サンクリ3日目。
本日は2泊した宿プエルタ・ビエハ・ホステルを離れ、サンクリ中心部の3月31日広場よりも東側にあるホステルに移動予定。
プエルタ・ビハエ・ホステルは決して悪い宿ではなかったが(むしろ良いと思う)、他の宿も見てみたい。
昨晩、ベッドにダニみたいな虫も出て私を苦しめたことだし、このタイミングで宿移動を決めていて良かった。
もしプエルタ・ビエハにもう少し滞在する予定だったら、今朝受付に言って部屋を変えてもらっていただろう。
(1ペソ=約5.8円 2016年12月13日。)
▼前回の記事
9時朝食。
昨晩虫に襲われ夜更かししてしまったため若干寝不足。
昨日ほとんどの人が食べていた”なんとか”っていうメニュー(名前は忘れてしまった)を食べたかったのだが、あろうことか昨日と今日で頼めるメニューが変わっていた。
仕方がないので本日はクレープを注文。
これはこれで美味しかった。
9時過ぎだと朝食ラッシュが起こる。
ゆっくり食べたいなら、やはり8時の朝食開始時間に食べに来るのが良いだろう。
旅していて感じたこと。基本的に欧米人旅行者は朝遅い印象。
(でもアメリカでは朝食時間は基本6時〜9時までと、早い時間帯の宿が多かったな。)
9時30分。
部屋に戻りチェックアウトまでゆっくり過ごす。
私は昨夜見かけで寝てしまった『刑事コロンボ』の動画の続きを見る。
やっぱり刑事コロンボは面白い。
その間相方は机に座って化粧。
朝の陽の光が差し込む全開の窓に向かって化粧するこの雰囲気、いい。
魔女の宅急便でキキが窓をバッと開けて外を眺めながら髪を研ぐシーンを、相方は真似していた。
10時20分。
11時のチェックアウトまでまだもう少し余裕があるので中庭へ行ってくつろぐ。
やっぱりハンモックがある宿は良い。
実際、ハンモックの有無は宿選びの際我々にとっては結構大きなプラス要素になることが多い。
11時にチェックアウトし、荷物を宿に預け外出。
まだ宿移動はしない。
ところどころ店に寄りながら、とりあえずグアダルーペ教会を目指す。
相方はここでもミサンガを作る糸を探すが、やはりなかなか思うようなものが見つからない。
路上でミサンガを売ってくる人たちは一体どこで糸を仕入れているんだ。
完成したミサンガではなく、元となる糸を売ってくれ、と相方は言っていた。
いい感じの犬。
グアダルーペ教会手前には大量のゴミが。
汚ねぇ。
おそらく昨日までのお祭りで出たゴミだろう。
グアダルーペ祭り期間は昨日まで。
というわけで、昨日の喧騒が嘘のように本日の教会付近は静かだ。
これで昨日はできなかった教会内見学ができる。
昨日(グアダルーペ祭り)の記事↓↓
階段は意外と長い。
途中振り返ると、サンクリの街並みの一部が垣間見れる。
グアダルーペ教会に到着。
グアダルーペ教会の中はこのようになっていた。(見学無料)
華やか、ってか、めっちゃクリスマスっぽいな。
これがクリスマス、もしくは祭りの時だけの限定仕様なのかどうかは定かではないが、とりあえず一見の価値ありの教会だ。
12時、教会を出てまたテキトーにサンクリの街を歩く。
結局また、街の中心のセント・クリストファー・カテドラルに戻ってきた。
セント・クリストファー・カテドラルの目の前は広場になっており、この時期には大きなクリスマスツリーも飾られている。
教会や店、公共スペースなど、クリスマスシーズンのキリスト教圏ではクリスマスの雰囲気が存分に味わえるのでいい。
それも日本とは違い、本物(?)のクリスマス的な雰囲気。
(日本が偽物と言いたいわけではない)
12時20分。
とりあえず小腹が減ったという相方はパン屋さんでパンを購入。
昨日3回も行ったパン屋と同じ名前。あの店はチェーン店だったのか。
昨日はスーパーに併設されている店舗だったが、今日は11月20日通り沿い。
よく見ると、パンによっては昨日と値段が若干違う。
スーパーに併設されている店舗の方が少しだけ安い傾向にあった。
13時。
メルカドエリアへ入っていき、本場メキシコのタコス屋 へ。
地元民で賑わっていた店舗に目を付けタコスをオーダー。
が、しかし、『今日はもう終わりだ』と言われた。
”え、早くね?まだ13時だぜ。ってか、なんでこのタイミングで終わるんだよ。”
仕方がないので隣の隣にある、まだ営業しているタコス屋へ。
まぁ、どっちで食べても大した差はないだろう。
席に着き、タコスを注文。
具の肉が5種類あり、それぞれ鉄板の上に並んでいる。
どれがなんなのかわからないので、見た目が美味しそうなのを2つ選び注文した。
1つ2ペソ(約11円)のローカルタコス。
一口サイズであっという間に食べ終えてしまうが、2ペソは安い。
日本の駄菓子感覚。
味もまあまあうまい。
仮に10個食べたとしても、20ペソだから110円くらい。
この時は味見程度のつもりだったので追加オーダーはしなかったが、
そのうちまた来店し『2ペソタコス食べ放題』的なことをやってもいいなと思った。
一体何個まで飽きずに食べれるのだろうか。
この卓上にあるグリーンチリソース(グリチリ)はお好みでタコスにかける。
結構辛いのでかけすぎ注意。
タコス屋を離れ、メルカドの外を目指す。
こんな開放的な鶏屋さんがたくさん集まっているエリアがあった。
このエリアでは道端で商品であるはずの鶏が普通に歩き回っている。
なんって開放的なんだ。
メルカドの出口付近でとうもろこし屋に目がいく。
なんか美味しそうだったので、試しに1本買ってみた。
『いくら?』と聞くと、『20ペソ(約116円)』と言われた。
結構大きめのとうもろこしを差し出してくれたので、もう少し小さいとうもろこしを指差して、『これはいくら?』と聞いてみた。
すると、『15ペソ(約87円)』と。
どうやら大きさによって値段を変えてくれるようだ。
味付けのすだちと塩は言わないとくれなかったので、欲しかったら一言言う必要があるかも。
その辺に座ってとうもろこしを食べる。
気になるお味の方は、全然美味しくない。
みずみずしさが一切なく、乾燥しきっている。
とうもろこしの旨味は感じられず、硬い歯ごたえだけが永遠と続く。
すだちや塩で味をつけて食べてみると少しはマシになるが、それでも美味しくはならない。
これはもう2度と食うことはないな、と思った。
でもあまり美味しくなかったおかげか、変にお腹には溜まった気がする。
13時50分。
その後は南の方向を目指し、街の中心の広場も超えてさらに南へ。
すると、目の前に何かの開門を待つような人だかりができていた。
何だこれは、と、我々がその人だかりに近づいたと同時に門が開き、一斉に人が中へ入っていく。
我々もその流れに身を任せ、しれーっと中へ入っていく。
展示会かなんかだろうか。
いやそんなんではない。ここは町の小学校だった。
そして外で待っていた人たちはここの生徒の親御さんたち。
子供達を迎えに来ていたのだな。
まぁ入ってしまったものは仕方がない。
何か注意を受けるまでは見学でもしていよう、と、その辺に腰掛けて下校の様子を見ていた。
迎えに来る親御さんには男の人、つまりはお父さんの姿もよく見かけたが、
彼らは一体何の仕事をやっているのだろう? と、素朴な疑問が浮かんできた。
日本の場合お父さんは基本会社で働いているので、平日のこの時間に子供のお迎えをできる人は少ないだろう。
ここにいるお父さんたちはみんな物売りなのかなぁ。と、そんなことを思いながら見学していた。
そしてしばらくしたら先生が何かを言いながらこちらへ寄ってきた。
『関係者以外は立ち入り禁止ですよ。』
とでも言われるかと思ったら、『No Photo Please.』と一言。
写真を撮らなければ別にいても問題ないらしい。
学校を出たら再び北上し、元来た道を戻る。
この通りはサンクリの中でも特におしゃれな通りで、いい感じのカフェやレストランが軒を連ねている。
14時30分。
我々はまたグアダルーペ教会へ続く通りを歩いていた。
歩き疲れてきたので、相方チョイスのカフェに入り一休み。
私はトラディッショナル・コーヒーのMサイズを15ペソ(約87円)で注文。
深みのある恋味はグアテマラコーヒーとさほど変わりない味に思えた。
これでこの値段は安い。
相方はカフェ・コン・レチェ(Cafe Con Leche)のMサイズを20ペソ(約116円)で注文。
『コン』は英語で言う『With』的な意味。『レチェ』は『ミルク』という意味。
まぁカフェオレみたいなもんか。
ここで一休みしていたら急に雨がザーッと降ってきた。
午前中はすごくいい天気だったのに。
雨が止んだ後は本日2回目のメルカドへ。
玉ねぎとトマトが欲しかったので、その両方が売っている店を探す。
その方が一気に用事が済むし、値段交渉もしやすいからな。
メルカドに入って数分歩いたところにそういう店があったので、早速玉ねぎとトマトの値段を聞く。
ここの店はまとめ売りだけではなく、バラ売りにも対応してくれた。
自らをローレンスと名乗る感じのいいおっちゃんが店をやっていて、値引き交渉にも応じてくれた。
『今度買い物する時にはまたこの店を利用するから、ちょっとまけてよ。』
結局、玉ねぎ3個とトマト3個を本当は1個2ペソ×6で12ペソのところを、キリよく10ペソ(約58円)にしてもらい購入。
(*後から聞いた話だと、ここサンクリのメルカドは値段をふっかけてきたりはしないそうなので、値切るのはあまり良くないのだという。確かにローレンスは渋々値引きに応じてくれた感があった。それを知ってからは、ここサンクリのメルカドで値切ることはしないことにした。)
その後は宿近くのスーパーに寄り、
チーズ1パックを16.78ペソ(約97円)とパスタ160グラム2袋を5.95ペソ(約34円)で購入。
スーパーで売っている米の袋の中に普通に虫が入っていることに衝撃を受けた。
16時30分ごろ宿に着き、雨も降り出していたので映画館でくつろぎながらしばし待機。
雨が止んで、17時ごろ荷物を持って次の宿に移動した。
17時15分。
宿の前の道をひたすら東へ進んだところにある『Hostal La Isla(ホスタル ラ イスラ)』に到着。
これはなかなか個性が光る系の宿だ。
フレンドリーで感じのいいスタッフに案内される。
1階受付前のくつろぎスペース(リビング)。
ネパールやインドの雰囲気で統一されている。
そういうの好きそうな欧米人たちが1日中ゴロゴロしていそうな空間。
我々の部屋は階段を上がって2階。
ドミトリー6人部屋。
部屋は基本古い木造で、狭くて暗くて小汚い雰囲気。
シーツや毛布なども”これ大丈夫かなぁ”って思うくらいの素材。(実際大丈夫だった)
あまりこの部屋に長くいたくないので、くつろぐならリビングで。
寝るためだけの部屋って感じ。
2泊2人で2468円。
1泊1人617円。
朝食込みでこの値段なので安いが、部屋は値段相応のものって感じ。
ちなみに貴重品ロッカーは奥に見える木製の棚。
おばあちゃん家の古いタンスのように年季が入っている。
正直この中にモノを入れておくのには若干抵抗があった。
17時40分。
キッチンへ行き夕食作り。
本日の献立はパスタ。
いつもとは違う点は、ズッキーニが入ることと、ソースにチーズを加えて濃厚さをアップさせること。
コスタリカのサンホセで泊まった宿、『Hotel De La Cuesta 』の人が作っていたチーズ入りパスタがすごくいい匂いがしてウマそうに見えたので、今回はそれを参考にチーズを入れたというわけ。
果たしてうまくできるか。
18時40分。完成。
熱がうまく伝わらない鍋とフライパンを使用してしまい、パスタを作るのに1時間もかかってしまった。
じっくり時間をかけて作ったパスタの味の方はというと、肝心のチーズの味がそんなにしない。
そうかぁ、コスタリカの宿の人が使っていたチーズは、おそらく違う種類の味や香りが強いチーズだったんだなぁ、と考察。
我々が買った普通のチーズじゃ、到底あの風味は表現できなかった。
まぁ、パスタ自体はまずくはなく美味しくいただけた。
19時。
夕食を取り終えたら1階のリビングへ。
暖炉前で暖まりちょっとくつろぐ。
暖炉にはストーブでは表現できないような優しい暖かさがあり、火を見ているとなんか心が落ち着く。
パチパチと心地良い音を立てて燃える薪の存在もデカい。
ここでココア片手にマシュマロ焼いて食べたら最高にうまいんだろうな。
今まで暖炉ってあんまり使用する機会がなくて気づかなかったけど、”暖炉っていいな”って、この時すごく感じた。
19時15分ごろ、外出。
11月20日通りを歩き、食後のデザートとして毎度おなじみのパン屋さんでパンを買う。
公園のベンチに座ってそれを食べる。
公園のど真ん中にあるカフェレストランからは生演奏の音楽が聞こえてくる。
公園にいる地元民のおっさんとおばさんがその音楽に乗って社交ダンスを踊っている。
そんな光景に和みながら食べる甘いパン本当に美味しい。
パン代たった数十円だけでこんないい時間を過ごせるなんて最高だ。
20時前。
宿に戻り、2階の部屋前のリビングでくつろぐ。
2階のリビングの方が明るくて、我々の好きなハンモックもある。
23時過ぎまでここで過ごし、シャワーを浴びて部屋へ戻る。
しかし、今日も私はなかなか寝付けない。
昨夜のように虫に噛まれて体が痒いわけではない。
昼間に飲んだコーヒーのせいかなあ。。
グアテマラあたりから夜寝れない日が増えてきている。
深夜3時。
ベッドでゴロゴロ気持ち悪い時間を過ごすのは嫌だったので、思い切って部屋を出て1階のリビングへ。
結局そこで夜が明けるまで過ごす。
6時過ぎくらいになったら相方も降りてきて、同じくあまり寝れなかったと。
やっぱり、 中米のコーヒーの威力はすごいのかなぁ。
リビングで過ごしていると、ペットクレートに入っていたはずの猫が抜け出してこちらへ寄ってきた。
猫と戯れたり、パソコンいじったり、そんな感じで朝までリビングで過ごしていた。
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