今朝9時にヴァンヴィエンからルアンパバーンに向けて出発。
道のりは決していいとは言えないプチ悪路だった。
そして13時25分。
我々を乗せたバンはついにルアンパバーンに到着した。
(1キップ=約0.0135円 2017年4月11日。)
▼前回の記事
13時25分。
5時間かかると思っていたが、約4時間でルアンパバーンに到着。
しかし、
到着したのはルアンパバーンの中心から2km以上離れた場所で、そこではトゥクトゥクが待機していた。
▼バンが到着した場所(この近辺)
トゥクトゥクドライバーに中心地までの料金を聞くと、1人20000キップ(約270円)だと。
この額が高い安い以前に、
この時所持金が20000キップあるかどうかくらいだった我々は、やむおえず徒歩で中心地まで行くことに。
決してケチったわけではない。
そしてこの徒歩が非常に辛くて、
相方に至っては顔を真っ赤にして今にも倒れてしまいそうな勢いだった。
それだけルアンパバーンは猛暑だった。
14時10分ごろ。
ちょいちょい休憩を入れながらようやく本日の宿付近にたどり着いたのだが、
どこをどう探してみても宿が見つからない。
我々が宿泊予定の宿名は『ジャスミン・ホテル』。
しかし地図に示されたところに立っているのは『シェラトン・ホテル』。
その辺の人に聞いても『ジャスミン』なんて宿は知らないと言われる始末。
『頭くらくらする。』
と、相方はもう限界を迎えていたので、一刻も早く宿に入りたい。
いろいろと聞き込みを続けて、別のゲストハウスに入って
『ジャスミンホテルはどこですか?』
と聞いてみる。
すぐ近くだと言われ案内されると、そこは先ほどの『シェラトン・ホテル』だった。
どうやら最近名前が変わったのらしい。
名前変えたんならウェブ上でも直しとけよ。。
それにしても、『シェラトン』なんて名前にするとは、、
詐欺と言われても仕方がないネーミングだ。
ちなみにこれがシェラトンホテルの全貌。
どう見ても我々が思い描いているシェラトンとはレベルが違う。
14時30分。
ようやく建物内に入れて、ちゃんとした椅子に腰を下ろすことができた。
相方の顔はもうゆでダコのように真っ赤っかになっている。
チェックインをするのにもだいぶ待たされ、暑さもあってさすがの私もイライラとしてきた。
これはもう、一言ってやらんとかんな。
『とりあえず名前変えたなら一言連絡しろ。そんでウェブ上でも名前変えとけや。』
『そんで予約時にピックアップも注文していたのに、返事すら来んかったぞ。』
『相方の顔を見ろ。こんなに真っ赤になるまで重い荷物を持って歩いてきたんだぞ。』
『それからなぁ、、、』
言いたいことは山ほどある。
私は待っている間、必死に言いたいことを頭で英文にまとめ上げていた。
15分くらい待たされて、ようやくスタッフがやってきた。
とりあえずジャブで
『最近名前変わったの?』
と聞いてみる。
『そうよ。』
とスタッフが答える。
”よし、今だ。”
『わからなくて道に迷ったよ。名前を変えたなら.....』
と、ここから怒涛の勢いで文句を吐き出すつもりだったのだが、、
このタイミングで別のスタッフが奥からウェルカムドリンクとフルーツを持ってくる。
『お、おぉ、、これ、食べていいのかい?』
『もちろん。ウェルカムサービスです。』
こんなのもを出されてしまっては、文句を言う気も失せてしまうではないか。。
しかも我々がフルーツを食べ始めたタイミングでスタッフは、
『ごめんなさい。実はオーバーブッキングがあって、今日は部屋は空いていないのよ。。』
と切り出す。
”なに!?オーバーブッキングだと!?”
『だから今日はここから30mほど離れた場所にある別の部屋に泊まってもらえます?もちろん料金は下げます。朝食もあり、こっちのホテルのプールも自由に使っていいです。部屋だけが別になるだけで、あとはこっちに泊まっているのと同じ扱いです。』
とスタッフは言う。
部屋がないなら承諾せざるをえない。
そんなことより、せっかく久しぶりに毒舌を発揮しようとしていたのに、
見事に出鼻をくじかれる格好になってしまった。。
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そうと決まると早速移動。
女性スタッフはスカーフを足に巻き、三角帽をかぶり、極端に日差しを嫌って別の宿へ案内してくれた。
ラオスの人でも日焼けを気にするんだな。
(思い返せば、日傘をさしてバイクに乗っている若い女性をよく見かけた。)
徒歩数十メートル。
やってきたのは『ランデブー・ブティック・ホテル』という宿。
どうやらここは姉妹店みたい。
部屋はこんな感じで悪くない。
ワイファイのつながりがあまり良くないのが致命傷だ。
割引後の料金は1泊2人で27ドル(約2970円)。
本来泊まるはずだった部屋が36ドル(約3960円)なので、約1000円安く済んだわけだ。
さらに、
気になったのでブッキングドットコムでこのホテルを調べてみると、1泊3500円くらいしていた。
500円くらい安く泊まれたわけだ。
そうと知った瞬間、ちょっとホッとした。
トイレシャワーももちろん個室についている。
綺麗でクオリテイーも問題なかった。
(シャワーの写真を撮り忘れた。。)
タオルは安定の東横イン。
2階にはいい感じのスペースが。
さらに無料のコーヒーがセルフサービスで置いてある。
うん。サービスも申し分ない。
ちょっとコーヒーを飲みながら一息いれる。
17時45分。
無料サービスのレンタル自転車に乗って外出する。
まずはすぐそこのシェラトンホテル(本来泊まるはずだったホテル)のプールで涼む。
せっかくプールが使えるのだから使わなければもったいない、
という貧乏性的発想から立ち寄ったと言われればそれまでである。
てきとーなところに自転車を停め、徒歩でルアンパバーンの街を散策。
街ごと世界遺産に登録されているルアンパバーン。
ナイトマーケットから少し外れたエリアは風情ある雰囲気で、世界遺産って感じがにじみ出ていた。
ここがナイトマーケット。
ルアンパバーンのメイン通りで、名物の托鉢もこの通りで行われる。
▼ナイトマーケットの場所
とりあえず現金があまりない我々はATMでラオスキップを下ろす。
今回のキャッシング担当は相方だ。
(我々は基本交代交代でお金をおろして、貸借りの記録をノートに記していくスタイルをとっている。)
ナイトマーケットの通りをテキトーに散策。
食べ物よりも圧倒的に雑貨の店の方が多い。
ちょっとここで売られている半ズボンに興味を持った。
値段は30000キップだったり、25000キップだったり、20000キップだったり、その店によってバラバラ。
当たり前だが、交渉の余地は十分にある。
(結局ズボンは買わなかった。)
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長〜いナイトマーケットを往復したが、なかなか食い物屋台が見つからない。
ようやく見つけたと思ったら、食い物屋台はメイン通りからちょっと外れた細い通りに立ち並んでいた。
▼食い物屋台の場所
噂で聞いていた食べ放題(というか盛り放題)の店もここに3軒くらい固まっていた。
これらの食料が、なんとたった15000キップ(約202円)で盛り放題。
(食べ放題ではないのでおかわりはできない。)
バイキング形式が好きなのか、この盛り放題の店は欧米人に大人気。
皿にのる限り目の前の料理が全て盛り放題。
ちなみにこれら肉類は別料金となる。
(1つ10000キップくらいだったかな。)
我々も食い意地を張ってこれでもかと言わんばかりに食料を盛った(というか詰めた)。
だが、楽しいのはここまで。
いざ食べてみると、予想はしていたが味は美味しいものではない。
というか、はっきり言ってゲロまずい。
最初は食えないほどでもなかったが、食べ進めるにつれてだんだんと気持ち悪くなってくる。
生ゴミを食ってる感覚だ。。
これは ”もう2度と食うもんか!” レベルのクソディナーだ。
(まぁ安いからあまり文句は言えないか。)
20時20分。
お口と胃直しにカフェにでも寄ろうと探しながら宿に戻るも、
結局良さげなカフェを発見することがきないまま宿に着いてしまった。
クソディナーによる気持ち悪さはなかなか消えない。。
その後パソコンをいじったりして、22時頃には就寝。
明日は早朝5時30分頃から行われる托鉢を見に行く予定なので早く寝なきゃな。
▼次回記事(クアンシーの滝へ疾走)
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