本日、4日間滞在したシェムリアップを出発してカンボジアの首都プノンペンへ向かう。
アンコールワットも見れたし、泊まっていた宿『リラリゾ』の人たちも面白かったし、のんびりしながらもなかなか楽しめた印象のシェムリアップ。
首都プノンペンは治安が悪いらしいので、正直あまり行きたくないな。。
(でも予約している飛行機がプノンペン発なので行かなくてはならない。)
(1ドル=約114円 1リエル=約0.028円 2017年3月9日。)
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今朝は6時30分に起床。
7時10分に朝食へ。
天気が曇りだったので、いつもより涼しい。
8時30分。
部屋でパッキングを終えたらロビーに出てきてチェックアウト。
今まで1泊2人で12ドルだと思っていたが、実際は1泊2人で15ドル(約1710円)だった。
エアコンなしだと12ドル(約1360円)なのらしい。
あんな効きの悪いエアコン、あってもなくても大して変わりはなかったが。。
クレジット決済だと手数料で3%かかると言われたが、クレジットで支払った。
我々がいつも使っている新生銀行の海外キャッシングでは最低でも4%は取られるから、クレジットの方がまだお得かな、と考えたからだ。
貴重なドル札をここで使いたくなかったってのもある。
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8時45分にピックアップ予定だったバンは、40分近くも遅れて9時25分頃宿に到着。
ちゃんと来るか心配だったが、宿のオーナー曰く『よくあることだよ。』と。
こんな大遅刻よくあっちゃ困る。
ってか、プノンペン行きのバスは9時30分出発なのに、これじゃバスも大幅に遅れることは確実だな。
こうやって、遅延が遅延を呼ぶのである。
9時45分。
バンはバスターミナルに到着。
プノンペン行きのバスにはまだまだ人が集まっていない様子。
ちなみに、昨日購入したプノンペン行きのバスチケットは1人8ドル(約912円) 。
これを考えると、トゥクトゥクの料金って本当に高い。
『こんな原付、バスに乗るわけねぇだろ!』
なんて思って見ていたが、これが案外スッとバスの中に吸い込まれていく。
他にもたくさんの荷物を載せていっていたが、滞ることなくどんどんバスの中に入っていく。
バスの中は四次元空間なのか。。
バスに乗り込み席に着こうとするが、我々の席にはすでに先客が座っている。
『あのー、そこは僕らの席なんですけど。』
そう言うとすんなりどいてくれたが、
その人は『たぶん誰も席を守ってないと思うよ。』と一言言っていいった。
まぁ確かにそうだろうな。と思った。
その後スタッフが来て席の配置をし始める。
それなのになかなか退こうとしない欧米人。
全く、なんで彼らは決められた席に座ることができないんだ。
席に着くとしばらくして、無料の水が配られた。
さらにはコーヒーやお菓子類も。
バンコクからシェムリアップに来る時もそうだったが、
カンボジアのバスでは何かしら食料が付いているのでちょっと嬉しい気分になれる。
結局、バスは30分遅れの午前10時に出発。
バスにはワイファイがあると聞いていたが、案の定繋がらない。
座席は柔らかくていい感じ。これで8ドルなら安い。
シェムリアップの宿で聞いた情報だと、
プノンペン行きバスには地元民向け(5ドル)、VIPレベル(15ドル)、中間レベル(10ドル)があるらしい。
我々が乗ったこのバスが地元民向けのものだとは考え難い。
なので中間レベルに8ドルで乗れたということでラッキーだった。
(そもそもそのランク付け情報も確かなものなのか怪しいが。。たぶん、バス会社によって値段が若干違うんだろうな。)
12時30分。
バスは休憩のため停車。
同乗者の欧米人に何分の休憩なのかを聞くと、
『よくわからないけど、たぶん20分くらいだと思うわ。私たちは料理をテイクアウェイするつもりよ。』
と言っていた。
確かに、20分という時間は飯を頼んで食い切るにはちょっと時間が短い。
バスはこのような中華レストランの目の前に停車。とりあえずこのレストランの中へ。
ちなみにこのレストラン内にはトイレもあり、
ここで食事をしなくてもトイレだけ利用するのも可能な感じ。
実際、トイレだけ利用して出て行く人も大勢いた。
席に着き、周りのお客さんが食べていてすごくボリューミーで美味しそうだった焼きそばみたいな料理を指差して注文。もちろん、お持ち帰りで。
2人でシェアするため大盛りにした。4.5ドル(約513円)だった。
席で料理を待っていると、レストラン前で停車しているバスにどんどんと人が乗り込んでいくのが見えた。
”これはいかん!”、と思い、『いざという時はなんとかしてくれ。』と先に相方をバスに行かせた。
さらに待つこと数分で料理は運ばれてきたが、お持ち帰りと言ったはずなのに大盛りの焼きそばはしっかりと皿に盛られている。
『持ち帰りと言っただろ?』
そう言って私はウェイトレスを急がせた。
なんとかバスには間に合った。
座席について料理の箱を開けてみると、ビニール袋に入った焼きそばが。
ビニール袋に食べ物を入れるのは東南アジアでは日常よく見る光景だが、
それをさらに発泡スチロールのパックに入れるのならばビニール袋なんてなくてよかったのに。
結局こうやって発泡スチロールのパックに焼きそばをあけて食べるんだから。
見た目は美味しそうだが、実際の味は麺が柔らかくて野菜が硬いという、私の好みとは真逆のものだった。
それに、いくら大盛りにしたとはいえ2人で分けて食べたら全然量が足りなかった。
15時45分。
バスはカンボジアの首都プノンペンに到着。
思いの外早く着いたな。
毎回のごとく、バスを降りたらトゥクトククドライバーたちが客引きを頑張っているが、とりあえずそれらは無視。
歩いて予約している宿まで向かう。
プノンペンも日中は暑い。
世界2周目から新たに持ってきた、クッカーや米などの食料が入った食料バッグが重くてしょうがない。
こんなものを持ってきてしまったことをすこぶる後悔しながら歩を進める。
早く自炊をしてこの米やパスタを消費していきたい次第だ。
16時10分。
汗だくになりながら、ようやく今回の宿『One Stop Hostel(ワンストップホステル』に到着。
なんでもここは日本人のオーナーが展開しているホステルなのらしい。
とはいえ、現場で働いているスタッフに日本人はおらず、全員カンボジア人だった。
▼『One Stop Hostel』の場所
チェックインを済ませて部屋へ。
4人部屋ドミトリー。清潔感があり綺麗。スタッフも優しくフレンドリー。
エアコンあり、ワイファイ無料。
1人1泊7ドル(約798円)。
1泊500円前後で宿泊できるところもあるので、まあこれでも少し金を出した方か。
それでもコスパはいいところだったと思う。
シャワールームにも清潔感がある。
チェックインしてからすぐにシャワーを浴びたが、サビ臭くなく水圧もいい。
”カンボジアのシャワーはサビ臭いもの”
と思い込んでいたが、ここで初めて
”シェムリアップの宿『リラリゾ』のシャワーがサビ臭さかっただけなんだ”
ということに気づいた。
ロッカーも大きめで満足。
バスタオルは無料だが、デポジットとして5ドル必要。
デポジットなので、チェックアウト時にその5ドルは返ってくる。
*借りた際の領収書的なのは無くさないように。
今のところ、非常にいい感じの『One Stop Hostel』。
実は他にも何店舗かあって、シェムリアップにも店舗があったらしい。
シャワーを浴びたらとりあえずロビーへ。
パソコンなどをして時間を過ごしていると、突然1人の日本人青年に声をかけられた。
日焼けをしていて、その風貌からも旅人感がにじみ出ていたが、
話を聞いてみるとまだ19歳で今回が初めての海外旅行なのらしい。
初海外でこの風貌とは、なかなか将来有望だ。
なんでも『タビイク』という旅人育成企画に参加して今回の初海外旅行を決行しているらしい。
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そんな彼は昨晩遅くにスマホのマップを見ながら外を歩いていたら、突然背後からバイクに乗った男にスマホを奪われたらしい。
相手はバイクに乗っているのでそのまま逃走。
困った彼はとりあえず安いタブレットを購入したらしいのだが、
そのセットアップがうまくできないので我々に相談してきた、という経緯だ。
それにしても、プノンペンって本当にスリが多いんだな。
宿の注意書きにも『外に出る際にはスリに注意するように』とわざわざ書かれているし。
歩きながらのスマホマップとのにらめっこには気をつけなきゃ、と思わされた。
残念ながらセットアップはうまくできなかったものの、
その後彼や途中からやってきたカンボジア暦10回以上という日本人女子大生の子としばらく会話を楽しんだ。
20時40分。
いい時間になったら、我々は今夜の晩飯作りを開始。
見るからに従業員用のキッチンだが、
スタッフに聞いたら空いている時なら使っていいとのことだった。
(というか、予約時に確認した時にはこの宿はキッチン付きとなっていたのだが。。)
使いたくてもキッチンがなくてなかなか使えなかった米やパスタを、ようやくここで消費できる。
自炊ができるということより、食料を消費して荷物が軽くなることが嬉しかった。
使っていいとは言われたものの、客からの注文が入ればもちろんスタッフがキッチンを使用する。
スタッフの話では18時〜21時くらいがキッチンのピークだと言っていたのに、
18時を過ぎても忙しい気配はなし。
21時過ぎに我々が調理を開始しようとすると、狙ったかのように注文が殺到。
キッチンはたちまち忙しくなる。
”ちょっと、、話が違うぞ。。”
注文と注文の合間を縫って、我々はなるべく邪魔にならないように迅速に調理を遂行した。
そして作り上げたのがこのオニオンパスタ。
食料を減らしたいなんて言いつつも、
持っているのは日本米1キロとパスタ500gと玉ねぎ2個のみ(あと醤油とかの調味料。全部重量級。。)
なかなか質素なパスタだったが、味の方はまずまず、かな。
晩飯後は宿目の前のコンビニへ行きアイスでも買おうとするが、
最低でも1個1ドルはしたのでやめる。これじゃ日本とあまり変わらないよ。
再び宿に戻ると大学生たちはまだ喋っていたが、我々はもう部屋に戻り寝ることに。
0時くらい。ようやくドミトリーに他の客が現れた。
部屋に入るやいなや不快な顔をして『ウォーム。。』とか言ってエアコンをマックスの18度まで下げやがった。
欧米人って、なんであんなに暑がりなんだろう。。
旅中、特に寒がりの相方は欧米人の異常なまでの暑がり具合に被害を被ることがよくある。
部屋は瞬く間にキンキンに冷え、さすがの私もブランケットを羽織って寝ざるをえなかった。
全く、こんな部屋だったら冷蔵庫いらずだな。
明日はとりあえず早起きして、宿のそばを流れるメコン川沿いを散歩する予定。
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