この日の朝食は9時か9時30分くらい。
私は9時近くまでぐっすりと眠った。
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9時30分。
朝食の部屋へ行くと豪勢な朝食が我々を待っていた。
クロワッサンにフルーツにハムにチーズに、ポルトガル名物パステル・デ・ナタ(エッグタルト)まであるではないか。
もちろんコーヒー、紅茶、ジュースもあり、盛り付けも部屋の雰囲気も最高。
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リナさん曰く、今朝近くのスーパーへ買い出しに行ったらしいのだが、
我々がよく節約目的で食しているスーパーのパンも雰囲気一つでこんなにも豪勢になるものなのか。
お腹いっぱい朝食をいただいた後は、しばらくゆっくりと過ごす。
そして12時30分。
毎年7月中旬〜9月中旬か下旬の期間限定で開催されているポルトガルのアゲダ名物、
『アンブレラスカイプロジェクトの傘のアーケード』を徒歩で見に行った。
道中見下ろせたアゲダ駅。
小さな無人駅だが、なかなか味がある駅ではないか。
傘のアーケードの場所はアゲダ駅から余裕で歩いて行けるくらい近い場所にある。
途中、おしゃれな階段を見つけたので記念撮影。
12時50分。
傘のアーケード着。
一度はテレビやネットなどで見たことがあるのではないだろうか。
カラフルな傘が天井の代わりになっていて、すごく綺麗だった。
まさに傘のアーケード。
このイベントは2012年からスタートしたらしく、意外とまだその歴史は浅い。
もともとは町おこしとしての芸術祭、『アゲダグエダ』がメインイベントなのだが、
暑さが際立つポルトガルの気候に対し日射病対策として施されたのがこのアンブレラスカイプロジェクトらしい。
いかにも芸術祭らしい奇抜でおしゃれな日射病対策だ。
考えた人たちすごい。
車や窓、サングラスに映る傘も綺麗だった。
たまたま停まっている車にこうやって映るのだが、
計算してどこかに綺麗に映るよう何かを設置したら、ボリビアのウユニ塩湖くらい人気が出るのではないか、と思った。
ここに来ると、何度もカメラのシャッターを切りたくなる。
いっぱい写真があり過ぎてどの写真を載せたらいいのかがわからない。
とにかく、何枚も同じような写真があるが、すべて美しいのに変わりはない。
傘のアーケードの通りは1つだけではなくいくつかかあり、通りによっては傘の種類が違う。
デザインされたビニール傘は日差しを浴びて壁や道に映し出されている。
まさにアートだ。
ある通りには、サッカーユーロ2016の優勝トロフィーのレプリカが展示されていた。
ポルトガル優勝したもんなぁ。
傘をかぶったイカしたおばちゃんもその辺をうろちょろしていた。
一通り傘のアーケードを見終えた後は、
昨夜は入場料が必要だったイベント会場が無料開放されていたのでそこに入ってみた。
おそらくこれがピグレットパーティーのマスコットキャラなのだろう。
傘にマイクに酒に豚。
この芸術祭を象徴するものがうまく1つのイラストの中に混在している。
そう、この芸術祭は傘だけでなく、というか傘よりもこのイベント会場内で行われる音楽ライブの方がメイン(?)なのである。(と勝手に思っている。)
夜は野外ライブをやっているので入場チケットが必要なのだ。
その会場内に昼間なら無料で入れる。
”もしかしたらすごい傘の展示があるかもしれない。”
と思い、そこまで大きくない会場内を散策してみるも、この程度の傘しか見つけることができなかった。
おそらく祭りのピークは7月中なのだと思う。
7月中はもっと大きなライブ会場なのだとか。
それゆえエアビーのホストのリナさんの家も、7月は予約でいっぱいなのだという。
確かに我々が傘のアーケードを歩いた時、
思いのほか人がいないことに少し驚いていたのは事実。
9月はこんなものなのである。
逆に静かに見れていいのかも。と、ポジティブにものごとを考えておこう。
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アンブレラ・スカイ・プロジェクトの傘のアーケードを満喫し、14時過ぎ家へ帰った。
その後はホストのリナさんがアゲダ近郊観光へ車で連れて行ってくれるというので喜んで車に乗り込んだ。
一つはポルトガルのヴェネチア(リトルヴェネチア)とも言われるアヴェイロという町。
我々がリスボンからアゲダに来る時、駅を乗り換えたところだ。
もう一つはカラフルなストライプにデザインされた家が立ち並ぶコスタノバという町だ。
〜後半へ続く(アヴェイロとコスタノバ観光へ)〜
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