スワンナプーム国際空港からバンコク市内に出てきて、早速次の目的地、
カンボジアのシェムリアップ行きのバスチケットを手に入れてきた我々。
その次に訪れたのは、
2011年にオープンしたバンコク屈指の大型ショッピングモール、
TERMINAL 21(ターミナル21)。
バンコクにはショッピングモールがたくさんあるがどこも似たり寄ったりで個性がない。
そんな状況を打破するために作られたのがこのターミナル21。
実際に行ってみると、バンコクだけではなく、世界的に見てもかなり独特なつくりのショッピングモールになっていた。
(1バーツ=約3.2円 2017年3月3日。)
▼前回の記事
16時20分。
BTSのアソーク駅直結のショッピングモール、『ターミナル21』へ。
繰り返しになるが、
ここは普通のショッピングモールとは一味違い、内装のデザインやテーマが一風変わっている。
▼ターミナル21の場所
1フロアごと、パリ、ローマ、東京、アメリカ、イスタンブールなど、
世界各国の大都市をテーマとしている。
『ショッピングモール全体が空港のターミナル』という設定になっているようだ。
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エスカレーターの入り口にはこのように次のフロアの都市名が、
まるで空港の搭乗口のようなデザインで書かれている。
なかなか面白いコンセプトだ。
そしてこのターミナル21のユニークなコンセプトはトイレにまで及んでいて、
このトイレ巡りが名物にもなっている。
と、いうことで、我々も早速最上階の6階から順番にトイレ巡りへ。
写真は6階、ハリウッドフロアのトイレ。
気分はまるでハリウッドの大スター。
レットカーペットを歩いているかのような気分に。
でも、トイレでこの演出は正直少し落ち着かない。
トイレから出ても、フロア全体がハリウッドデザイン。
こちらは5階、サンフランシスコフロアのトイレ。
サンフランシスコの観光名所、フィッシャーマンズワーフのカニがデザインされている。
サンフランシスコフロアは5階と4階の2フロアある。
2フロアに渡って、サンフランシスコ名物のゴールデンゲートブリッジがド派手にかかっている。
▼ゴールデンゲートブリッジとフィッシャーマンズワーフ訪問記
エスカレーターの数がすごい。
こちらは4階のサンフランシスコフロアのトイレ。
パン屋さんがテーマのようだ。
サンフランシスコフロアは4階も5階もレストランが軒を連ねている。
5階には『PIER 21』という大きなフードコートが、
4階には吉野家やCoCo壱番屋、富士レストランや8番ラーメンなどの日本食レストラン
が多くたくさん立ち並んでいた。
こちらは3階のトルコのイスタンブールフロア。
当たり前だが、人間というのは一度用を足し出したら途中でそれを止めることはできない。
それゆえ、我々が本当に用をたしたのは6階のハリウッドフロアのトイレでのみ。
その後は人がいなければ写真だけ撮ってトイレを出る。
人がいたら用をたすフリをして、人がいなくなるのを待ってから写真を撮る、
ということを繰り返しながら1フロア1フロアのトイレをせめて行った。
この辺りからその一連の作業がめんどくさく感じてきた。
疲れてきても、座るところがあまりないのがターミナル21の短所か。 。
イスタンブールフロアでは、綺麗なモザイクガラスのトルコランプを頻繁に見かけた。
まだトルコへ行ったことのない我々にとっては、
このモザイクガラスのランプはトルコというよりはボスニアなどの東欧を彷彿させた。
東欧にもこういうランプたくさんあったな、と、少し懐かしい気分になった。
こちらは2階。イギリス、ロンドンフロアのトイレ。
世界最古であるロンドンの地下鉄がデザインされていた。
ロンドンフロアで目立っていたのは、トイレ同様地下鉄と、ロンドン名物二階建てバスだった。
そして1階。
いよいよ我らが日本。
さすがに、車椅子の人まではひな祭りで表現できなかったようだ。
銭湯や旅館を彷彿させるような和風デザイン。
先ほどの西欧のデザインとは根本的に、ガラリと違っている。
古き良き日本のデザインって、世界的に見たらかなり特殊なんだな。
ちなみに東京フロアにはもう一つトイレがあるらしく、
そちらはアニメのコスプレや渋谷などの若者文化が表現されたトイレになっているらしい。
東京フロアを見渡すと、
相撲、舞妓さん、武士、スナックや居酒屋、ちょうちん、漢字ひらがな、 表参道や高田馬場など、、、
いろいろなものが日本を象徴するものとしてデザインされていた。
日本の文化の幅広さ、多様性を感じた。
さらに下へ降り、Gフロアはイタリアのローマ。
『ローマの休日』でおなじみの真実の口が飾られている。
ローマフロアは、古代神殿にあるような太っい円柱や、
ルーブル美術館に展示されているような古代ローマ人の石像などが目立っていて、
全体的に力強さを感じるフロアだった。
傍にポツンと置かれているこの原付は、
おそらく『ローマの休日』でオードリー・ヘップバーンとグレゴリー・ペックがローマの街を散策するときに乗っていたものを表しているのだろう。
▼ローマの休日のラストシーンロケ地訪問記
最後のLGフロアはカリビアン(カリブ海)。
なんか、大航海時代を彷彿とさせるデザインだ。
(ローマの1つ上の階のパリのトイレを見学するのを忘れていた。。)
このカリビアンフロアは、主にスーパーマーケットや一風堂などのフードコートが占拠していた。
スーパーにはたくさんのドライフルーツが売られていて、それぞれ試食ができるようになっていた。
他にもたくさんお土産になりそうなものが売っていたので、
お土産探しには絶好の場所だろう。
ターミナル21の各フロアのモチーフは、我々がこの旅で訪れてきた都市ばかり。
おのずと、再びその地を訪れて思い出を回想しているような気分になった。
普段は今や目の前のことに必死で過去を振り返る時間があまりとれないから、
”世界一周してる” ということをあまり実感することがあまりない。
でもこうやって過去を振り返り自分たちが通ってきた軌跡をサーっと回想すると、
”世界一周してるんだなぁ”とすごく実感することができる。
たまには過去を振り返る時間も大事なのかな。
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17時。
5階から地下まで一気にフロア見学を済ませたら、4階のサンフランシスコフロアに戻ってちょっと早い夕食。
私の希望でラーメンを食べることにした。
店名は『ちゃぶ屋とんこつらぁ麺-CHABUTON-』。
TVチャンピオンで優勝経験があるラーメン屋らしい。
私はサーモンまぜそばを189バーツ(約615円)で注文したが、これが美味しくないのなんの。
しかも水は無料かと思ったら有料で、ちゃっかり20バーツ(約66円)取られてた。。
▼詳しくはこちらで
19時。
ターミナル21を見学し終えたら、バンコクの夜の歓楽街へ出かけた。
と言っても、真面目な我々はただその近辺をフラフラして雰囲気を見に行くだけだが。
まずはBTSのNANA(ナーナー)駅から徒歩数分のところにあるモール型の歓楽街、
『NANA PLAZA(ナナプラザ)』。
”ゴーゴーバー”などがたくさん軒を連ねている。
ちなみに、
ターミナル21からナーナー駅までは夜市を期待して歩いて行ったのだが、
あまり夜市らしい夜市はやっていなく期待はずれだった。
▼ナナプラザの場所
ビキニ姿のねぇちゃんが店前でたむろしてスマホいじったり、客引きしたり。
客層は白人の中高年男性が多いな。
なんか、フィリピンの歓楽街、アンへレスを思い出す。
(私はそこで1ヶ月間英語留学をしていた。)
そういえば街を歩いていても、この辺りでは若いタイ人娘と白人中高年男性の組み合わせをよく見かける。
アジアの歓楽街ってのはどこもこうなのか。。
アメリカ名物、HOOTERS(フーターズ)もある。
ここもやはり客層の中心は、鼻の下を伸ばしきった白人中高年男性。
ナナプラザ近辺を見学したら、再びターミナル21の方へ戻る。
そして訪れたのが『SOI COWBOY(ソイカウボーイ)』。
こちらはターミナル21の道を挟んで真隣にある。
▼ソイカウボーイの場所
こちらも”ゴーゴーバー”を中心とした歓楽街。
ナナプラザのようなモール型ではなく、メイン通りが一本あるストリート型だった。
やる気のないビキニのねぇちゃんたち、
見るからにいやらしそうな白人中高年男性という人口構成は先ほどのナナプラザとそう変わらない。
それに加え、こっちでは日本人や韓国人などのアジア人も多く見かけた印象。
真面目な我々はこの通りを往復して雰囲気を見るだけ。
一通り雰囲気を味わったら、今日はもう宿に戻った。
帰りに宿最寄のオンヌット駅直結のテスコのフードコートで無料の水を飲んで一息ついた。
この立地に宿をとって良かった、と思えるのはこの無料の水くらいか。
23時ごろ、宿着。
受付で延泊を希望し他が、明日この宿は満室だというので延泊ができない。
ということで、明日の宿をネット予約してから就寝した。
今日の宿(VX THE FIFTY)はシャワーは水だし、ワイファイは弱いし、いいところなし。
明日の宿はいいところだといいな、と期待したい次第。
▼次回記事