2人で地球を旅行中。(カップル世界一周ブログ)

カップル世界一周ブログ。初海外が世界一周のアラサー女子と海外経験まぁまぁの20半ば男子の旅の東西南北世界見聞録。どこへ行くかはお金と気分次第。海外の情報や日々の生活を書き留めます。

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2度目のグアテマラ2日目①〜パナハッチェル観光。クロスロードカフェへ〜 世界一周182日目★前半

メキシコ、チアパス州のサン・クリストバル・デ・ラス・カサスからグアテマラのアンティグアへ。

サンクリの日本人宿『カサカサ』を出発したシャトルバスは、メキシコグアテマラの国境に到着。

そこで我々はアンティグア行きのシャトルバスに乗り換える予定だった。

 

が、しかし、

メキシコ側のシャトルバスが遅延してしまったためアンティグア行きのシャトルバスに乗り遅れる、という事態が発生。

とりあえずグアテマラのアティトラン湖周辺の町パナハッチェルで1泊することを余儀なくされた。

 

今日はそんなひょんなことから滞在することになったパナハッチェルの町を観光する予定。

アンティグア行きのシャトルバスは16時に出発予定。

 

(1ケツァール=約15円 2016年12月23日。)

 

◉前回の記事↓↓    

earthtravel.hatenablog.com

 

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朝7時起床。

とりあえずシャワーを浴びに行く。

 

 

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残念ながらシャワーはお湯が出ず、朝から水浴びをする羽目になってしまった。

先に入った相方はお湯が出たと言っていたので、おそらくお湯が沸くまでもっと時間をおく必要があったのだろう。

発展途上の国ではよくあることだ。 

 

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8時10分。

朝食を作る。

キッチンはパッと見雰囲気がよさそうに見えたが、実際は少し清潔さに欠ける状態だった。

 

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サンクリで買ったパンが余っていたので、それを焼く。

 

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そして、サンクリの日本人宿『カサカサ』のオーナーからいただいたコーヒーとコーヒーをドリップする布でコーヒーを淹れる。

 

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なんか、いい感じ。

最初は小さいサイズの布を使用してドリップしたが、なかなかドリップ速度が遅い。

途中から大きいサイズの布に切り替えてドリップしたらいい感じにドリップできた。

 

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さらに、

相方が庭にいると隣の部屋に宿泊しているおっちゃんがオレンジをくれたという。

しかもこのオレンジ、宿の中庭に生っているもの。

木からプチっととって渡してくれたらしい。

もぎたてフルーツだ。

 

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これをとってくれたらしい。

すごく優しいおっさんだが、勝手にとっていいのか?

 

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8時35分。

中庭のテーブルで朝食をいただく。

いい雰囲気。

中庭がある宿っていいな。

 

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この宿には犬がいた。

動物好き、特に犬が好きな相方は大喜び。

 

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10時45分。

チェックアウトして宿を出る。

我々はいつもホテル検索サイトで宿を事前に調べて予約しするようにしているが、

今回は突然の滞在だったのでそんな事はできなかった。

現地に着いてから完全にお任せで案内された宿だったが、なかなか悪くない宿だったな。

 

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まず向かったのはバス会社のオフィス。

16時の出発までここに荷物を置いといてもらう。

 

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コーヒーをドリップする布を乾かしたいと言ったら、その辺の隙間にさしておいてくれた。

なんか面白かった。

 

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11時。

荷物を置いて身軽になったらパナハッチェルの街歩き。

パナハッチェルにも雑貨屋が多い。

ここで相方の購買意欲に火が着く。

まずは前から欲しかったという、部屋着とかで活躍する薄い生地の短パンを購入。

 

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続けざまに、デザインもよく実用的なポーチを購入。

これは確かに使い勝手がよさそうだな、と思い、私も購入しようか一瞬迷った。

結局購入しなかったが。

相方は自分用だけならず、お土産用にも買っていた。 

 

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閑散とした雰囲気はあったが、雑貨屋さんが多い。

とりあえず雑貨屋が密集しているエリアをぐるっと見学した。

 

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11時30分。

雑貨屋に飽きたらアティトラン湖の方へ。

ちなみにこのアティトラン湖、『世界一美しい湖』と言われているらしい。

空も湖も青く、火山が綺麗に見える。

めっちゃ景色がいい。

そして日差しが眩しい。

 

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大きなクリスマスツリーがいい感じ。

昼間っからカップルがイチャイチャしている。

 

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アティトラン湖沿いの道を散策。

目に入るもののほとんどがいい雰囲気。

絶好の散歩コースか。

思わず、カメラのシャッターを切る回数も増える。

 

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こんな珍百景もまたいとおかし。

 

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中米では頭にモノをのせて歩く人をよく見かける。

すごいバランス感覚だな。

リトルワールド(愛知県犬山市)でモノを頭にのせるの体験したことあるけど、そーっと歩いてもモノが頭から落ちた覚えがある。 

難しさを知っているので余計に凄さがわかる。

マジリスペクト。

 

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12時。

アティトラン湖沿いの道を外れてテキトーに歩いていたら、いつの間にか何もない砂利道を歩いていた。

とりあえず、町の中心の方へ戻りたい。

 

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12時30分。

ようやく町の中心に出て、我々はパナハッチェル観光の目的の一つだった『CROSS ROADS CAFE(クロスロードカフェ)』に訪れた。

 

ここはサンペドロの日本人宿カモモシに滞在している時に宿泊者の方から教えてもらったパナハッチェルのイチオシカフェ。

パナハッチェルに訪れたら訪問必須のカフェだ。

 

ちなみに、

サンペドロイチオシのカフェである『クリスタリーナ』というカフェは、

ここクロスロードカフェ出身の人がサンペドロにオープンさせたカフェなのらしい。

名店が名店を生んだということか。

 

★クロスロードカフェの場所↓↓

 

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あいにくケツァールの現金の持ち合わせが少額だった我々。

一応クロスロードカフェのオーナー、マイクに『クレジットカードは使えますか?』と聞いてみるも、

『キャッシュオンリー。』とのこと。(ケツァールと米ドルが使える。)

 

近くのATMの場所を聞いてみると、丁寧に近くのスーパーまでの道のりを教えてくれた。

このスーパーの中にあるATMでケツァールをおろし再びクロスロードカフェへ向かう。

 

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小さな町には信号など滅多になく、警察の手信号が一般的。

いや、手信号すら珍しいかもしれない。

 

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12時40分。

現金を手にし、再びクロスロードカフェへ。

カウンター席に座る。

 

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店内の雰囲気。

思っていたよりこじんまりしたカフェだった。

 

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メニュー。

 

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私はHOUSE COFFE(ハウスコーヒー)を1杯8ケツァール(約120円)で注文。

 グアテマラはやっぱりコーヒーが安くてうまい。

 

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さらに、

メニューには載っていないがここにはケーキもあるということを知っていたのでチーズケーキを注文。

冷蔵庫からホールのチーズケーキがドンっと出てきて、1ピースを皿に乗せ提供された。

 

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ここのオーナーのマイクがすごく陽気で気さくな方で、常に我々を笑わせてくれる。

ネイティブイングリッシュスピーカーで、我々がカフェに滞在している間はスペイン語を一言も発していなかった。

 

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仕上げにはストロベリーソースをかけてくれる。

ソースで『心』を書いてくれた。

『心』はマイクの好きな漢字なのらしい。

味はすんごくおいしい。

ひんやり冷たいのがいい。

ニューヨークへ行く前に、一足先に美味しいチーズケーキを堪能してしまった。

チーズケーキは1個18ケツァール(約270円)

コーヒーとチーズケーキで合計26ケツァール(約390円)は安い。

 

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マイクから『日本人か?』と聞かれたので、『イエス。』と答える。

すると小さな折り紙を出してきて、『鶴を折ってくれ!日本人なら折れるだろ?』

と言われる。

正直私は、鶴を折れない。

幸い、相方が鶴を折れたので日本人としてのメンツは保たれた。

鶴くらい折れるようにならなきゃダメかな。。

 

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会計時、完成した鶴を渡す。

喜んでくれて、カウンターの裏にある容器の中にぽんっと鶴を入れていた。

おそらくあの中に今まで日本人が折った鶴がたくさん詰まっているのだろう。

いつか千羽鶴でも作るつもりなのだろうか?

 

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相方のコーヒーとケーキ代も一緒に払ったら、いくらかまけてもらった。

さらにサービスで小さなチョコレートが一箱出てきてプレゼントしてくれた。

(お釣りがないからお菓子で払われた、という、発展途上国あるあるではない。)

 

まけてくれて、さらにはチョコレートのサービスまで。

なんといい人なんだろう。

 

我々がクロスロードカフェに滞在している間、常連客と思われるお客さんが何人か来店してきた。

(というか、来店したお客さんすべてが常連客みたいな雰囲気だった)

 

皆マイクと楽しそうに会話をしながらコーヒーを楽しみ店を出て行くのだが、会計をする時には大体、『お金はいらないよ。』と言ってマイクはお金を受け取ろうとしてない。

 

そういえば、

クロスロードカフェのことを教えてくれた方も、いつも奢りにしてくれて今までで1度もお金を払わせてもらえてない。と言っていた。

 

我々はさすがに奢りにはならなかったが、それでもまけてくれてチョコレートのサービスまでしてくれた。

 

この人はボランティアでこのカフェをやっているのか?

 

こんなに常連客に奢りまくって、利益は出ているのだろうか?

マイクはちょっと心配になるくらい羽振りのいい人だった。

 

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さらに私はここで自分用と日本にいる友達へのお土産として、

コーヒー豆16オンス(約453グラム)を3袋購入。

 

いろいろある種類の中から相当迷った挙句、

『SAN PEDRO(サンペドロ)』65ケツァール(約975円)を選択。

日本で同じ量のコーヒー豆を買うより断然安い。

 

自分用には豆そのまま(Bean)、

お土産用にはその場で豆を挽いてもらい袋に詰めてもっらったGround coffee)。

Grind ”グラインド”』で『挽く』という意味。(Groundは受け身系)。

 

私は”日本に帰ったらコーヒーミルを購入するぞ”、という意気込みも込めて、豆のままで購入した。

1回目のグアテマラ滞在中からコーヒーミルの購入を迷っていたが、これでもう購入するしかなくなったわけだ。

 

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13時30分。

カフェのお客さんは我々だけになり、マイクは店仕舞いの準備を始めている様子。

そろそろ我々も出よう。

最後にマイクと店の前で記念撮影。

その後マイクは『買い物へ行く。』と言ってバイクで颯爽とどこかへ走り去っていった。

 

その後よく見ると、

このカフェの営業時間は午前の部で13時までだということに気づく。

だいぶ延長してくれていたんだな。

 

さらに見ると、

クリスマスイブである明日、12月24日の午前の部で今年の営業は最後になり、

次に店が開くのは年が明けて2017年の1月3日からだということに気づく。

おお、我々は結構ギリギリのタイミングで訪れたんだな。

クリスマス休みに入る前でよかった、と心から思った。

 

〜▼後半へ続く▼〜

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2度目のグアテマラ1日目〜サンクリからアンティグアへ(でも着いたのはパナハッチェル。。)〜 世界一周182日目★後半

12日間滞在したメキシコチアパス州の小さな町、サン・クリストバルデ・ラス・カサスを出発し、

今朝、シャトルバスでグアテマラのアンティグアへ向かっていた。

 

国境に到着したら入国手続きをしてシャトルバスをチェンジ。

そこで我々が乗るべきアンティグア行きのシャトルバスを探したのだが、

なぜかそのようなシャトルバスは全く見つからない。

 

すると原因はまだわからないが、

とりあえず今日はもうアンティグアへは行けないことが発覚。

アティトラン湖周辺の町パナハッチェルへ向かうことを余儀なくされた。

 

しかし運転手が言うには、

今夜のパナハッチェルでの宿泊代と明日のアンティグア行きのシャトルバス料金は無料になるという。

それなら、すでに1度訪れているアンティグアには特に用事はないので、まだ訪れたことのないパナハッチェルに滞在できるというのはかえって好都合かもしれない。

 

この嬉しい予想外の展開に心を躍らせ、我々はパナハッチェル行きのシャトルバスに乗り込んだ。

 

(1ケツァール=約15円 2016年12月22日。)

 

▼前回の記事   (世界一周182日目前半)

earthtravel.hatenablog.com

 

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15時20分。

グアテマラ側での初めての休憩。

ここで今朝休憩所でお会いしたメキシコ在住の日本人女性の方にまた会ったので、国境で起こったトラブルについて話してみた。

すると、

『そんな話今まで聞いたことない。もう一回運転手に事情を説明してもらったほうがいいよ。ちょっと私聞いてみようか?』

とのことだったので、運転手を捕まえて直接事情を説明してもらった。

 

 

先ほどはスペイン語ができるアメリカ人が運転手から聞いた情報を、我々そのアメリカ人から英語で聞く、といった具合で、運転手と一問一答していたわけではないからな。

 

メキシコに15年住んでいるという彼女はもちろんスペイン語が堪能。

先ほどのアメリカ人と違い、我々の耳に入ってくる情報が日本語なので通訳の精度は上がり複雑な質問もでき、より詳細な情報を正確に知ることができる。

 

なんとか運転手を捕まえ事情説明をしてもらう。

運転手曰く、

『メキシコ側のバスが遅れたから国境で待機していたアンティグア行きのバスに乗り遅れた。』とのことだった。

 

念のため今夜の宿と明日のアンティグア行きのバスが無料になることも確認してみる。

すると、

『明日のバスは無料になるが、今夜の宿は無料にはならず自力で宿を探し自腹を切らなければならない。』と言う。

 

おいおい、さっきのアメリカ人は『宿とバスは無料なんだね?』と言う質問に対して『イエス。』と確かに言ったぞ。情報が違うじゃねぇか。。

 

しかし、日本人通訳を介して直接ドライバーとコミュニケーションをとっている今の情報のほうが確かなのは言うまでもない。

そうなってくると、我々ものんきにパナハッチェル行きを喜んではいられない。

 

『こっちはアンティグアの宿をすでに予約してあるんだ。バス側のミスだったらそのキャンセル料ぐらいは負担してもらわなきゃ困るよ。』

 

我々はそう主張したが、運転手はというと、

『これはメキシコ側のバスのミスだ。グアテマラ側のドライバーである私は悪くない。』と一点張り。

 

確かにその通りかもしれないが、その投げやりな態度は非常に不愉快なもので我々一同完全に呆れかえった。

せめて自分のバス会社のオフィスに連絡するなりして何かしらの対応をとって欲しかったのに。

 

まぁ、ここは日本ではなくメキシコ。

日本で当たり前のことは大抵ここでは当たり前じゃない。

そのようなぶっきらぼうな態度をとらる方がここでは当たり前なのかもな。

 

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19時過ぎ。

ようやくパナハッチェルに到着。

バスを降りると、すぐにバス会社の者と思われるおっちゃんが『アンティグア?』と聞いてきた。

『そうだ。』と私は返事をした。

彼は英語を話せたので、比較的スムーズにこれからのことを話し合えた。

 

とりあえず、

今夜はここパナハッチェルで1泊すること。

1人1泊40ケツァール(約600円)の安宿を紹介してくれること。

明日朝9時30分のシャトルバスでアンティグアへ向かうこと。

 

この重要な3点がこの場で決定した。

シャトルバスの時間は5時、9時30分、12時、16時から選べた。)

するとそのおっちゃんはどこかへ行き、また別の男が現れた。

その男も英語が喋れたので、私は先ほどのおっちゃんと話したことを一応この男とも確認しておく。

すると、今度はこの男がまた別の男を我々に紹介し、その人がその安宿まで案内すると言ってその場を離れた。

なんなんだこの逆たらい回し状態は。

 

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細い人通りの少ない道を歩き、最後に現れた男は我々を先導する。

 

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道の角にあった1件のホステルに入り、男はそこの奥さんに何か言っている。

するとすぐにそのホステルを出て、別の場所めざして歩き出す。

 

そしてすぐ近くにあった2件めのホステルのチャイムを鳴らし中へ。

今度はここで間違いないっぽい。

さっきのは1件目は満室だと断られたのか?

ホテルの客引きって、いつもそんな突撃的な感じで宿を紹介しているのか?

 

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改めて、今夜の宿はおそらく『Hospedaje San Miguelito』というところ。

門の上に書いてあるのは『歓迎』という意味。

門の隣に書いてあるのは『オープン』という意味なので、これらは宿名ではない。

 

このすぐ隣の壁に『Hospedaje San Miguelito』と書いてあったし、

紹介してくれた男も『サンミゲル』的なことを言っていたのでそれが宿名と推測する。

 

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悪くない雰囲気。

 

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部屋は個室。

ベッドと小さな棚が置いてあるだけのシンプルな作り。

なかなか清潔感もある。

これで1泊1人40ケツァール(約600円)なら悪くない。

ちなみに朝食はついていない。

 

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19時30分。

部屋に入り無料のWi-Fiをつなげたら、まずアンティグアのペンション田代に電話して今日はアンティグアに到着できないことを伝えた。

田代さんとしても、他の予約を断って我々の予約を確保しているため今夜分の宿泊料金はどうしても発生してしまう、という。

そうだよなぁ。。田代さんの言い分もわかる。しょうがない。

 

ちなみに写真は先ほどシャトルバスを降りた時にもらった明日のアンティグア行きのチケット。

 

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20時10分。とりあえず街に繰り出す。

メイン通りに出て、先ほどシャトルバスを降りた所の目の前にあるバス会社に差し掛かった時、ふとペンション田代の1泊分のキャンセル料についてダメ元で相談してみようと思い立った。

中には一人の女性スタッフと先ほどのおっちゃんがいた。

どうやらこのおっちゃんがこの旅行会社の長のようだ。

 

私は、

 

シャトルバスの遅延のせいで今夜予約していたアンティグアの宿に泊まれなくなり、1泊分のキャンセル料が発生してしまった。』

 

ということを伝え、

このお金はなんとかならないかと相談してみた。(もちろんなるべく謙虚な態度で)

 

するとおっちゃんはまず、

『そのキャンセル料はいくらだったのか?』と問うてきた。

 

私は『2人で110ケツァール(約1650円)だ。』と答えた。

 

するとおっちゃんは、

 

『それは気の毒なことだが、これはメキシコ側のシャトルバスの遅延なので我々の責任ではないのだよ。

我々も今日君たちが到着するのを国境で待っていたんだが、時間通りに来なかったのでやむおえず出発したんだ。

そして明日の朝のシャトルバスは実はうちのものではなく、他の旅行会社のものなんだ。

君らが支払ってくれた今日の分のシャトルバスのお金を使って明日のシャトルバス代を立て替えているから明日の分は無料で提供できるのだが。。』

 

と、宿の払い戻しはできないことを少し長めに、そして丁寧に説明してくれた。

(昼間の運転手もこのくらいの態度で説明してくれれば印象がだいぶ違うのに。)

 

”やっぱりダメか。”

そう思って私が別れを切り出そうとすると、おっちゃんはまだ話を続けた。

 

『ただ、明日の16時まで待ってくれたら私が君たちをアンティグアまで車で送っていくよ。

そして宿のキャンセル料全額とまではいかないが、75ケツァール(約1125円)を支払おう。』

 

と提案してきた。

 

”75ケツァールってどっから出てきた数字なんだだ?宿代は110ケツだし、バス代にしても安すぎる。”

(ちなみにアンティグアまでのバス代は1人500ペソ(約2800円)だった。)

 

そう思った私は『75?』と聞き返した。

 

『そうだ。明日16時に私と一緒に行くならキャンセル料の110ケツァールのうち75ケツァールを返金しよう。』

 

私は内心75の額の意味が全く理解できずにいたが、0だと思っていた払い戻しが急に75になったことの驚きと感謝のあまり、その数字の真の理由を問うことにためらいを感じてしまっていた。

 

『ちなみに、なんっていうホテルに泊まるんだい?』

 

私が言葉に詰まっているとおっちゃんはそう問うてきた。

 

『ペンション田代です。知ってますか?』

『もちろんだよ!』

 

と、おっちゃんとその場にいた若い女性スタッフはニコニコと笑いだした。

さすがはグアテマラを代表する日本人宿、ペンション田代。知名度が半端ない。

 

 

先ほど朝9時30分のシャトルバスを選んだ理由は、

アンティグアでちょっと行ってみたい店があり、そこで日本の友達へのおみやげを買いたいな、と思っていたからである。

 

でも16時のシャトルバスにすれば、明日1日パナハッチェル観光ができ、さらに75ケツァールの現金が付いてくる。

それはそれで悪くない。

 

少し考えた結果、

明日は1日パナハッチェル観光をして、16時におっちゃんとともにアンティグアへ行き75ケツァールを受け取ることに決めた。

 

自分らの責任ではないのにそこまでしてくれたおっちゃんの優しさに少し感動した私は、

最後におっちゃんと固い握手を交わし、笑顔で『また明日。』といってこのバス会社のオフィスを出た。

 

何事も、相談してみるもんだな。

 

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20時30分。

その後は雑貨屋さんを見たりしてメインストリートを歩きながら、先ほどのやり取りについて相方と話していた。

そうして喋っていると、先ほどのおっちゃんのビジネスマンとしての頭の良さにようやく気づかされることになる。

 

よく考えたら、

おっちゃんらは明日の我々分のシャトルバス料金を他の旅行会社に支払っていたので、もうけは微々たるもの、もしくは0の可能性が高い。

そこでおっちゃんは我々を自分のところの顧客に戻すため、75ケツァール支払うから16時に一緒に行こうと提案してきたのだ。

 

他の旅行会社に客を持っていかれもうけを0にするより、

75ケツァール我々に渡してでも客を獲得した方がマシなのだろう。

75という中途半端な数字は、おっちゃん側の損得を計算した上で瞬時にはじき出された数字だったのだろう。

 

おっちゃんの腰の低さと優しさに私は完全にやられていたが、

あの時おっちゃんの頭の中はフル回転していて、いろいろ考えた結果そのようなことを提案してきたに違いない。

あのとっさの状況で、なんと頭のキレる人だろうか。

これぞ商売人というのを見せつけられた。

 

我々は決してぼられたわけではない。

75ケツァール返ってくるし、旅行会社はもうけを出せるし、

これはお互いにとってウィンウィンの関係になれる取引だったのだ。

 

それでもどこか心がスッキリしないのは、私がおっちゃんのそのような考えに全く気付けなかったことが原因だろう。

損をしているわけではないのに、まんまとやられた感が残る。

もしこれが詐欺やぼったくりだったら完全にやられていた。

 

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21時ごろ宿に戻った後も、しばらくおっちゃんの頭の良さに対するなんとも言えない悔しさのような感情が湧き続けていた。

もちろん、おっちゃんを憎んでいるわけではない。

むしろ我々のことを思った提案をしてくれたことには未だに感謝感激している。

その中に少量の悔しさが混じっている感じ。

とにかく、この件でおっちゃんの賢さから学んだものは多い。

ありがとう、おっちゃん。

 

そんなことをぐるぐると考えながら、0時前には就寝した。

 

明日は16時にパナハッチェル発のシャトルバスになったので、朝はのんびりできる。

まさかの展開ですることになったパナハッチェル観光を存分に楽しみたいと思う。

 

▼次回記事 

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メキシコ12日目〜サンクリから再びグアテマラのアンティグアへ移動〜 世界一周182日目★前半

サンクリ12日目。

 

今日は朝7時のシャトルバスで11日間も滞在したメキシコのサン・クリストバル・デ・ラス・カサスを離れ、元来た場所、グアテマラのアンティグアへ向かう予定。

 

サンクリからアンティグアまでの道のりはおよそ500㎞。

順調にいっても10時間以上は必ずかかるであろうから、アンティグア着は今日の夕方か夜くらいになるのかな。

 

(1メキシコペソ=約5.6円、1ケツァール=約15円。 2016年12月22日。)

▼前回の記事  

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朝5時起き。

基本的にここカサカサでは朝8時過ぎごろに起床することを日常としていたので、朝5時というのはかなり早い時間。

さすがにこの時間にはまだ誰も起きていない。

 

 

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寝ている人を起こさないように、なるべく静かに朝ごはん作りを開始する。

 

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スーパーで買った1個1.3ペソ(約7円)パンに残っていたさけるチーズをのせてトースターで焼いただけのシンプルなもの。

これで余分な食材はすべて使い切ったことになる。

 

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6時30分。

オーナーが起きてきて、手作りミルクコーヒーをご馳走してくれた。

今日も、小岩井のミルクコーヒーの味を再現してくれる。

カサカサ滞在中、朝食時にオーナーがいる時は必ずと言っていいほどコーヒーを1杯ご馳走してくれてた。

ありがたい。

 

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さらに目の前でコーヒー豆を挽いてくれ、その挽きたてコーヒーを袋に詰めて我々にプレゼントしてくれた。

毎朝のコーヒーや、昨晩もらったドリップする布、さらに様々な知識まで、本当にオーナーからはいろいろなものを頂いてばかりだった。

ここ、カサカサは楽しさの中にも学びのある宿って感じだった。

 

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7時。

シャトルバスが到着したというので外へ出る。

なぜかカサカサの目の前までは来てくれず、少し歩いたところで待機していた。

ここで、オーナーと朝早くから見送りに来てくれた宿泊者の方と握手をしてお別れ。

本当、またいつか訪れてみたいな、と思える居心地のいい宿だった。

 

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シャトルバスは町を周りどんどんお客さんを拾っていく。

 

まず最初にオーストラリアから来たというカップルが乗ってきて、彼らはアンティグアの手前、アティトラン個周辺の町パナハッチェル行きだという。

来年日本を訪れ、長野県の白馬五竜へ行きスキーをする予定だ、と言っていた。

その話を聞き私は、

『白馬五竜!実は僕学生時代スキーをやっていて、白馬五竜へは毎年合宿へ行ってたんだよ。白馬47のリフト沿いに、いい雰囲気のレストランがあってね、、、』

 

なんていう風に会話を弾ませようとも思ったが、この時私は外国人さんと英語で会話することが億劫になっていた。。

なのでそこまで話を発展させることなく、お互い軽い自己紹介だけして終わった。

しばらく日本人宿という環境にこもっていたことが影響しているのだろうか?

 

ただ、久しぶりに聞く英語は非常に聞き取りやすく、外国人とスムーズにコミュニケーションが取れていることに喜びを感じていたことも事実。

これは間違いなく、中米という基本的に英語が通じない環境に長いこといることが影響しているのだと推測する。

 

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8時30分。

カサカサを出てすでに1時間30分が経っているというのに、シャトルはまだサンクリの中心部であるカテドラル前広場(ソカロ)あたりにいた。

 

”全然進まねぇじゃねえか。”

 

シャトルバスはソカロ近くにあるATM前に停車している。

そのATMには朝から大行列ができている。

銀行前にできる大行列は、もはや中南米の風物詩と言っても過言ではないだろう。

シャトルの客の何人かが、お金をおろしたいとか言ってATMへ向かっていた。

そのせいでなかなか出発しないのか。。

 

その人たちはシャトルバスに戻っきて、

『まさかこんなにATMが混んでいるとは思わなかったよ。』とか言っていた。

 

必要なお金は前日までに下ろしておくことをオススメする。

 

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10時20分。

ようやくサンクリを抜け出したシャトルバスはその後順調に走り続け、1度目の休憩ポイントにたどり着いた。

どうやらこれは朝食休憩らしく、休憩時間も割と長く確保されていた。

 

レストランのスタッフに『トイレはどこ?』と聞くと、『あの奥だ。』と言われ、同時にトイレ代として数ペソを要求された。

 

我々はスタッフに聞いてしまったのでお金を支払うことになったが、

たぶん何も言わずにトイレを目指せばお金を要求されることなくトイレへ行ける雰囲気だった。

 

さらに言うと、外からレストランの裏に周りこみ、そこから中へ入ればすぐそこがトイレになっているので無料でトイレを利用できる。

ということに後から気づいた。

 

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レストランで朝食をとる人もいたが、我々はレストラン前に座り込み昨日スーパーで購入していたドリトス的なスナック菓子を食べた。

そうやってレストランには入らず店前でたむろしている人たちも少なからずいた。

 

ここで、一人の日本人女性と出会った。

よく見ると、その方は昨晩カサカサに遊びに来ていた人。

もっと言うと、昨日マドレティエラサンクリのパン屋さん)でちらっと見かけた人だった。

 

もう15年もメキシコに住んでいるという彼女は、

年末にアティトラン湖で行われる音楽やアートなどの大規模なフェス、

『COZMIC CONVERGENCE(コズミック・コンバージェンス)』の手伝い的なことをしにパナハッチェルへ向かうという。

 

コズミックは毎年行われているイベントらしく、なんと今年は日本人アーティストに焦点を当てているらしい。

 

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11時10分。ようやく出発。

休憩時間はおよそ50分もあったことになる。

さすがに朝食に50分もかからんで。

 

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国境から少し離れたところにあるメキシコ側イミグレーションに到着。

我々は7日を超えてメキシコに滞在していたので390ペソ(約2184円)の入国税を出国手続きの際に支払い、パスポートを見せて難なく通過。

 

12時40分。

グアテマラからメキシコへ入国する時と同じく、なぜか国境から歩いて数分かかる人気の少ない裏道のようなところににシャトルは停車する。

ここで荷物を降ろし、国境まで歩いて向かう。

 

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国境付近。

『カンビオ、カンビオ(両替、両替)』という両替屋さんが札束を持ってうろついているので、必要な場合はここで両替できる。

 

ペソ残高ギリギリの我々は両替していないのでわからないが、両替するなら国境でするのが基本的にレートがいいのではないかな?、と思っている。

 

もちろん、このうろついている両替屋さんたちはフリーで活動している人たちなのでレートをぼってくる可能性もある。

あまりにレートが悪かったら1度レート交渉を試みたほうがいいだろう。

 

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グアテマラ入国のイミグレ前。

この時間帯、たくさんのシャトルバスが国境に到着しているので小さなオフィスは完全にキャパオーバー。

人で溢れかえっている。

 

しかしこれ、全員が全員グアテマラ入国審査を待っている人とは限らない。

審査を終えてただその辺でシャトルの出発を待っているだけの人も案外いる。

 

ちょっと並び、カウンターでパスポートを提出し、数分待てばスタンプをポンと押されたパスポートが手元に返ってくる、という非常に簡単な入国審査を無事に終了させた。

 

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13時過ぎ。

グアテマラからはシャトルバスをチェンジする。

(グアテマラからメキシコ入国の場合もそうだった。)

 

そして、おそらくここでアンティグア行きの人パナハッチェル行きの人でシャトルが分かれる。

前述した通り国境付近はたくさんの人、シャトルバスで溢れかえっているので、自分たちが乗るべきシャトルがどれなのか探すのに少し手こずった。

 

『アンティグア?、アンティグア?』と聞いて自分らが乗るべきシャトルを探す。

どうにかアンティグア行きのシャトルを発見するが、運転手が調べるとそれは我々が乗るべきシャトルではないらしい。。

一体我々が乗るべきシャトルはどこにあるんだ。。?

 

他に全然アンティグア行きのシャトルが見つからなかったので、とりあえずここまで一緒のシャトルバスに乗っていた人たちが集まっていた方へ行ってみた。

でもおそらくこれはパナハッチェル行きのシャトルバス。

 

運転手に『アンティグア行きはどれだ?』と聞いてみると、スペイン語で何かを説明している。

乗客にスペイン語と英語を喋れるアラスカ出身のアメリカ人がいたので、その人が運転手と話してくれ、話が終わると我々に英語で説明してくれた。

 

アラスカ人曰く、

『今日はもうアンティグアには行けない。今日はパナハッチェルに泊まり、明日朝6時にアンティグアへ向かってくれ。その際のバス代は無料になる。』

とのことだった。

 

”なんだって!?意味がわからん。なんで行けないんだよ。”

 

英語での説明なので完璧なコミュニケーションは取りづらい。

なので私は深く理由を追求するよりも、もっと重要な夜の宿泊先がパナハッチェルになるということと、その宿泊代は無料になるのか、ということを入念に確認した。

すると通訳のアメリカ人は『イエス。』と確かに言った。

 

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我々はすでに今夜アンティグアのペンション田代に宿泊を予約している。

それと同等なレベルな宿に無料で1泊できるのならば、アンティグアにこれといった用事のない我々にとってこのトラブルはあまりダメージになるものではない。

むしろ、行ってみたかったパナハッチェルを観光できるのはかえって好都合じゃないか。

 

ちなみに、私は通訳のアメリカ人の流暢すぎる英語を完全に聞き取ることができていなかったので、もしかしたら聞き取れなかった部分でアンティグアへ行けない理由を喋っていたのかもしれない。

まぁでも、行けないものはしょうがないし、余分な宿泊代とバス代がかからないのならば理由なんてどうでもいっか、

と言う気持ちがあったので最後までこのトラブルの理由を深く探ることはしなかった。

 

 こうして我々は、アンティグア行きではなくまさかのパナハッチェル行きのシャトルバスに乗り込み再び歩みを進めることとなった。

 

そういえば、メキシコに入国するときはだいぶ離れたところで荷物検査があったけど、グアテマラに入国した時はなんにもなかったな。

 

〜後半へ続く〜 ↓↓次回記事★↓↓

earthtravel.hatenablog.com

 

メキシコ11日目〜サンクリ最終日(丘の上の教会&おしゃれパン屋マドレティエラなど)〜 世界一周181日目★

サンクリ11日目。

 

明日早朝にグアテマラのアンティグアへ向かうため、ついつい長居してしまったサンクリも今日が実質の最終日。

 

振り返ってみても、なかなか長い滞在だったなぁと思う。

 

最初に泊まった『PUERTA VIEJA HOSTEL(プエルタ・ビエハ・ホステル)』とか、

もうすでに遠い過去のことのように思えてしまう。。

 

(1メキシコペソ= 約5.6円2016年12月21日。)

 

前回の記事↓↓    

earthtravel.hatenablog.com

  

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今日はゆっくり、朝9時前くらいに起床。

 

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朝起きたらまずは洗濯。

天気がいいので速攻乾くと思う。

9時30分ごろ洗濯し、屋上に干しに行く。

 

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10時30分。

洗濯が終わったらちょっと遅めの朝食作り。

 

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スーパーで1個1・3ペソ(約7円)で購入したプレーンのパンを切り、玉ねぎとベーコンを炒めたものをのせる。

 

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そこにチーズをのせてカサカサに常備してあるトースターで焼けば、昨日同様、トマトとベーコンのチーズトーストの出来上がり。

相変わらずうまい。

 

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朝食をとりながら、これから必要になるメキシコペソを計算した。

メキシコペソが必要なのも明日で最後なので、余分な現金がなるべく残らないようにしたい。

一つ一つ見ていくと、カサカサ宿泊費が2人で300ペソ(約1680円)×7泊で2100ペソ(約11760円)。

結局グアテマラのサンペドロにある日本人宿『カモモシ』同様、1週間も滞在してしまっていた。

カサカサは本当に居心地が良かったからな。

今まで泊まった宿でどこが一番いい?って言われたら、総合的に考えて冗談抜きで『カサカサかなぁ。』って答えてしまうかもしてない。

 

話を戻し、現金。

2つめはサンクリからアンティグアまでのシャトルバス代1人500ペソ(約2800円)。

これはカサカサで代行取得してもらっているので、料金はカサカサに支払う。

 

3つめはメキシコ出国税(入国税)。

これはメキシコ滞在が7日を超える場合に発生するお金らしく、陸路の場合は直接国境で支払わなければならない。

金額は1人390ペソ(約2184円)または25ドル(約2875円)。

*この時はトランプ米大統領誕生による急激なドル高が進んでいたため、ペソで払った方が断然お得だった。

ちなみにこの出国税は、本当は入国税を出るときに支払っているということらしい。

飛行機の場合は7日以内とか関係なく問答無用で航空券代に含まれているとかないとか。。結構曖昧な話。

色々と情報を調べてみると、空港でも払わされた、とか、陸路でメキシコ滞在が7日以内でも払わされた、とか、いろんな情報が飛び交っている。

おそらく空港や、陸路でも7日以内で請求してくるのはぼったくりなのだろうという自分なにりの結論に至った。

どっちにしろ、我々は陸路で12日間メキシコに滞在することになるので出国税(入国税)はどうあがいても支払わなければならないのだ。

 

4つめは先日馬に乗って行ったサンファンチャムラのツアー料金1人200ペソ(約1120円)。

これもカサカサで申し込みを代行してもらったので料金はカサカサに支払う。

 

以上4つで、1人最低2140ペソ(約11984円)はメキシコ出国するまでに必要になるというわけだ。(*写真の紙はカサカサ宿泊費を間違えているので計算が狂っている。)

現在の手持ちの現金では全く足りていないので、今日中にATMへ行き現金を下ろすという用事ができた。

 

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13時。昼食を取りに外出。

 

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13時30分。

先日オーナーと行って残念ながらクローズしていた『TOYOLWITZ』というカフェへ。

しかしながら今回もクローズしている様子。

試しに扉を叩いてみると一人の男性が出てきて、やはり今はクローズだと。

一体いつならオープンしているんだ。

 

ちなみに『TOYOLWITZ』の場所はこちら↓↓

 

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13時40分。

仕方がないのでとりあえずサンクリの中心へ歩いていく。

するとカテドラル前の広場で偶然 路上販売の日本人の寿司屋さんに出くわした。

 

”わーすごい!こんな感じで売っているんだ。”

 

サンクリ到着時から探し続け、

1週間前カサカサに宿を移すときに偶然出会った人に寿司制作現場に案内してもらってそこで初めてお会いし、

今度は路上販売をしているときに会えたらいいな、と思っていたらサンクリ最終日に見事路上販売現場で出会うことができた。

 

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 つい数週間前までは列ができるほどの人気店だったらしいが、ここ最近は少し落ち着いてきているらしい。

 

今後寿司を売りながらサンクリにしばらく住むことを考えているというこの2人。

 

いろんな生き方があるなぁ。

 

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この1週間、『また寿司が食べたいなぁ。』

とよく言っていた相方はここでカニカマ玉子寿司を購入した。

 

1パック5個入りで30ペソ(約168円)。

*ちょっとまけてくれた。感謝。

  

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近くのベンチに腰掛け、寿司を食べる。

味はもう文句なしで美味しい。

 

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14時。

寿司を食べ終えたら今日1番の目的だった『Iglesia del Cerrito』という丘の上の教会へ。

前々から行ってみたいと思っていたけど、だらだらしすぎてなかなかお足を運べていなかったところ。

 

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結構階段長い。

 

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階段の途中、相方が雑貨屋さんを発見。

ここに入ってみる。

 

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どうやらこのセーターがお気に召した様子。

 

前々からサンクリで何かを買いたいと言っていた相方は、悩んだ挙句この灰色のセーターを170ペソ(約952円)で購入。

 

ここの店員さんは、『街で買うともっと高いのよ。』と言っていた。

 

確かにこの店はちょっとねだん安めだったかも。

とりあえず、やっと何かしらの買い物ができた相方は非常に満足げだった。

 

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教会目指し、再び階段登り。

その辺には羊がいた。

 

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登りきったところからのサンクリの町の景色。

白い壁に赤い屋根はヨーロッパを思い出させる。

高い建物なんてのは一切ない。

 

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これがIglesia del Cerrito』教会。

長い階段を上ってやっと到着したはいいが、残念ながら扉が閉まっていて内部には入れなかった。

 

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その後トイレへ行きたいという相方はその辺の工事のにいちゃんにトイレの場所を聞き、案内される。

 

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あれがトイレ。

数ペソを工事のにいちゃんに支払っていた。

しかしこのトイレの衛生状態がとんでもなく悪いものだったらしく、今でも我々の旅史上最低最悪なトイレだったかもしれない、と相方は語っている。

こんなんでもお金がかかるのか、と。

 

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ここに訪れた目的はもちろん教会ということもあったのだが、実はもう一つ目的があった。

オーナー曰く、この教会の近くには野外のクライミンググウォールがあるのだという

 

規模はたいしたことないのであまり期待しないでください、ということだったが、

元クライマーの相方としてはどんなものかぜひ一度見てみたいものだった。

 

登るのが好きな私的にも、もし登れそうなら是非上って遊んでみたいと思っていた。

 

しかし、教会の周りをぐるーっと探してみても、それらしきものは全く見つからない。

 

”壊されちゃったのか?”

 

結局、ボルダリングウォールは見つけられないまま階段を下り、この教会を後にすることになった。

 

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ちなみにこの時期の夜、町から見えるでっかいクリスマスツリーみたいなのの正体はこれ。

これが暗闇の中ライトアップされると、丘の上にあるということもあり町からは非常にデカいクリスマスツリーが立っているように見えるのだが、昼間に間近で見てしまうとほとんどただの柱。

”なーんだぁ、こんなんだったんだ。”

って思った。

 

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14時45分。

教会を降り、町の中心へ戻ろうと通りを歩いていると『Restaurant & Cafeteria Wa "輪"』という日本食カフェを発見。

 

そこのメニューをちょいと覗いてみると、ラーメンがあるではないか。

 

相方は寿司を食ったが、私はまだ昼飯を食っていない。

 

少々根が張るが、サンクリ最後の昼飯としてここでラーメンを1杯食べておいてもいいだろう。

 

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これは相方が注文したまぜそば

隣のそばつゆみたいなのは非常に辛いらしい。

 

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こちら、数あるメニューの中から悩んだ結果私が注文した 味噌ラーメン128ペソ(約716円)。

日本では普通だが、メキシコの物価を考えると非常に高級な一杯。

しかし味はその値段に相応するものではなかった。

一言で言うと、スープが薄くて全体的にチープな味。

 

”輪”の場所は場所はこの辺り↓↓

 

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味はさておき、外のテラス席で食べるラーメンというのも新鮮でなんかよかった。

 

ちなみに店員さん(オーナーかな?)は日本人だった。

 

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15時20分。

ラーメンを食べ終えた後は『MADRE TIERRA(マドレ・ティエラ)』というサンクリで有名なパン屋さんへ。

 

カサカサの宿泊者に教えてもらったパン屋さんだ。

 

今では町の有名店としてこのような立派な店舗を構えているが、

そのルーツは現在でもサンクリの町中で多く見かける路上販売のパン屋さんだったというのだから驚き。

 

ここマドレティエラは、路上販売から成り上がった下克上パン屋さんでもあるのだ。

 

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店内の雰囲気はカフェ。

奥のスペースで、たくさんの美味しそうなパンが長テーブルの上に並べられている。

うん。おしゃれだ。

とても元路上販売の店とは思えない。

 

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時間的にも、ちょいちょい品切れのパンがあったのが残念。

 

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それでもどれも美味しそうで、飯を食べたばかりなのにあれもこれも買いたくなってしまう。

 

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私はこのチョコバナナパンを購入して店内のテーブル席に腰掛けて食べた。

値段の方はそれなりに高めに設定されているが、ここは先ほどのラーメンとは違い値段相応の味。

(不覚にも、このチョコバナナパンの値段をメモってなかった。確か20〜25ペソ(約112〜140円)くらいだったと思う。)

美味しい。

 

マドレティエラの場所はここ↓↓

 

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17時。

マドレティエラでパンを食べた後は徒歩で最近よく行く『Cinepolis』というアメリカのウォルマートのような大型スーパーへ。

 

明日の移動食を買うのもそうだが、ここのATMで必要なメキシコペソを下ろしておく必要もあった。

 

さすがは大型スーパー。

ATMの種類も豊富なので、一つ一つ手数料を確認して安いところで下ろす、ということもできる。

 

早速ATMで現金を下ろす。

 

しかし、何度やっても『取引ができません。』、的な感じで現金を引き出せない。

 

おかしいな、先日はできたのに。

しかも同じ新生銀行のカードを持っている相方はちゃんと現金を下ろすことに成功している。

 

試しに別のATMに行き引き出しを試みるも、どこでやっても結果は同じ。

 

”なんでだ、おかしい。なんか不正でもあったのかな。。”

 

そう不安になったが、下ろせないものは仕方がない。

 

とりあえず相方のキャッシュカードを借り、私分の現金として2100ペソ(約11760円)を下ろした。

 

カサカサへ帰って原因を確認してみると、引き出しができなかった理由は簡単なことだったことが判明。

 

そう、それは単なる残高不足によるものだった。

 

やってはならないケアレスミスだったことを反省。

そして2人旅のメリットの一つをここでも再確認。

 

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18時ごろカサカサに戻る。

スーパーで購入したのは試食を食べて美味しかった

ドリトスみたいなスナック菓子19.9ペソ(約111円)を2袋と、

1個1.3ペソ(約7円)のプレーンのパンを5個。

 

明日の朝食用とバス移動の時の非常食だ。

 

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そしてカサカサに支払う現金を用意。後ほどオーナーに支払う。

 

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20時過ぎごろ。

本日もシェア飯を作る様子。

持っている食材はほとんど使い果たしたので、本日は我々もシェア飯に参加させてもらう。

 

人数分の目玉焼きを作っていったのだが、驚くべきことに6連チャンで双子ちゃん。

メキシコでは1つの卵に黄身2つというのが当たり前なのか。。

 

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今夜のシェア飯はカレー。

スパイスから作る手の込んだやつ。

 

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作ってくれているのは別の宿泊者の方で、実際我々は野菜を切ったり皿を並べたりするくらいの作業しかしていない。

 

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20時40分。

完成した料理が食卓に並べられる。

 

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この目玉焼きカレーライスとサラダで、1人13ペソ(約72円)。

しかもおかわりもある。

やっぱりシェア飯は安すぎる。

 

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今日も宿泊者以外のゲストが2名来てくれていて賑やかな食卓。

本当、丸テーブルって雰囲気いいな。

 

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晩飯後、オーナーが我々にプレゼントをくれた。

コーヒーをドリップする布のネットだ。

 

このような布でドリップする方法は『ネルドリップ』といい、

ペーパーよりもフィルターの目が粗くコーヒーの粒子が布フィルターから抜け落ちるためなめらかな口あたりのコーヒーになるという。

 

大きいのと小さいの、どちらにしようか悩んでいると、

オーナーは『両方持ってっていいですよ。』、と言ってくれた。

 

本当に器の大きな人だ。

 

途中でサンクリに住んでいる日本人の方々がカサカサに遊びに来て、人数はさらに増えた。

 

いつものようにシェア飯後の団欒を楽しみ、我々は23時ごろには部屋へ戻った。

 

明日は朝早いので、早めに就寝しなきゃ。

とは思っていたものの、シャワーを浴びたりパッキングをしたりしていたらもういい時間になってしまっていた。

 

明日は朝6時には朝食をとり、

7時のピックアップシャトルグアテマラのアンティグアへ向かう予定。

 

アンティグアでの宿泊先ははもちろん、前回もお世話になった日本人宿、ペンション田代だ。

 

★次回記事↓↓

earthtravel.hatenablog.com

メキシコ10日目〜シナカンタンへお出かけ。〜民家でご飯を求めて〜 〜 世界一周180日目★

ついにサンクリ滞在も10日目に突入。

 

当初はサンクリの後どこか他の場所にでも行こうかと考えていたのだが、

結局居心地がよかったのでサンクリに長居してしまい、その後はどこも行かずグアテマラまで戻ることになってしまっている我々。

 

今日は前々からオーナーに紹介されていて行ってみたいな、と思っていたシナカンタンという隣町へお出かけする予定。

 

なんでも、シナカンタンに着いて車を降りたら子供が寄ってきて家へ案内してくれるらしい。

そしてその子どもに着いていくと家の中に案内され、

伝統工芸である織物作りを見学さてもらえ、最後には質素ながら食事が出てくるという。

 

特に料金が決まっているわけではないが、オーナーの場合は2、30ペソほどのチップを払っているという。

我々が今回シナカンタンに訪れる最大の目的も、その家庭訪問体験にある。

 

サンクリからシナカンタンまではタクシーで約30分ほどだ。

 

(1メキシコペソ=約5.6円 2016年12月20日。)

 

▼前回の記事

earthtravel.hatenablog.com

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7時30分ごろ起床。

8時20分ごろキッチンへ行き朝食作り。

今日は昨日スーパーで1個約7円で購入したパンを使い、トーストを作る。

 

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パンを適当な大きさに切り、軽く焼き、そこにトマト、玉ねぎ、さけるチーズをのせてトースターで焼く。

カサカサにはトースターがあるので便利。

味は文句なしでうまい。

やっぱ、チーズっていい。

 

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9時50分ごろ外出。

シナカンタンへ行くには、まずカサカサからメルカドへ向かう道(ホンジュラス通り)の途中にあるタクシー(?)乗り場へ。

 

見つけにくいが、上方と扉に『TERMINAL DE TRANSPORTES ZINACANTAN』という看板が出ている。

『ZINACANTAN』シナカンタンのことである。

 

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ここがシナカンタン行きの乗り場。

 

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乗り合いタクシーみたいな感じ。

 

10時。

他の乗客も乗せていざシナカンタンへ出発。

料金は2人で18ペソ(約100円)。

下車時に支払った。

 

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10時30分。

ちょうど30分でシナカンタン到着。

 

タクシーを降りると、予想に反して町はシーンと静まり返った雰囲気。

オーナーが言っていた家に案内する子供が寄ってくるような様子は全くない。。

 

あたりをキョロキョロして必死になって子供を探す我々。

子供を見つけるたびにその子の方をじ〜っと見つめてみるが、近寄ってきて家へ招待されるような雰囲気は全くない。

 

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ようやく子供が近づいてきたと思ったら、ちょっと雰囲気が違う。

家へ案内するというか、布とかを売っている店へ案内しようとしている様子。。。

 

最初この子が近寄ってきた時は ”おっ、来たか!?” と思ったが、やはりこの子は物売りの少女的な感じだった。

 

紛らわしい。。。

  

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結局その後も全く子供が近寄ってくる様子はなく、とりあえず町のシンボルであろう『Iglesia de San Lorenzo』という教会を訪れた。

 

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メキシコの教会は華やかな雰囲気のものが多い気がする。 

 

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その後は、

誘い込みの子供がいないなら自らその家へ赴くまでだ』と思い、テキトーに町をぶらぶらと歩き回った。

 

雑貨屋などを見ながら、なるべく民家の多そうなところを徘徊する。

 

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なかなかおしゃれなデザインの靴。

 

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歩いていても子供に会うどころか、織物見学などをしているような雰囲気の家すら全く見つからない。

 

仕方がないのでとりあえずまた教会のある町の中心の方に戻り、もうサンクリへ戻ろうかどうかを考えていた。

すると突然、背後から日本語で声をかけられた。

 

『こんにちは(^^)』

 

一瞬ビックリして”誰だ!?”と思ったが、それは昨日シェア飯を共にしたヘキカキカクの色塗りを手伝っている女性の方だった。

実はこの方、グアテマラのサンペドロに滞在している時もカモモシで顔を合わせているが、ちゃんと喋ったのは昨日のカサカサでのシェア飯の時が初だった。

 

『すごい偶然ですね(笑)なんか面白いところありました?』

と私が言う。

 

『いえ、さっきあっちの方をぐるっと歩いてきたんですけど、特に何も。』

 

『そうですか。なんかシナカンタン着いたら子供が家に案内してくれていろいろしてくれる、みたいなこと聞いたんですが、タイミングが悪かったんですかねぇ。。』

 

『私もそれ聞いて来ました(笑)あっちのほう歩いてる時に家はあったんですけど、特に何も呼び込まれなかったです。』

 

『そうなんですね。じゃあ私たちもあっちのほうちょっと歩いてきてみよっかな。ありがとうございます。じゃあまたカサカサで(^^)』

 

みたいな感じのやり取りをして別れた。

 

彼女もまたシナカンタンの家庭訪問を期待してやってきていたらしいが、

そういうのがなく予想以上にあっさり観光が終わってしまったため、ここは早々に切り上げてサンファンチャムラへ行ってみよっかな、と言っていた。

 

一方の我々は、とりあえずまだ行っていないエリアを歩きに行くことにした。

 

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再びちょくちょくある雑貨屋さんに寄りながらローカルなエリアを歩く。

すると、1軒の家の扉から大きな鍋で何かをグツグツ煮込み作っている様子が垣間見れた。

我々は ”おっ!” と思い足を止め、しばらくその様子をじっと見ていた。

 

すると中から一人の男が出てきて、スペイン語で何か言ってくる。

全く何を言っているのかわからない。。

 

とりあえず我々は『What's this???』と英語で言って、それは何を作っているんだい?ということを聞こうとする。

相手からの返事は相変わらずスペイン語で何を言っているのかわからないが、中に入れという様子ではない。

しかしその男は中にいる人に何やら指示を出し始めていた。

 

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すると突然、家の中からおばちゃんが出てきて、ジャムみたいなのがのったトルティーヤっぽいものを両手に持ってこちらへやってくる。

 

”え!マジで!”

正直ちょっと期待はしていたが、まさか本当にご馳走になれるとは思わなかった。

家に入って織物を見学して最後に質素な飯が出てくる、という聞いていた情報とはだいぶ違うが、これだけでも十分面白い体験。

突然の嬉しい誤算が我々の気分を一気に高めた。

 

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持ってきてもらったのはこんなようなシンプルな料理。

大きな鍋でグツグツ煮込んでいたのはおそらくこの上に乗ったジャムのようなものであろう。

結構たっぷりとのっていて、甘くはなく、みずみずしい。

トルティーヤみたいな生地はちょっと湿気ている感があるが、それがまた素朴な味わいで私は好きだ。

ほんのりとする塩の味は、上にのったジャムと悪くない相性。

そして以外とボリュームがありお腹にたまる。

 

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外でこの料理を食べていると家の中から子供達が続々と出てきて、こちらをじっと見てニコニコしていた。

我々が何かを話しかけても、照れているのか余計ニコニコっとして兄弟同士で笑いあっている。

なかなかシャイな子供達だな。

 

それでもこの子達のおかげでなかなか楽しい時間を過ごすことができた。

料理を食べ終わり、最後に10ペソ(約56円)をチップとして渡した。

織物見学はしてないし飯だけなので、気持ちとしてこのくらいが妥当だろうと。

 

するとそれを受け取ったお父さん的な人は笑いながらそのお金を家族みんなに見せびらかしている。

 

『みんな見ろ、チップ貰っちゃったぜ!』

って見せびらかしているのかな、と、思ったが、それは全く違ったた意味の笑いだった。。

 

お父さんは我に、

『見ろ。俺らはこんだけ家族がいるんだ。なぁ。これじゃ足りないよ。もうちょっとチップをくれないか。』

と、ジェスチャーをしながらそう言っている。

 

その言葉もまたスペイン語だったが、そのジェスチャーと雰囲気からそのようなことを言っているというのは間違いない。

 

仕方がないので追加で20ペソ渡し、合計で30ペソ(約168円)をお父さんに渡したら満足そうな顔をして家の中へ入っていった。

 

”うーん。。。”

 

飯を食い終わるまではすごくいい気分だったのに、なんか一気に落とされた感じ。。

 

金額は別にたいしたことないんだが、これはご好意じゃなくて最初からお金目的で飯を出してきのか、と思うとなんか複雑な気分。

チップは気持ちであるはずなのに、それをもっとよこせと要求されるのは正直複雑な気分。。

 

メキシコ人は商売気質だと聞いていたが、これもその気質がゆえのことなのか?

メキシコではこういうのが普通で、こういう文化なのかなぁ?

 

と、なんか、考えさせられたなぁ。。

 

シナカンタンには貴重な体験をしにやってきたわけだが、ある意味貴重な体験をさせてもらった気がする。

 

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11時45分。

再び中心に戻りトイレへ行ったり雑貨屋を回ったりする。

 

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最後にもう一度教会を訪れておく。

その時、ちょうど教会の鐘がガンガンなり出した。

時計を見ると時刻は12時だった。

 

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よし、そろそろ帰ろう。

ということで、タクシーを拾いサンクリへと戻る。

料金は行きと同じで2人で18ペソ(約100円)。

 

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13時。

サンクリのタクシー乗り場に着いた後は徒歩でメルカドへ向かい、久しぶりに2ペソタコスの屋台 を目指す。

 

先ほどシナカンタンで食べたものだけでは昼飯としてはちょっと足りない。

そんな時、一口サイズで1つ2ペソで食べられるこのタコスは小腹を満たすには最適なのだ。

 

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鉄板にのっている肉の中から好きなものを指差し、スペイン語で数字を言って希望の種類と数を伝える。

今日はタコス4つ注文で合計8ペソ(約44円)。

駄菓子のように安い。

 

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13時30分。

駄菓子屋、2ペソタコスで小腹を満たした後は歩いてサンドミンゴ教会前の雑貨市場へ。

ここで日本の友達へのお土産を購入しておこうと雑貨を漁る。

 

メキシコを出た後は、グアテマラへ戻り1泊して一気にアメリカ合衆国のニューヨークへ飛ぶ予定の我々。

ニューヨークで年を越した後は日本へ一時帰国することが決まっている。

ニューヨークでお土産を買うのと、ここメキシコでお土産を買うのでは物価に雲泥の差がある。

それゆえ、帰国時に友達に渡すお土産もここメキシコにいる間にゆっくり選び購入しておくことが経済的にも得策と言える。

ここメキシコではおしゃれで実用性がありそうな雑貨がたくさん売られているので、安かろう悪かろうという精神でお土産を買っているわけでは決してない。

 

いろんな店を見て回り、デザイン的にもおしゃれなこの長方形のポーチに目をつけた。

同じものを売っている店はたくさんあったが、おそらく店によって値段が違う。

ちょっとでも安く購入したい場合は店をまわっての聞き込みはマスト。

 

そのポーチを売っている店数件で値段を聞きいて周り、一番安い値を言ってくれた店に座り込みお気に入りのデザインを発掘する。

デザインの種類が豊富すぎてどれにするのか非常に悩んだ。

でもこの発掘する作業、なかなか楽しかった。

 

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 厳選して購入したのはこれら11点。

大きいのは1つ60ペソ(約336円)、小さいのが1つ50ペソ(約280円)。

意外といい値段するな。

 

本来なら合計で650ペソ(約3640円)になるところだが、大量購入割で交渉し、結局合計520ペソ(約2912円)にまけてもらった。

つまり1つあたり約47ペソ(約264円)になったということだ。

 

この小物入れ、敷き物かなんかのように薄くてスタイリッシュなデザイン。

それでいて柄がおしゃれなのでなんか惹かれる。

自分用としてもちゃっかりお互い1つずつ購入した。

 

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さらにこちらは我々が雑貨屋を周っている時に突然声をかけてきた女の子(20歳前後)からもらったプレゼント。

ガブリエラちゃんというメキシコ人の彼女は、そんなに遠くない町からお母さんと一緒にここサンクリに旅行にきているのだという。

しかもそれは今日が誕生日という彼女のための旅行らしい。

 

本来ならプレゼントをもらう側にあるはずの彼女が、見ず知らずの日本人である我々にいきなりプレゼントを買ってくれたのだ。

話を聞くと彼女は大の親日家で、特に日本のアニメが大好きなのだという。

すごく明るくて積極的な性格で、これから私の家に遊びに来ないか?と誘ってきてくれた。

 

いつか起こらないかな、と密かに思っていたこの展開。

まさかこんなところで起こるとは。。

 

彼女の家へお邪魔したい気持ちは十分にあるが、なんせ我々は明後日の早朝にはここサンクリを出てグアテマラへ戻らなければならない。

カサカサをキャンセルし、今日の夜ガブリエラちゃんの家へ泊まって、明日またサンクリに戻ってきて、明後日の朝グアテマラ行きのシャトルに乗って。。。

 

ということも不可能ではなかったが、

最後にあまりバタバタした時間を過ごすのもちょっとしんどいな、と言う気持ちも正直あった。

 

非常にありがたいお誘いだったのだが、とっさの判断で今回は丁重にお断りさせてもらうことにした。

『またメキシコに来たら連絡するから、その時に家に行くね。』と言って。

サンクリはまた訪れたい町の一つにはなるが、果たして次に訪れるのはいつになるだろうか。。

 

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15時ごろカサカサに戻り、19時ごろまで部屋でだらだら。

カサカサに戻って夕食を作ろうとすると、本日も皆でシェア飯を作る様子だった。

 

でも我々的には、明後日グアテマラへ移動する時までに今ある食材を使い切ってしまいたい。

ということで、今日はシェア飯は遠慮し、自らの食材を使ってペペロンチーノを作ることに。

相方曰く、このペペロンチーノを作る際は昨日スーパーで購入した鷹の爪のピリ辛感が生きてくるのだという。

味の方はなかなか美味しかった。

 

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20時30分ごろ。

さっと夕食をとり終えたらデザートを食べに行くため夜の町へ。

相変わらず夜の暗闇雑貨市がカテドラル広場前で開催されている。

お客さんが通ると商品に懐中電灯を照らしてくれるのが面白い。

勉強机の電気スタンドみたいなのを置いて商品を照らしている店もあった。

 

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デザートと言っても、我々の場合は結局11月20日通りにあるパン屋の菓子パンになってしまう。

でもこのパン屋さんでパンを買うのは久しぶりな気がする。

 

私はチョコドーナッツパンを5.94ペソ(約33円)、

揚げ餃子みたいな見た目のパンを2.17ペソ(約12円)、

砂糖クロワッサンみたいなのを3.84ペソ(約21円)で購入した。

 

そしてそのパンをパン屋の前に設置されているテーブルで食べる。

 

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そしてシメはやはり、夜になったらこの11月20日通りに現れるモレのおっちゃん。

今夜も相変わらず大繁盛だ。

 

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今日はタマレスは購入せず、

コンレチェというホッとする味の温かい飲み物を6ペソ(約33円)で買いカサカサへ帰りながら歩き飲み。

22時頃にはカサカサに到着。

しばらく部屋でゆっくりと過ごし、0時前には就寝した。

 

長かったサンクリ滞在の日々も、明日が実質最終日。

最後の日だからこそ、特にやることも決めずにゆったりとした時を過ごしたいと思っている。(いつもそんな感じだったが。。)

 

この町で強いてやり残していることと言えば、『Iglesia del Cerrito』というサンクリ南西部にある丘の上の教会に行くことくらいか。

明日はとりあえずそこへ行き、テキトーに町を歩き1日を過ごしたいなと思っている。

 

▼次回記事

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メキシコ9日目〜サンクリの日本人パン屋さんと大型スーパー〜 世界一周179日目★

サンクリ9日目。

昨日はサンクリのお隣の村『サンファンチャムラ』へ馬に乗って 行ったり、そこで一風変わったサン・ファン・バウティスタという教会にお訪れたり、夕方からはカサカサのオーナーも出演するライブイベント を見に行ってみたりと、最近では稀に見る充実スケジュールだった。

でも、そんな濃密な予定があったのも昨日が最初で最後か。今日からはまたただただ生活をする日々が再開されそうだ。

それはそれでいい時間なのだが。

とりあえず今日やろうと思っていることは、また夕方くらいからヘキカキカクのお手伝いに行くくらいかな。

(1メキシコペソ=約5.6円 2016年12月19日。)

 

前回の記事↓↓

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朝8時ごろ起床。

昨日のたっぷり疲れたせいか、まだ眠い。

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メキシコ8日目②〜サンクリで日本人アーティストのライブイベントを見に行ってみた。〜 世界一周178日目★後半

今日は朝から馬に乗り、他のカサカサ宿泊者と一緒にサンクリの隣村サンファンチャムラまでお出かけした。

 

その後サンクリに戻ってきて飯を食い、雑貨屋を見て、カサカサに戻ってきたのは16時過ぎごろ。

 

ちょっと一息つき、

17時からはカサカサのオーナーも出演するというライブイベントを見に行く予定。

 

久しぶりに1日中予定が詰まっているというタイトなスケジュールをこなしている。

 

(1メキシコペソ=約5.6円 2016年12月18日。)

 

▼前回の記事 

earthtravel.hatenablog.com

 

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サンファンチャムラへ乗馬、昼食、からの雑貨屋見学を終え、16時過ぎ頃カサカサに戻り、ちょっと一息入れる。

 

そして17時。

オーナーの友達のミュージシャンの方がカサカサへやってきた。

 

なんでも今日はオーナーも出演するというライブイベントが町のライブハウス?のようなところで開催されるそうで、その方はオーナーをピックアップしに来たのだ。

 

我々もそのイベントを見学しに行く予定で、急遽オーナーと一緒に車でライブ会場まで向かわせてもらうことに。

 

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年季の入っているワーゲンバスに乗り込み出発。

オーナーの音楽仲間の人もすごくいい人だった。

 

なんでもその方は世界一周中に今の奥さんと出会い、最近ここサンクリで子供が生まれたという。

奥さんも同じくミュージシャンらしく、今夜のライブイベントにも参加する。

現在も一応世界一周中で、世界一周が完了するまでにはあと30年はかかるかなぁ、と、かっこいいことを言っていた。

 

やはり、世界には我々の常識を超えるような経験を日常的にしている人たちがまだまだたくさんいるんだな。

 

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ちなみにこれがそのライブイベント『宴』のポスター。

なんでも今日は日本人のアーティストが中心に(というか全員日本人?)出演するイベントらしい。

入場はドリンク込みで30ペソ(約168円)。安い。

 

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17時10分。

ライブイベント会場となる『wapani』というところに到着。

オーナー曰く、ここでは頻繁になんらかのイベントが開催されていてサンクリの町のコミュニティーセンター的な役割を果たしているのだとか。

 

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ゆっくりとくつろげそうな空間。

 

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すでに他のアーティストによるライブが行われているというので、早速会場へ潜入。

奥の部屋へ入ると、そこにはなんとも言えない光景が我々を待っていた。

 

そんなに広くないスペースのど真ん中で一人の日本人アーティストがあぐらをかいて座っている。

『Aki-Ra Sunrise(アキーラサンライズ)』という名のアーティストらしい。

 

その方を取り囲むように、主に欧米人が円を作ってあぐらをかいて座っている。

ヒッピー風の欧米人が多かった。

 

その欧米人達が、小刻みに体を左右に揺らしながら何かの歌をただただ永遠と歌い続けている。

歌が終わるとまた初めから歌い出すという無限ループ。

 

真ん中に鎮座しているアキラさんはそのポジションや身なりからして、

もはや神様にしか見えない。。

歌を歌う欧米人らはその信者たち。

 

昼間のサンファンチャムラの教会みたいに、写真なんてとても撮れないような神聖な雰囲気。(上記写真はパフォーマンスが終わった直後にさっと撮った。)

来るところ間違えてしまった感が我々2人にこみ上げてくる。。

 

この異様な、そして神聖な雰囲気に我々は完全にのまれてしまった。

 

それにしても、あの歌のメロディーは未だに我々の脳裏に深く焼き付いていて、たまに突然頭の中で再生され出す。

 

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しばらくしてようやく歌が終わったら周りの欧米人達ははけ、アキラさんがでっかいパイプのような楽器を取り出してそれを奏で出した。

 

”ブォーーーーッ”っという鈍い音が会場に響き渡る。

 

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その後は我々が一番見たかったハンドパンの演奏。

 

ハンドパンといえば我々の旅の序盤、ドイツで出会った香港人と日本人の方が演奏していた楽器。

その時初めてこの楽器の存在を知り、その美しい音色に完全に魅了されたことを今でも鮮明に覚えている。

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その後も、特にヨーロッパを回っている時はハンドパンの路上パフォーマーをちょくちょく見かけた。

しかし最初にミュンヘンで出会った方々が奏でるほどの美しい音色にはなかなか出会えていなかった。(素人の耳で聴いてもその差がわかった。)

 

今回のアキラさんはプロのミュージシャン。

ドイツのミュンヘンで初めてハンドパンを聴いた時を思い出すくらい、さすがに美しい音色を奏でてくれた。

 

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さらにこのアキラさんは水を使ったハンドパンという演奏も披露してくれた。

ボールに水を貯め、その上に小型のハンドパンを置いてそれを叩くというもの。

こんなやり方もあるんだ。

 

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18時30分。

すっかりアキーラサンライズに魅了されたあとは、ついに我らがカサカサのオーナー、たけしさんが出演するバンド演奏の出番。

 

オーナーの役割はもちろんボイスパーカッション(ボイパ)。

オーナーの口から刻まれるボイパのリズムを基軸に、ギターやキーボードなどの機材調整をしている。

 

そのうちボイパのソロパフォーマンスみたいな感じになっていく。

当たり前だがボイパがうまいし、かっこいい。

マイク一本で盛り上げられるの、すごいな。

 

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バンドの準備が整ったら演奏が開始された。

先ほど我々を魅了していたアキラさんもバンドメンバーに加わって太鼓を叩いている。

そしてオーナーのボイパにギターが2人。キーボード1人にボーカルが1人といったバンド構成。

 

先ほどピックアップしてくれた方はギターで、その奥さんはキーボードだとか。

ボーカルの女性のパワフルなパフォーマンスに会場は盛り上がる。

 

特に欧米人達は居ても立っても居られない様子で、ついには立ち上がりダンスを踊っていた。

後ろの人が見えなくなる、なんていう考えは彼らにはないのであろう。

 

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19時30分。

たっぷりバンドパフォーマンスを楽しんだあとは、一旦会場を出てドリンクをもらいに行く。

しかしこの時ドリンクは完売中で、今作っているからまた後で来てくれとのこと。

いつの間にか人も増えてきていて、なかなかの盛況ぶりを見せていた。

 

ちなみに入場料に含まれているドリンクは強めのお酒。

私は飲めなかったので相方にあげた。

 

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その後は再び会場へ戻り次のアーティストのパフォーマンスを見学。

このアーティスト、なかなか不思議な世界観を作り出していた。

 

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20時30分ごろ。

そろそろということで『wapani』を出てカサカサへ戻る。

途中で今日一緒にサンファンチャムラへ行った他のカサカサ宿泊者の方もライブを見に来ていたので、帰りはその方々と一緒に歩いて帰った。

 

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20時50分。

今夜の晩飯は先日オーナーに教えてもらった『モレのおっちゃん』のところで済ませることに。

 

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今日はポヨ(鳥肉)とモレを1つずつ購入した。

1個6ペソ(約33円)。安い。

そして、やっぱりこの味、クセになる。

 

結構腹にたまるので、これだけで晩御飯を済ませることができた。

カロリーもハンパないらしいし、食い過ぎ注意の一品だ。

 

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21時過ぎ、カサカサ到着。

部屋でゆっくりしていると、宿泊者の方からコーヒーの差し入れが。

ありがたい。

美味しくいただきました。

 

今日は馬に乗ったり変わった教会に入ったり日曜市へ行ったりライブ見に行ったりで、久しぶりに濃密な1日だった。

そのせいかちょっと疲れたので今日はいつもより早めの就寝となった。

 

さぁ、明日からはまたこれといって予定のない日々が再開されそう。

でも予定がなくても、『コスパよく生活する。』という中米での我々のテーマはなかなか守れているのではないか、と我ながら思う。

 

この後年末年始のニューヨークとか行ったら一気に金が吹っ飛ぶだろうから、

今物価が安いところでなるべく出費をおさえておかなきゃ。

 

▼次回記事

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メキシコ8日目①〜馬に乗ってサンクリの隣村サンファンチャムラへ。〜 世界一周178日目★前半

 サンクリ8日目。

今日はカサカサ宿泊者の何人かでサンクリから北西に10㎞ほど離れたところにあるサン・ファン・チャムラという村へ遊びに行く予定。

 

その村に何かがあるというより、まず我々を惹きつけたのはその村までの移動手段。

なんと馬に乗ってその村まで行くというのだ。

 

それもちょろっと乗る体験乗馬のようなものではなく、約1時間もかけて馬に乗りサンファンチャムラを目指すのだとか。

 

お尻が痛くならないか不安だが、田舎道も通るだろうから道中の景色にも期待が高まる。

ちなみにこの乗馬ツアー代金は1人200ペソ(約1120円)。

 

(1ペソ=約5.6円 2016年12月18日。)

 

▼前回の記事

earthtravel.hatenablog.com

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7時過ぎ起床。

今の所、天気はあまり良くない。

こういう何か用事の有る日に限って天気は崩れる。

 

 

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8時30分ごろ宿を出る予定なので、それまでに朝ごはんを済ます。

昨日メルカドで購入したパンを焼く。

 

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それにアボカドとトマトで作ったペーストを塗り食べる。

この料理、グアテマラからの鉄板料理になっている。

 

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8時30分。みんなで外出。

徒歩で町の中心にある旅行会社を目指す。

まだ天気はあまり良くない。

 

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8時50分。

3月31日広場付近の『TIERRA MAYA』という旅行会社に到着。

馬の予約はカサカサで行ってくれていて、

あとは当日決められた時間にこの旅行会社へ行き受付を済ませるだけ、という状態になっていた。

 

9時に旅行会社を出発する予定だったのに、なかなか迎えの車が来ない。

しばらく旅行会社前で待ちぼうけをくらう。

まさか、こんなところに馬を運んでくるんじゃないだろうな?

 

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9時15分。

ようやく出発の気配が漂ってきた。

しかしここに迎えが来るのではなく、また少し離れたところから車に乗って移動をするらしい。

 

数分歩きピックアップ車に乗り込む。

車と言っても、軽トラみたいなのの荷台。

ここに結構ぎゅぎゅう詰めで客がのせられた。

 

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9時40分。

車から降ろされる。

案内された場所へ行くとたくさんの馬が我々の到着を待っていた。

なるほど、ここから馬に乗ってサンファンチャムラまで行くということか。

 

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それぞれ適当に馬を選び、背にまたがる。

一応ガイドの人がうまく乗れない人の補助をしてくれる。

 

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全員が馬の背に乗れたら、練習もなしにいきなり出発。

ガイドの先導により馬が動き出す。

 

”マジかよ?持つところや止まり方など、基本的なことすら何も教えてくれないのかよ?”

 

私は日本で体験乗馬程度の経験はあったので馬に乗ることは初めてではなかったが、

馬に乗ること自体初めてという人にとってはなかなか不安なスタートとなっただろう。

 

これから1時間以上馬に乗るというのに(しかも一般道や細い山道を)、レクチャーなど一切なしで出発するとか、、

さすがは海外。

 

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それでも馬は勝手に歩いていってくれるので、しっかりと落ちないように乗ることを心がければなんとかなるものだった。

参加者の中で手こずっている様子の人は一人もいなかった。

 

パカパカと気持ちのいい音をたてながら歩いて行く馬。

時々テンポよくニーアップをするように歩き始め、

その時は上下の揺れが激しくなるのでしっかり馬の動きに体を合わせてあげないとお尻が痛くなる。

 

先頭集団になるか、後続になるか、はたまた中盤あたりに位置するかは完全に馬の気分次第。(馬の操作ができれば別だが)

 

我々カサカサチームのほとんどが後続の集団に密集。

カサカサチームの一人だけ、馬が張り切って先頭集団へ行ってしまったので別々になってしまった。

 

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街を抜け、景色はだんだん田舎道に変わっていく。

運悪く私の馬は気性が荒いやつで、時々突然暴れ出す。

 

隣を歩いている馬に喧嘩を売ったり、突然スピードを上げて前の馬をごぼう抜きしたり、、、

 

しかも私の靴があぶみ(脚を入れるところ)のサイズに収まりきらず、ほとんどつま先しかあぶみに脚が入っていない状態。。

何度もあぶみから脚が外れ脚が宙ぶらりんの状態になる。

 

そんな状態の時にタイミングよく暴れられたら落馬してもおかしくないぞ。。

 

いっその事靴を脱いで裸足であぶみに脚を入れたい。

そんな乗り心地の悪い乗馬がこの先1時間も続く。

 

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ガイドの少年。

馬が時々周りにある草を食べ始めると持っている鞭で馬を打って先を急がせる。

 

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完全に林の中へ入っていった。

アドベンチャー感があっていい。

たまにこの林道で立ち止まり放尿をする馬もいた。

その後ろの人は最悪だろう。

 

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林道を抜け、また集落が見えてきた。

朝は曇っていた空も今ではほぼ快晴。

景色は最高にいい。

 

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10時40分。

ようやくサンファンチャムラ付近にたどり着いたらしく、ここで馬から降りる。

正直、やっと降りれるといった感じだ。

帰りはもう車でいいよ、と思った。

 

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馬を降りたらすぐそこまで迫っているサンファンチャムラの日曜市へ歩いて行く。

観光時間はわずか1時間。

11時45分には戻って来いと言う。

ちょっと短すぎやしないか?

 

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思っていたより大きな日曜市だった。

 

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市場を散策する前にまず訪れたのは、サンファンチャムラのシンボルでもあるこの教会。

サン・ファン・バウティスタ教会という名のカトリック教会らしい。

 

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ティファニーブルーとまでは言えないが、それをもう少し緑色に濃くした感じの緑。

ペパーミントグリーンという表現が適切なのか。

白とその緑のコントラストが美しい。

 

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教会向かって左側に進むとチケット売り場があったので、そこでチケットを購入。

2人で50ペソ(約280円)だった。

 

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綺麗な緑色だけでなく、そこに施されている花柄のようなデザインもおしゃれでかわいい。

 

残念ながらこの教会の中は撮影禁止。

中は今までに味わったことのない雰囲気だった。

たぶんこの先もこんな不思議な雰囲気の教会に訪れる機会はそうないだろう。

 

とにかく内部は薄暗く、松の葉が焚かれ煙たく、より一層薄暗さと不気味さを増している雰囲気。

床にはこれまた松の葉が敷き詰められていて、そこにろうそくがたてられている。

人々が松の葉が敷かれた床に座り込んでおり、なにやらお祈りをしている様子。

(あとで調べてみると、ここに座り込んでいるのはイロルと呼ばれる呪術医と患者や家族であり、鶏を生贄に捧げ呪術医療のお祈りをしている様子なのだとか。)

 

言われなくても写真は禁止なんだろうな、と察することができるほど特異な雰囲気。

中にはアルコール濃度高めの酒を飲んでる人たちもいる。

その方々の近くを通ると、その酒を1杯ご馳走してくれた。

ボルシュ(?)ポッシュ(?)とかなんとかいう酒だった。

 

酒が苦手な私は口をつける程度だったが、相方はゴクリと全部飲み干していた。

やはり、かなり強いと。

 

一通り内部をぐるっと周り見学し、しっかりとその教会内の光景と雰囲気を目に焼き付けて教会を出た。

 

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教会を出たら日曜市へ。

食品、日用品、雑貨、衣類など、たくさんのものが売られている。

 

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ここの野菜もサンクリ同様、綺麗に積んで並べられている。

商売に対する意識が高い。のか?

 

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買い物好きの女性陣たちは”時間が足りない”と言っていた。

私は買い物にはあまり興味がないので気にしていなかったが、確かに1時間というのはちょっと短すぎる。

しかも、教会見学込みの1時間。

 

かといって、馬が待っているので帰りをキャンセルするわけにはいかない。

この日曜市を目当てに来る方は乗馬ツアーでくるのではなく、タクシーかなんかで個人で訪れることをオススメする。

 

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12時。

再び馬に乗りきた道を戻る。

苦痛とまでは言わないが、やっぱ帰りはちょっと面倒くさい。

早くサンクリに到着しないかなぁ。

 

例によって私はあぶみに足がうまく入らず、気持ち悪い状態での乗馬が帰りも続いた。

 

そして私の馬の気性の荒さは帰りも絶好調で、皆が回り道をして下って行っているちょっと高いところを、私の馬は回り道をせずに一気に駆け下りていった。

帰りの乗馬開始早々のことだったのでさすがにびびった。

 

そのうち勝手にどっかへ走り去って行ってしまうのではないか、この馬は。。

 

こうしてショートカットをしたおかげで、帰りは先頭集団の仲間入りを果たした。

あまり嬉しいことではないが。

 

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12時50分。

行きに馬に乗ったところとはまた違う場所で馬を降りる。

行きよりも帰りの方がちょっと早かったかな。

ここでしばらく軽トラのピックアップを待つこととなる。

 

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13時30分。

待つこと約40分。ようやく軽トラピックアップが到着。

だいぶ待たされたぜ。

 

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15分ほど走り、サンクリの町に入ったら軽トラを降りる。

我々の場合次の目的地付近で降りたが、降りるタイミングはそれぞれ自由だと思う。

 

とりあえず下車したところの近くで路上販売していたしぼりたてのオレンジジュースを購入。

大きいサイズを2人でシェア。料金は15ペソ(約84円)。

安いし、もちろん果汁100%で美味しい。

目の前で特製の絞り機でギューっと絞ってくれる演出がまたいい。

 

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最初はおすすめピザ屋さんを探していたのだが、

なかなかその場所を見つけることができなかったのでピザ屋は諦めてその辺のレストランに入ることに。

 

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こちらメニュー。

『REATAURANTE EL PACIO』というレストラン。

 

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この白い飲み物、味が薄くてあまり美味しくなかった。

他のところで飲むと美味しいらしいのだが。

 

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名前は忘れたが、私はメニュ−1枚目に写真が載っていたものを注文。

写真とはちょっと見た目が違うが。。

ドリンクと合わせて125ペソ(約700円)だった。

なんっていうメニューだったのかは忘れてしまった。。

 

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中を割ってみると具沢山。

見た目は正直微妙だが、味の方はまあ悪くなかったことを覚えている。

なかなかおいしいよ。

 

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ちなみにこれはベジタリアンの方が注文した野菜スパゲッティ75ペソ(約420円)。

確かに野菜スパゲッティだが、さすがにちょっとひどすぎる。

野菜スパゲッティと言うよりは、スパゲッティがのったサラダだ。

(それにしてもひどいが。)

 

これは見た目同様、味の方もお粗末なものだったらしい。

ベジタリアンって大変だなぁ。

 

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15時30分。

昼食をとり終えたえらカサカサへ帰りがてらサンドミンゴ教会前の雑貨市場へ。

 サンファンチャムラの日曜市で不完全燃焼に終わってしまった買い物欲をここで発散しようということだろうか。

 

とりあえず私は相方の買い物に付き添った。

なんか、私があまりにも買い物に無関心だからもうちょっと関心を持つようにと注意を受けた。

そうでないと相方の購買意欲も湧いてこないのだとか。。

無駄遣いが減っていいじゃん、とも思うのだが、どうもそういうことではないらしい。

 

その後はカサカサへ戻って、夕方からのライブイベントまで一息つく。

なんと我らがカサカサのオーナーもそのライブイベントに参加してパフォーマンスを披露するということなので、それは見に行かないわけにはいかない。

ライブイベントの様子は後半で。

 

▼後半へ続く(次回記事▼)

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メキシコ7日目〜サンクリ、オーガニックマーケットと壁画色塗り〜 世界一周177日目★

サンクリ7日目。

今日は昨晩見学&ちょこっとお手伝いをさせてもらった壁画プロジェクト、『ヘキカキカク』の色塗り作業が本格化するということなので、昼過ぎあたりにでもまた顔を出しに行ってみようと考えている。

逆に言うと、それ以外特にやることはない。

 

(1ペソ=約5.6円 2016年12月17日。)

 

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朝8時頃起床。

カサカサにいる間はだいたいこのくらいに起きるのが普通となっていた。

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メキシコ6日目〜サンクリのコップ、ヘキカキカク、モレのおっちゃん。〜 世界一周176日目★

サンクリ6日目。

昨日サンクリの日本人宿『カサカサ』に拠点を移した我々。

オーナーの人の良さ、宿の清潔さ、それゆえの居心地の良さ。

サンクリの中心から少し離れてはいるが、移ってきて良かったと思っている。(まぁ、もうサンクリ6日目だし中心にいる必要もあまりない)

 

今後、サンクリ以降の予定を未だにどうするか決めれないまま、一体何日間カサカサにお世話になることになるやら。

グアテマラのサンペドロのカモモシの時と同じように1週間くらいのんびりしそうな雰囲気が早くも漂っている。

 

(1ペソ=約5.6円 2016年12月16日。)

*カサカサのオーナー曰く、この時期は空前のペソ安だったらしい。

メキシコマジで物価安いなぁと思っていたけど、本来の物価の安さに加えさらにペソ安という要因もあって余計にメキシコの物価安を感じていたのか、ということが判明した。

今年(2016年)の9月ごろには1ペソ=5.3円台まで下がっていたらしい。

(1年前の2015年のレートは1ペソ=約7.2円くらいなので、ここ1年で2円近く落ちている。

 

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朝9時前。ゆっくりの起床。

ちょっとパソコンで作業をする。

 

 

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9時30分。

キッチンへ行き朝食を作る。

作ると言っても、昨日買ったパンをフライパンで焼くだけだが。

そしてオーナーがコーヒーをご馳走してくれた。

我々の好みを聞き、それに合わせて味を調整してくれる。

甘めがいいか、とか、ミルク多めがいいかとか。

いろいろと要望を聞き、『小岩井のミルクコーヒーみたいな感じね。』、と言ってコーヒーを淹れ始めた。

 

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そして以前カサカサに宿泊していた人が路上で焼き鳥販売をしていた時のドキュメント的な動画を見せてくれた。

なかなか面白かった。

しかも結構売れている様子。

カサカサのオーナーは”商売”について豊富な知識を持っていて、たくさん学ばせてくれる。

そしてそれに後押しされ、ここサンクリで路上販売にチャレンジする宿泊者もなかなか多いらしい。

先日お会いした日本人の寿司屋もそうだが、確かにここサンクリでは路上販売をしている人が多い。

その大体が現地民だが、数が多いので自分もやってみよう、と、第一歩を踏み出しやすい環境だと思う。

我々もオーナーの話を聞いたりこの動画を見たりしてやる気だけはメラメラ燃え上がっていったが、結果から言うとここサンクリ滞在期間中に路上販売にチャレンジすることは一度もなかった。

 

*ニューヨークで味噌汁屋でもやるか、などと本気で考えたが、御察しの通り年末年始のニューヨーク滞在中も何も販売せずに終わっている。

 

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11時30分。

オーナーに安くて美味しいレストランなどを大きな地図を使って教えてもらう。

 

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そのままの流れでコップのデザインがかわいいという話になる。

 

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さらにさらに話の流れで、オーナーと一緒に買い物へ出かけることになる。

ちょうどオーナーも買い物へ出かける予定だったらしく、そのついでに先ほど教えてもらったレストランや、かわいいコップが売っているお店などを教えてもらうことになった。

 

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我々の専属ガイドのようにいろいろと町の紹介をしてくれる。

そんな感じで、一同カサカサからメルカド方面へと向かう。

 

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12時20分。

メルカド内にあるコップ屋さんに到着。

一見野菜屋さんに見えるが、奥の棚にはコップや置物などの焼き物がたくさん置かれている。

案内してもらわないとなかなか見つけづらい所だったので、教えてくれたオーナーに感謝。

 

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胴体はふっくらとして、口の部分がキュッと窄んだツボのようなデザインが非常におしゃれ。

彩り豊かな手塗りペイントもいい味を出している。

すごく迷ったが、たくさんの種類の中から1つを選び出し購入。

サイズにもよるが、我々が購入したのは1個15ペソ(約84円)だった。

 

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その後一旦メルカドから出て、別の店へ。

日本でいう百均のような雰囲気の店へ。

ここでもコップがたくさん売られているということで案内してもらった。

確かに、先ほどとはまた違うデザインのコップがたくさん。

 

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個人用としても魅力的だが、実は私、ここでこのコップを大量購入して日本へ持ち帰り売りさばいてやろうか、ということを本気で考えていた。

このようなデザインのコップは日本ではあまり見かけないし、おしゃれなので絶対人気が出るはず。

1個15ペソ(84円)で仕入れ、仮に日本で500円で売れるとしたら、1個につき400円弱の利益になる。

 

10個なら4000円弱、100個なら40000円弱。

 

もし1個7、800円くらいで売れたら利益はもっと伸びる。

ただワレモノでかさばるという持ち運びの不便さがネック。

自分で持っていくには限界があるし、国際便で送っても割れてしまったら元も子もない。輸送量がどれだけかかるかもまだわからない。

そんなことを考えながら、このコップを購入するべきかどうかをこの時考えていた。

結局この時は購入には至らず、またしばらくよく考えてみようということでこの店を出た。

まだサンクリは長い。今日は下見ということで。

 

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13時過ぎ。

他にも買うものがあるというオーナーとはその店で別れ、我々は宿へ戻る。

 

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13時40分。カサカサ到着。

お昼ご飯をどうしようかと思っていると、昨晩別の宿泊者が作ったカレーが残っていて、『もしよかったら食べてください。』ということだったのでありがたくいただくことにした。

 

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この手焼き感溢れる素朴な食器類がまたいい。

カレーもおいしく、満足な昼食となった。

 

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昼食をとり終え、先ほどのコップについていろいろと調べていると、あっと驚く衝撃の事実を知ることとなった。

なんとこのコップの釉薬には鉛が多く含まれていて気に入りすぎてヘビーユーズしていたカナダ人女性が鉛中毒になってしまった、というニュースを発見してしまったのだ。

 

その時発見した記事↓↓

www.excite.co.jp

 

超頻繁に使用し過ぎなければよっぽど大丈夫だろうが、このような事実を知ってしまった以上、日本に持ち帰って売りさばこうなんていう考えは一気になくなった。

今までも日本に持ち帰って売りさばこうとしたものはちょいちょいあったが(シアトルのスタバの限定グッズとか。)、結局購入に至ったものはこれまで1度もない。

そう簡単にはいかないな。

 

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宿でゆっくり過ごし、一気に時は経ち時刻は19時。

夜は近くの小学校へ。

カサカサに宿泊している絵描きさんがその小学校の壁に壁画を描くというので見学とお手伝いをしに行ったのだ。

その方は日本国内や海外で『ヘキカキカク』と言うプロジェクトを行っているといい、今回もそのプロジェクト実施のためここ、サンクリストバルデラスカサスに訪れたらしい。

 

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今日は壁画を描く最初の段階で、プロジェクターで下書きを映し出し、そこに鉛筆かなんかで実際に下書きを描いていくという作業だった。

なるほど。それは夜暗くなってからじゃないとできないわ。

 

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壁画描く時って、こういう風にプロジェクターに映し出して下書き描くんだ。

おもしろい。ちょっと勉強になった。

 

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20時近く。

一通りの作業が終了したら我々とオーナーで晩御飯を食べに行くことに。

とりあえず遠くに見えるデッカいクリスマスツリーを目指す予定だったが、思いの外それは遠くて途中で断念。

しかもその後訪れたオーナーオススメのレストランは2件続けて閉店。

仕方がないのでとりあえず町の中心あたりまで出てきた。

 

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20時。

途中『KIKIMUNDO』というお店へ。

実はここ、店というよりは美術の個展。

キキさんという芸術家が描いた絵が展示されており、1階にはその作品のデザインのグッズが売られている。

場所はミゲル・イダルゴ通り沿いだったかな。

 

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こちら1階のショップ。

キキさんの作品デザインのライターやコップ、スマホケースなどが売っている。

見て回るだけで美術館にきた気分になれるので面白い。

 

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階段があったので2階へ上がってみると、ここは本当の美術館みたいだった。

いわゆる個展会場。

たくさんの人たちが集まってて、キキさんの作品を鑑賞したり談笑したりして楽しんでいる。

我々も作品を鑑賞し時間を過ごす。

 

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ちなみにここ、無料で入れた。

サンクリに訪れた際はぜひ足を運んでみては。

 

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*ちなみにカサカサの近くの小学校(先ほどヘキカキカクで壁画の下書きをしたところ)を囲む壁にはキキさんが描いた絵がある。↑↑

サインに『KiKi なんとか』って書いてある。

 

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『KIKIMUNDO』を出たらカテドラル前の広場へ。

何やら人だかりができてる。

皆の視線の先には純白のコスチュームに身を包みイカしたハットをかぶったおじさんが踊っていた。

タップダンスのおじさんらしい。

結構な頻度でこの広場でストリートパフォーマンスをしていて、結構な人気者らしい。

 

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20時30分。

結局晩御飯は11月20日通りで露店を出している『モレのおっちゃん』のところでとることにした。

『モレ』とはこのおっちゃんが売る『タマレス』という料理の種類の一つで、タマレスにはモレ、ポヨ、プエルコの3種類があるらしい。

ポヨは鳥、プエルコは豚という意味だが、モレはよくわからない。

とりあえずオーナーが好きというのはモレ。

そのイメージがあって、我々は今後このおじさんのことを『モレのおっちゃん』と呼ぶようになったのだ。

ちなみにこのモレのおっちゃん、基本夜にしか現れない。

 

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これはタマレスのポヨ(鳥)。

じゃがいもみたいなのの中にそぼろのような鶏肉が入っている感じ。

ホクホクしていて、この寒い時期には特に美味しい。

 

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そしてこれがモレ。

見た目はポヨと全然違い、中身にはアンコのようなものが入っていて甘い。

ごはんというよりはデザートで食べるお菓子といった感覚。

それでも味はうまい。

この後私はプエルコ(豚)も一つ追加購入。

こちらはモレの中身が豚肉になったというだけのものだった。

これらタマレスは、モレ、ポヨ、プエルコ、どれも1つ6ペソ(約33円)。安い。

ちなみにこれらタマレス、カロリーがハンパなく高いらしいので食べ過ぎには注意かもしれない。

 

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我々はモレのおっちゃんの屋台付近に座り、いろいろと話をしながらタマレスをいただいた。

気づけばモレのおっちゃんの屋台の周りにはたくさんの人が集まっており大盛況。

なかなか稼いでるな、このおっちゃん。

そしてこの後相方は『コンレチェ』という暖かい飲み物を購入し、カサカサに戻りながらそれを飲んでいた。

優しい味がして美味しいと。

ちなみにこのコンレチェも1つ6ペソ(約33円)だった。

 

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22時過ぎ頃、宿着。

ヘキカキカクの方々はすでに宿に戻ってきていた。

オーナー代理のような人がいるわけでもないのに、こうやって宿にオーナー不在の時間が普通に存在するのがすごい。

そういえばなぜか我々の個室だけ扉に鍵がないのだが、この宿だったらそれでも安心していられる。

確かに鍵はあったほうがいいが、そういうの、すごいなと思った。

この日は23時過ぎくらいに就寝した。

 

明日は、何をしよう。

とりあえず明日から本格的な壁画の色塗りが始まるみたいなので、それを手伝いに行ってみよう、と思っている。

 

▼次回記事

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ポルトガル、アゲダ〜airbnbリナさん家〜おすすめ宿情報★

 ポルトガル、アゲダで泊まった宿、airbnb(エアービーアンドビー) リナさん家 の情報です(^o^)

 

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アンブレラスカイプロジェクトで有名なアゲダは小さな町で、ホテルも数が少ないです!

ポルトに泊まって日帰りで観光する方が多いみたいですね〜(´ー`)

 

 そんなアゲダに2泊もしてしまいました‼︎

宿の居心地が良すぎて(*^▽^*)

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メキシコ5日目〜サンクリの絶品タコス屋とミサンガ売りの少女〜 世界一周175日目★

サンクリ5日目。

本日は2日間滞在した『Hostel La Isla(ホステル・ラ・イスラ)』をチェックアウトし、昨日直接予約をしに行ったサンクリの日本人宿、カサカサへ移動する。

カサカサはサンクリ中心地から少し離れた場所に立地しているが、いやになるほど遠い距離ではなさそうだし、何より昨日直接お会いしたオーナーの人柄がすごく良かったので、なかなか有意義な時間を過ごせそうな予感。

 

(1ペソ=約5.8円 2016年12月15日。)

 

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朝9時、朝食。

メニューは昨日とほぼ一緒。

パンにつけて食べるアボカドのペーストが美味しい。

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メキシコ4日目〜サンクリの寿司屋と日本人宿カサカサ〜 世界一周171日目★

サンクリ4日目。

昼間に飲んだコーヒーのせいか昨夜はなかなか寝付くことができず、結局一睡もできないまま朝を迎えてしまった私。

 

午後にコーヒーを飲むとその日の夜なかなか寝付けないことが中米に来てから多々ある。

今までコーヒーを飲んで眠れなくなるなんてことは1回もなかったのに。

 

単なる考えすぎなのか、はたまた本当に中米のコーヒーの威力は抜群なのか。

 

夜が開けるまで一人リビングで過ごしていた私だが、

朝スタッフなどが起きてきたら一度部屋へ戻り朝食時間までテキトーに過ごした。

 

(1ペソ=約5.8円 2016年12月14日。)

 

▼前回の記事

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8時50分、朝食。

朝食はワンプレート料理。

コーヒーのおかわりは言えばくれた。

 

小さめのテーブルなので、人と人との間隔が狭く妙に距離感が近い。

 

なんだかアットホームな雰囲気だが、特にベラベラしゃべることもなく、挨拶だけ交わしただ黙々と朝食を口に運んだ。

 

 

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ここは2階のテラス。

やっぱりネパールの旗が飾られている。

バスタオルなどはここで干すことができる。

 

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9時40分。

朝食後は2階のリビングでゆったり。

 

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10時30分、外出。

明日以降の宿を確保するため、サンクリにある日本人宿カサカサ』へ直接行ってみる。

 

電話でも問い合わせはできるようだが、

なぜか我々の電話からだとうまくかけることができなかったので直接行ってみることになった。

 

部屋も見れるし、ついでにサンクリ以降の我々の進路についても相談してみよう。

 

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カサカサはサンクリの中心からは少し外れたところに位置している。

とりあえず町中心のセント・クリストファー・カテドラルへ寄る。

内部に入るのは今日が初めて。

  

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カテドラルを出たら再びカサカサを目指す。

 

11月20日通りを過ぎ人気の少ないところを歩いていたら、突然対向車線を歩いていた人に声をかけられた。

 

『すみませーん。日本人の方ですよねえ?』

 

男性二人組だったが、二人とも旅慣れてそうで少し日本人離れした見た目だったので一瞬彼らが本当に日本人であるかどうか疑った。

 

『はい、そうですよ。』

 

私はそう答えながら、その二人が正真正銘の日本人であることを確認。

 

『何かお探しですか?』

 

『いえ、今からカサカサっていう日本人宿に行くんです。』

 

『あー、カサカサ、僕も泊まってましたよ。今は別のところに移ったんですけどね。場所わかりますか?』

 

『大丈夫です。ありがとうございます。』

 

サンクリには長く滞在していそうな人だったので、私からも1つ質問をしてみた。

 

サンクリ散策初日から探している日本人の寿司屋さんについてだ。

 

『そういえばサンクリで寿司を売っている日本人がいるって聞いたんですけど、知ってますか?』

 

『あー、もちろん。ってか僕一緒の宿に泊まってるんで案内しますよ。すぐそこですから。さぁ、行きましょう。』

 

まさかこんな展開になるとは、急に訪れた嬉しい誤算にテンションが上がる。

 

それにしてもこの方、言動の展開が早い。

 

ちなみに上記写真がその宿、『JUGUAR YOU』。

 

そこはサンペドロのカモモシにいる時、

『サンクリに行くならこの宿が居心地がいいよ。』と教えてもらった宿だった。

 

しれーっと空室がないのか聞いてみるも、もう満室だと。

人気宿だな。

 

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宿の中に入れてもらい奥へ進んでいくと、まさに今寿司を作っている場面だった。

 

”ほー、こんな感じで作っているのかぁ。”

 

舞台裏に潜入した気分。

 

それにしても、予想をはるかに超えるクオリティーの高さ。

 

旅中に足を怪我して、

完治までサンクリに長居しなければならなくなったのがきっかけで始めたというこの路上販売の寿司屋さん。

 

今は少し落ち着いてきたらしいが、ちょっと前までは行列ができるほどバカ売れ状態になっていた人気店らしい。

 

11時ごろからと16時ごろから1日2回営業に出ていて、週2くらいは休んでいるのだと。

 

販売場所はカテドラル前の広場や11月20日通りなど人が集まっているところ。

 

サンクリの路上販売のルールとして、

歩きながら販売しなければならない”というのがあるので、常に歩いて移動しながら売っているのだとか。

(許可を得てれば一定の場所での販売も出来るらしい)

 

長時間同じ場所に立ち止まって売っているのを警察に見つかると、

『ちゃんと歩いて売るように。』、と注意が入るらしい。

 

それはさておき、サンクリ到着日からずっと探していた寿司屋さんにまさか寿司制作現場でお会いすることができるとは思わなかった。

 

話を聞き触発され、我々もなんか売って金を稼ごうか、という気になった。 

 

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これは新商品の寿司ドーナッツだという。

なかなか斬新なアイディア。

値段は忘れたが、普通の手巻き寿司よりだいぶ高かった。

 

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もちろん寿司を購入。

私は照り焼きチキン手巻き寿司、相方はカニカマアボカド手巻き寿司

 

確かそれぞれ35ペソ(約203円)と40ペソ(約232円)だったが、

日本人特別価格で1パック30ペソ(約174円)にまけてくれた。

ありがたい。

 

見栄えも味も、日本のスーパーに売っていてもおかしくないくらいのハイクオリティー。

 

これで200円ちょいくらいなら、そりゃ売れるわ。

今度は路上で売っている時に会って買いたいな、と思った。

 

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11時20分。

寿司屋さんはまさにこれから路上販売へ行くところだったのであまり長居はせずにお暇。

本来の目的であった日本人宿、カサカサを目指す。

 

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11時20分。

サンクリの日本人宿、カサカサ到着。

 

本当に中心からは結構外れたところにあり、あたりは静か。

右上のピンポンを何回かおすと、ボーズがよく似合う関西弁を話すオーナーが出てきてくれた。

 

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カサカサのオーナーはすごく人が良くて、空室を聞きに来ただけなのに熱い緑茶を出してくれた。

そして肝心の部屋は、ちょうど明日から1つ空室が出るらしい。ラッキー。

 

ということで、明日からはこのカサカサにお邪魔することが決定した。

 

さらに我々のサンクリ後の進路について相談してみる。

 

オーナーは非常に引き出しの多い人で、目的に応じた様々な提案をしてくれた。

 

さらにさらに今月末ニューヨークへ行くことを話すと、

なんとオーナーは昔ニューヨークに1年以上住んでいたということがわかり、

ニューヨークについてもいろいろと教えてもらった。

 

きわめつけはオーナーはボイスパーカッション(ボイパ)をやっていて、

ニューヨークにいたのもボイパで路上パフォーマンスをしたりして生計を立てていたらしい。

 

つまり私の好きなヒップホップにも詳しくて、ヒップホップについての話でも盛り上がった。

 

そして、ちょっとだけ目の前で生ボイパを披露してもらった。

楽しい滞在になりそうな予感。

 

ちなみにここカサカサではバスチケット購入の代行なども行っていて、

宿泊していなくてもチケットだけ取りに来る日本人の方も多くいるらしい。

 

その他様々な相談にも快く乗ってくれるようなウェルカムな雰囲気なので、宿泊していなくても気軽に訪れることができる。

 

その時は気さくなオーナーがきっと暖かく迎えてくれることだろう。

 

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14時。

すっかりカサカサに長居してしまった。

 

ヒップホップについてや観光について、さらには商売についてなどいろいろな話を聞くことができて、なんだか勉強になった。

 

オーナーの話を聞くためにカサカサを訪れる人もいると聞いていたが、その意味がわかった。

 

そして帰りにはカサカサ近くの売店で写真のような『MINI MAMUT(ミニマムート)』というお菓子を買って行った。

 

カサカサのオーナーが相方の着ている『MAMMUT(マムート)』(登山用品ブランド)のジャケットを見て、そのお菓子について教えてくれたのだ。

 

いくらか忘れたが、1個数十円くらいで安かった。

チョコレートのお菓子だった。

 

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15時。

11月20日通りへ行き、毎度おなじみのパン屋さんへ。

 

さすがに寿司1パックだけでは足りなかったので、パンでおやつタイム。

これ全部で34.6ペソ(約200円)。

 

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中央広場のベンチにパンを座って食べる。

美味しい。

 

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16時。

南の方へ下、雑貨屋が密集している建物内へ。

全然人いなくて閑散としている。

さーっと歩いて見ただけで終わった。

 

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雑貨屋密集エリアの近くにあったスーパーで買い物をし宿へ戻る。

 

正方形のチーズ4.8ペソ(約27円)、

ソーセージ6.56ペソ(約38円)、

トルティーヤ10枚入り12ペソ(約69円)で購入。

 

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20時30分。

キッチンで夕食作り。

 

『クッキー作ってます。』

みたいな丸いのは我々のではなく別の宿泊者のもの。

 

聞くとアルゼンチンの料理だとか言って、完成したのを少し味見させてくれた。

どんな味だったか全く覚えてないが、確かクッキーみたいな味だった気がする。

 

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我々の今日の献立はトルティーヤ。

 

一つのフライパンで2枚ずつしか作れないので、出来上がったのを立って食べながら次のを作るという感じになった。

 

最後に完成したの2枚だけはテーブルへ持って行って座って食べた。

味の方はなかなかいける。

 

これからはトルテーィーヤがきそうだ。

 

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21時40分。

夕食後は2階のリビングでくつろぐ。

昨日と同じように、23時ぐらいになったら部屋へ戻り就寝。

 

昨日は眠りにつくことができずにたまらず部屋を飛び出し夜更かしをしてしまったが、今日はなんの問題もなく寝付くことができた。

 

やっぱりコーヒーを飲んでいないとぐっすり寝れるのか。。

 

 ▼次回記事

earthtravel.hatenablog.com

メキシコ3日目〜サンクリ観光2(2ペソタコス、カフェ、グアダルーペ教会など)〜 世界一周170日目★

サンクリ3日目。

 

本日は2泊した宿プエルタ・ビエハ・ホステルを離れ、サンクリ中心部の3月31日広場よりも東側にあるホステルに移動予定。

 

プエルタ・ビハエ・ホステルは決して悪い宿ではなかったが(むしろ良いと思う)、他の宿も見てみたい。

 

昨晩、ベッドにダニみたいな虫も出て私を苦しめたことだし、このタイミングで宿移動を決めていて良かった。

 

もしプエルタ・ビエハにもう少し滞在する予定だったら、今朝受付に言って部屋を変えてもらっていただろう。

(1ペソ=約5.8円 2016年12月13日。)

 

▼前回の記事

earthtravel.hatenablog.com

 

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9時朝食。

昨晩虫に襲われ夜更かししてしまったため若干寝不足。

 

昨日ほとんどの人が食べていた”なんとか”っていうメニュー(名前は忘れてしまった)を食べたかったのだが、あろうことか昨日と今日で頼めるメニューが変わっていた。

 

仕方がないので本日はクレープを注文。

これはこれで美味しかった。

 

 

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9時過ぎだと朝食ラッシュが起こる。

ゆっくり食べたいなら、やはり8時の朝食開始時間に食べに来るのが良いだろう。

 

旅していて感じたこと。基本的に欧米人旅行者は朝遅い印象。

(でもアメリカでは朝食時間は基本6時〜9時までと、早い時間帯の宿が多かったな。)

 

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9時30分。

部屋に戻りチェックアウトまでゆっくり過ごす。

 

私は昨夜見かけで寝てしまった刑事コロンボ』の動画の続きを見る。

やっぱり刑事コロンボは面白い。

 

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その間相方は机に座って化粧。

朝の陽の光が差し込む全開の窓に向かって化粧するこの雰囲気、いい。

 

魔女の宅急便でキキが窓をバッと開けて外を眺めながら髪を研ぐシーンを、相方は真似していた。

 

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10時20分。

11時のチェックアウトまでまだもう少し余裕があるので中庭へ行ってくつろぐ。

 

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やっぱりハンモックがある宿は良い。

実際、ハンモックの有無は宿選びの際我々にとっては結構大きなプラス要素になることが多い。 

 

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11時にチェックアウトし、荷物を宿に預け外出。

まだ宿移動はしない。

 

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ところどころ店に寄りながら、とりあえずグアダルーペ教会を目指す。

 

相方はここでもミサンガを作る糸を探すが、やはりなかなか思うようなものが見つからない。

 

路上でミサンガを売ってくる人たちは一体どこで糸を仕入れているんだ。

 

完成したミサンガではなく、元となる糸を売ってくれ、と相方は言っていた。

 

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いい感じの犬。

 

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グアダルーペ教会手前には大量のゴミが。

 

汚ねぇ。

 

おそらく昨日までのお祭りで出たゴミだろう。

 

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グアダルーペ祭り期間は昨日まで。

というわけで、昨日の喧騒が嘘のように本日の教会付近は静かだ。

 

これで昨日はできなかった教会内見学ができる。

 

 昨日(グアダルーペ祭り)の記事↓↓

earthtravel.hatenablog.com

  

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階段は意外と長い。

途中振り返ると、サンクリの街並みの一部が垣間見れる。

 

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グアダルーペ教会に到着。

 

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グアダルーペ教会の中はこのようになっていた。(見学無料)

華やか、ってか、めっちゃクリスマスっぽいな。

 

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これがクリスマス、もしくは祭りの時だけの限定仕様なのかどうかは定かではないが、とりあえず一見の価値ありの教会だ。

 

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12時、教会を出てまたテキトーにサンクリの街を歩く。

 

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結局また、街の中心のセント・クリストファー・カテドラルに戻ってきた。

 

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セント・クリストファー・カテドラルの目の前は広場になっており、この時期には大きなクリスマスツリーも飾られている。

 

教会や店、公共スペースなど、クリスマスシーズンのキリスト教圏ではクリスマスの雰囲気が存分に味わえるのでいい。

 

それも日本とは違い、本物(?)のクリスマス的な雰囲気。

(日本が偽物と言いたいわけではない)

 

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12時20分。

とりあえず小腹が減ったという相方はパン屋さんでパンを購入。

 

昨日3回も行ったパン屋と同じ名前。あの店はチェーン店だったのか。

 

昨日はスーパーに併設されている店舗だったが、今日は11月20日通り沿い。

 

よく見ると、パンによっては昨日と値段が若干違う。

 

スーパーに併設されている店舗の方が少しだけ安い傾向にあった。

 

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13時。

メルカドエリアへ入っていき、本場メキシコのタコス屋 へ。

 

地元民で賑わっていた店舗に目を付けタコスをオーダー。

 

が、しかし、『今日はもう終わりだ』と言われた。

 

”え、早くね?まだ13時だぜ。ってか、なんでこのタイミングで終わるんだよ。”

 

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仕方がないので隣の隣にある、まだ営業しているタコス屋へ。

まぁ、どっちで食べても大した差はないだろう。

 

席に着き、タコスを注文。

具の肉が5種類あり、それぞれ鉄板の上に並んでいる。

 

どれがなんなのかわからないので、見た目が美味しそうなのを2つ選び注文した。

 

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1つ2ペソ(約11円)のローカルタコス。

一口サイズであっという間に食べ終えてしまうが、2ペソは安い。

日本の駄菓子感覚。

味もまあまあうまい。

 

仮に10個食べたとしても、20ペソだから110円くらい。

この時は味見程度のつもりだったので追加オーダーはしなかったが、

そのうちまた来店し『2ペソタコス食べ放題』的なことをやってもいいなと思った。

 

一体何個まで飽きずに食べれるのだろうか。

 

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この卓上にあるグリーンチリソース(グリチリ)はお好みでタコスにかける。

結構辛いのでかけすぎ注意。

  

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タコス屋を離れ、メルカドの外を目指す。

 

こんな開放的な鶏屋さんがたくさん集まっているエリアがあった。

 

このエリアでは道端で商品であるはずの鶏が普通に歩き回っている。

 

なんって開放的なんだ。

 

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メルカドの出口付近でとうもろこし屋に目がいく。

なんか美味しそうだったので、試しに1本買ってみた。

 

『いくら?』と聞くと、『20ペソ(約116円)』と言われた。

 

結構大きめのとうもろこしを差し出してくれたので、もう少し小さいとうもろこしを指差して、『これはいくら?』と聞いてみた。

 

すると、『15ペソ(約87円)』と。

 

どうやら大きさによって値段を変えてくれるようだ。

 

味付けのすだちと塩は言わないとくれなかったので、欲しかったら一言言う必要があるかも。

 

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その辺に座ってとうもろこしを食べる。

 

気になるお味の方は、全然美味しくない。

 

みずみずしさが一切なく、乾燥しきっている。

 

とうもろこしの旨味は感じられず、硬い歯ごたえだけが永遠と続く。

 

すだちや塩で味をつけて食べてみると少しはマシになるが、それでも美味しくはならない。

 

これはもう2度と食うことはないな、と思った。

 

でもあまり美味しくなかったおかげか、変にお腹には溜まった気がする。

 

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13時50分。

その後は南の方向を目指し、街の中心の広場も超えてさらに南へ。

 

すると、目の前に何かの開門を待つような人だかりができていた。

 

何だこれは、と、我々がその人だかりに近づいたと同時に門が開き、一斉に人が中へ入っていく。

 

我々もその流れに身を任せ、しれーっと中へ入っていく。

展示会かなんかだろうか。

 

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いやそんなんではない。ここは町の小学校だった。

 

そして外で待っていた人たちはここの生徒の親御さんたち。

子供達を迎えに来ていたのだな。

 

まぁ入ってしまったものは仕方がない。

 

何か注意を受けるまでは見学でもしていよう、と、その辺に腰掛けて下校の様子を見ていた。

 

迎えに来る親御さんには男の人、つまりはお父さんの姿もよく見かけたが、

彼らは一体何の仕事をやっているのだろう? と、素朴な疑問が浮かんできた。

 

日本の場合お父さんは基本会社で働いているので、平日のこの時間に子供のお迎えをできる人は少ないだろう。

 

ここにいるお父さんたちはみんな物売りなのかなぁ。と、そんなことを思いながら見学していた。

 

そしてしばらくしたら先生が何かを言いながらこちらへ寄ってきた。

 

『関係者以外は立ち入り禁止ですよ。』

とでも言われるかと思ったら、『No Photo Please.』と一言。

 

写真を撮らなければ別にいても問題ないらしい。

 

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学校を出たら再び北上し、元来た道を戻る。

 

この通りはサンクリの中でも特におしゃれな通りで、いい感じのカフェやレストランが軒を連ねている。

 

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14時30分。

我々はまたグアダルーペ教会へ続く通りを歩いていた。

 

歩き疲れてきたので、相方チョイスのカフェに入り一休み。

 

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私はトラディッショナル・コーヒーのMサイズを15ペソ(約87円)で注文。

 

深みのある恋味はグアテマラコーヒーとさほど変わりない味に思えた。

これでこの値段は安い。

 

相方はカフェ・コン・レチェ(Cafe Con Leche)のMサイズを20ペソ(約116円)で注文。

 

『コン』は英語で言う『With』的な意味。『レチェ』『ミルク』という意味。

まぁカフェオレみたいなもんか。

 

ここで一休みしていたら急に雨がザーッと降ってきた。

午前中はすごくいい天気だったのに。

 

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雨が止んだ後は本日2回目のメルカドへ。

玉ねぎとトマトが欲しかったので、その両方が売っている店を探す。

その方が一気に用事が済むし、値段交渉もしやすいからな。

 

メルカドに入って数分歩いたところにそういう店があったので、早速玉ねぎとトマトの値段を聞く。

 

ここの店はまとめ売りだけではなく、バラ売りにも対応してくれた。

 

自らをローレンスと名乗る感じのいいおっちゃんが店をやっていて、値引き交渉にも応じてくれた。

 

『今度買い物する時にはまたこの店を利用するから、ちょっとまけてよ。』

 

結局、玉ねぎ3個とトマト3個を本当は1個2ペソ×6で12ペソのところを、キリよく10ペソ(約58円)にしてもらい購入。

 

(*後から聞いた話だと、ここサンクリのメルカドは値段をふっかけてきたりはしないそうなので、値切るのはあまり良くないのだという。確かにローレンスは渋々値引きに応じてくれた感があった。それを知ってからは、ここサンクリのメルカドで値切ることはしないことにした。)

  

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その後は宿近くのスーパーに寄り、

チーズ1パックを16.78ペソ(約97円)とパスタ160グラム2袋を5.95ペソ(約34円)で購入。

 

スーパーで売っている米の袋の中に普通に虫が入っていることに衝撃を受けた。

 

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16時30分ごろ宿に着き、雨も降り出していたので映画館でくつろぎながらしばし待機。

 

雨が止んで、17時ごろ荷物を持って次の宿に移動した。

 

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17時15分。

宿の前の道をひたすら東へ進んだところにある『Hostal La Isla(ホスタル ラ イスラ)』に到着。

 

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これはなかなか個性が光る系の宿だ。

フレンドリーで感じのいいスタッフに案内される。

 

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1階受付前のくつろぎスペース(リビング)。

ネパールやインドの雰囲気で統一されている。

 

そういうの好きそうな欧米人たちが1日中ゴロゴロしていそうな空間。

 

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我々の部屋は階段を上がって2階。

ドミトリー6人部屋。

 

部屋は基本古い木造で、狭くて暗くて小汚い雰囲気。

 

シーツや毛布なども”これ大丈夫かなぁ”って思うくらいの素材。(実際大丈夫だった)

 

あまりこの部屋に長くいたくないので、くつろぐならリビングで。

 

寝るためだけの部屋って感じ。

2泊2人で2468円。

1泊1人617円。

 

朝食込みでこの値段なので安いが、部屋は値段相応のものって感じ。

 

ちなみに貴重品ロッカーは奥に見える木製の棚。

 

おばあちゃん家の古いタンスのように年季が入っている。

 

正直この中にモノを入れておくのには若干抵抗があった。

 

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17時40分。

キッチンへ行き夕食作り。

 

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本日の献立はパスタ。

いつもとは違う点は、ズッキーニが入ることと、ソースにチーズを加えて濃厚さをアップさせること。

 

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コスタリカのサンホセで泊まった宿、『Hotel De La Cuesta 』の人が作っていたチーズ入りパスタがすごくいい匂いがしてウマそうに見えたので、今回はそれを参考にチーズを入れたというわけ。

 

果たしてうまくできるか。

 

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18時40分。完成。

熱がうまく伝わらない鍋とフライパンを使用してしまい、パスタを作るのに1時間もかかってしまった。

 

じっくり時間をかけて作ったパスタの味の方はというと、肝心のチーズの味がそんなにしない。

 

そうかぁ、コスタリカの宿の人が使っていたチーズは、おそらく違う種類の味や香りが強いチーズだったんだなぁ、と考察。

 

我々が買った普通のチーズじゃ、到底あの風味は表現できなかった。

 

まぁ、パスタ自体はまずくはなく美味しくいただけた。

 

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19時。

夕食を取り終えたら1階のリビングへ。

暖炉前で暖まりちょっとくつろぐ。

 

暖炉にはストーブでは表現できないような優しい暖かさがあり、火を見ているとなんか心が落ち着く。

 

パチパチと心地良い音を立てて燃える薪の存在もデカい。

 

ここでココア片手にマシュマロ焼いて食べたら最高にうまいんだろうな。

 

今まで暖炉ってあんまり使用する機会がなくて気づかなかったけど、”暖炉っていいな”って、この時すごく感じた。

 

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19時15分ごろ、外出。

 

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11月20日通りを歩き、食後のデザートとして毎度おなじみのパン屋さんでパンを買う。

 

公園のベンチに座ってそれを食べる。

公園のど真ん中にあるカフェレストランからは生演奏の音楽が聞こえてくる。

公園にいる地元民のおっさんとおばさんがその音楽に乗って社交ダンスを踊っている。

 

そんな光景に和みながら食べる甘いパン本当に美味しい。

パン代たった数十円だけでこんないい時間を過ごせるなんて最高だ。 

 

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20時前。

宿に戻り、2階の部屋前のリビングでくつろぐ。

2階のリビングの方が明るくて、我々の好きなハンモックもある。

23時過ぎまでここで過ごし、シャワーを浴びて部屋へ戻る。

 

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しかし、今日も私はなかなか寝付けない。

昨夜のように虫に噛まれて体が痒いわけではない。

 

昼間に飲んだコーヒーのせいかなあ。。

 

グアテマラあたりから夜寝れない日が増えてきている。

 

深夜3時。

ベッドでゴロゴロ気持ち悪い時間を過ごすのは嫌だったので、思い切って部屋を出て1階のリビングへ。

 

結局そこで夜が明けるまで過ごす。

 

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6時過ぎくらいになったら相方も降りてきて、同じくあまり寝れなかったと。

やっぱり、 中米のコーヒーの威力はすごいのかなぁ。

 

リビングで過ごしていると、ペットクレートに入っていたはずの猫が抜け出してこちらへ寄ってきた。

 

猫と戯れたり、パソコンいじったり、そんな感じで朝までリビングで過ごしていた。

 

▼次回記事

earthtravel.hatenablog.com

メキシコ2日目〜グアダルーペ祭り、サンクリ散策。〜 世界一周169日目★

昨日夕方、

グアテマラのサンペドロ・ラ・ラグーナからメキシコ南東部チアパス州にある小さな町サン・クリストバル・デ・ラス・カサス(通称サンクリ)まで乗り合いシャトル(バン)で移動してきた我々。

 

多くの人から話で聞いていた通り、サンクリにはヨーロピアンな雰囲気が漂っていておしゃれ。

さて、何日滞在することになるやら。

 
(1メキシコペソ=約5.8円 2016年12月。) 

 

◉前回の記事↓↓    

earthtravel.hatenablog.com 

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8時、朝食。

まだ準備中って感じだった。

  

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朝食は無料だが、おかわりは有料らしい。

『$35』とか書いてあるが、35USドルということではなく、

『35メキシコペソ』という意味。

 

なぜかペソはUSドルと同じ記号を使うので、初めてのメキシコだと特に戸惑う。

 

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パンケーキと、”なんとか”っていう聞きなれない料理の2つからの選択制だった。

”なんとか”っていうのの正体がなんなのかわからなかったので、安牌を切ってパンケーキを選択。

ちょっと想像とは違うパンケーキが出てきたが、まぁまずくはなかった。

 

それでも後から来た欧米人たちのほとんどは”なんとか”っていう料理を注文していて、

見る限りそっちの方が美味しそうだった。

明日の朝はその”なんとか”を注文しよう、と思った。

 

ちなみに食べ終わった食器は自分で洗う。

 

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朝食後はそれぞれのドミに戻ってチェックアウトの準備。

廊下にはこのようにタオルを干すところが豊富にあるので助かる。

乾燥しているので、ここに干しておけば一晩で乾く。

 

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10時30分ごろ、チェックアウト。

そしてフロントに荷物を預けてもらう。

 

実は我々、この宿自体は昨日と今日の2泊予約している。

昨日はドミで今日は個室と、ブッキングドットコムで別々に予約した形になる。

 

そのため今日は1度ドミを出てチェックアウトし、

個室のクリーニングが終わり次第再びチェックインして個室に移動するという流れになった。

 

個室の方が若干高いが、それでも1人100円ちょい高いくらい。

この宿をオススメしてくれた方もドミと個室の両方に泊まったらしいが、

その100円くらいの差を考えたら個室の方が絶対にコスパがいい、と言っていた。

 

本来なら2日連続個室を予約したかったところだが、昨日は個室が満室だったので仕方なくドミに泊まったというわけだ。

 

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晴れ渡った青空のもと外出。

ここは町の中心部にあるセント・クリストファー・カテドラル

この教会の前は広場になっている。

 

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この広場を北に進むと、11月20日通りというおしゃれな通りに出る。

背が低めの建物の店が軒を連ね、その前では路上販売の人たちもたくさんいる。

いい感じの雰囲気。

この時も、『サンクリはいいとこだよ〜。』という先人の旅人たちからの情報が頭をよぎる。

そして街を歩きながらその良さをどんどん実感していく。

 

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なかなか大胆でユニークな展示方法だ。

 

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通りを抜け、右手に衣類や雑貨などの市場があったのでそのエリアへ侵入していく。

 

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雑貨を買いたいと言っていた相方の購買欲にも火が灯る。

まぁ、この時は灯っただけで終わってしまい何も買うことはなかったが。

 

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テキトーに雑貨市場を抜け、サント・ドミンゴ教会にたどり着く。

 

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よく見ると面白い模様の外装だ。

 

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中に入ってみる。(無料)

外観とは違い、内部は暗い感じ。

ちょっとここで休憩させてもらう。

 

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教会を出て、しばらく歩き町最大のメルカドを目指す。

メルカドに近づくにつれだんだん人が増えてくる。

 

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11時45分、メルカド着。

メルカドの道は基本狭く、人でごったがいしているので非常に歩きづらい。

曲がり角も多くあり入り組んでいるので迷路みたい。

大体似たような店がたくさんあるので、メルカド内の土地勘がつくまでは少し時間がかかる。

 

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メルカドを歩いてみてまず驚いたこと。

売られている野菜や果物が非常に綺麗。

 

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しかもこんな感じに綺麗に積み上げられていて見栄えがいい。

こんなメルカド初めて見た。

 

メキシコ人は意外と几帳面なのか?

モノを売るにはまず見栄えが大事ってことをわかっているのか?

 

のちに聞いた話だと、メキシコ人は商売人気質の人が多いのだという。

 

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場所によってはこの積まれている個数でのまとめ売りしかしていなく、個売りを受け付けない店もあった。

この果物屋もその一つ。

 

こんなにみかんいらなかったけど、7個売りしかしていないというので仕方なく7個買った。

料金は7個で10ペソ(約58円)なのでだいぶ安いのだが。

  

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こんな風に売られている鶏屋がたくさんあった。

なんか、鶏肉を食う気が失せる。

 

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メルカドの中には床屋もあった。

日本の駅構内などでよく見る1000円カットのQBハウスのように、最後は掃除機で頭を掃除する。

 

見る限り、ここで使っている掃除機は床を掃除する家庭用の掃除機に見えるが。。

 

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どこかで肉を買いたいと思っていたが、

”メルカドの肉屋は衛生的にどうだろう?”、

と、なかなか買おうという気になれない店ばかり。

 

そんな中、写真のような清潔感のある肉屋が現れた。

値段がちょっと高い可能性があるが、ここ以外ないと思ったのでここで肉を購入。

 

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必要以上の量をカットして提供してくるので、何度も小さく小さくカットし直してもらい、

結局豚肉を135g?で24ペソ(約139円)で購入。

肉ってやっぱ高い。

 

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とりあえず必要な買い物を済ませたらメルカドを出て、散歩がてらテキトーに歩く。

そしたらこんな教会が現れた。

 

地図上では『El Cerrillo』と表示されている。

正直かなり遠回りをして歩いていたので、この時点で結構足に疲労がたまっていた。

ちょうどいい、教会で少し休もう。

 

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内装は鮮やかで綺麗。

綺麗な花もたくさん飾られていて、今から結婚式でもあるのかってくらい。

ヨーロッパで見てきた基本暗い感じの教会とは一味違う。

 

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ここに座り、しばらく教会を見学しながら一休み。

足に溜まった疲労物質を蹴ちらす。

 

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12時30分。

教会を出て宿へ戻る。

 

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帰り道、宿近くのスーパーに併設されているパン屋さんに寄ってみた。

サンクリはパンが激安。

しかもヨーロッパなどとは違い、菓子パンの種類が豊富。

 

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このようなドーナッツパンが1個5.5ペソ(約31円)。

 

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高くてもだいたい10ペソ(約58円)以下で美味しそうなパンが買える。

こりゃもう、あれもこれも買いたくなってしまう。

 

絶対これからヘビーユーズするだろうな、このパン屋。 

 

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本日の買い出しの結果。

トマト1個を2ペソ(約11円)、

アボカド1個を5ペソ(約29円)、

豚肉135gを24ペソ(約139円)、

みかん7個を10ペソ(約58円)、

ハンバーガーのバンズ2個で5.8ペソ(約33円)、

チョコドーナッツ1個5.5ペソ(約31円)、

クリームコロネ1個7.5ペソ(約43円)。

 

肉以外、非常に安い。

 

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13時。

宿のキッチンで昼食の調理を開始。

肉を切り、バンズを焼き、作るのは毎度おなじみハンバーガー。

 

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ダントツで高かった肉はたったこれだけ。(半分くらい晩飯用に避けておいた)

切って焼いちゃうとさらに縮こまっちゃう。

なんか寂しい。

 

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アボカドとオニオンとトマトを和えたものをバンズに乗せ、肉をのせ挟んで完成。

 

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 早速、中庭へ持って行き食べる。

食べる前の写真撮影は毎度のこと。

 

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やっぱり外で食べると美味しさが増す。

今回具材に待望だった肉が入ったのだが、

硬いし、こんだけ値が張るならなくてもいいかなと思った。

ベーコンと卵を挟めれば最高だな。

 

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デザートにチョコドーナッツパンを食う。

うまい。

1個30円。

絶対また買うと思う。

 

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食後は中庭にあるハンモックに揺られる。

空も晴れて、いい時間が流れる。

 

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14時50分。

今夜泊まる個室にチェックイン。

うん、確かに100円くらい違うだけなら10人以上収容されているドミよりは全然いい。

 

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と、思ったら、個室なのになぜか2段ベッドが2セットも設置されておりドミっぽい空間。

5人部屋?

よくわからないが、個室に変わりはないのでまぁ支障はない。

 

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部屋の窓からの景色。

今日もお祭りの行進をやってる。

 

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15時20分、外出。

宿を出たら、ついつい先程行ったばかりのパン屋に寄ってしまう。

そして、買うつもりじゃなかった菓子パンを購入。

私が購入したのは写真右側の砂糖とバターが乗っただけの菓子パン、5ペソ(約29円)。

 

ダメだ、安いと安いでたくさんモノを買ってしまう。

 

こんな購買癖がついてしまったら、このあと行くニューヨークで痛い目にあるぞ。

と、自分自身に言い聞かす。

でもこんな安いのも今のうちだけ、という考えが勝ってしまうのは己の弱いところか。

 

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近くの公園でパンを食べ、再び歩き出す。

中心部は祭りで盛り上がっていた。

 

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たくさんの人が統一された衣装を着て、何か掛け声を叫びながら同じ方向へ行進している。

 

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我々もその行進に着いて行ってみる。

この通りも人混みがすごくて歩きにくい。

 

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メキシコ感が溢れ出るフラッグ。

 

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ずーっと通りを歩くと、食べ物屋さんの屋台が現れ始めた。

 

我々はグアテマラで聞いた日本人の寿司屋さんを探しながら歩いたが、残念ながらここでは見つけられなかった。

聞いた話によると、その寿司屋はバイトを雇いたくなるくらい大繁盛なのらしい。

 

『メイン通りで売ってるから簡単に見つけられると思うよ』

とのことだが、なかなか見つけられない。

 

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目の前の丘の上に教会が見えた。

あれはグアダルーペ教会。

なるほど、皆このグアダルーペ教会目指して行進しているのだな。

とりあえず我々も階段を登り、丘の上のグアダルーペ教会を目指す。

 

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なぜかこの辺は観覧車などがあり遊園地っぽい。

祭り期間限定の催しか?

 

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人混みの中の階段は登りづらい。

行進隊は相変わらず元気よく掛け声を叫びながら階段を登っていく。

皆非常に真剣な眼差しで、一体感がすごい。 

 

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頂上のグアダルーペ教会に到着。

 

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グアダルーペ教会に入れるキャパは決まっているので大渋滞が起こっている。

我々も教会内に入ろうとしばらく待ってみたが、列は一向に進む気配がない。

っていうか、進んでも人が多すぎて入れる余地がない。

 

もう諦めて丘を降りることにした。

また今度、落ち着いた時に登りにこればいいか。

 

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みんなどこから歩いてきたんだ?ってくらい汚れている。

それにそもそもこれは一体何の祭りなんだ?

 

そう思い調べてみると、

これはメキシコでもっとも敬愛されている宗教シンボル『聖母グアダルーペ』の祭りらしい。

なるほど、だから皆グアダルーペ教会を目指しているのか。

 

聖母グアダルーペ最大の特徴は褐色の肌をしているということ。

だからメキシコ国民からの圧倒的な敬愛を受けているのだ。

 

本日12月12日聖母グアダルーペの日で、メキシコの国民の祝日になっているらしい。

 

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それぞれの団体ごとにユニフォームがある。

まるでサッカーのユニフォームみたい。

日本の祭りのように地区ごとに分かれているのかな?

 

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道を戻りながら旅行会社を何軒かはしご。

グアテマラまでのシャトルの値段を聞いてまわる。

 

そう、我々は12月24日グアテマラシティー発の便でニューヨークへ飛ぶことが決まっているので、

メキシコまで北上して来たにもかかわらずその日までには再びグアテマラに戻らなければならないのだ。

 

ここの旅行会社の場合、

サンクリからパナハッチェルが350ペソ(約2030円)、

サンクリからアンティグアまでが450ペソ(約2610円)。

グアテマラシティー直行のシャトルはないという。

 

もう数件回った結果、グアテマラシティー直行のシャトルを発見。

しかしその値段は1000ペソとか950ペソ(約5800円前後)だった。

 

ちなみに、

行ってもいいかなと考えていたグアテマラ北部にあるフローレスという町までは550ペソ(約3190円)で行けるらしい。

がしかし、サンクリからフローレスまでは遠いし、道がよくなさそうなのでそこへ行くのは現実的ではないだろう。

 

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17時20分。

相方がミサンガを作りたいというのでそれを作るための糸探しに。

完成しているミサンガは町のいたるところで嫌という程見かけるのに、

その元となる糸は探してみると全く見つからない。

 

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私は家庭科とかあまり詳しくないのでよくわからないが、こういうのではないらしい。

結局理想の糸を見つけることはできなかった。

 

その後夕食の買い物のためにメルカドへ行こうとするが、メルカドはここから遠い。

今日はもう沢山歩いて疲れたので、またメルカドまで戻るのは正直いやだ。

結局宿近くのスーパーで野菜とパンを購入して宿へ帰った。

 

ズッキーニは3.61ペソ(約20円)、

トマトは3.77ペソ(約21円)、

ハンバーガーのバンズ1個2.9ペソ(約16円)、

砂糖がまぶされた菓子パン1個5.8ペソ(約33円)だった。

 

結局今日1日だけで3回もパン屋さんを利用することとなってしまった。

本日購入したパンの数、2人で7個。

 

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20時。夕食の時間。

 

宿に戻る途中にスーパーで購入したズッキーニとトマトを使ってスープを作る予定。

 

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ズッキーニとトマトと玉ねぎと、昼に買った肉の残りと一緒に煮込む。

 

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日本から持参している醤油やほんだしで味を調整する。

 

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スープとともに、プレーンのパンをフライパンで炙ったものを一緒にいただいた。

 パンはサクサクで美味しい。

スープは、ちょっと味が薄かったかな。

 

夕食後はシャワーを浴び、個室で就寝。

のはずが、、

 

ベッドに横たわっていると足や背中など身体中が痒くてたまらない。

 

”もしかして、、”

 

とベッドの上をよく見てみると、ダニみたいな小さな虫が這っていた。

 

”うわ、最悪。”

 

相方は二段ベッドの方で寝ていたのだが、何の異常もなかったらしい。

一方の私は痒くて痒くて寝ようにも寝れない。

このベッドの上にもういたくない。

 

この部屋にベッドが全部で5台もあってよかった、と、この時思った。

私はベッドを移動し、どうせねれないのならば夜更かしして何かしようと思い、

『刑事コロンボ』の動画を観ることにした。

 

そうしてしばらくコロンボを見ていると眠気が襲ってきて、いつの間にか就寝していた。

私を噛んだ虫がナンキン虫でないことを祈る。。

 

次回記事↓↓

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