サンクリ11日目。
明日早朝にグアテマラのアンティグアへ向かうため、ついつい長居してしまったサンクリも今日が実質の最終日。
振り返ってみても、なかなか長い滞在だったなぁと思う。
最初に泊まった『PUERTA VIEJA HOSTEL(プエルタ・ビエハ・ホステル)』とか、
もうすでに遠い過去のことのように思えてしまう。。
(1メキシコペソ= 約5.6円2016年12月21日。)
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今日はゆっくり、朝9時前くらいに起床。
朝起きたらまずは洗濯。
天気がいいので速攻乾くと思う。
9時30分ごろ洗濯し、屋上に干しに行く。
10時30分。
洗濯が終わったらちょっと遅めの朝食作り。
スーパーで1個1・3ペソ(約7円)で購入したプレーンのパンを切り、玉ねぎとベーコンを炒めたものをのせる。
そこにチーズをのせてカサカサに常備してあるトースターで焼けば、昨日同様、トマトとベーコンのチーズトーストの出来上がり。
相変わらずうまい。
朝食をとりながら、これから必要になるメキシコペソを計算した。
メキシコペソが必要なのも明日で最後なので、余分な現金がなるべく残らないようにしたい。
一つ一つ見ていくと、カサカサ宿泊費が2人で300ペソ(約1680円)×7泊で2100ペソ(約11760円)。
結局グアテマラのサンペドロにある日本人宿『カモモシ』同様、1週間も滞在してしまっていた。
カサカサは本当に居心地が良かったからな。
今まで泊まった宿でどこが一番いい?って言われたら、総合的に考えて冗談抜きで『カサカサかなぁ。』って答えてしまうかもしてない。
話を戻し、現金。
2つめはサンクリからアンティグアまでのシャトルバス代1人500ペソ(約2800円)。
これはカサカサで代行取得してもらっているので、料金はカサカサに支払う。
3つめはメキシコ出国税(入国税)。
これはメキシコ滞在が7日を超える場合に発生するお金らしく、陸路の場合は直接国境で支払わなければならない。
金額は1人390ペソ(約2184円)または25ドル(約2875円)。
*この時はトランプ米大統領誕生による急激なドル高が進んでいたため、ペソで払った方が断然お得だった。
ちなみにこの出国税は、本当は入国税を出るときに支払っているということらしい。
飛行機の場合は7日以内とか関係なく問答無用で航空券代に含まれているとかないとか。。結構曖昧な話。
色々と情報を調べてみると、空港でも払わされた、とか、陸路でメキシコ滞在が7日以内でも払わされた、とか、いろんな情報が飛び交っている。
おそらく空港や、陸路でも7日以内で請求してくるのはぼったくりなのだろうという自分なにりの結論に至った。
どっちにしろ、我々は陸路で12日間メキシコに滞在することになるので出国税(入国税)はどうあがいても支払わなければならないのだ。
4つめは先日馬に乗って行ったサンファンチャムラのツアー料金1人200ペソ(約1120円)。
これもカサカサで申し込みを代行してもらったので料金はカサカサに支払う。
以上4つで、1人最低2140ペソ(約11984円)はメキシコ出国するまでに必要になるというわけだ。(*写真の紙はカサカサ宿泊費を間違えているので計算が狂っている。)
現在の手持ちの現金では全く足りていないので、今日中にATMへ行き現金を下ろすという用事ができた。
13時。昼食を取りに外出。
13時30分。
先日オーナーと行って残念ながらクローズしていた『TOYOLWITZ』というカフェへ。
しかしながら今回もクローズしている様子。
試しに扉を叩いてみると一人の男性が出てきて、やはり今はクローズだと。
一体いつならオープンしているんだ。
ちなみに『TOYOLWITZ』の場所はこちら↓↓
13時40分。
仕方がないのでとりあえずサンクリの中心へ歩いていく。
するとカテドラル前の広場で偶然 路上販売の日本人の寿司屋さんに出くわした。
”わーすごい!こんな感じで売っているんだ。”
サンクリ到着時から探し続け、
1週間前カサカサに宿を移すときに偶然出会った人に寿司制作現場に案内してもらってそこで初めてお会いし、
今度は路上販売をしているときに会えたらいいな、と思っていたらサンクリ最終日に見事路上販売現場で出会うことができた。
つい数週間前までは列ができるほどの人気店だったらしいが、ここ最近は少し落ち着いてきているらしい。
今後寿司を売りながらサンクリにしばらく住むことを考えているというこの2人。
いろんな生き方があるなぁ。
この1週間、『また寿司が食べたいなぁ。』、
とよく言っていた相方はここでカニカマ玉子寿司を購入した。
1パック5個入りで30ペソ(約168円)。
*ちょっとまけてくれた。感謝。
近くのベンチに腰掛け、寿司を食べる。
味はもう文句なしで美味しい。
14時。
寿司を食べ終えたら今日1番の目的だった『Iglesia del Cerrito』という丘の上の教会へ。
前々から行ってみたいと思っていたけど、だらだらしすぎてなかなかお足を運べていなかったところ。
結構階段長い。
階段の途中、相方が雑貨屋さんを発見。
ここに入ってみる。
どうやらこのセーターがお気に召した様子。
前々からサンクリで何かを買いたいと言っていた相方は、悩んだ挙句この灰色のセーターを170ペソ(約952円)で購入。
ここの店員さんは、『街で買うともっと高いのよ。』と言っていた。
確かにこの店はちょっとねだん安めだったかも。
とりあえず、やっと何かしらの買い物ができた相方は非常に満足げだった。
教会目指し、再び階段登り。
その辺には羊がいた。
登りきったところからのサンクリの町の景色。
白い壁に赤い屋根はヨーロッパを思い出させる。
高い建物なんてのは一切ない。
これが『Iglesia del Cerrito』教会。
長い階段を上ってやっと到着したはいいが、残念ながら扉が閉まっていて内部には入れなかった。
その後トイレへ行きたいという相方はその辺の工事のにいちゃんにトイレの場所を聞き、案内される。
あれがトイレ。
数ペソを工事のにいちゃんに支払っていた。
しかしこのトイレの衛生状態がとんでもなく悪いものだったらしく、今でも我々の旅史上最低最悪なトイレだったかもしれない、と相方は語っている。
こんなんでもお金がかかるのか、と。
ここに訪れた目的はもちろん教会ということもあったのだが、実はもう一つ目的があった。
オーナー曰く、この教会の近くには野外のクライミンググウォールがあるのだという
規模はたいしたことないのであまり期待しないでください、ということだったが、
元クライマーの相方としてはどんなものかぜひ一度見てみたいものだった。
登るのが好きな私的にも、もし登れそうなら是非上って遊んでみたいと思っていた。
しかし、教会の周りをぐるーっと探してみても、それらしきものは全く見つからない。
”壊されちゃったのか?”
結局、ボルダリングウォールは見つけられないまま階段を下り、この教会を後にすることになった。
ちなみにこの時期の夜、町から見えるでっかいクリスマスツリーみたいなのの正体はこれ。
これが暗闇の中ライトアップされると、丘の上にあるということもあり町からは非常にデカいクリスマスツリーが立っているように見えるのだが、昼間に間近で見てしまうとほとんどただの柱。
”なーんだぁ、こんなんだったんだ。”
って思った。
14時45分。
教会を降り、町の中心へ戻ろうと通りを歩いていると『Restaurant & Cafeteria Wa "輪"』という日本食カフェを発見。
そこのメニューをちょいと覗いてみると、ラーメンがあるではないか。
相方は寿司を食ったが、私はまだ昼飯を食っていない。
少々根が張るが、サンクリ最後の昼飯としてここでラーメンを1杯食べておいてもいいだろう。
これは相方が注文したまぜそば。
隣のそばつゆみたいなのは非常に辛いらしい。
こちら、数あるメニューの中から悩んだ結果私が注文した 味噌ラーメン128ペソ(約716円)。
日本では普通だが、メキシコの物価を考えると非常に高級な一杯。
しかし味はその値段に相応するものではなかった。
一言で言うと、スープが薄くて全体的にチープな味。
”輪”の場所は場所はこの辺り↓↓
味はさておき、外のテラス席で食べるラーメンというのも新鮮でなんかよかった。
ちなみに店員さん(オーナーかな?)は日本人だった。
15時20分。
ラーメンを食べ終えた後は『MADRE TIERRA(マドレ・ティエラ)』というサンクリで有名なパン屋さんへ。
カサカサの宿泊者に教えてもらったパン屋さんだ。
今では町の有名店としてこのような立派な店舗を構えているが、
そのルーツは現在でもサンクリの町中で多く見かける路上販売のパン屋さんだったというのだから驚き。
ここマドレティエラは、路上販売から成り上がった下克上パン屋さんでもあるのだ。
店内の雰囲気はカフェ。
奥のスペースで、たくさんの美味しそうなパンが長テーブルの上に並べられている。
うん。おしゃれだ。
とても元路上販売の店とは思えない。
時間的にも、ちょいちょい品切れのパンがあったのが残念。
それでもどれも美味しそうで、飯を食べたばかりなのにあれもこれも買いたくなってしまう。
私はこのチョコバナナパンを購入して店内のテーブル席に腰掛けて食べた。
値段の方はそれなりに高めに設定されているが、ここは先ほどのラーメンとは違い値段相応の味。
(不覚にも、このチョコバナナパンの値段をメモってなかった。確か20〜25ペソ(約112〜140円)くらいだったと思う。)
美味しい。
マドレティエラの場所はここ↓↓
17時。
マドレティエラでパンを食べた後は徒歩で最近よく行く『Cinepolis』というアメリカのウォルマートのような大型スーパーへ。
明日の移動食を買うのもそうだが、ここのATMで必要なメキシコペソを下ろしておく必要もあった。
さすがは大型スーパー。
ATMの種類も豊富なので、一つ一つ手数料を確認して安いところで下ろす、ということもできる。
早速ATMで現金を下ろす。
しかし、何度やっても『取引ができません。』、的な感じで現金を引き出せない。
おかしいな、先日はできたのに。
しかも同じ新生銀行のカードを持っている相方はちゃんと現金を下ろすことに成功している。
試しに別のATMに行き引き出しを試みるも、どこでやっても結果は同じ。
”なんでだ、おかしい。なんか不正でもあったのかな。。”
そう不安になったが、下ろせないものは仕方がない。
とりあえず相方のキャッシュカードを借り、私分の現金として2100ペソ(約11760円)を下ろした。
カサカサへ帰って原因を確認してみると、引き出しができなかった理由は簡単なことだったことが判明。
そう、それは単なる残高不足によるものだった。
やってはならないケアレスミスだったことを反省。
そして2人旅のメリットの一つをここでも再確認。
18時ごろカサカサに戻る。
スーパーで購入したのは試食を食べて美味しかった
ドリトスみたいなスナック菓子19.9ペソ(約111円)を2袋と、
1個1.3ペソ(約7円)のプレーンのパンを5個。
明日の朝食用とバス移動の時の非常食だ。
そしてカサカサに支払う現金を用意。後ほどオーナーに支払う。
20時過ぎごろ。
本日もシェア飯を作る様子。
持っている食材はほとんど使い果たしたので、本日は我々もシェア飯に参加させてもらう。
人数分の目玉焼きを作っていったのだが、驚くべきことに6連チャンで双子ちゃん。
メキシコでは1つの卵に黄身2つというのが当たり前なのか。。
今夜のシェア飯はカレー。
スパイスから作る手の込んだやつ。
作ってくれているのは別の宿泊者の方で、実際我々は野菜を切ったり皿を並べたりするくらいの作業しかしていない。
20時40分。
完成した料理が食卓に並べられる。
この目玉焼きカレーライスとサラダで、1人13ペソ(約72円)。
しかもおかわりもある。
やっぱりシェア飯は安すぎる。
今日も宿泊者以外のゲストが2名来てくれていて賑やかな食卓。
本当、丸テーブルって雰囲気いいな。
晩飯後、オーナーが我々にプレゼントをくれた。
コーヒーをドリップする布のネットだ。
このような布でドリップする方法は『ネルドリップ』といい、
ペーパーよりもフィルターの目が粗くコーヒーの粒子が布フィルターから抜け落ちるためなめらかな口あたりのコーヒーになるという。
大きいのと小さいの、どちらにしようか悩んでいると、
オーナーは『両方持ってっていいですよ。』、と言ってくれた。
本当に器の大きな人だ。
途中でサンクリに住んでいる日本人の方々がカサカサに遊びに来て、人数はさらに増えた。
いつものようにシェア飯後の団欒を楽しみ、我々は23時ごろには部屋へ戻った。
明日は朝早いので、早めに就寝しなきゃ。
とは思っていたものの、シャワーを浴びたりパッキングをしたりしていたらもういい時間になってしまっていた。
明日は朝6時には朝食をとり、
7時のピックアップシャトルでグアテマラのアンティグアへ向かう予定。
アンティグアでの宿泊先ははもちろん、前回もお世話になった日本人宿、ペンション田代だ。
★次回記事↓↓