レンタカーでアメリカ横断の旅も残るところあと1日半。
明後日の14時までにサンフランシスコのダラーレンタカーへ車を返却しなければならない。
そんな状況の中、現在いるのはカナダのバンクーバー。
上記日時までの返却を実現するために、今日はひたすら運転に時間を使うことになりそうだ。
つまり、今日は移動日だな。
ちなみに
バンクーバーからサンフランシスコまでは約950マイル(1520㎞)。
ノンストップで車を走らせても15時間くらいはかかる。
(1ドル=約107円... 昨日より1円上がった。。)
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▼アメリカ横断まとめ【完全版】
朝8時過ぎには起床。
チェックアウトまでシャワーを浴びたりしてテキトーに過ごす。
10時にチェックアウト。
ちょうどオーナーとオーナーの弟(勝手な想像)が出口付近にいて軽く見送りをしてくれた。
その2人は中国系だが、どうやら日本人には好意を持っている様子。
昨日の延泊交渉の時にも言われた様に、
弟は『良いレビューを書くのを忘れないで(^^)!』と念を押して言っていた。
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10時30分。
カナダの方がアメリカよりもガソリン価格が安いのではないか、
と勝手に推測しガソリンスタンドへ寄った。
カナダに到着した時から、ガソリンスタンドを通るたびにガソリン価格に注目はしていたのだが、いまいち計算がしづらかった。
今日実際にガソリンスタンドへ入ってみて、やっと真相が分かった。
アメリカではガロン表示だったのが、ここカナダでは日本同様リッターで表示されていて、さらになぜか料金はセント表示。
この2重のアメリカとカナダの違いが私を混乱させていたのだ。
ここでいうと、
レギュラーガソリン1リットル111.9セント(約89円)、
と表示されていて、一気に日本の感覚に近づいた。
ん、待てよ。
アメリカではリッター50〜60円代のところが多かったので、
ここのリッター89円って、全然安くないじゃん。
そう思いここカナダでのガソリン給油は見送り、
アメリカ入国後に安いところを見つけて給油することに決めた。
偶然にもここのガソリンスタンドにはティム・ホートンズが併設されていた。
アメリカに入ってしまえば、またしばらくティムに訪れることもなくなるだろう。
私は特に何も買わなかったが、
相方は朝食がてらサンドイッチみたいなのとホットチョコレートを購入していた。
それを車内で食べていた。
11時10分ごろ。アメリカとの国境に到着。
前回カナダからアメリカへ入国する際に手こずったことを思い出すと本当に面倒臭い。
一体何を聞かれどのくらい時間がかかるのか。
そう思いながら徐々に車は前へ進んでいき、ついに我々の番が回ってきた。
『こんにちは。』
『こんにちは。アメリカには何日滞在する?』
『あと1週間くらいの予定です。』
『アメリカの次はどこへ?』
『コスタリカです。』
『OK。ここにもある通り、君たちは1月8日までしかアメリカに滞在できない。
1週間でアメリカを出るならいいが、この点は絶対に忘れてはいけないよ。』
『OK、OK。』
他にも幾つか質疑応答はあったかもしれないが、だいたいやり取りはこんなもん。
予想していたよりアメリカ入国の入国審査はあっさりと終了した。
自家用車で入国の際はゆるいのか?
それともつい先日までアメリカにいたからゆるかっただけなのか?
どちらにせよ、特になんの引っかかりもなくアメリカに再入国できてよかった。
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11時45分。
アメリカのガソリンスタンドで給油。
20ドル分(約2140円)で、6.899ガロン給油した。
ここは1ガロン2.899ドルだったので、1リッター0.76ドル(約82円)計算。
先ほどカナダで入れるよりリッター約7円ほど安い。
13時30分。
車を飛ばしてやってきたのは、ワシントン湖を挟んでシアトルの真東に位置するベルビューという町にあるショッピングセンター。
正規ルートから少し外れてまでわざわざここへやってきた理由は、ユニクロだ。
実は先日シアトルに訪れた際、ユニクロへ行こうと思っていたのだが、
シアトルほどの大都市なのにユニクロは存在していなかった。
仕方がないのでその日はユニクロ来店は諦め、
今日、バンクーバーからの帰り道に寄れそうな距離感にユニクロがあったので寄ってみたというわけだ。
ユニクロに寄りたかった理由はただ一つ。
ニューヨークタイムズスクエアで年を越す際の防寒着をここで購入するためだ。
私はトロントのユニクロでダウンパンツを見た覚えがあるのだが、
相方はそんなものはなかったと言う。
それでも見た覚えがある私の希望でここのユニクロへ訪れた。
つまりここでのお目当はダウンパンツということになる。
しかし残念ながらそのような類いの商品はどこにも売られてなく、
結局何も買わずにこのユニクロを出ることになった。
まぁ、最悪ニューヨークのユニクロで防寒着は買えばいいから、
時間をロスしたということ以外特に問題はない。
せっかくショッピングセンターまで来たのだからということで、ここで昼ご飯を食べて行こうとした。
美味しそうなラーメン屋があったので入ってみようと思ったら、
この『輝月』とかいう店はまだオープン前で営業していなかった。
その後地下にあったちょっとお高めの、日本でいう成城石井のようなスーパーマーケットへ訪れた。
一応昼ご飯になりそうなものを探してみたが、成城石井なのでどれも値段が我々の予算をオーバーしている。
幸運にもここには幾つか試食が用意されていたので、それをつまんでとりあえず飢えをしのいだ。
時刻は18時10分。
14時にベルビューのショッピングセンターを出てから約4時間走りっぱなしだった。
晩飯を IN-N-OUT(インナンナウト)で食べようとマップ検索をかけ、
立地的に一番ちょうどいいところにあったインナンナウトへ訪れた。
そしたらここは『IN-N-OUT MARKET』。
”ニセモノじゃねぇか!”
まったく紛らわしい。
インナンナウトを楽しみに、空腹を我慢しながら何時間も運転してきたのに。。
テンションは一気にガタ落ちだ。
インナンナウトもどきに意気消沈したが、気を取り直してとりあえず近くのガソリンスタンドへ。
ここは珍しくセルフではなく、スタッフが給油マシーンのところで待ち構えていた。
クレジットカードを渡しレギュラー満タンをお願いすると、
なぜかうまくできなかったらしく、店内レジまで行って何かしてこいと言われた。
その ”何か” がよく聞き取れなかったのだが、
私は勝手に『店内で支払いをしてこい。』と言っているのだと判断し店内のレジへ向かった。
しかしレジで支払いをして給油マシーンのところに戻っても、まだうまく給油が出来ていない様子。
再び私はレジへ戻り、つたない英語で必死にレジの姉ちゃんに状況を説明する。
(状況と言っても、私自身何が起こっているのかよくわからなかったので『兄ちゃんからレジへ行くように言われた。』としか言いようがなかったのだが。)
給油マシーンのところにいる兄ちゃんとレジの姉ちゃんとの間でもうまくコミュニケーションが取れていない様子。
結局10分近く待たされ、ようやく給油ができる状態になった。
一体何がどうなっていたのか、最後までその原因はわからなかった。
22.78ドル(約2437円)分で10.405ガロン入り満タン。
ここは1ガロン2.189ドル(リッター約0.57ドル(約61円))だったので、ここ最近にしてはすごく安い値段だ。
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そして新たに検索しなおした本物のインナンナウトまでの空腹しのぎとしてこのガソスタで板チョコを2枚買った。
2枚とも半額値段で売られていると思ったが、実際は1枚は半額で、もう1枚は通常価格。
英語に慣れていない我々の勘違いだった。
ハーシーズは0.99ドル(約105円)、クランチは0.5ドル(約53円)。
22時。
カリフォルニア州少し手前の町、オレゴン州メドフォードのインナンナウトにたどり着いた。
本当に、ようやくだ。
よくここまで頑張った、と、自分で自分を褒めてやりたい。
私も相方もダボーダボー(DOBLE DOBLE)を注文。
料金は1つ3.7ドル(約395円)。
相変わらずうめぇ。
そして私はこの後の運転のお供にチョコレートシェイクを2.3ドル(約246円)で追加購入。
後から気づいたが、なんとオレゴン州には消費税というものが存在しないらしい。
レシートにも『NO TAX』と書かれている。
もっと早く気がついていたら、カリフォルニアへ入る前に食料などを買いだめしておいたのに。。
『Keep Oregon Weird(オレゴンは変な町で居続けよう)』
という変なスローガンを掲げている変な州なのらしい。
この時そのことを知っていたら、もう少しオレゴン州に長居していたかもしれない。
23時40分。
真っ暗で周りに何もない山岳地帯にあったガソリンスタンドで給油。
20ドル(約2140円)分で7.579ガロン給油。
1リッター約0.69(約74円)計算。
その後眠気に耐えながらしばらく車を走らせ、
ようやく現れたレストエリアに車を駐車してこの日はそこで就寝した。
行きもそうだったが、
レストランやガソリンスタンドなど、車中泊できそうなところが全然ない。
今回眠気が限界に達する前に運良くレストエリアが現れてくれて本当に良かった。
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