2人で地球を旅行中。(カップル世界一周ブログ)

カップル世界一周ブログ。初海外が世界一周のアラサー女子と海外経験まぁまぁの20半ば男子の旅の東西南北世界見聞録。どこへ行くかはお金と気分次第。海外の情報や日々の生活を書き留めます。

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アメリカ横断22日目〜エルパソ観光(ミッショントレイルとちょっぴり死者の日)〜 世界一周129日目★

現在、テキサス州エルパソでキッチン付きの宿に宿泊中。

 

今日の昼飯のおにぎりを作るべく朝早く起床した。

 

▼前回の記事

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

 

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 私は久しぶりに朝5時に起床して朝活をした。

 

思えば、ヨーロッパにいる時は朝4時〜5時ぐらいに起きる生活をしばらく続けていたなぁ。

(結局体調を崩しその習慣は自然消滅してしまったが。)

 

まだ2、3ヶ月ほど前の出来事なのに、なんかもうあの頃が懐かしい。。

 

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 実際に料理を作り始めたのは朝7時50分ごろ。

まずはおにぎりに欠かせない米を炊く。

 

普段は水の量を測るのは私の担当なのだが、

昨日水の量が少なすぎてかための仕上がりになってしまっていたので今日は相方に水の測量を任せた。

 

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 いい具合に米が炊けたことに相方は喜んでいた。

そしてその勢いのままおにぎりを握る。

 

その間に私は余っていたステーキを1枚焼く。

 

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相変わらずうまそうだ。

これは本日の朝ごはんになる。

朝からステーキとか、なんてリッチなんだろう。

 

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9時過ぎ。

玉ねぎを炒め、生のトマトを添えたら本日の朝食の出来上がり。

これをワイルドにかぶりつく。

 

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ステーキ朝食を食べ終えたら今度はベーコンを焼く。

これは本日の昼食となるおにぎりに使う。

これを先ほど握った俵型おにぎりに巻こうという作戦だ。

 

本当はこのベーコンとトマトを使ってペペロンチーノを作ろうと思っていたのだが、

昨日晩飯を抜いてしまったことにより、まるまる1パックベーコンが余ってしまっていた。

 

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1パック全部焼いた結果、予想以上にベーコンの量が多かった。。

そのため俵型おにぎりに巻くのは諦め、全てをアルミ容器に敷き詰めたおにぎりの上にのせた。

 

もはやおにぎりなのか丼なのかわからないが、

これならベーコンの旨みである脂が時間の経過とともにおにぎりに染み込み美味しくなるのではないか、と期待した。

 

ちょっと味見したら、このベーコン、予想よりもはるかにしょっぱい。

こんなに乗せて大丈夫だろうか、、、と、少し不安にもなった。

 

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なんとか全ての生物食材を使いきることができ、11時に宿をチェックアウト。

さて、ここからはエルパソの町観光へ出かける。

 

エルパソ観光と言ったらまず挙げられるのが『ミッション・トレイル』

 

ミッションとは、

16世紀に始まったスペイン人によるキリスト教布教活動のために建てられた伝道所のこと。

現存する伝道所(ミッション)は3つで、

それを巡る歴史的街道のことをミッション・トレイルという。

 

ミッション・トレイルはエルパソ中心地から東南方向へ少し行ったところに存在する。

 

とりあえずグーグルマップで『ミッショントレイル』と検索して出てきた地点まで行き、

あとは『Mission Trail』と書いてある看板に従いテキトーに車を走らせた。

 

そしてまず訪れたのがソコーロ・ミッション

 

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きれいな白色が眩しい。

見た目はどう見ても教会だが、ミッションというのでこれは伝道所になるらしい。

 

”んじゃ教会と伝道所って何が違うんだ?”

 

と気になったので調べてみると、

まぁ簡単に言うと規模の違いで呼び方が変わるということだった。

 

会員数が約20人以下、約20人以上、約50人以上と増えるに従い、

伝道所、第二種教会、第一種教会と成長していくらしい。

 

まぁ素人である私たちは全部ひっくるめて教会と認識してしまっていいのではないだろうか。

 

とりあえずここはスペイン人がキリスト教布教のためにまず建てた小さな教会だと。

 

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 ソコーロ・ミッションの内部は無料で見学が可能。

ちゃっかりお土産やさんみたいなのも併設されていた。

 

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 こじんまりとした、味のある教会だった。

 

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ちなみに『ソコーロ (socorro) 』とはスペイン語で『救い (help) 』という意味らしい。

 

▼ソコーロ・ミッションの場所

 

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ソコーロ・ミッション付近にはお墓があった。

 

そういえば今はハロウィーン期間。(11月2日)

 

メキシコでは『死者の日』といって、

故人への思いを語り合ったりする祝祭が11月1日と2日に行われる。

(1日は子供、2日は大人の魂が戻るとされている。)

 

ハロウィーンとルーツが近似している部分もあり、カボチャを飾ったり仮装をしたりもするらしいが、

最も死者の日を象徴する飾り付けはやはりスカル(骸骨)だろう。

 

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死者の日は日本でいうお盆に近い位置付けだが、そのコンセプトはあくまで明るく楽しく祝おうというもの。

 

『死を恐れるのではなく、逆にあざ笑ってしまおう』

という考え方は日本のお盆とは全く異なる。

 

そんな死者の日には、お墓までもが派手に装飾されるらしい。

 

そんな情報をインスタグラムから仕入れていたのは相方。

 

しかしここエルパソのお墓は、多少装飾が施されているお墓はあるが、インスタ投稿で見たほど派手で大規模のものはなかった。

 

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気を取り直して次のミッションへ。再びミッション・トレイルを車で走る。

 

途中ミッション・トレイルの3つのミッションの壁画を見つけた。

なるほど、あの形の建物を見つけたら寄ればいいのだな。

 

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2つ目に訪れたのはイエスタ・ミッション

 

どうやらここはエルパソ中心地から一番近いミッションらしいのだが、

回り方をミスっていた我々は2番目に訪れる結果となった。

 

訪れた時にはもう駐車場が閉店みたいな雰囲気でどんどんと人が出て行っている。

やばいと思った我々は『ちょっと見るだけ』、と、しれーっと駐車場に入って行き車を駐車。

駐車場は3つのミッション全て無料だった。

 

ロケットのような銀色のドーム型の屋根が印象的。

 

このイエスタ・ミッションはテキサス州で最古の現役キリスト教会らしい。

 

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内部見学を試みるも、残念ながら現在は工事中だった。

 

▼イエスタ・ミッションの場所

 

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さぁ、残るミッションはあと1つ。

それを探し、雰囲気的にはもうアメリカではなくメキシコだと言った方がしっくりくるエルパソの田舎道を走る。

 

しかしながら、もう一つのミッションの場所がどうにも見つからない。

 

事前にミッションの名前を調べ、グーグルマップで検索していればこのようなことにはならなかっただろうが。。

 

『とりあえずミッショントレイルを走っていれば全て現れるだろう』

という安易な考えで臨んでいたため自業自得といえばそれまでだろう。

 

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 最後のミッションは サン・エリザリオ

 

結局これがどこにあるのか全く見当がつかなかったが、

偶然見つけた観光バスみたいなのの後についていくことでここにたどり着くことができた。

 

それは想像していたよりもかなり南の方にあった。

 

このサン・エリザリオは3つあるミッションの中でも最も歴史的に有名なものらしい。 

 

▼サン・エリザリオ・ミッションの場所

 

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 それでもここに観光客の姿はほとんどなく、とても静かな場所だった。

 

というか駐車場が混んでいたイエスタ・ミッション以外で観光客などほとんど見ていない。

これは死者の日が関係しているのか?それとも普段からこんなもんなのか?

 

いつもこんな感じで閑散としているとしたら、ミッション・トレイルというのはなかなか寂しい観光名所だな。

 

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もちろんここも内部見学は無料でできる。

ここは3つのうちで一番大きかった。

ここもなかなか味のある教会だった。

 

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サブの祭壇ではこのように死者の日の装飾が施されていた。

少し派手さに欠けるが、死者の日の雰囲気を味わうことができた。

 

エルパソ観光ではほとんど車に乗ってミッション・トレイルを走り回っているだけだったので、

もう少しエルパソの町を歩いて回っていればもっと死者の日の雰囲気を味わえていたのかも、と今となっては思う。

 

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 ミッション・トレイルの3つのミッションを全て見学したら、途中で見つけた大きめの墓に立ち寄った。

 

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 風車などの装飾がなされている墓はあったが、やはりインスタで見たような派手な装飾の墓は見当たらない。

 

ヒスパニックが多いと言っても、一応ここはメキシコではなくアメリカだからな。

 

いつか本場メキシコで派手な死者の日の祭典を味わってみたいな、と思った。

 

ちなみに、

メキシコとの国境ゲートはすぐそこにあって、それを見た私はこのまま車でメキシコへ入国してみたくなったが、

相方の強い反対により今回はメキシコへは入国せず先を急ぐことにした。

 

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13時45分。

エルパソの町を去る前に、昨夜夜景を見たシーニック・ドライブへもう一度訪れた。

 

 ▼シーニック・ドライブ・展望台の場所

 

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ここで今朝早起きをしてこしらえた塩分たっぷりのベーコンたっぷりおにぎりをほうばる。

 

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やはり景色がいいところで食べる飯は美味いが、

米はボロボロと崩れるはベーコンの油で手はベトベトになるはでなかなか食べづらかった。

 

そして、やはりこのベーコンはだいぶしょっぱい。

 

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夜のエルパソの景色も素晴らしかったが、昼間に見るエルパソの景色もなかなかの見応えがあった。

 

高い建物がなく全体的に白を基調としている感じは、さながら日差しの強い南ヨーロッパを彷彿させる。

 

確かギリシャの町の景色はこんな感じだったな。 

earthtravel.hatenablog.com

 

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 ふと、ドナルド・トランプがこのメキシコ国境に壁を作るとか言っていることを思い出す。

実際どうなることやら。

 

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14時30分頃。

エルパソの町の景色を目に焼き付けたあとは、丘を下りそのままエルパソの町を後にした。

 

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15時ごろ。

おなじみのウォルマートへ来店。

 

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 ハロウィーンが終わったら次はクリスマスかぁ。

 

12月25日のクリスマス当日を、我々は一体どこで迎えることになるのだろうか。

今のところ予想できるのは、

 

1、中米のどこか。

コスタリカ行きの航空券は持っている。スペイン語留学をするかもしれないグアテマラが濃厚。)

 

2、アメリカのどこか。

(年越しをニューヨークで迎える予定なので、11月半ばにアメリカ横断を完了した後も年末までアメリカに滞在する可能性はなくもない。)

 

3、カナダ

(特にニューヨークからそう遠くないトロントが濃厚。冬になるとマイナス30度くらいまで気温が低下するということがネック。)

 

 

いずれにせよ、海外でのクリスマスは去年のフィリピンに続き2年連続となるのでワクワクする。

 

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 このウォルマートで

ドーナッツ2つを1.28ドル(約131円)、

バナナ2本を0・7ドル(約72円)で購入した。

 

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エルパソはテキサス州の本当にすみっちょに位置する町なので、ちょっと走ったらすぐニューメキシコ州に入った。

 

ルイジアナ州のビジターセンターで無料コーヒーをもらって以来、

新たな州に入った際にはできるだけビジターセンターへ寄るようにしている。

 

しかし無料コーヒーなどのもてなしがあったのは今の所ルイジアナ州がのみで、

このニューメキシコでもそのようなもてなしを受けることはなかった。

 

というか、このニューメキシコのビジターセンターはまだ明るい時間にもかかわらず既にクローズしていた。

 

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 エルパソから北へ1時間弱ほど進むと、右手にはあの有名なホワイトサンズがある。

 

しかし、

『ホワイトサンズはただ白い大地がバーッと広がっているだけのアメリカがっかりスポットだ。』

とかいう情報を仕入れていた我々は、その情報を鵜呑みにしホワイトサンズはサラーッとスルーすることにした。

 

白い大地を見るなら、ウユニ塩湖かどっかでいい、と。

 

 

そういえばエルパソから北上していると、途中で検問所があった。

 

最初は ”なんだこれ?”、と思い、何も悪いことをしていないのに不安になってしまっていたが、

パスポートを見せ、どこから来たか、どこ出身か、くらいの質問をされるだけで難なくそこを通過することができた。

 

『これは何の検問だい?』

 

検問の人にこう聞いてみると、

どうやらこれはメキシコからアメリカへ入国してきた人たちを調べる検問所だという。

 

メキシコ人の不法入国やドラッグなどの密輸を防ぐためか。

 

今思うと、エルパソにいる時にメキシコへ入国していなくてよかった。

日本国籍の人がどうなるかは知らないが、メキシコから来た人は検問に何時間も待たされることもあるらしい。

 

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何もない荒野を走り、17時40分ごろ給油のためガソリンスタンドへ寄った。

 

10ドル(1030円)分で5.053ガロン(約19.1リットル)給油。

ここはレギュラー1ガロン1.979ドル(約203円)。

1リットル約0.52ドル(約54円)計算。

 

まだまだガソリンは1ガロン1ドル台をキープしている。

 

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次の目的地はアリゾナ州ユタ州の州境付近にあるモニュメントバレー

 

エルパソからモニュメントバレーまでは、

まずインターステイト25号線を北上し、

アルバカーキという町あたりからインターステイト40号線に乗り換え西へ進む。

 

(アルバカーキは毎年10月頃に大規模な気球フェスが行われることで有名。

事前にその情報を仕入れていれば、その気球フェスに合わせて日程を組んでいたのに。。少し悔いが残る。)

 

その後アリゾナ州手前くらいのところでインターステイトを下り、

普通の国道みたいな道を走り北西方向にあるモニュメントバレーを目指す。

といった流れだ。

 

21時。

アルバカーキを超え、

インターステイト40号線上にあるなんとも珍しいマクドナルドのガソリンスタンドで給油兼トイレ休憩をした。

 

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15ドル(約1545円)で7.285ガロン(約27.53リットル)。

1ガロン2.059ドル(約212円)。

1リッター0.54ドル(約56円)計算。

 

ついに1ガロン2ドル台にガソリン価格が戻ってきた。

 

やはりメキシコから遠ざかるとガソリン価格は上がった。

 

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 インターステイトを降りた後は真っ暗な道が続いて少し怖かった。

これはいつ車を停めれるような場所が現れるかわからないぞ。

 

できればこんな道は夜走るのではなく、明日朝明るくなってから走りたい。

それに眠気も私を襲ってきている。(相方はすでに助手席で夢の中。)

 

そんなことを思いながら運転を続けていると、

目の前にファストフード店やガソリンスタンドなどが密集するエリアが現れた。

 

"ここだ。"

 

私は迷わずマクドナルドの駐車場へハンドルを切った。

 

位置的にはニューメキシコ州を抜けてアリゾナ州へ入ったばかりのところ。

ここで相方も目を覚まし、マクドナルド店内へ歯を磨きに行く。

 

山の中なのか砂漠地帯なのかはわからないが、このように何もない地域の夜はとことん冷え込む。

こういう時のために相方は先日ウォルマートで寝袋を購入したのだ。

 

▼マクドナルドの場所

 

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この時車の温度計は46℉(約7℃)を表示していた。

 

(この℉表記は最後の最後まで感覚がつかめなかった。

なぜアメリカは、マイルだのガロンだのポンドだのオンスだのインチだのフィートだのだの、マイナーな表記を使用しているのだろう。)

 

この時時刻は23時。

一体この後(特に深夜4時ごろ)どのくらい冷え込むのだろうか。

シカゴの極寒車中泊の悪夢が頭をよぎる。。 

earthtravel.hatenablog.com

 

それでも、これ以上進んでもいつどこで車中泊できる場所があるかわからないし、

そもそもこの先どこで車中泊をしても気温はそう変わらないだろう。

 

ということで、本日はこのマクドナルドの駐車場で一夜を明かすことにした。

 

どうかぐっすり眠れますように。

 

▼アメリカ横断22日目までのルート★  

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デトロイト→シカゴ→ナッシュビル→アトランタ→ウォルトディズニーワールド(オーランド)→マイアミ→キーウェスト→ニューオリンズ→ヒューストン→ダラス→エルパソ→モニュメントバレーへ行く途中のアリゾナ州に入ったばかりのとこにあるマクドナルドで車中泊。

 

▼次回記事(モニュメントバレー観光)

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com