サンクリ7日目。
今日は昨晩見学&ちょこっとお手伝いをさせてもらった壁画プロジェクト、『ヘキカキカク』の色塗り作業が本格化するということなので、昼過ぎあたりにでもまた顔を出しに行ってみようと考えている。
逆に言うと、それ以外特にやることはない。
(1ペソ=約5.6円 2016年12月17日。)
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朝8時頃起床。
カサカサにいる間はだいたいこのくらいに起きるのが普通となっていた。
9時過ぎくらいにリビングへ行ってみると、ヘキカキカクの人たちが集まっていた。
朝から近所の小学校へ作業へ行っていて、お弁当を作りに戻ってきたのだとか。
特にやることのない我々とは違い、やるべきことがある人の行動はテキパキしている。
10時。
とりあえず中庭で洗濯をする。
今日もいい天気なのですぐに乾きそうだ。
11時過ぎ。外出。
土曜日に開催されるというオーガニックマーケットへ行ってみることに。
11時20分。オーガニックマーケット到着。
カサカサから徒歩10分程度でたどり着いた。
オーガニックマーケット会場は予想していたよりもこじんまりした感じだった。
ちなみに場所は、ここ↑↑ だったかな?違ってもこの周辺。
完全にうろ覚えなので、誰かに確認してから行ったほうがいい。
そして少しわかりづらい入り口だったので通り過ぎないように注意が必要。
マーケットのスペースの半分くらいは買ったものをその場で食べられる飲食スペースになっていた。
結構たくさんの人で賑わっている。
我々も各店をひとつづつ見学。
その中でも美味しそうな惣菜パンを売るこの店に目が止まった。
ここのパン屋さん、注文が入るとそのパンを持参のトースターで温め直してから提供してくれる。
我々もここで1つパンを買い空いた小腹を満たすことにした。
購入したのはこちら、ハムチーズサンド10ペソ(約56円)。
結構大きいので1つを2人でシェアすることにした。
チーズがトロ〜っととろける思っていたような味ではなかったが、それでも美味しかった。
量はシェアするとさすがに十分ではなかったな。
他に出店している店の例。
肉にしても、メルカドで売られているものに比べ断然見た目が綺麗。
その他のモノも見た目からして質が高いのが十分に伝わってくる。
おそらく、ここに来る人たちはちょっと裕福な人たちなのだな。
帰り際、相方が目をつけたのはこのドーナッツ屋さん。
穴の開いたドーナッツではなく、サーターアンダーギーみたいなのを売る店。
これ1粒1ペソ(約5.6円)らしい。
平均価格が高めなこのオーガニックマーケット内で、比較的手が出しやすい商品を見つけた。
ばら売りというのがまた嬉しい。
今日ヘキカキカクにお邪魔する際の差し入れとしてこれを持って行こうと思い、サーターアンダーギーを15粒購入。(15ペソで約84円)。
『ウーノ、ドース、トレース、クワトロー、シンコー、セイス、シエテー.....』
と、まるで運動会の玉入れの集計のようにこのお母さんとスペイン語で数を数えながら1粒ずつ袋へ入れていく。
ここサンクリに来てから本気で数字を覚えだした相方は1から15まで全部言えて嬉しそうだった。
全部数え切れたご褒美か、そんな様子を見たお母さんはサービスでもう数粒サーターアンダーギーを袋へ入れてくれた。
こういうの、すごく嬉しい。ありがとう、優しいお母さん。
11時45分。
オーガニックマーケットを出たらカテドラル広場付近にあるATMへ。
土曜日だからか、ATMには列ができていて10分くらいは並んだ。
確かここで1000ペソくらい現金をおろした。
土曜日ということもあってか、カテドラル前の広場はたくさんの人で賑わっている。
こんな遊具まで出現している。
我々はここからメルカドを目指す。
雑貨を見ながらテキトーに街を歩く。
12時15分。昼食。
『Alebrije(アレブリへ?)』という、カサカサのオーナーに教えてもらったお店に寄った。
★場所はここ↓↓
店内の様子。
昼時だったので賑わっていた。
店内にはスペイン語のメニューしかないが、カウンター席に座れば料理がバンバン出てきて、美味しそうなのがあればそれを指差して頼めばいい、とアドバイスされていたが、あいにくこの時カウンター席は満席状態。
奥のテーブル席に通されたのでその技を使うことはできなかった。
メニュー。
私は『Chilaquiles rojos o verde』(チラキレス)を40ペソ(約224円)で注文。
店員もスペイン語しか喋らなかったので注文にも一苦労だった。
しばらくしてチラキレス登場。
この『チラキレス』というゴジラ映画に出てくる怪獣の名前のような料理は、トルティーヤを4等分して揚げてソースをかけて食べる伝統的なメキシコ料理らしい。
(『ゴジラvsチラキレス』。ありそうなタイトルだ。)
ドンタコスみたいなスナック菓子が主食で、予想していたのとは少し違ったが、食べてみるとこれがすごく美味しい。
量もかなりありボリューミー。
値段も安いし、これはおすすめだ。
さらに、隣に置いてある餃子の皮のようなトルティーヤは無料でついてきた。
ちなみに相方はチキンのプレート料理みたいなのを頼んでいた。
出てきたのはこれ。
ちょっと、やっちまった感がある。
確かこれも40ペソくらいだったか。
味は言うまでもなく私が注文したチラキレスの方がうまい。
美味しい食事に満足し(私は)、会計を済ますとこのようなお口直しをくれた。
メキシコでもこういう文化あるんだ。
スースーして、ハッカみたいな味。
13時20分。
その後はメルカドへ買い物。
先日、『また来るから安くしてくれ』と値段交渉をした、アラビアならぬ『野菜屋のローレンス』の所へ約束通り訪れた。
ここでトマト3つとアボカド2つをそれぞれ6ペソ、合計12ペソ(約67円)で購入。
今回は『まけて。』とは言わないようにした。
その後はメルカド内にあるローカルなパン屋さんへ。
菓子パンでも惣菜パンでもない、質素なプレーンのパンのみが売られている。
明日の朝食用にいくつか購入。
確か1つ1ペソとか2ペソとか、そんなもんだったと思う。
13時50分。
買い物も済んだところでメルカドを出てカサカサ方面へ戻る。
カサカサ近くの小学校へ寄り、ヘキカキカクの壁画作成現場に顔を出す。
門は閉まっているが、ポスターにも書いてある通り”ドンドンドン”と扉を叩くと開けてくれる。
扉を叩き、中へ通してもらう。
ヘキカキカクのメンバーが我々を歓迎してくれた。
ちょっと筆かなんかのトラブルがあったらしく、まだ色塗りは開始されていない様子。
わかりづらいが、すでに下書きの線は壁に入っている。
とりあえず我々は先ほどオーガニックマーケットで購入したサーターアンダギーを差し入れとして渡し、一旦カサカサへ戻った。
15時30分。
ちょっとカサカサで一息入れたら、再び小学校へ行ってみる。
そしたら色塗りが開始されてたので我々も手伝わせてもらう。
『どこどこをこの色で塗ってください。』、という絵描きさんの指示に従い丁寧に色を塗っていく。
芸術作品なので絵描きさん一人で塗り上げるのかな、と思っていたが、意外とフリーダムな感じで、老若男女経験の有無問わず色塗りに参加できるらしい。
それでも作品の一部を自分が作ると思うとそれなりに緊張する。
最初の方はだいぶ慎重に筆を動かしていたのを覚えている。
(慣れてきたら手を抜いたわけではない。)
特に絵の具が垂れて他の部分を汚さないようにすることに気を使っていた。
なんか、絵描いてます。って感じでいい。
疲れたら一休みもする。
この自由な感じがいい。
活動時間は日が沈むまで。
結局この日は18時近くまで色塗りをしていた。
絵の具で色塗りをするとか、下手したら中学校以来久々の感覚で楽しかった。
それも壁に絵を描くことなんて、小学校の頃にした落書き以来のことかもしれない。
作業が終わったら筆を洗ったりして後片付けをする。
まだまだ完成まで時間がかかりそうだが、早く完成した絵を見てみたいと思った。
でも日程的に我々は完成した絵を生で見ることはできないだろう。
スマホ画面を通してみることになりそうだ。
19時。
カサカサへ戻ったらヘキカキカクの企画発案者の絵描きさんの髪の毛を切らせていただくことに。(相方が)
私以外で他人の髪の毛を切るのは超久しぶりだ。
もしかしてヨーロッパのブルガリアぶりじゃないかな?
とにかくこの感じ久しぶり。
20時40分。
髪を切り終えたら宿泊者全員でシェア飯。
この円卓テーブルをみんなで囲むの、すごく雰囲気がよかった。
超アットホームな感じ。少人数制の良さを感じる。
今まで気にもしていなかった円卓テーブルの良さをここで気づかされ実感する。
ご飯の上にのっているのは別の宿泊者の方が日本から持参していたのり。
美味しくいただきました。
(そういえばサンクリは標高が高い町(2100メートル)なので沸点が違うくて米を炊くのが大変なのだとか。圧力鍋を使って米を炊いていたが、ちょっとねちゃっとした米に炊きあがっていた。やはり高地で米を炊くということは難しいということなのだろう。)
食後はそのまま23時くらいまで楽しい団欒が続いた。
その後部屋に戻ると私はいつの間にか眠りに落ちていた。
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