今日は5時30分起床。
だんだんと朝型生活にも慣れてきた。
▼前回の記事(トリノ観光)
12時50分トリノ発のバレンシア行きの便に搭乗予定。
空港まではトリノ市内からバスで約1時間かかりそうだったので、
9時過ぎには宿を出れるように準備をすすめた。
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8時15分ごろ、オーナーの息子ポールさんが出かけるということだったので、お別れの挨拶を。
昨夜は遅くに帰ってきて、今朝は寝癖バンバン&ラフな格好で出て行ったが、
この人は学生なのか、社会人なのか、一体何者なんだ?
9時15分ごろ宿を出た。
前述した通り、空港まではバスで行く。
空港まで1本で行けるバスがあるっぽいが、我々はグーグルマップのルート案内に従い、
一度60番のバスに乗り、途中で空港行きのバスに乗り換える方法をとった。
空港行きのバスは青いバスで、表示されている4桁の数字がバス番号。
乗り込む時にチケットの提示を求められたが、持っていなかったのでその場で購入。
料金は1人2.7ユーロ(約308円)。
チケットを購入した後は刻印機で刻印が必要。
バスに揺られること約30分。
10時20分頃、トリノ空港に到着。
屋根がイタリアカラーになっているのがいい感じ。
今回利用する航空会社はライアンエアー。
チェックインは事前にオンラインで済ませていたので、荷物を預けたらささっと空港ラウンジへ向かった。
旅中に聞いた話によると、
ライアンエアーではチケットを印刷して持ってこないと何十ユーロもの罰金(?)を取られることがあるのだとか。
実際、その被害にあっている人も多々いるらしい。
前回のギリシャに次いで、今回が2度目のライアンエアー利用だったが、2度とも特に何も言われることなく搭乗できている。
スマホの画面を見せて、QRコードをピピって感じ。
ただ運が良かっただけなのか、それとも制度が変わったのか、真相は定かではない。
イタリア、スペインはシェンゲン協定内なので、出国審査はなく荷物検査だけで手続きは終了。便利だ。
荷物検査を通過したら、早速プライオリティーパス使用可能空港ラウンジへ。
荷物検査所を出て左方向に進み、階段を上り2階に行くとラウンジはある。
名前は『PIAMONTE LOUNGE』。
営業時間は朝5:00〜21:00。
ワイファイのつながりは良好だった。
相方が調べたところ、トリノ空港のラウンジについての情報はあまりなかったらしい。
そうなると、逆にどんなところなのだろう、とワクワクもする。
中はこんな感じ。
ガラス張りで滑走路が見える設計になっている。
広さはそんなになく、寝転べるようなソファーもない。
机も小さめだった。
そして我々が一番重要視する飲食についてはこんな感じ。
うん、あんまりよくはない。
ハム以外は基本、甘めのメニューが並ぶ。
そしてこのハム、獣の味がしてクソまずい。
さらにこのラウンジ、ドリンクがカウンターでの注文制になっていて、
飲み物が欲しい時はここに来てスタッフに注文しなければいけない。
水ですらそうだった。
しかもめんどくさいことにドリンクメニューというものががなく、何があるのかいちいち聞かなければならない。
私は何ジュースがあるのかをスタッフに尋ねたが、スタッフもあまりメニューを覚えていない様子。
結局無難なオレンジジュースを頼んだ。
ドリンクメニューを作れ、というか、セルフサービスにしなさい。
机は本当に小さかった。
まだ台北、ソフィア、アテネ、ベオグラード、トリノでしか空港ラウンジを使用していないが、この中では今んところトリノが最下位。
ひどいことはないが、ただ規模が一番小さいので劣って見えてしまっているだけかもしれない。
空港ラウンジの存在そのものは非常にありがたいと思わなければならない。
途中からメニューが少し増え、生ハムやチーズ、変な米料理やサンドウィッチなどが追加たが、味は微妙なものだった。
12時20分に搭乗手続き開始だったので、その時間くらいにラウンジを出た。
搭乗手続きは混み合っていた。
飛行機に乗り込んでもなかなか飛行機は出発しない。
結局、12時50分発予定だった飛行機は13時30分にトリノを飛び立った。
まぁ、このくらいの遅延はよくある話か。
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15時ごろに飛行機はスペインのバレンシア空港に着陸。
スペインとイタリアの間に時差はない。
シェンゲン協定内なので入国審査はなく、荷物を持ったらそのまま外に出れた。
本当に便利だ。
バレンシア空港からバレンシア市内まではメトロを使って行く。
券売機ではチャージ式の切符しか販売しておらず、1人4.9ユーロ(約559円)した。
チャージ式の切符を使えば毎回の運賃が1ユーロ安くなるらしい。
そしてチャージ式の切符は、運賃に加えデポジット1ユーロが足された料金で販売される。
つまり今回の場合、
空港からバレンシア市内までの実質運賃はチャージ式で3.9ユーロ(約445円)ということになる。
市内で買う場合はゾーン指定もできるようだが、
空港の販売機では強制的にABCDゾーン対応のチャージ式に指定されていた。
メトロの3番と5番の線が空港につながっている。
プラットフォームは1つしかないので、来た電車に乗れば間違いなく市内方向へ連れて行ってくれる。簡単だ。
市内まではメトロで2、30分。
メトロを降り、歩いて今回の宿に。
今回の宿は今話題の Air bnb(エアビー)でまるまる貸切。
トマティーナ(トマト祭り)に参加する人たち9人で部屋をシェアするのだ。
メンバー構成は、1人は相方、2人は私のセブ留学時代の友達、残りの5人はその友達の友達、といった感じだ。
久々の団体行動だな。
このような二人部屋が4つと、リビングとキッチンが付いている。
料金は3泊で30622円。
9人で割って、1人1泊1134円計算だ。
安い!
宿にはすでに4人がチェックインしているので、我々が到着すれば誰かが外の門を開けてくれるだろうと思っていた。
しかし、門の前まで行ったはいいが、どうやって入っていいかわからない。。
インターホンを押したくても、たくさん部屋があってどこが私たちの部屋なのかがわからない。
”もっとちゃんと連絡取っておけばよかった。。”
と少し反省しながらも、
中にいる友達の名前を大声で叫んでみたり、インターホン一つづつ全部押してみたりしたが、結果はダメ。
別部屋のスペイン人が『Si?』と言うくらいの返事しかもらえなかった。
後から知らされたのだが、私たちの部屋のインターホンは壊れていて鳴らなかったらしい。。
”どうしよう。。”と、門の前をうろちょろし策を練っていると、
建物の上の方から『こんにちはー!』という元気な声が聞こえた。
タバコを吸いにベランダに出たメンバーの1人が、我々が到着していることに気づいてくれたのだ。
”よかった。やっと中に入れる。”
天からの声に、ホッと安堵感を覚えた。
高い建物なのにエレベーターはなく、非常〜に長〜い階段を登り部屋までたどり着く。
久しぶりの人と再開し、初対面の人と自己紹介をしたりして、そのままリビングで喋ったりしながらダラダラ過ごした。
20時過ぎ。
晩御飯を求め何人かで外出。
中央市場というところを目指しながらフラフラ歩き、適当なところでパエリアとピザを食べた。
私はお酒はあまり飲まないが、この時はサングリアを飲んだ。
サングリアには砂糖が入っていて甘かった。
味はマズくはなかったが、私にとってはアルコールが少し強めでちびちびとしか飲めなかった。
やっぱまだお酒よりもジュースを好む年頃なんだな。
シーフードパエリアとチキンパエリアを注文。
ここ『バレンシアはパエリア発祥の地』として有名で、バレンシア風パエリアという名物。
それにはウサギの肉が使われているらしい。
しかし、
レストランによってはウサギは使わずにチキンで代用しているところが結構あり、
今回の店もその類のレストランだった。
パエリア2つとピザをシェアして、1人8ユーロ(約912円)ほどの夕飯になった。
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宿に帰ってからは、またリビングでおしゃべりしながら時を過ごした。
メンバー全員が世界一周中の旅人。
そんな人たちが集まり話をすると、
”次はどこ行く?”、だの、
”ここからここまでのフライトが安い”、だの、
”この街はこうだった”、などなどなど、、
話題は8割がた旅について。
いろんな情報やそれぞれが体験したエピソードなどを共有できて楽しい。
と同時に、
”自分の経験なんてまだまだだな”、と、さらに上を向けるようになる気がしていい刺激になる。
他人とあまり交流がないと、自分の経験や思い出に浸りすぎてしまい向上心が弱まってくるので、
こうして他の人と交流して他を知るということは本当に重要で貴重な時間だった。
逆に他人のそれに浸りすぎたらそれもまた問題だと思うが。
トマティーナの翌日の9月1日までこの人たちと時間を共有することになるわけだが、
その間にまた新たなことを学び刺激される時間を自ら作り出すことが大事なのだな、
と感じた。
ところで、明日はみんな何をするのだろう?
特に何も決めずに就寝となったが、たぶんそれぞれが自由な感じで何かするのだろう。
この自由な感じもまたいい。
▼次回記事(トマティーナ前日)
▼トマティーナ当日