2人で地球を旅行中。(カップル世界一周ブログ)

カップル世界一周ブログ。初海外が世界一周のアラサー女子と海外経験まぁまぁの20半ば男子の旅の東西南北世界見聞録。どこへ行くかはお金と気分次第。海外の情報や日々の生活を書き留めます。

スポンサーリンク



アメリカ横断31日目②〜ヨセミテからモノ湖へ&地獄の山岳ドライブ〜 世界一周138日目★後半

ヨセミテ国立公園に無料で入場していた我々だったが、思いの外見どころがなくやることがなくなってしまっていた。。

 

急遽、ここから車で2時間ぐらい離れたところにあるモノ湖を目指すことにした。

 

▼前回の記事

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

 

f:id:Relie:20180306085538j:plain

ヨセミテ公園から車に乗り込みモノ湖目指して出発。

ちょっとヨセミテに長居しすぎたな、と少し後悔。

 

遅れを取り戻すべくなるべく急いで車を運転するが、道路脇にはところどころ雪が積もっていて急ぐ心にブレーキをかける。

こんなところでスリップ事故など絶対に起こしたくない。

 

f:id:Relie:20180306085549j:plain

途中、雪が積もった岩山と、ちょうどいい規模の湖がすごく綺麗に見えるところを通ったが、先を急いでいるのでそこは車窓から眺めるだけにして泣く泣く通過することにした。

 

しかし先に進むにつれ、”やっぱりさっきあの場所に立ち寄っていればよかったなぁ”

と後悔の気持ちが出てきた。

 

f:id:Relie:20180306085543j:plain

そして西日がまぶしくなってきた頃に再び湖と岩山の綺麗な景色が現れたので、先ほどのような後悔をしないためにも今回は迷わず車を脇に駐めた。

 

しかしここも綺麗だったが、やっぱり先ほど通過したポイントの方が湖も近かったし綺麗に見えた。

なんか、これぞヨセミテって感じの景色だった。

 

あの時あそこに立ち寄らなかったことを未だに少し後悔している。。

 

スポンサーリンク

 

 

f:id:Relie:20180306085556j:plain

16時15分。

山道を抜け、ようやくモノ湖周辺に到着したようだ。

 

そして山を抜けたあたりには無人の料金所のようなものがあった。

どうやら料金所を抜けたらそこはもうヨセミテ国立公園内ではなくなるっぽい。

つまりモノ湖はヨセミテ国立公園の外にあるということになる。

 

f:id:Relie:20180306085600j:plain

モノ湖の看板は見つけたが、いまいちどこにモノ湖があり、どこへ行けば絶景が見れるかがわからない。

とりあえず勘で分岐を左に曲がり、途中にあったビジターセンターへ入ってみた。

しかしビジターセンターはもう閉館していたので、近くにあったマップで絶景ポイントを探す。

 

どうやら絶景ポイントはここからまた少し離れた場所にあるらしい。

 

”やばい。急がないと日が沈んでしまう。 ”

 

元来た道を戻り、その絶景ポイントを目指し再び車を走らせた

 

f:id:Relie:20180306085610j:plain

 16時40分。

先ほどのビジターセンターから車で約15分ほど車を走らせたところにある絶海スポットに到着。

車を停め、草が生い茂った道を数百メートル歩き湖を目指す。

  

このスポットはたぶん『Mono Lake South Tufa』というところかな。↓↓

]

 

 

f:id:Relie:20180306085604j:plain

これがモノ湖

なんとか日の入りには間に合ったようだ。

むしろこの時間帯の方が幻想的で綺麗に見えたかも。

と、ポジティブに考察してみる。

 

なんか、同じく急いで行って夕暮れが綺麗だったサルベーションマウンテンのデジャブみたいだ。 

earthtravel.hatenablog.com

 

f:id:Relie:20180306085620j:plain

モノ湖の『モノ』とは先住民族の言葉で『ハエ』を意味するのだそう。

このあたりに生息するハエの幼虫を先住民族がタンパク源として食していたことがその名の由来だという。

 

f:id:Relie:20180306085640j:plain

モノ湖の塩分濃度は非常に高く、湖にはカルシウムが大量に溶け込んでいて炭酸水が湧き出ている。

そのためにトゥファタワーと呼ばれる石炭岩の柱が形成されるという。

このトゥファタワーこそ、幻想的な景色を生み出すモノ湖の特徴だろう。

 

https://gyazo.com/7099de1a31cfe01f1aa5094c084388e5

f:id:Relie:20180306085649j:plain

f:id:Relie:20180306085636j:plain

f:id:Relie:20180306085625j:plain 

 まるでボリビアのウユニ塩湖のような光景が目の前に広がる。

この時観光客は我々の他に1組しかいなかった。

知る人ぞ知る秘境って感じがして、なんかよかった。

 

f:id:Relie:20180306085616j:plain

湖から目をそらし横を見ると後光がさすような光景が。

本当にギリギリの到着だったな。

 

しかしこのモノ湖、ハッキリ言って肉眼より写真の方が綺麗に見える。

(我々が訪れた時の感想。)

 

肉眼でも綺麗なのは確かだが、ここまで急いで来た割にはパッとしないもので、

2人とも『え、これ?』という感想を抱いてしまったのが正直なところである。

 

ちょっと、期待しすぎたかな。

 

これだったら途中で通った綺麗な湖沿いに車を停めてそこでゆっくりと時間を使ったほうがよかったかな、と思ってしまった。

 

スポンサーリンク

 

 

f:id:Relie:20180306085653j:plain

17時を過ぎてくるとやはりあたりは薄暗くなってくる。

 

帰り際、モノ湖沿いの町にあるガソリンスタンドで給油。

レギュラー1ガロン3.599ドル。

高いが、場所が場所だけに仕方がない。

ここで20ドル分で5.557ガロン給油。

1リッター0.95ドル計算。

 

ちなみにこのモノ湖周辺にはガソリンスタンドやロッジなどが軒を連ねている通りがあるので、そこに1泊してゆっくりとモノ湖観光を楽しむこともできそうだ。

ちょっとしたリゾート地って感じ。

 

f:id:Relie:20180306085658j:plain

次の目的地は一気に北上してワシントン州シアトルなのだが、そこへ行くにあたり路面凍結を懸念していた。

 

それは北上するにつれての凍結ということもあったが、

それよりも日が沈み気温が下がったこの山岳地帯を今から抜ける時の凍結の方が直近の懸念事項であった。

 

路面凍結についてガソリンスタンドのスタッフに聞いてみると、

 

『シアトルへ行くだって?また遠いな!大丈夫、心配するな。この時期はまだ凍結はないと思うよ。』

 

現地に住む人たちからのこういう情報は本当に心強い。

 

私はその言葉のおかげで気持ちが軽くなり、安心してシアトルを目指しアクセルを踏むことができた。

 

f:id:Relie:20180306085703j:plain

時刻は21時を回ったところ。

場所はサクラメント国際空港内のガソリンスタンド。

ここまで到着するまではホンッッット〜に長い道のりだった。。。

 

とりあえずその道のりのほとんどが山岳地帯だったので、フリーウェイを走るようにスピードが出せない。

 

街灯がないところも少なくなく、上下左右にうねった道をコツコツと進む感じ。

月明かりに照らされた間近に見えるゴツゴツした岩山たちが薄気味悪い。

(間近というか、それらの岩山を上ったり下ったりしている。)

 

挙げ句の果てには山の中で鹿の大群が目の前に現れ道を塞ぐ。

 

ある程度スピードを出して走っていたら間違い無く何頭か殺めてしまっていただろう。。

 

だいぶ走った気分で地図を開き現在地を確認しても、まだまだ山岳地帯のど真ん中。

一体いつになったらこの山岳地帯を抜け出せるのだろう。。。

 

モノ湖から山岳地帯を抜け出すまではおよそ270㎞ほどなのだが、

走れど走れど抜け出す気配のないその道のりはまるで無限に続く樹海の中のドライブ。

 

今振り返ると、これはフロリダ半島縦断と肩を並べるくらいの地獄のドライブロードだったな。 

earthtravel.hatenablog.com

 

f:id:Relie:20180306085707j:plain

 そんな道のりを約4時間走行して、今ガソリンスタンドで給油休憩をしているというわけだ。

繰り返しになるが、本当に長い道のりだった。。

もう山岳地帯は走りたくない。。

 

テキトーにハイウェイを降りたら偶然空港内だったのだが、空港内というだけあって若干ガソリン価格は高め。

 

それでも1ガロン2.799だからモノ湖のところよりもだいぶ安い。

ここで15ドル分で5.359ガロンを給油した。

 

1リットル0.74ドル計算。

 

f:id:Relie:20180306085712j:plain

21時30分。

そのガソリンスタンドから少し入ったところにあるIN-N-OUT(インナンナウト)へ。

2日連続のインナンナウトでの夕食になる。

 

もう夕食を探す元気もなく、『インナンナウトは間違い』ないということでこのチョイスに至った。

 

 

f:id:Relie:20180306085717j:plain

ちなみにここのインナンナウトのアルバイトは時給12ドルらしい。

日本の感覚からするとファストフード店にしては高額だが、アメリカではこのくらいが当たり前なのだろうか?

 

f:id:Relie:20180306085722j:plain

 昨日はシングルのハンバーガーを注文した私だが、本日はダボーダボー(ダブルダブル)を注文。

これで3.7ドル(税込み4ドル)

ボリューミーで、味もうまい。

これは、シングルのハンバーガーよりもダボーダボーの方がいいな。

 

さらに私はチョコレートシェイクを2.5ドルで購入。

このシェイクも濃厚で、マクドナルドのシェイクなんかとは比べ物にならないくらいうまかった。

これなら2.5ドル払ってもいいと思える。

 

f:id:Relie:20180306085726j:plain

シェイクいうドライブのお供を手に入れた私は、その後シアトルを目指してインターステイト5号線を北上し一気に距離を稼ぐ。

 

当初目標としていたレディングという町も元気良く通過し、再び山岳地帯に突入。。

 

でも山岳地帯と言ってもここはフィリーウェイ上なので、モノ湖からのそれに比べたら段違いに走りやすい。

 

ただあたりは山と湖だけになり、車中泊ができそうなところがなかなか現れないということに少し焦りを感じた。

 

しかもそういう時に限って疲れが出てきて一気に眠気が私を襲いだす。

 

 

それでもなんとか運転を続けていると、ようやくマクドナルドやガソリンスタンドなどの休憩スポットがあるインターが現れた。

そこでやっと5号線を降り、マクドナルド駐車場に車を停めた。

 

時刻は深夜1時5分。(こんなに走るつもりじゃなかった。。)

このマクドナルドは1時閉店らしく、我々が到着するとすぐに店の明かりは消され、あたりは真っ暗になった。

まぁ、今から就寝しようとする我々にとっては丁度いい。

 

サクラメントからヨセミテ経由モノ湖まで488㎞。

モノ湖からインナンナウト382㎞。

インナンナウトからマクドナルド337㎞。

 

ざっくり計算しても今日だけで1200㎞以上を走っている。

(そのうち約4分の1はバカみたいな山道。)

 

適切な道を選択できていなかったことも影響しているが、さすがに1日にこれだけ走ると疲れが出る。

私は座席を倒し横になるとすぐに深い眠りについた。

 

 

今日でかなりの距離を稼いだので、このままいけば明日にはシアトルに到着できそうだ。

 

▼アメリカ横断31日目までのルート★ 

f:id:Relie:20180316133005p:plain

f:id:Relie:20180316133014p:plain

f:id:Relie:20180316133022p:plain

 

 

 デトロイト→シカゴ→ナッシュビル→アトランタ→ウォルトディズニーワールド(オーランド)→マイアミ→キーウェスト→ニューオリンズ→ヒューストン→ダラス→エルパソ→モニュメントバレー→ページ(アンテロープキャニオン)→グランドキャニオン→ラスベガス→サルベーションマウンテン→サンタモニカ→サンフランシスコ通過のサクラメント→ヨセミテ国立公園→モノ湖→山岳地帯を抜けサクラメントを通過しウィードという町のマクドナルドで車中泊。

 

*地図を見ると、サンフランシスコとヨセミテ周辺を8の字を書くように無駄な動きをしていることがよくわかる。。

 

▼次回記事

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

 

▼あわせて読みたい

earthtravel.hatenablog.com