ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港を飛び立った飛行機は、
深夜1時頃、乗り継ぎのため香港に向けて飛び立った。
久しぶりのLCC以外の飛行機。
充実の機内サービスを存分に堪能している。
香港国際空港で乗り継ぎの際にはプライオリティーパス使用可能ラウンジも我々を待ち構えているし、
日本への帰路は至れり尽くせりって感じだ。
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ニューヨーク時間の朝10時30分。
機内食でカップ麺が運ばれてきた。
以前、エアカナダを利用した際もカップ麺が出てきたけど、これ本当にやめたほうがいいと思う。
もしくは提供の仕方を変えて欲しい。
すでにお湯が入った状態で運んでくるので、
運ばれる順番によって麺がふやふやにふやけた状態で提供される。
というか、ほとんどの人がふやけた状態で提供されているのではないだろうか。
お湯を入れてから10分以上は経過しただろうと思われるカップ麺のマズさときたらない。
食べ終わった後回収されるまでスープが溢れないように気を使わないといけないし、こんなことならなくていい。
どうしてもカップ麺を提供したいのなら、
ドリンクサービスのようにカップ麺を配る際にお湯を注いでいくようにして欲しい。
ニューヨーク時間の15時30分。
今度は朝食のお時間みたい。
香港時間では現在朝の4時30分だからな。
こちらは美味しくいただけた。
香港時間の朝6時。香港国際空港に到着。
こうやってフライトマップを見てみると、
飛行機は太平洋を越えていくのではなく大西洋、ユーラシア大陸を渡り香港、及び日本を目指していたのだな、ということがわかる。
これは、日本から一応西まわりで世界一周をしていた我々にとっては結構衝撃の事実だった。
てっきり太平洋を渡って日本を目指している気分になっていた我々。
『タイから一気にドイツに飛んでアジアをおもいっきりすっ飛ばしているけど、一応世界一周だね。』
なんて言ってたけど、これでは全然一周できていない。。
ただ遠くまで行って帰ってきているだけの往復旅行じゃん。
『あれ?これ進む方向おかしくね?』
『あ、これ太平洋じゃなくてユーラシア大陸通って帰ってるわ。』
我々がその事実に気づいたのは、飛行機が飛び立ってしばらくしたあと。
これにはショックというより、もうただただ笑うしかなかった。
朝6時15分。
待ちに待った香港国際空港のプライオリティーパス使用可能ラウンジ『PLAZA PREMIUM LOUNGE』へ。
香港国際空港には合計3つプライオリティーパス使用可能ラウンジがあり、
そのうち2つがターミナル1にある。
残りの1つはターミナル2に。
3つ全てが『PLAZA PLEMIUM LOUNGE』という名前なのでややこしい。
我々が向かったのはターミナル1のEast Hall(イーストホール)6階にあるラウンジ。
場所はゲート1の近く。
ちなみにもう一つのラウンジはゲート40の近く。
今回乗り継ぎ時間が1時間弱くらいしかなかったので、夢のラウンジハシゴは泣く泣く断念。
ここ一つに集中してくつろぎたいと思う。
暗めで落ち着いた雰囲気。
高級感のある内装。
広々していて席もたくさんあるが、人気ラウンジのため混雑時には満席になることも珍しくなさそう。
サラダ類。
柔らかいウインナーと柔らかい麺。
こちらのカウンターでは汁麺をオーダーを受けてから作ってくれる。
おかゆが美味しかった。
汁麺はこんな感じ。
ホッとする味で美味しかった。
なんか、久々のアジアの味って感じ。
思わずおかわりしてしまった。
アジアのラウンジって本当にクオリティーが高いところが多いなってことを実感。
それに比べて、アメリカ・カナダの空港ラウンジにはあまりいい印象がないな。
おかわりは汁麺だけにとどまらず。
怒涛の勢いで食べ物を胃袋に収めていく。
これでラウンジを出る時、
食べ放題バイキングの会計後みたいにちょっと気持ち悪くなってしまっているのはいつものこと。
治したいけどなかなか治らない癖のようなもんだな。
朝7時30分。
後ろ髪を引かれる思いでラウンジを出ると、入り口には長蛇の列が。
”やばっ!”
このタイミングに被らなくて良かった、と心から思った。
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8時前には搭乗。
朝日が眩しい。
機内ではこれまた無料の映画を見て時間を過ごした。
この時観たのは2016年公開の映画『GENIUS』(邦題『ベストセラー 編集者パーキンスに捧ぐ』)
『英国王のスピーチ』のコリン・ファースや、『コールドマウンテン』で共演しているジュード・ロウとニコール・キッドマンが出演。
実話を基にしたヒューマンドラマで、なかなか面白かった。
9時30分。ラウンジを合わせると3度目の朝食。
正直もうなくても良かったが、せっかくなので胃袋に詰め込む。
相方はあっさりとしたおかゆを注文。
美味しかったと。
久々に見るこの辺の地図。
もう日本の上空を飛んでいる。
関空のアライバルに到着したのはちょうどお昼12時。
私は関西の人間ではないが、この『おかえりなさい』っていうのは心にしみる。
私は早速申し込んでいたレンタルワイファイを受け取りに行った。
場所がわからなかったので近くのインフォメーションで聞き、無事にポケットワイファイのレンタルが完了。
インフォメーションのお姉さんに道を聞いた時もそうだが、
久々の日本語での、そして日本独特のきっちりした対応に思わず笑みが(ニヤニヤが)止まらない。
言われてることの細部まで100%聞き取れるし、言いたいことも100%伝えられる。
旅中でも相方との会話が圧倒的に多いので日本語を日常的に使用しているはずなのに、
こんなにも日本語に対して新鮮さを感じてしまうのはなぜだろう。
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ワイファイを受け取ったら外に出て、加古川行きのバスチケットを買う。
チケットは券売機、または窓口で購入。
1人3100円。
こちらがレンタルしたポケットワイファイ。
一応2月いっぱいまで申し込んでいて、返却は同梱されている返送用袋に入れてクロネコヤマトかなんかで送るだけなので簡単。
1ヶ月を超えたら1日単位で料金が上乗せされていくシステム。
(1日140円くらいだったかな。)
そしてなんとこのポケットワイファイをレンタルしたら、スシローの5%オフクーポンがついてきた。
英語で説明が書かれているところを見ると、やはりこれは外国人観光客向けのサービスなのだろう。
スシローは帰国したら絶対に行きたい場所の一つに挙げられていたので、これは非常に都合が良い。
12時30分。
関空発姫路行きのバスに乗り込む。
左側の席に座ると瀬戸内海が見れていいらしい。(関西出身の相方情報)
14時20分に加古川駅前に到着し、徒歩で相方の実家へ。
まだこんな時間なのに、もう夕方くらいの太陽の傾き具合に少し驚く。
でも思えば日本の冬なんてそんなもんだ。
小学校の頃冬休みに外出が許されていたのは16時までだったしな。
(夏休みでもせいぜい17時まで。)
日本って日が短いな。
とりあえずはくつろがせてもらい、夜には晩ご飯までごちそうになった。
もちもちで甘みのある日本米のうまさにまず感動。
これを毎日主食として食べている日本っていう環境、素晴らしい。
そしてゴマだれで食べるしゃぶしゃぶも最高に美味しかった。
肉だけでなく、人参、白菜、豆腐など、一つ一つの食材のうまさを噛みしめた。
白米と同じくらい感動したのが食後に入ったお風呂。
海外ではそこそこの値段を叩いても部屋に浴槽がないってことは珍しくなく、
シャワーオンリーの生活が当たり前だったからな。
湯船に浸かるのがこんなにも気持ちよく感じることもそうない。
冬の寒さと長時間移動による疲れもあり、思わず長風呂してしまった。
そんなこんなでこの旅23カ国目、日本での滞在が幕を開けたわけだ。
日本滞在の2ヶ月間にもいろんなことがあった。
まずはここ兵庫県から私の地元愛知県に戻り、
最初は友達の家を転々ハシゴしたり、
その流れで実家にも戻り、
ある日諸事情で移動手段であったバイクを手放したり、
その代わりに月28000円でレンタカーを借りて2週間くらい名古屋に住んだり、
毎日のようにラーメンを食べに行ったり、
友達の結婚式に出席したり、
友達と1泊2日で沖縄に旅行したり。。
私は日本一時帰国も世界一周の一部と考えているので、できればその時の出来事も今まで通り日記的な感じで記録をしていきたい。
が、そんなことよりまず海外の出来事を記憶が薄れていってしまう前に記録しておくことが先決だろう。
ということで、
日本滞在中のことをいくつか書いた後は、海外へ再出発するところから優先して記録していこうと思う。
日本一時帰国中の出来事もいずれは記録したいと思っているので、またその時が来たらちょいちょい書いていこうかなと思う。
▼次回記事