昨日、
ベトナムの首都ハノイから長距離バスでお隣の国ラオスの首都ヴィエンチャンに向けて出発。
2階席で、なぜか3列が密接にくっついている史上最悪な座席で20時間以上のバス旅を余儀なくされた我々だったが、
懸念していたほど居心地の悪いものではなく、昨晩はなんとか眠りにつけていた。
深夜バスがどこかで停車したのを夢うつつに覚えているが、まさかそこがベトナムとラオスの国境だったとは。
早朝に国境が開くまではこのままバスの中で待機。
(1キップ=0.135円 10000キップ=約135円 2017年4月5日。)
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朝6時25分。
皆がソワソワとしてきた雰囲気で目をさます。
どうやらバスは深夜のうちに国境に到着していたみたいで、
朝国境が開くまで停車して待機していたみたいだ。
皆外へ出て行くのにつられて我々も外に出るが、まだまだ国境が開く気配はなくしばらく外で待ちぼうけ。
地元ベトナム人の乗客はまだバス内で寝ている様子。
それが正解だな。
結局動きがあったのは朝7時。
まずは出国のイミグレ窓口へ向かう。
出国には1USドルが必要なので注意。
結構時間がかかった。
*先に言っておくが、国境越えではかなり歩くことになるので、バスのスリッパではなくちゃんと外用の履物を履いていくといいだろう。
イギリス人の男性はバスのスリッパで出てきてしまっていて大変そうだったから。
その後スタッフが名前を呼び上げてパスポートを渡す、みたいな場があったが、
我々の場合はそのスタッフにパスポートを見せるだけで通過できた。
謎の関所だった。。
写真右の緑の小屋あたりがその謎の関所。
それを通過した後、我々のバスのグループが二派に分かれる。
この先も歩いて先に進む派と、
ここでバスが来るのを待ってバスに乗り込んで先へ進む派、にだ。
イギリス人女子たちが文化祭で張り切る女子みたいなリーダーぶりを発揮し、積極的に周りの人に聞きまわっていた。
しばらく ”どうするんだ?” と立ち往生する時間が続き、
いざ歩いて進んで行ってみると周りは工事現場みたいな雰囲気。
この後行ったり来たりを繰り返すことになったのだが、
結局は歩いて先に進むのが正しかったみたい。
一緒にいたフィリピン人の女性は『ブリティッシュガールは嫌いよ!』と怒っていた。
自分勝手に見えたのかな。
でもこんな工事現場みたいなところを歩くなんて、確かに ”間違っているのかな?” って思っちゃうよね。
本当に、結構歩く。
結局1キロくらいは歩いたのかな?
ちゃんと教えてくれないとこんなのわかるはずない。
8時20分。
ひたすら歩き、ようやくラオス入国のイミグレオフィスに到着した。
イギリス人たちはビザ申請用の窓口に並んでいたが、
日本、韓国、フィリピン籍の私たちは普通の窓口へ。
入国カードを記入し、パスポートと一緒に出す。
その後隣の窓口で3USドルを支払い手続き完了。
ベトナム出国で1USドル、ラオス入国で3USドルなので、
合計4USドルが必要ということだ。
本当、発展途上国の入国には賄賂などがあってめんどくさい。。
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8時50分。
ようやくラオスに入国できた。
ベトナム出国手続きを朝7時に開始していたので、
ラオスに入国するのに2時間近くも要したことになる。
こんなに歩かされて時間のかかる国境越えは初めてだった。
ちなみに、
国境を越えたところにあるトイレの入り口にはおばあちゃんが居座っていて、
トイレ使用料で5000ドン(約24円)請求してくる。
でも私が『1000ドンしか持ってないよ。』と言うと無料で入れてくれた。
(1000ドンはいらんのか。。?)
東南アジアではよくいるが、
たぶんこの人たちは勝手にトイレの前に立って入場料を取っているだけ。
正式なものではないので素直にお金を払う必要はない。
やっとバスに戻れた。
そういえば、ベトナム人の乗客はずっとバスに乗り込んだまま。
それなのになんで我々外国人だけこんなに歩かされるのだ。
思えば、バスの座席の前列の方はベトナム人が占めている。
相方は『このベトナム人ひいきは許せない。』とだいぶご立腹の様子だった。
ようやく全ての手続きが終わってやれやれと席に戻ると、私のイヤホンがない。。
(オーディオテクニカ)
座席のところに置いといたはずなのに。。
一緒に置いておいたiPhone5はあるのに。。
絶対バスに乗っていたベトナム人がパクったな。
しかもさりげなくイヤホンだけ。
まさか国境越えにこんなに時間がかかるとは思わなかったし、
そしてベトナム人はバスに乗ったままだとは思わなかったので完全に油断した。
悔しいが、イヤホンだけで済んだと思えば安いものか。。
仕方がないのでその後は相方のイヤホンを借りてバス移動を再開。
ヴィエンチャンまではまだ8時間くらいかかる。。
〜後半へ続く〜