ついに西海岸サンタモニカまでやってきて太平洋を拝んでいる。
桟橋やマッスルビーチなどを散策し、
昼食には『刑事コロンボ』で度々登場するチリ屋さん、
『バーニーズ・ビーネリー』へ行ってみようと思う。
(チリ屋さんというか、コロンボが好んでチリばっかり食べていただけ。)
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▼アメリカ横断まとめ【完全版】
10時30分。
マッスルビーチで軽く汗を流した後に訪れたのは、
『BARNEY'S BEANERY(バーニーズ・ビーネリー)』。
ここも刑事コロンボで実際に登場するチリが有名な店。
なぜチリが有名なのかというと、コロンボの好物がチリで、
彼がバーニーズ・ビーネリーを訪れると必ずチリをオーダーしてしまうから。
ここでチリを食べるのが夢(言い過ぎ)だった私たっての希望で、
今日はここで昼食をとることにしたのだ。
メニューはこんな感じ。
店内の雰囲気。
実際にバーニーズ・ビーネリーが登場する作品は、
『死者の身代金』
『かみさんよ安らかに』
『恋に落ちたコロンボ』
『奇妙な助っ人』
『殺意の切れ味』
しかし作中の外観・内観は回によって毎回異なり、現在のものとも大きく異なる。
なのでビリヤード台が置いてあるということ以外はあまりロケ現場に来たという実感は沸かない。
バーニーズ・ビーネリーはここサンタモニカ以外の場所でも5店舗ほど店舗展開をしているというし、
もしかしたら他の店舗で撮影が行われていた可能性もある。
テーブルにはアメリカの偉人たちの写真の切り抜きが敷き詰められている。
さすが開業当初から有名人御用達の店となっているだけある。
まずは相方が頼んだ『PATTIE MELT』というメニューが運ばれてきた。
とろーりチーズとパティが、なぜか茶色いパンにはさまれていて美味しい。
ポテトも付いてくるし、結構ボリュームがある。
これでお値段11.77ドル(約1212円)。
そして私がオーダーしたチリも登場。
店員さんのおすすめもあり、
『FIREMAN' CHILLI』のBOWLサイズ、チーズトッピングを注文した。
お値段9.25ドル(約953円)。
『死者の身代金』の作中でコロンボは、
『この料理はねぇ、クラッカーかけて食べるんです。』
と言ってクラッカーを粉々にしてチリにかけて食べているのだが、
現在実際にはクラッカーではなくトルティーヤチップスが付け合わせとして提供されている。
ちなみにこのトルティーヤチップスは無料。
私はチリというものをちゃんと食べたのはこれが初めてになると思うのだが、
なかなか美味しい。
値段もべらぼうに高いわけではないので、
これから機会があったらチリを食べるのも悪くない。
美味しい食事に大満足。
合計の約15%の3ドルをチップとしてテーブルに置いて店を出た。
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11時40分。
徒歩で駐車場へ戻ってきた。
90分無料を狙っていたのだが、マッスルビーチあたりからそれは無理だということに気がついていた。
結局、
2時間46分サンタモニカを観光していたようで、
料金は3.10ドル(約319円)。
全然安いな。
私は過去にロサンゼルスのほとんどを観光してしまっているし、
相方もロサンゼルス観光に特に興味を示さない。
フロリダディズニーへ行っているので、
アナハイムのディズニーランドなんて絶対に行かない。
(規模的にもフロリダに劣る割に金銭的にダメージがデカイからな。)
この後はるばるカナダのバンクーバーまでアメリカを再び縦断しようとしているので、
行く所、行かない所の取捨選択が肝心になってくる。
つまり、ここロサンゼルスにもう用は無い。
とりあえずアメリカ横断旅のゴール地点であるサンフランシスコを目指して、
インターステイト5号線の北上を開始。
12時30分。
カリフォルニアは本当にガソリンが高い。
ロサンゼルスを車で走っていると、だいたい1ガロン3ドル前後が相場の様子。
テキサス州の1ガロン1.8もしくは1.9ドル台のガソリンスタンドが恋しい。。
テキサス以前の州でも、1ガロン2ドル弱が相場だった。
それなのにこのカリフォルニアときたら、、
と、こみ上げてくる怒りをなんとか抑え、
”これがここの相場なのだから仕方がない。
昨日のようなガス欠の不安を抱えながら走るのはもうごめん。
ここは高くても次に現れたガソリンスタンドで給油をしておこう。”
と冷静に思い、途中で一軒のガソリンスタンドに寄った。
20ドル(約2060円)分、6.759ガロン(約25.54リットル)給油。
1ガロン2.959ドルなので、1リッター約0.78ドル(約80円)。
給油を済ましたら再びハイウェイを突き進む。
ここで珍しいデザインのウォルマートトラックを発見したので思わず写真を撮ってしまった。
14時。
ちょっと眠くなってきたので休憩の意味も込めてガソリンスタンドへ立ち寄る。
ここでアイスが2本で2ドルだったので、相方と1本ずつ購入した。
アメリカで売られているアイスって結構値が張るものが多く、なかなか手を出しづらい。
なのでこのような手頃な値段で売られているのはありがたい。
味も美味しいものだった。
(よく見たら、このアイスはフロリダのディズニーワールドで1本3.75ドルで売られていたやつだ。。)
ここでガソリンを13.72ドル(約1413円)分給油。
久しぶりに端数が出てしまった。
ここはレギュラー1ガロン2.359ドル。
ロサンゼルス近辺に比べたらだいぶガソリン価格が落ち着いてきていた。
1リッター約0.62(約64円)計算。
昼頃からドライブを続け、気が付けばもう夕陽の時間に。
ロサンゼルスからサンフランシスコへは思いの外時間がかかる。
そういえば、サンフランシスコへ近づくにつれ、周りの景色に緑が増えてきた気がする。
ニューメキシコ、アリゾナ、ネバダあたりで本当に何もない荒野景色を目に慣らしてきていた我々にとっては、嬉しい風景の変化だ。
そういえば、この時間帯に反対車線では今まで見たこともないくらい長〜〜い渋滞が発生していた。
こっち車線ではこんな渋滞起こるなよ、と念じながら私は車を走らせた。
18時30分。
懸念していた渋滞が発生することもなく、サンフランシスコ手前の大きな町、
もうだいぶ走ったし、今日はこの辺りで1泊かな。
とりあえず晩飯としてお得意の1ドルパンを1本買い、
それをはんぶっこして外のベンチで食べた。
我ながら、なんてひもじいんだ。。
それでもこの1ドルパンは半分でもボリューム満点なのでお腹にたまる。
そういえばヨーロッパ周遊時代はよくスーパーの安いパンで飢えをしのいでいたなぁ。
とか懐かしく思ったりもして。
早い時間に本日の宿泊地となるウォルマートに到着してしまったため、暇を持て余す。
暇をつぶすため隣にあったマクドナルドへ。
どのサイズでも1ドルというドリンクを飲みながらネット接続を楽しむ。
日本でいう、ジョイフルのドリンクバーで長居する、みたいなことをしよう。
それもたった1ドルで。
しかし、世の中そんなに甘くはない。
おかわり禁止とか、ネットが繋がらない、とかではなく、
ここのマック、冷房がガンガンに効いていて激寒だったのだ。
長居防止の店側の対策か?
とにかく、こんな寒いところに長居するなど到底できなかったので、
1時間もしないうちにこのマックを出て車に戻った。
その後何をしていたのかちょっと詳しく覚えていないが、
おそらくウォルマートの目の前に車を駐め、
車内でウォルマートWi-Fiに繋げて暇をつぶしていたのだろう。
この時私はアメリカ横断完了後の予定についても考えていたと思う。
気づけば時刻は午前1時。
寝る時はさすがに店舗目の前の駐車場から、もう少し離れたところへ車を移動した。
明日はとりあえずサンフランシスコまで歩を進め、
そこから明後日無料で訪れる予定のヨセミテ国立公園近くまで車を走らせる予定。
そこでそろそろちゃんとした宿で1泊をする予定だ。
▼アメリカ横断29日目までのルート★
デトロイト→シカゴ→ナッシュビル→アトランタ→ウォルトディズニーワールド(オーランド)→マイアミ→キーウェスト→ニューオリンズ→ヒューストン→ダラス→エルパソ→モニュメントバレー→ページ(アンテロープキャニオン)→グランドキャニオン→ラスベガス→サンタモニカ→サンノゼのウォルマートで車中泊。
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