中米コスタリカの首都、サンホセに滞在中。
サンホセはクロアチアの首都ザグレブ並みに小規模な首都で、我々にとってはそんなに長居するようなところではなかった。
このままコスタリカを出てしまうのもなんかさみしいので、
本日はサンホセから北西へ140㎞ほど行ったところにあるラ・フォルトゥナという観光地を目指す。
色々と考えた結果、コスタリカでの観光はここ、ラ・フォルトゥナ1本に絞ることにした。
(1コロン=約0.2円、1ドル=約113円)
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朝7時40分。
朝食。
今日はマンゴーとパイナップルがあった。
マンゴーうまい。
朝から外は雨模様。
バスターミナルへ移動する頃にはやんでいてほしい。
朝食のカラフルなシリアル。
どう見ても体に悪そうだ。
宿の廊下の壁に貼られていたラ・フォルトゥナの地図。
ディズニーのテーマパークのような地図でなんか楽しそう。
この大きな火山はアレナル火山といい、高さは1633メートルと富士山の半分以下。
コスタリカでもっとも若く、もっとも活動的な火山だという。
運が良ければ噴火口から溶岩がドロドロと流れる様子を見ることができるかもしれないらしい。
10時30分。
チェックアウトして宿を出ようとした途端、雨脚が急に強くなってきた。
まるでバケツをひっくり返したように降る。
こんなんじゃとてもじゃないけど外出できないと、ひとまず宿で待機して様子を見ることにした。
11時。
待機すること30分。
雨脚は弱まってきたがまだ雨は降っている。
しかしあまり待機しすぎてバスに乗り遅れるのは勘弁なので、カッパを着て徒歩でバスターミナル710まで向かった。
11時30分。
バスターミナル710に到着。
改札を抜けてバス乗り場へ。
フォルトゥナ行きバスを発見。
まだ時間に余裕があったのでトイレへ行ったのだが、このバスターミナル内のトイレは有料だった。
座席は特に指定されていなく、自由席。
ピンク色のチケットを渡されるので無くさないように持っておく。
途中のトイレ休憩とか、再乗車の際必要になる場合がある。
16時35分。
サンホセを出発してから約4時間半でラ・フォルトゥナのバスターミナルに到着。
バスは町の中心であるフォルトゥナ公園付近に停まる。
天気はあいにくの小雨。
本来ならすぐそこにアレナル火山がどーんと見えるはずなのだが全く見えない。
バスターミナルから予約していた宿までは徒歩数分で到着した。
今回の宿は『Hostel Backpackers La Fortuna(ホステル バックパッカーズ ラ フォルトゥナ)』というところ。
相方がどこかのサイトで調べた情報だと、『Arenal Hostel Resort (アレナル・ホステル・リゾート)』というところが1番良いらしい。(プールもついてるし)
我々もそこでの滞在を検討したが、料金の安さに負けて今回はそこへは滞在せずこのホステルバックパッカーズに滞在することにしたわけだ。
確か両者の間には1泊1人5ドルくらいの差があった。
7人部屋ドミトリー。(出入り口の扉を開けたところに、1つだけ隔離された状態でベッドが置かれている。)
キッチン、Wi-Fi無料、ウェルカムドリンク付きで2人で1泊12434コロン(約2486円)。
1人1泊1243円計算。
部屋はだいぶ狭く、雨のせいかひどく湿気ている。
狭いしじめじめしてるし、これは居心地が良くないぞ。
まぁでも、そんなに高いところでもないし、これがコスタリカクオリティだと思って慣れるしかない。
キッチン。
部屋に比べれば広くて清潔感がある。(あくまでも部屋に比べれば)
17時15分。
あいにく雨はまだパラパラと降ったりやんだりの状態だが、晩御飯の食材を買いにスーパーマーケットへ出かけた。
スーパーは徒歩数分圏内のところに何軒かある。
ここで玉ねぎ1個195コロン(約39円)、トマト1個240コロン(約48円)、ベーコンを1660コロン(約332円)で購入した。
ほとんどの野菜には値札がなく、値札があってもスペイン語で何が何の野菜を示しているのかわからない。
それゆえいちいち店員さんに『これはいくら?』と聞かなくてはならなかった。
18時。
宿に戻って調理開始。
久々にベーコンが手に入ったので、本日の献立はベーコンとトマトのペペロンチーノ(平打ち麺)。
ベーコンって、1泊や2泊の滞在では消費できないほどの量で売られていることがほとんどなので、あってもなかなか購入できないことが多い。(特にアメリカ)
その点、ヨーロッパでは1回で使いきれるくらいの量の厚切りベーコンが普通に売っていて便利だったな。
今回は偶然、フォルトゥナ滞在中にはまぁ使いきれるであろう量で売られているベーコンを発見したので購入に至った。
18時50分。
食後は宿のフリースペースでくつろぐ。
狭くて湿気ている部屋にいるより、断然こっちの方が快適だからな。
チェックイン時にもらったウェルカムドリンクチケットを使い、バーでドリンクを注文。
私はアルコールは苦手なのでノンアルコールをオーダー。
相方のはバーテンおすすめの青いお酒(ブルームーンだの何だの言っていたような?)。
一口味見させてもらたが、かなり強かった。
雨のせいで我々の好きなハンモックに寝転ぶことはできなかったが、ビリヤードをやったりロッキングチェアーでゆっくりしたりした。
そんな風にして時間を過ごしながら、明日の宿をどうするかについて考えた。
実はこの宿には1泊分の予約しか入れていない。
”ここの宿部屋狭いし湿気てるから微妙だなぁ。宿はこの近辺に密集してるから別に無理してここに延泊する必要はないしなぁ。他の宿も見てみるのも悪くないしなぁ。”
色々と考えて調べた結果、
ブッキングドットコムで調べた際の最安値の宿を予約することにした。
(最安値にして朝食付き。)
その名も『Hotel La Choza Inn』。
ネットで予約してもいいが、その宿はここから歩いてそう遠くない場所にあったので直接予約をしに行った。
もしかしたら料金も直接の方が安いかもしれないし、何よりそこがどのような宿なのか見れる。
20時。
『Hotel La Choza Inn』に到着。
外観を見る感じ、まあ悪くはない。
受付へ行き、スタッフのおっちゃんにまず料金を聞く。
ドミトリーで1人1泊10ドル(約1130円)はブッキングドットコムと一緒。
料金に納得して明日ここに1泊したいことを告げると、
『オッケーオッケー、また明日ここへ来い。9時までなら俺がいるから。』
みたいな返事をされた。
こんなんで予約が取れるのか?
念のため『明日泊まれるんだね?予約できてるんだね?』と何度か聞くも、
答えは『大丈夫、明日また来い。俺がいるから。』と、何度聞いても同じ。
よくわからないが、とりあえず泊まれるには泊まれるらしい。
我々は受付のおっちゃんの陽気さにやられ、まぁ大丈夫だろうとその場を笑顔で立ち去った。
その後は今泊まっている宿に戻り就寝。
明日はこの辺りで有名なタバコン温泉へ無料で入りに行く予定。
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