10月31日。
ハロウィーン当日を本場アメリカで過ごしている。
テキサス州ダラスのダラス果樹園で行われていたハロウィーンイベント、
かぼちゃ庭園を見学した後、
ついにダラス観光のハイライトであるケネディー暗殺現場へ向かう。
▼前回の記事
▼アメリカ横断まとめ【完全版】
ダラス樹木園の後はダラスダウンタウンへ。
ダラスでの見どころと言えばやはりジョン・F・ケネディ暗殺現場。
逆にケネディがダラスで暗殺されなかったら、何がこの町の観光名所になっていたのだろう?
とりあえず町を歩くには車を駐車場に停めなくてはならない。
ケネディ暗殺現場付近まで来たらその近辺をぐるぐると流し、安めの駐車場を探した。
なかなか条件に合う駐車場を見つけることができず、同じところを3周くらいはしただろうか。
結局ケネディー暗殺現場の北側に位置するジャンクションの高架下にあった、
『平日朝5時〜夕方5時まで2ドル』という超破格の駐車場を発見。
そこに車を停めた。
ケネディ暗殺現場までは徒歩10分かからないくらいのところにあるので、立地も問題ない。
いつも通りチケットマシーンで駐車券を購入し、車のダッシュボードに見えるように置いておく。
この時14時20分ごろ。
17時まで2時間30分ほどしかなかったが、
ケネディ暗殺現場を見学するくらいならこれだけ時間があれば十分だ。
(博物館に入場してガッツリ見るのなら足りないかもしれない。)
これが The Sixth Floor Museum (シックス・フロア・博物館)。
ケネディ大統領は当時教科書倉庫だったこの建物の6階の窓から狙撃され暗殺されたとされている。
しかし、
致命傷を与えた銃弾は別の角度から撃たれたものだったとか、
犯人とされていたオズワルドが事件2日後に暗殺されたなど、、
未だにたくさんの謎に包まれていて真実が解明されていないというのが現状。
ちなみにオズワルドは逮捕されてから『俺ははめられただけだ。』という言葉を残している。
今でもキューバのカストロ陰謀説やマフィア犯行説など、幾つかの説が流れている。
口封じのため関係者の暗殺が繰り返されるなど、
詳細を知るとそこではまさに映画『ゴッドファーザー』のような酷いことが行われている。
そういうこともあり、私はマフィア犯行説が有力なのではないか、と思っている。
このシックス・フロア・博物館の1階はギフトショップになっていたが、
これは博物館の出口を兼用する場所だったので、博物館に入場していないとそこに入ることができなかった。
ギフトショップぐらい出入り自由にしてくれたっていいのに。
そんな博物館はスルーし、とりあえずケネディ暗殺現場へ。
このエルム・ストリートを車に乗ってパレードしている最中にケネディは暗殺された。
その瞬間の映像というのはユーチューブなどでも普通に閲覧することができる。
(しかもカラーで。)
私もダラスへ来る前予習も兼ねてその映像を何度も閲覧したが、なかなか衝撃的な映像だった。
1枚目の写真のシックス・フロア・博物館の6階、
写真向かって一番右隅の窓からオズワルドはケネディを狙撃をした。
しかし前述した通りケネディに致命傷を与えた頭部への銃弾は違う角度から撃たれたとされている。
この道路上のバツ印が狙撃された地点。
バツ印は1箇所だけではなく、ここからもう数十メートル先に進んだところにもう一つある。
暗殺現場のエルムストリート沿いでは当時の新聞が売られていたり、
ケネディ暗殺についての自説を観光客に熱弁する人が何人かいた。
この人たちの説明に捕まるのは正直めんどくさいので、
すでに捕まっている観光客の後ろから覗き込み、盗み聞きをするような形でその説明に耳を傾けた。
ケネディ暗殺現場を見学しながら近くにいたリスと戯れた。
リスを見るとロンドンのハイド・パークを思い出す。
ここにいたリスはなかなか人間慣れしている様子で、我々が近くにいても逃げようとはしない。
木の実と見せかけて石を投げたり、木の枝でおびき寄せたりしながらしばらく遊んだ。
残念ながら相方がロンドンでリスのエサ用に購入したピーナッツは、
この時も車のトランクの奥深くで眠っていた。
ケネディ暗殺に関するギフトショップ訪問を半ば諦めていた我々だが、
シックス・フロア・博物館の道をまたいで反対側の建物にもギフトショップがあることに気づいた。
ここは先ほどのギフトショップと違い出入り自由。
そこでは新聞、Tシャツ、小物、本、ポスターなど、
ケネディに関するグッズがたくさん売られていた。
特に強く惹かれるものはなかったので何も購入していないが、見ているだけで楽しめる。
それが、ギフトショップだ。
その後近くに見えたお城のような建物に行ってみるも、何かよくわからなかったし、
特に入ろうという意欲もわかなかったのでここは外観を見るだけで良しとした。
これは一体何だったんだろう?
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15時50分ごろ。
ダラス観光を終え近くのウォルマートへ寄った。
いやぁ、先日ヒューストンでステーキを食った時は、
『ステーキはこれで最後っ』て思っていたが、
時間が経ち肉を見るとやはり食べたいという欲望が襲ってくる。。
最近私はウォルマートへ行くと、必ずと言っていいほど肉のコーナーへ訪れている気がする。。
ここで
リンゴ3つを3.05ドル(約314円)、
1ドルポテチを2つ(つまり2ドル(約206円))、
バナナ1本を0.94ドル(約96円)、
水1ガロン(約3.78リットル)を0.88ドル(約90円)
で購入した。
そして寒さに弱くちょっとでも寒くなると凍えて眠れなくなってしまう相方は、
ついにここで寝袋の購入を決断した。
シカゴで極寒の車中泊を経験した時にすでに購入を決意していたはずなのだが、
アメリカを南下するにつれ気温が暖かくなっていったことや、
なかなかコンパクトな寝袋が売られていなかったこともあり未だ購入に至っていなかった寝袋。
今回購入したのは結局望んでいたほどコンパクトなものではなかったが、
今後本格的に突入していくアメリカの砂漠地帯のことを考えたらそろそろ購入しておかなければならない時期だ。
小さなラジカセくらいのサイズの寝袋を税込み43.27ドル(約4456円)で購入した。
*写真で持っている緑のやつよりももっと小さいサイズのやつ。
ウォルマートでショッピングやネット接続を楽しみ、
結局そこに1時間30分くらい滞在してしまった。
17時30分ごろ。
ようやく次の目的地を目指し車を走らせた。
ダラスの次の目的地はまだまだテキサス州内。
テキサス州は本当にデカくて広い。
その目的地というのはメキシコとの国境の町、テキサス州エルパソ。
その名前からもメキシカンな雰囲気がひしひしと伝わってくる。
ダラスからエルパソまでは、とりあえずはインターステイト20号線をしばらく進む。
夕日に向かって車を走らせていると、”西へ向かっているんだなぁ”ということを強く実感することができる。
それにしても夕日が綺麗だ。
なんか、最近毎日夕日が綺麗な気がする。
21時。
ダラスから東に223マイル(356㎞)ほど進んだところにあるガソリンスタンドでガソリンを10ドル(約1030円)分給油。
5.078ガロン(約19.17リットル)入った。
ここのガソスタはレギュラー1ガロン(約3.78リットル)1.969ドル(約202円)。
1リッター0.52ドル(約53円)計算。
本当、テキサスはガソリンが安くて助かる。
もう、1ガロンで2ドルいってしまうと高く感じてしまう。。
そして今夜はこのガソリンスタンドと同じ敷地内にあったウォルマートの駐車場で車中泊をすることに。
まだ21時をちょっと過ぎたところなので、
我々にしては早い時間での駐車場チェックインだ。
車の中で昼に購入したリンゴを切る。
このリンゴが今夜の夕食だ。
(完全に今日訪れたダラス樹木園の出費を引きずっている。。)
その後テキトーに時間を過ごし、本日は就寝。
テキサスのほぼど真ん中あたりに位置するこのウォルマートから
テキサスの端っこにあるエルパソまではおよそ400マイル(640㎞)。
順調に行けば、明日の昼すぎごろにはエルパソに到着できるだろう。
▼アメリカ横断20日目までのルート★
デトロイト→シカゴ→ナッシュビル→アトランタ→ウォルトディズニーワールド(オーランド)→マイアミ→キーウェスト→ニューオリンズ→ヒューストン→ダラス→テキサスのど真ん中のウォルマートで車中泊。
▼次回記事(エルパソ到着)
▼アメリカ横断まとめ【完全版】