースシューベンドがプリントされたオフィシャルTシャツを探してるんだが。』

と、私はその店のおばちゃんに聞いてみた。

 

『うちにはオフィシャルTシャツは置いてないよ。』

 

『そうか。じゃあどこで売ってるか知ってるかい?』

 

『さぁねぇ。わかんないわ。』

 

結局、Tシャツに関する有力な情報すら手に入れることができずに宿へ戻った。

 

こうなったら、本当にパウエル湖でのボート大会に期待するしかない。

 

その前にまず、ここへ来た最大の目的であるアンテロープキャニオンを楽しんでこよう。

 

〜後半へ続く(アンテロープキャニオン散策)〜

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

アメリカ横断24日目〜【大迫力】フェンス無しのアリゾナの秘境『ホースシューベンド』(ページ)〜 世界一周131日目★

『ナバホ族の聖地』と言われ、

数多くの名作映画のロケ地にもなっているモニュメントバレーを観光してきた我々。

 

昨夜はモニュメントバレーから車で2時間弱ほど西へ移動したところにあるページという小さな町のウォルマートで車中泊をした。

 

(『Page』と綴るこの町を、我々は最初『パゲ』と読んでいた。。)

 

▼前回の記事

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

 

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朝7時前に起床。

ウォルマートへ入りトイレとネット接続を済ますのはおきまりのルーティーン。

 

”そろそろシャワーを浴びてゆっくりしたい。。”

 

ということなので、まずは今日泊まる宿をページの町内に確保。

 

そして今日の予定を立てようとした時、我々は悩んだ。

 

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ページに来たのは他でもない、アンテロープ・キャニオンを観光するため。

 

しかし今日の早朝には雨が降っていたし、

天気予報を見ても日中曇りか最悪雨が降る可能性もあるという。

 

アンテロープ・キャニオンは今回の旅の中でも、

オーロラモン・サン・ミシェルなどと並ぶ最重要チェックポイントに設定しているので、

『行って雨だった。。』、とか絶対やだ。

 

熟考を重ねた結果、

今日はページの町の見所であるホースシューベンドというパワースポットへ行き、

あとは基本的に宿で疲れを癒すことに専念。

 

アンテロープ・キャニオンへは晴れの確率が高い明日訪れることにした。

 

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明日までのおおよその予定が決まったらウォルマート店内をうろちょろ。

 

朝食用にバナナ1本を0.29ドル(約30円)、リンゴ1個を0.73ドル(約75円)で購入した。

 

テニスボールはその辺で拾ったもの。

これで暇なときキャッチボールとかできるぞ。

 

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ウォルマートを出たら最寄りのガソリンスタンドで給油。

 

思えば2日前のニューメキシコのマクドナルドガソスタぶりの給油。

 

だいぶガソリンが減っていたので

25ドル(約2575円)分で10.125ガロン(約38.27リットル)給油。

 

ここは1ガロン2.469ドル(約254円)とテキサスやニューメキシコと比べるとだいぶ高め。

(それでも1リッター0.65ドル(約67円)ほどなのだが)

 

背景に見える崖みたいな岩山の景色が新鮮で綺麗だった。

 

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9時。

ウォルマートから車で10分ほど移動すると、そこはもうホースシューベンド

 

入場料、駐車場は無料。

『どうぞご自由に見学していってください』って感じの雰囲気。

 

以前は看板すら無く、『知る人ぞ知る秘境』的な存在だったらしい。

 

駐車場からこのような坂を登って行き、

絶景ポイントまでトータルで約15分ほど歩かなければならない。

 

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熱射病予防の警告か。水は必須のようだ。

 

1人=1本

2人=2本

3人=3本

、、、それ書く意味ある?

 

小指も立ってるし、ほとんどエンプティーだし、突っ込みどころ満載の看板だ。

 

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駐車場から歩くこと約15分。

ついに崖っぷちに到着。

 

ホースシューベンドのすごいところは、

こんな断崖絶壁にもかかわらずフェンスの類が一切ないこと。

 

看板にも『すべては自己責任』を意味することが書いてある。

 

さすが自由過ぎる国アメリカだ。

 

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このフェンスなしというのは、予想以上に訪れる者に恐怖心を抱かせる。

 

絶叫マシンや高いところが好きな私も、さすがにここは怖かった。

 

フェンスの有無が恐怖心にここまでの差を作るとは思わなかった。

 

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これがホースシューベンド

 

今まで見た景色の中でも上位にくるくらい迫力がすごい。

 

アンテロープキャニオンが目当てだったため、

ホースシューベンドにあまり期待をしていなかった、というのもプラスに影響しているかもしれない。

 

しかしやはり一番の要因はフェンス無しということ。

 

もしここにフェンスがあったら、たぶんこんなには感動しなかったと思う。

 

ちなみに目の前に見える急カーブを描いて流れているのはコロラド川

 

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まだ朝の9時台なので、絶景に半分ぐらい影ができてしまっている。

 

辺りを歩き回り、いろんな角度から景色を眺めながら日が高く昇るのを待った。

 

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ここでも元クライマーの相方の本領発揮。

 

スパイダーマンのごとく、断崖絶壁をスイスイと登っていく。

 

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『ライオンキング』でラフィキがシンバを抱え上げお披露目する所。

もしくは、『もののけ姫』でアシタカがモロに『黙れ小僧!』と一喝される所。

そのような岩が突起した部分がいくつもある。

 

そうなるとそこに立ったり座ったりして写真を撮るしかない。

 

昨日のモニュメントバレー同様、とりあえず写真を撮りまくった。

earthtravel.hatenablog.com

 

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そしてこれも昨日のモニュメントバレー同様、

石を積み上げてジェンガのような遊びをした。

 

ここの石も表面がザラザラしていて、石と石の間に生じる摩擦力が強いため、

結構高く積み上げることができる。

 

これはいい暇つぶしになる。

 

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11時30分ごろ

そろそろ日が十分高くなってきて、邪魔だった影もなくなってきた。

 

ホースシューベンドとは、

コロラド川が蛇行してホースシュー(馬などのひずめにつける蹄鉄)のような形に見えることがその名の由来。

 

『ベンド(Bend)』は『曲がり目』という意味。

 

これが人口ではなく自然現象というのだからすごいよなぁ。 

 

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立つのではなく、こうしてうつ伏せになって崖っぷちに近づけばそんなに怖くないことに気がついた。

さらにこの体勢の方が安全。

 

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11時45分。

ようやく駐車場へ戻る。

 

9時にここに到着したので、

約3時間もホースシューベンドを堪能したことになる。

 

さすがに3時間は長かったが、

無料でここまで楽しませてくれるホースシューベンドのコスパは五つ星レベル。

 

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その後ウォルマートへ寄り昼ごはんの買い出し。

 

12時30分ごろ、今回の宿、

Knights Inn Page AZ(ナイツ・イン・ページ・アリゾナ)に到着した。

 

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部屋はすでに準備できていてそのままチェックイン。

 

クイーンサイズベッドが2台。

Wi-Fi、駐車場、朝食無料。

2人で1泊で4698円。

1人1泊2349円計算。

  

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ベッドのところで終わりかと思いきや、

その奥にも謎のスペースがグンと伸びている。

 

まぁ、広いに越したことはない。

 

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13時。

久々のシャワーでリフレッシュする前にまずはランチタイム。

 

先ほどウォルマートで購入した

パン1ドル(約103円)

サラダ1.99ドル(約204円)

ハム1.79ドル(約184円)

1ガロンクリスタルガイザー0.94ドル(約96円)

を取り出す。

(私はここで歯磨き粉を0.94ドルで購入した。)

 

アリゾナ州は税金に関して少しややこしく、

レシートを見ると『TAX1=9.9%』、『TAX22=3%』と 記されていた。

 

たぶん食品と日用品(もしくは薬品)でかかる税率が違うのだろう。

 

ややこしい。

 

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パンはこのデカさでなんと1ドル。

 

サラダとハムも50%オフ。

破格の値段で手に入れることができた。

 

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果物ナイフを取り出しパンを切る。

 

切れ目を入れ、そこにサラダとハムを詰め込めばハイ完成。

 

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自家製サブウェイとでも言っておこうか。

 

なかなかボリュームがあり、味も美味しく、十分腹が膨れた。

 

しかもサラダとハムは半分くらい余った。

 

これで1人1.5ドル(約154円)ほど。

 

野菜不足も補えるし、なかなかいいメニューを考案したな。

 

今後定番メニューの仲間入りを果たしそうな予感。

 

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自家製サブウェイを食べ終え、部屋で昼寝をしたりしてゆっくり過ごす。

 

その後16時30分ごろ。

宿目の前にあるコインランドリーへ行き溜まっていた衣類の洗濯をした。

 

1回2ドル(約206円)で回せた。

 

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ランドリーを回している間、

ちょっと歩いたとこで開催されている出店(でみせ)エリアに足を伸ばしてみた。

 

昼頃までは晴れていたのに、いつの間にか雲行きが怪しくなってきている。。

 

やはりアンテロープ・キャニオンを明日に回したのは正解だったかな。

 

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我々がページの町に訪れた時はちょうどバルーンフェスティバル(気球祭り)の開催期間中だった。

出店エリアにも気球をモチーフにしたものがたくさん飾られたり、売られたりしている。

小さな町であるページにとって、このバルーンフェスティバルは年に1度のビッグイベントであろう。

 

そんな時にこの地を訪れることができて、本当に運が良かったと思う。

(今までキーウェストニューオリンズのハロウィーンなどニアピンが多かったからなおさら。)

 

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宿の受付で聞くと、気球の打ち上げは明日早朝に近くの広場で行われるという。

 

アルバカーキの気球フェスを逃してしまっていた我々。

まさかこんなところで気球が観れるとは思っていなかったので、受付の人から情報を聞いた時には胸が高鳴った。

 

明日は早起き決定だ。

 

さらに夜にはこの宿の前のメイン通りで、

本物の気球をまるでランプのように見立てて通りを飾る

という美しい催しも行われると言っていた。

 

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出店エリアを散策していたら雨が本格的に降ってきた。

 

コインランドリーに戻り衣類を取り出し宿へ戻った。

 

そして夜までダラダラ過ごし、

20時30分頃に夕食の買い出しでウォルマートへ出かけた。

 

昼に余ったサラダとハムを使い切るため、購入したのはまたしても1ドルパン。

 

昼と全く一緒のメニューとなったが、特に飽きは感じず美味しく頂くことができた。

 

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それから受付の人が言っていた美しい催しとやらを見学しようと目の前のメイン通りに出てみたが、何もやっていない。。

 

”あれぇ。。?”

 

確かにあの時、私は受付の人の言っていることを完全には理解できていなかった。

 

ひょっとしたら私の聞き間違いか?

 

自身の英会話能力の低さに落ち込み気味になったが、やっていないものはしょうがない。

意識的に『美しい催し』に関しては忘れることにした。

 

明日は朝6時30分くらいから気球打ち上げが始まるというので、

6時くらいには朝食を食べていたい。

 

今日は少し早めに就寝した。

 

▼次回記事(ページバルーンフェス)

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com