昨日、ベトナムの首都ハノイから20時間以上バスに揺られ、
ようやくラオスの首都ヴィエンチャンに到着した我々。
ヴィエンチャンは『世界一静かな首都』と言われてしまうほど何もないのどかな田舎町らしいが、その ”何もない”というのがラオスの醍醐味でもあるらしい。
日本では東南アジアの中でもタイやベトナムの影に隠れがちのラオスだが、
どういうわけか、ラオスは欧米人に超人気の観光地なのらしい。
自然を愛する欧米人っぽいっちゃぽいか。
(1キップ=約0.0135円 2017年4月6日。)
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朝8時ごろ起床。
しばらく部屋でダラダラ過ごし、
9時30分ごろロビーへ行って、久しぶりにグアテマラコーヒーを作ってみる。
グアテマラのパナハッチェルに滞在中、人気のクロスロードカフェで購入したコーヒー豆だ。
昨年12月に購入した豆なので、なんか酸味が強くなって明らかにマズくなっている。。
甘くて美味しいベトナムコーヒーの味に慣れてしまっているので、そのまずさは余計に際立った。
外は暑いし、その後は部屋でダラダラ過ごした。
何もしないのがラオスの醍醐味なんだろ?
12時20分ごろ、昼ごはんを食べに外出。
安くて美味しいという、宿の近くにあったレストランへ行ってみた。
▼レストランの場所はこの辺
内装はこんな感じ。倉庫みたいだな。
昼時だというのに、あんまり流行ってない。
メニューの一部。
実際はもっとたくさんメニューがある。
こちら、ラオス名物スティッキーライス 5000キップ(約67円)。
ラオス語では『カオニャオ』という。
たいていの場合、このような竹カゴに入れられて提供される。
おじいさんが山へ芝刈りへ行く時に持っていく弁当箱みたいだな。
スティッキーライスとは、要はもち米。
ラオスのレストランではたいてい、スティッキーライス(もち米)かスティームライス(普通の米)を選べる。
スティッキーライスは、このように手でつまんで少しこねるように丸めて食べるのが地元流。
冷やご飯のように冷めていて ”美味しいのかな?” と思ったけど、
モチモチしていて甘みが強く、クセになるうまさ。
そして驚きなのが、手でつまんで食べているのに手にベトベト感が全然残らない。
なんとも不思議な米だ。
こちらもラオス名物のラープ 25000キップ(約337円)。
ラープとは、ハーブや肉やスパイスを加えて混ぜた炒め料理。
パクチーが大量に入っていたので私はちょっと苦手な味だった。
こちらグリルソーセージ25000キップ(約337円)。
味が濃くて、スティッキーライスとの相性は抜群だった。
今日の昼食はざっとこんな感じ。
*ビールは頼んでないのに、料理の写真を撮ってたらスタッフが『これも入れて撮れ!』と言って出してくれた。
もちろん、撮影が終わったらビールは冷蔵庫の中へ戻っていった。
これを2人で分けて、1人たったの30000キップ(約405円)。
味も美味しくてお腹も膨れ、大満足な昼食となった。
食事を終えると、
先ほど写真撮影にビールを添えてくれたスタッフが寄ってきて、今度はバナナを差し出してくれた。
今度は『このバナナを撮れ!』ということではなく、本当にサービスで食用として出してくれた。
ありがとう。
このスタッフは親日家の様子で、食事中もちょいちょい話しかけてきていた。
最終的には名刺まで渡され、その後ノートにサインをしてくれと頼まれた。
ラオスに来ると有名人気分が味わえる。
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13時20分。
食事を終えたら散歩。
メイン通りを東の方へ歩いていくと、そこにあったのは首相官邸。
そうか、ここはラオスの首都だったんだ。。
(首都だと思えないほど規模が小さい)
▼首相官邸の場所
アメリカで言うところのホワイトハウス。
こんな道沿いに普通にあるんだな。
看板の人はカイソーン・ポムウィーハンという、ラオスの初代首相。
ラオスのキップ札に描かれているのはすべてこの人物。
なんとなく、舛添元東京都知事と森元内閣総理大臣を足して2で割ったような顔つきをしている。
この首相官邸から北東に伸びる大通りの先には、パトゥーサイという凱旋門がある。
とりあえずパトゥーサイへ行ってみよう。
途中にあった寺へ寄ってみるも、まぁ特に盛り上がりのない普通の寺だった。
入場料もかかったし。
道沿いには昼間っから博打に励むおばさんたちがたむろっている。
途中、タラット・サオ・ショッピングモールという施設があったので、休憩がてら寄ってみた。
期待はずれの規模のショピングモールだった。
エスカレーターは動かず、スーパーすらなく、全体的に暗い。
完全にローカルクオリティーのショッピングモールだ。
フードコートはこんな感じ。
とりあえず席に座って涼む。
メイソウとかいう、ユニクロとダイソーと無印を合わせたような店へ行ってみた。
『名創優品』で『メイソウ』なのらしい。
内装や商品のパッケージなどからも無印良品を感じずにはいられない。
随所随所でジャパニーズクオリティーの謳い文句が見られるが、
こんなことするのは絶対に中国系だろ。
ちょいちょい変な日本語も書いてあるし。。
ラオスのみんな、騙されるなよ!
パトゥーサイまでは意外と遠い。
そして、外はめちゃくちゃ暑い。
ラオスは東南アジアに来てから一番の暑さかもしれない。
たまらず水を4000キップ(約54円)購入して水分補給をした。
ようやく近づいてきたパトゥーサイ。
14時40分。パトゥーサイ到着。
なんか、インド風凱旋門って感じの佇まい。
予想以上にでかくて、どっしりと鎮座していて荘厳。
マハラジャでも出てきそうな雰囲気だ。
パトゥーサイは『勝利の門』という意味で、1962年からラオス内戦の終結を記念して建設が開始された。
パリのエトワール凱旋門をモデルとして作られているらしい。
しかし、資金難に陥ってしまったため未だに未完成だという。
一見どこが未完成なのか全くわからないが。
パトゥーサイの下は日陰になっていて涼しい。
ここにあるベンチに腰掛け少し休んだ。
天井のレリーフが凝っていてすごい。
東南アジア独特の模様のはずなのに、なんだかやっぱりインドチック。
パリの凱旋門同様、パトゥーサイには展望台があり登ることができる。
入場料は1人3000キップ(約40円)。
パリの凱旋門の30分の1以下の料金だ。
各階にはやる気のない廃れたお土産やさんが並んでいた。
パトゥーサイからの展望。
まぁパリで言うなら、この通りがシャンゼリゼ通りってことになるな。
ずーっと先には先ほど訪れた首相官邸がある。
反対側には広場があった。
こうやってヴィエンチャンの街を眺めてみると、高い建物が全然ないことに気がつく。
”何もない”と言われてしまうラオスの所以がよくわかる。
下に降りて、反対側へ。
こっちに噴水があるので、こっちが正面なのかな?
中国とラオスって仲いいのか?
だからメイソウたるものが流行っているのか?
15時15分。
パトゥーサイ見学終了。
結局、どこが未完成なのか全くわからなかった。。
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16時前。
クソ暑い中歩いてようやく宿まで戻ってきた。
ちょっと部屋で休憩。
19時30分。
晩御飯には昨晩歩いている時に見つけたおしゃれな日系っぽいカフェへ行こうとするが、その道中でラーメン屋を見つけてしまったので急遽予定変更。
なんか店構えからして美味しそうな雰囲気があるので、寄らないわけにはいかない。
こってり魚介醤油ラーメン(鶏炊き) 45000キップ(約608円)
鶏と魚介のダブルスープ。
東南アジアで食べたラーメンの中では今の所一番美味しかった。
明日また来てもいいくらいだ。
20時30分。
ラーメンを食べ終えたら、とりあえず散歩がてらナイトマーケットをフラフラしてみる。
毎晩やっているナイトマーケットはヴィエンチャン市民の日々の楽しみなのでは?
昼間の静けさからは想像がつかないくらいたくさんの人が湧き出てきている。
針を投げて風船割るゲームが面白そうだった。
風船の前に立っているお姉さんに刺さっちゃわないかが少し心配だ。。
21時。
コンビニでジュースを4000キップ(約54円)で買って宿に戻る。
テキトーにくつろぎ、シャワーを浴びて寝た。
この宿にすごく不満があるわけではないが、明日は気分転換で宿移動をする予定。
つまり、もう特にやることがなくなっているヴィエンチャンにもう1泊する予定ということだ。
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