現在私の思い出の都市、テキサス州ヒューストンにあるスーパー8モーテルに宿泊中。
昨晩、テキサスステーキと食べ放題サラダバーでパンパンになった腹のまま、
およそ5日ぶりとなるふかふかのベッドで安眠していた我々。
今朝は6時30分ごろに目を覚ました。
▼前回の記事(テキサスステーキを食らう)
▼アメリカ横断まとめ【完全版】
まだ胃袋の中には食べ物が残っているみたいで胃もたれ気味。。
それでもせっかくならということで無料の朝食を少量、8時過ぎごろにいただいた。
11時のチェックアウトギリギリまでシャワーを浴びたりして部屋でくつろぐ。
次いつ浴びれるかわからないので、浴びれる時には無理やりにでもシャワーを浴びる。
できるだけシャワーを浴びれない時間を短くする必要がるのだ。
11時。時間通りチェックアウト。
この思い出深いモーテルに三度訪れることはあるのだろうか。 。
宿からヒューストンダウンタウンまでは車でおよそ15分。
ヒューストンはニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴに次いで、
人口でいうと全米第4の都市。
しかしはっきり言って、観光的にはそんなに見るところはない。
しかも私は6年半前にダウンタウンを飽きるほど歩き回ってしまっている。
相方も特にヒューストンに執着があるわけではなかったので、
車でダウンタウンを軽く流すだけでヒューストン観光を完了させることにした。
ここはヒューストン水族館。
水族館なのに、なぜかここの目玉はホワイトタイガー。
私が前回ヒューストン水族館に訪れた時に撮影したホワイトターガー。
今回は車で近くを通っただけなので入場していない。
一応この壁画へ来ればヒューストンに来た感が出るんじゃないか、と思って訪れた壁画。
ここもドライブスルー的な感じで車に乗ったまま写真を撮ってすぐに移動した。
その後もテキトーにヒューストンのダウンタウンを車で流す。
が、やはり特に見どころになるようなところはない。
車で走っているだけで懐かしさで心がいっぱいになるだろうと予想していた私だが、
意外とそのような気持ちは弱くて、昨日のモーテルに訪れた時ほどの感動は味わうことができなかった。
6年半前にはあれだけ歩き回って土地勘を身につけたはずのダウンタウンも、
さすがに今ではそのほとんどを忘れてしまっている。
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20分ほどでヒューストンのダウンタウンドライブを完了。
次の目的地へ向かって車を走らせる。
相方情報によると、
ここヒューストンにはテキサス最大、全米でも屈指の規模を誇る蚤の市(フリーマーケット)があるという。
それは是非行っておかないと。
ヒューストンダウンタウンから車を北へ走らせること20分弱。
『Sunny Flea Market』(サニー・フリーマーケット)という蚤の市に到着。
駐車場料金は1台2ドル(約206円)。
これは安い。
車を降りてまず目についたのは、中華の気配がプンプンするラッキーランドとかいうエリア。
一瞬、ここがテキサス最大のフリーマーケットなのか?
と思いショックを受けそうになったが、さすがにそれは違ったようだ。
駐車場からちょっと歩いたらサニー・フリーマーケットの入り口があった。
綺麗な鳥さんたちが迎えてくれる。
今までいろんな動物注意の看板を見てきたが、
『恐竜注意』の看板を見たのは今回が初めてだ。
とりあえずマーケットの中へ。
テキサス最大というだけあってたくさんの人で賑わっている。
そしてそこにいる人のほとんどがヒスパニック。
使われている言葉もスペイン語が主流。
”本当にここはアメリカなのか?”
チャイナタウンのメキシコ版とも言えるようなところだった。
アメリカの後は中米コスタリカへ飛んで中米をしばらく周る予定なのだが、
一足先にその雰囲気を味わってしまった気分だ。
おもちゃ、家電、日用品、工具、衣類、食品、ペット、レストラン、遊園地、車などなど、、
まさに『何でもあーるよっ♪』 状態。
様々なものを見ながら、とにかくこの大きな蚤の市を歩き回った。
蚤の市内には客を飽きさせないための像などが点在している。
まるで遊園地のようだ。
その中には日本が誇る格闘技、相撲もあった。
なんでも唐辛子をかければいいってもんじゃない。
道を挟んだ反対側にも蚤の市会場はあった。
ちょっとした乗り物があったりして、こっちっ側は遊園地的要素がさらに強い。
サニー・フリーマーケットを歩いていると、
たまに『パンッ!』と火薬が爆発するような音が聞こえてきてびっくりする。
最初はなんだろうと思っていたが、
写真にある歯を紙で包んだようなものがその原因だということに気づいた。
この中には歯ではなく火薬が入っている。
これがなぜか蚤の市の通りにパラパラ落ちている。。
こいつを迂闊にも踏んでしまうと、『パンッ!』と大きな音を立てて爆発するというわけだ。
日本でいう癇癪玉だな。
なぜこんなものが道端にコロコロ転がっているのか?
国は違えど、こんなイタズラをするのは子供以外何者でもない。
私も子供の頃は癇癪玉を車のタイヤの麓に設置したりしてイタズラをしていたものだ。
この癇癪玉を持っている子供の周りには特にたくさんそれが散らばっているので、
歩くときに注意がしたほうがいい。
メキシコの革命家サパタ。
ここがメキシコ人によるマーケットだということを象徴している。
リアルメリーゴーランドとでもいうべきこの乗り物。
1日中同じところをぐるぐる回っているだけのポニーがちょっとかわいそうに思えた。
私はこのマーケットにあった帽子屋さんでこの黒のキャップを1つ購入した。
実はヨーロッパの、特にヴェネチアあたりから日差し除けのために帽子が欲しいと思い始めていた私。
それでも私が望んでいた "シンプルな無地で調整機能付きの黒のキャップ" というのは意外と売られていなかった。
そんな望みを全て叶えるキャップがここサニーフリーマケットで売られていたので、
これを4ドル(約412円)で購入。
本当は1つ5ドルだったのだが、そこは1ドル値切った。
安い割に生地はしっかりしている。これは重宝しそうだ。
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14時。
ずっと前から昼食を取りたい状態だったがなかなかいいところが見つからず、ただただ歩き回り体力を消費させているだけだった。
結局訪れたのがこのタコス屋さん。
1つ1ドル(約103円)という安価な値段で、そこそこの行列を作っていた。
タコスを2つ頼んだので合計2ドル(約206円)。
一応具の肉をそれぞれ違う種類のものにしてもらった。
ここにいる人たちの中には英語を話さない人が結構いて、
そういう人と会話をするときは当たり前だが必ずスペイン語で何かを言われる。
さらに当たり前だが、
スペイン語を話さない私は全く彼らの言っていることが理解できない。
ゆえに、シンプルな英語とジェスチャーを使ってゴリ押しで意思を伝えるしかない。
”中南米へ行ったら毎回こんなような感じなのかぁ。。”
と、先が思いやられる。。
本場メキシコ(と言ってもここはまだアメリカなのだが)のタコスは意外とと小さく、
一口サイズという言葉がふさわしい。
一瞬でペロリとたいらげてしまった。
でも昨日の夜ステーキとサラダをたらふく食っていたので、
このくらいが逆にちょうどよかったかもしれない。
*追記
この時はまだ1つ1ドルが安いと思っていたが、
この後メキシコへ行ってタコス一個の値段を知った時、
1つ1ドルというのがべらぼうに高いということを知った。
本場メキシコでは安いところではタコス1つ2ペソ(約11円)で売られていた。。
〜後半へ続く(念願のテキサスバーガー)〜
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