昨日はバトゥ洞窟やムルデカ・スクエア(独立広場)、ペトロナス・ツインタワーなどを見学し、1日中クアラルンプール市内を観光した。
今日はそんなクアラルンプールを早くも去り、 マレー半島西海岸南部に位置する都市、マラッカへ移動する。
その移動のついでに、
クアラルンプールから南へ30㎞ほど行ったところにある『ピンク・モスク』というところにも寄ってみようと思う。
その名の通り、ピンク色をしたモスクなのらしい。
(1リンギット=約25円 2017年3月15日。)
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朝8時。臭いドミトリー部屋で起床。
実は今日は相方の誕生日。
私が『誕生日おめでとう。』と言うと、
相方はその一言でハッと今日が自分の誕生日だということを思い出した様子。
長旅になると日にちや曜日の感覚がなくなるのは事実だが、まさかその影響が自分の誕生日にまで及ぶとは。。
8時30分。朝食。
相変わらずのトーストとコーヒーのみの品揃え。
11時前にチェックアウトし、いざピンクモスクへ。
と、その前に、まずはマラッカ行きのバスチケットを買いに『Bandar Tasik Selatan Station』まで行く。
先に簡単にピンクモスクまでの行き方をまとめると、
1. クアラルンプール駅→『Bandar Tasik Selatan Station』(電車で2.4リンギット)
2.『Bandar Tasik Selatan Station』→プトラジャヤ・セントラル駅(電車で8リンギット)
3.プトラジャヤ・セントラル駅→ピンクモスク(502番のバスで1リンギット)
となる。
*KLセントラル駅からプトラジャヤ・セントラル駅まで1本で行ける電車や、
チャイナタウン付近からプトラジャヤ・セントラル駅まで1本でいくバスなどもあるらしいが、
マラッカ行きのバスチケットを手配する必要があった我々は、
あえてバスターミナルが併設されている『Bandar Tasik Selatan Station』を経由する行き方を選択した。
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クアラルンプール駅から『Bandar Tasik Selatan Station』までは1人2.4リンギット(約60円)。
マレーシアの電車は綺麗だと思っていたが、よく見ると電車の窓がバリバリに割れている。
それでも何事もないかのように運航を続けているあたりが東南アジアっぽい。
12時。
『Bandar Tasik Selatan Station』に到着。
そこから渡り廊下を渡り、隣にあるバスターミナルへ向かう。
◎『Bandar Tasik Selatan Station』の場所↓↓(この駅の北に併設されているのがバスターミナル)
バスターミナル着。
バスターミナルは想像以上にデカかった。
そして綺麗。
外観もそうだったが、内装もさながら空港のような雰囲気。
そしてたくさんチケット窓口がありすぎて、どこで買っていいのかちょっと迷う。
マラッカ行きバスのチケットを売っている窓口を見つけ、そこで一番安い便を聞いてみる。
すると16時発のバスが1番安いということだったのでそれを購入。
16時ならピンクモスクへ行って帰ってくるだけの時間は十分ある。
料金は1人10リンギット(約250円)。安い。
チケット購入時にパスポートの提示を求められた。
チケットを買ったらバスターミナル内にあるロッカーで荷物を預ける。
大きいロッカーは12時間10リンギット(約250円)、
小さいロッカーは12時間で5リンギット(約125円)。
節約のため、相方のメインバッグと私のサブバッグのみを小さいロッカーへ入れた。
私はメインバッグを背負ってピンクモスクへ行くことに。
私は10リンギット札を入れて清算するが、お釣りが出てこない。
スタッフに聞いてお釣りを求めるが、『お釣りは出ない。』とのこと。
ちくしょう、それなら大きい方のロッカーにすればよかった。。
それにしても、マラッカ行きのバスと荷物ロッカーの値段が同じとは。
ロッカーが高いのではなく、バスが安すぎるのだ。
ちなみにこれが大きいロッカー。
気を取り直してピンクモスクへ。
まずは『KLIA ekspres』という空港行きの電車でプトラジャヤ・セントラル駅を目指す。
チケットは1人往復16リンギット(約450円)。
電車はだいたい30分に1本くらいのペースで出ていた。
13時20分。
約10分ほどでプトラジャヤ・セントラル駅に到着。
◎プトラジャヤ・セントラル駅の場所↓↓
駅に着いたらまず帰りの電車の時刻表を確認。
マラッカ行きのバスは16時発なので、遅くとも15時36分の電車に乗れば間に合うだろう。
プトラジャヤ・セントラル駅からピンクモスクまではまだ距離があり、ここからはバスに乗って移動。
バス乗り場で502のバスに乗り、運転手に料金を聞くとなんと1人1リンギット(約25円)。
安すぎるぜマレーシアの公共交通機関。
我々がバスに乗り込むとすぐにバスは出発。
ナイスなタイミング。ラッキー。
このバスがどのくらいの頻度で出ているかわからないが、
地元市民の足みたいな感じだったので1時間に1本くらいは出ているのでは、と予想する。
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13時40分。
バスはピンクモスクの目の前に停車。
なるほど、確かにピンクのモスクだ。
こんなラブリーな色をしているモスクはなかなか見たことないので、新鮮。
ちなみに、ピンクモスクの正式名は『Masjid Putra(マスジット・プトラ)』。
英語ではプトラ・モスク。
完成は1999年。
めちゃくちゃ最近じゃん。
モスクなので、一般の観光客が入場できる時間帯が決まっている。
上記時間以外はムスリムの人のお祈りの時間なので入場することはできないので要注意。
我々も14時のオープンまでしばし入り口前で待たなければならなかった。
入場時間は思いの外厳格で、本当に14時の数分前でも入場を許してくれなかった。
入場の際、女性は肌を隠すためのベールを着用しなければならない。
レンタルは無料。
この時は知らなかったが、ここでバックパックなどの大きな荷物を預けることができるらしい。
どうやら中国からの団体さんたちも14時のオープンを待っていたようで、
入場開始となったら怒涛の勢いでベール貸し出し所に押し寄せてきた。
彼女らは並ぶということがわからないらしく、スタッフの人が『1人ずつ!』と言っているにもかかわらず我先にと迫ってくる。
まさに襲来。
この時のベールを配っているスタッフの不愉快そうな表情は忘れられない。
ピンクモスク前で1枚。
肌隠しのベールはハリーポッターみたい。
こんな炎天下のクソ暑いとこでこの衣装はさぞかし酷だろうに。
男に生まれてよかった。
内装も柔らかなピンクで統一されていて、新鮮で非常に綺麗。
一般の観光客が見学できるのはここまで。
お祈りをしている人がいるというのに、中国人の団体さんはモスク内でもガヤガヤ。
スタッフが『静かに!』と言っているのも聞こうともしない。
この時のスタッフの不愉快そうな表情は忘れられない。
モスクの天井がドーム型をしているのは、声や合唱などの音を響かせるためらしい。
拡声器のなかった時代に考え出された知恵だ。
ピンクモスクの裏側にもまわってみたが、特に何もなかった。
土足厳禁。裸足で歩いているので、太陽光で熱された床が火傷レベルに熱い。
14時40分。
行きはバスで難なく来れたが、帰りはいつバスが来るかわからないし、来たバスがプトラジャヤ・セントラル駅へ向かうかどうかもわからない。
とりあえずピンクモスク前で客引きをしているタクシーに値段を聞いてみると、2人で20リンギット(約500円)だと。
事前に仕入れておいた情報だと、駅-ピンクモスク間は大体10リンギットちょいくらいらしいので、ぼられている。
他のタクシーにも聞いてみるが、どのタクシーに聞いても20リンギットは変わらない。
いろいろと値下げ交渉をしてみるも、断固として20リンギット以下にならない。
一旦はバスを待とうとしたが、上記理由のため悔しいが仕方なく20リンギットでタクシーに乗った。
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15時。プトラジャヤ・セントラル駅に到着。
ここから再び『KLIA ekspres』に乗ってバスターミナルのある『Bandar Tasik Selatan Station』へ行く。
15時30分ごろ、バスターミナルに到着。
バス出発の30分前。なかなかいい時間だ。
16時。
時間通りにバスに乗り込む。
次の目的地は、マラッカ。
ちゃっかりバスターミナルの売店で非常食を購入。
ポッキーが2.4リンギット(約60円)、オレオもどきが1つ1.7リンギット(約42円)。
非常事態ではないが、バス移動中に食べてしまおう。
〜後半へ続く〜(マラッカ!)