2017年1月4日水曜日。
今日はいよいよニューヨーク最終日。
そして次の目的地は、日本。
7月にタイからドイツに飛ぶ飛行機の中でポロっと抜けて以来、
ずっと気になっていた相方の歯の治療をするということが主な目的。
ドイツ到着後、
フランクフルトで日本語ができる優しい歯医者さんに治療してもらい
一時は良くなったのだが、10月にアメリカ横断をしている時から再び痛みが再発。
『この状態で南米へ進出していくのは嫌だ。』
ということでキリのいい年明けに一度日本へ帰ろうということが決定した。
旅に出てちょうどもう半年が経つ。
光陰矢の如し。。
と、言いたいところだが、
旅に出てからの約6ヶ月間は日本で普通に生活しているよりも時間の経過がだいぶ長く感じた。
最初の1ヶ月は特に長く、永遠にドイツから抜け出せない気分だったと回想する。
旅中は、見るもの、会う人、住む所、食べ物などが短期間でどんどん変化していく日常。
沈没をしない限り、『毎日同じような日々を送る』なんて言葉はほぼ当てはまらない。
そんな『変化が当たり前な日常』を過ごしていると、時の体感速度も遅く感じるみたい。
(1ドル=約117円 2017年1月4日。)
▼前回の記事
▼タイムズスクエアカウントダウン情報
▼アメリカ横断まとめ【完全版】
朝9時。朝食作り。
ハーレムに来てからは毎朝こんな感じの具沢山トーストを食べている。
そういえば、『毎日朝食を食べる』という行為は旅に出てから得た習慣。
基本寝坊助だった私は、旅に出る前は『朝食を食べる時間があるならその分寝る』というスタンスで朝ごはんを食べないことが普通だった。
これでまた日本の日常に戻った時にどうなるかわからないけど、
この『朝食習慣の良さ、大切さ』を体感し知ったということは自分の中では結構でかい収穫。
朝食後部屋に戻り、ネットでレンタルポケットWi-Fiを申し込んだ。
これは日本に帰国したときに使う用。
世界一周に出る前にソフトバンクを解約してきているので、
一時帰国するにあたって何かしらの電波が必要。
相方はどっかのSIMカードを2ヶ月間無料キャンペーンみたいなのを利用して一時帰国中のネット環境を無料で整えていたが、
電波制限を気にせず、かつパソコンも使用したい私にとってはこのようなポケットWi-Fiをレンタルする方が理にかなっていると考えた。
電波無制限使い放題で1ヶ月4000円弱なので悪くない。
このポケットWi-Fi、受け取りを関西国際空港でできるというので超便利。
たぶん主に外国人観光客に向けたサービスなのだろうが、私の場合一時帰国用のサービスとして活用させてもらう。
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10時。
チェックアウトのためパッキング。
タイムズスクエア前のカウントダウン用に購入したこの大量のオムツ、どうしよう。。
でも、なんでこんなにたくさん買ったんだ、とは思わないでほしい。
私だって当日分の1枚だけ購入したかったのだが、あいにく12枚入りの箱でしか売っていなかったのだから。
購入当初は ”日本に持って帰ってヤフオクで売ってしまえ!”、とも思っていたが、
いざパッキングを始めるとこんなに大量のオムツ持って帰りたくない。
結局これはこの宿の前のゴミ捨て所にそっと置いておくことにした。
11時にチェックアウトし外出。
ホストにお願いして、夜まで荷物はキッチンに置かせておいてもらう。
12時30分。
やってきたのは今や日本にも店舗を構えている大人気のハンバーガーショップ、SHAKE SHACK(シェイクシャック)。
我々が訪れたのはタイムズスクエア付近の店舗。
シェイクシャックはニューヨークが発祥。
もともとはマディソンスクエア公園で始めた屋台が起源らしく、
それは2000年のことなので意外とまだ歴史は浅い。
日本でもまだ食べたことがない我々にとっては、これがシェイクシャックデビューとなる。
昼時ということもあって、店内はめちゃくちゃ混んでた。
メニューを見ながら列に並ぶ。
せっかくなら『Shack Burger』を食べてみたいが、シングルとダブルで3ドル近くも値段が違うので悩んでしまう。
そして季節限定のシェイクも私を誘惑する。
シェイクで約6ドルは正直高すぎる。。
レジカウンターで注文を終えると、フードコートで渡されるような震える電子番号札?を渡される。
大混雑の店内からなんとか席を見つけ出し、着席してこいつが震えるのを待つ。
注文をしてからおよそ10分。
番号札が震えたので商品を取りに行く。
結局私が注文したのは
Shack Burger のダブル8.35ドル(約977円)と
季節限定のMint Cockies & Creamのシェイク5.79ドル(約673円)。
完全に誘惑に負けてしまった。
相方はShack Burgerのシングルを5.55ドル(約649円)で。
*すべて税抜き価格。
ドーンと、これがシャックバーガーのダブル。
ずっしりしていてかなりボリューミー。
シングルとの違いは肉(パティー)が1枚か2枚か、ということくらいか?
正直それだけの差で3ドル近くも違うのは納得できないが、2枚入っていた方がうまいのは確か。
肉汁がジューシーで本当にうまい。
これは、西海岸でヘビーユーズしていた『IN'N'OUT(インナンナウト)』と良い勝負。
味は互角、もしくはシェイクシャックの方がわずかに上かもしれないが、
値段の安さとコスパから考えたら、
やっぱり我々の中でアメリカナンバー1のハンバーガー(ファストフード)チェーンはインナンナウトかな。
嗚呼、またダボーダボーが食べたい。。
シェイクシャックは『マックキラー』という異名を持つ。
それなのでマクドナルドのようなレベルのハンバーガーを想像していたが、
料金、質ともにマックよりもはるかに上。
マックとは戦う土俵が違う気がするのだが。
そしてこちらが誘惑に負けた商品2つ目。
Mint Cockies & Creamという季節限定シェイク。
これもものすごく美味しかった。
シェイクのくせにシャックバーガーのシングルよりも高い値段だが、
もう一度どちらか食べれるとなったら私はこのミントシェイクの方を注文すると思う。
そのくらいうまい。
もともとチョコミント大好きの私にとってはたまらない商品だった。
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13時30分。
人生初のシェイクシャックに大満足した我々はタイムズスクエア付近をぷらぷら歩き、
何軒もあるスーベニアショップ(お土産やさん)巡りをした。
相方の両親に買っていくお土産を購入するためだ。
相方はこのビッグアップル(ニューヨーク)のマグネットを3ドル(約351円)で購入していた。
”旅の最初から各国のマグネット集めとけばよかったぁ〜”、と少し後悔している様子。
13時40分。
偶然マディソン・スクエア・ガーデン前にたどり着いた。
マディソンスクエアガーデンはNBAやボクシングなどのスポーツや、有名アーティストのライブイベントなどが行われるエンターテイメント会場。
音楽アーティストにとってはここでライブイベントを行うことは非常に権威のあることで、日本でいう日本武道館のようなところか。
マディソンスクエアガーデン横のオブジェ。
面白い形をしていた。
14時。
その後テキトーにスーベニアショップを巡っていたら、先ほど食事をしたとことは違う店舗のシェイクシャックを発見。
店内はまだまだ混雑している様子。
休憩がてらこの店舗に入り、無料の水(セルフサービス)をいただいた。
ニューヨークで喉が渇いたらとりあえずシェイクシャックへ行けば喉を潤せる。
シェイクシャックでいただいた水を飲みながら、近くにあった良さげなお店へ。
相方はここで洋服を見ていたが、洋服に興味のない私はレコードコーナーを散策した。
ここで私の好きなアーティスト、エミネムのかっこいいTシャツを発見て買おうかどうかすごく悩んだが、30ドルを惜しんだ私は結局購入せずにこの店を出た。
今思っても、買わなくてよかったなと思っているので我ながらナイス判断だ。
その店を出て再びスーベニアショップを巡る。
購入するものは最初から写真立てとほぼ決まっていたのでそれを購入。
買いたい物が決まっていて店を巡っていたのはどこの店が安く売っているかを調査するため。
ニューヨークにはスーベニアショップがたくさんの店を構えているが、
売られている商品はどこもほぼ同じ。
それにして同じ商品でも店によって値段が違ったりすることが普通にあるので、
欲しいものが決まっていて時間がある場合は何軒か店をまわって価格調査をするといい。
我々もこの写真立てを、我々が見た中では最安値の店で購入した。
足で稼ぐ、とはこのことか。
15時10分。
ユニオンスクエア駅周りではこのようにチェスをしている人たちが多かったな。
一度だけ『お前もやるか!?』と笑顔で誘われたことがあるが、チェスのルールなど全くわからない私は笑顔で断るしかなかった。
ユニオンスクエア駅から歩いてきたのは、昨日も訪れたくさんお土産を購入した『TRADER JOE'S(トレーダー・ジョーズ』。
昨日の買い物だけでは少し足りないことに気がついたので買い足しに来た。
相変わらず店内は混んでいて、レジ待ちの列が陳列棚の所まで侵入してきている。
まぁ、昨日のレジ待ち行列店内一周状態よりはだいぶマシだが。
15時45分。
トレーダージョーズで買い物を済ませ地下鉄に乗りやってきたのは、
イーストビレッジにある『VENIERO'S(ベニーロ)』というお菓子屋さん。
1894年、イタリア移民のアントニオ・ベニーロによって創業された老舗お菓子屋さんで、
ニューヨーク屈指のNYチーズケーキが食べられると評判のお店。
昨日食べた同じくNYチーズケーキの名店、
『Juior's(ジュニアーズ)』の味にはあまり満足いかなかったので、もっと我々の舌にあったものを期待してやってきた。
▼『VENIERO'S(ベニーロ)』の場所
店内に入ると、たくさんの種類のスイーツがショーケースの中にズラーッと並んでいる。
どうやらこちらはテイクアウト用のカウンターらしい。
ミニ・ニューヨークチーズケーキというのも売られている。
このミニサイズでも5ドル近くの値段がしたと思う。
こんな一口サイズのそそる商品も。
どれも本当に美味しそうで、
チーズケーキを食べに来たはずなのにショーケースを見ているとあれもこれも食べたくなって悩んでしまう。
奥に入っていくとカフェスペースがある。
ゆっくりと時間を過ごしたかった我々はチップを支払うこと覚悟でこちらのカフェでケーキを注文。
ケーキメニューの種類は本当に豊富。
マジでどれにしようか迷っちゃう。
値段はこっちのメニューに書いてあるのでいちいち照らし合わせるのがめんどくさい。
それにしても、本当にメニューが多い。
色々悩んだ挙句、
私も相方も結局『CHEESECAKE -NY STYLE- Topped with Fresh Strawberries』を注文。
お値段1つ5.5ドル(約643円)。
ミニと値段がそんなに変わらないっていう。。
もちろん会計時には15%ほどのチップを加算して払った。
味の方は舌ざわり滑らか。濃厚なのに意外とさっぱりしていて美味しかった。
大粒のフレッシュいちごも甘くて美味しい。
昨日のジュニアーズとは全く違ったタイプのNYチーズケーキ。
我々の好みは断然こっち(ベニーロ)。
私がニューヨーク滞在中に食べたNYチーズケーキ3つの中で一番美味しかったかな。
あえてランキングを付けるなら、
1位 VENIERO'S(ベニーロ)
2位 TWO LITTLE RED HENS(トゥー・リトル・レッド・ヘンズ)
・
・
って感じ。(2位と3位には結構な差がある。)
今度ニューヨークに来たらNYチーズケーキの食べ歩きってのも面白そうだな、と思った。
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17時15分。
ベニーロでチーズケーキを食べ終えたら、特に行きたいところもなかったのでハーレムの宿の方へ戻った。
最後の観光スポットは私が行きたかったアポロ・シアター。
1934年から『アマチュアナイト』という人気イベントが始まり、これはプロへの登竜門と言われている。
ジェームス・ブラウン、ジャクソン5、スティービー・ワンダー、ベン・E・キングなど、数々のスターを輩出してきた。
2008年には、あの『アッコにおまかせ』の和田アキ子がソロ歌手としては東洋人初となる単独公演を行っている。
私は特に何かの公演を見に来たわけではないが、とりあえず有名なアポロシアターってものを見ておきたい、という気持ちで訪れ外観だけ楽しんだ。
その間相方は近くの服屋でショッピング。
〜後半へ続く〜
▼タイムズスクエアカウントダウン情報
▼アメリカ横断まとめ【完全版】