バラナシから寝台列車に揺られてタージマハルの町アグラへ。
バラナシ出発時、懸念していた電車の遅延はわずか2時間。
(インドにしては上出来)
順調に行けば朝8時ごろアグラに到着する予定だが、さて、どうだろう?
(1ルピー=約1.7円 2017年5月。)
▼前回の記事
目をさますともう8時20分。
”寝過ごしたか!?”
と少し焦ったが、
すでに起きていた相方に確認するとまだまだアグラからは程遠いところを走っているとのこと。
やはり、
昨晩同席になった日本人の方が『絶対に遅延する』と言っていたのは正しかったようだ。
それにしても、
我々が寝ている間、一体どこでどんな理由で遅延が発生したのだろう。。?
昨晩寝る時までは我々日本人4人のみだったが、
朝起きてみるとインド人の家族が仲間入りしていた。
インド人家族が飲んでいたチャイが美味しそうだったので、
我々も電車内を歩き回っているチャイ売りを捕まえ、モーニングチャイをいただくことに。
1杯10ルピー(約17円)。
このチャイ、ジンジャーのような味がした。
(相方曰く、洗剤の味。)
インドの電車ではアナウンスなどが一切ないので、気をつけていないと乗り過ごす。
到着予定時間も基本あてにならないので、こまめにGPSを確認するのが良いだろう。
結局、アグラに到着したのは11時20分。
本来の到着予定時間が朝6時5分だったので、5時間弱遅延した。
このくらいはインドでは普通のことらしいが。。
そういえば、
昨晩電車に乗り込む際に駅員に『何時にアグラに着く?』と聞いた時、
『12時ごろだ。』とか言っていた。
駅員はなんでこの遅延時間を予測できたのだ。。?
これが毎回のことなら、時刻表変えようぜ。
▼ちなみに、到着したのはアグラ城塞目の前のアグラフォート駅。
電車を出ると、暑い。。
バラナシより湿気があり、ムンムンしている。
とりあえず駅前に出ると、リキシャドライバーたちの歓迎を受ける。
(リキシャとは、インド版トゥクトゥク)
電車の席が一緒だった日本人の方とはすでに別れてしまっていたので、
我々2人でリキシャ価格交渉。
そうしていると、すぐにまた新たな日本人旅人の方と出会った。
話を聞くと彼は我々と宿が近いので、一緒にリキシャ価格を交渉することに。
アグラ駅から予約している宿までは約4.5キロほど。
とりあえず3人で60ルピーで交渉してみるが、応じる人はおらず。
中には1人100ルピーだと言ってくる人すらいる。
アグラフォート駅前にはリキシャがあまりいなかったので、少し歩いて場所移動。
すると、リキシャがたくさんいた。
このようにリキシャたくさんが集まっていた方が、いろんなドライバーと話ができるので交渉しやすい。
(時にドライバー同士一致団結して返り討ちにされることもあるが。。)
なんとか3人で100ルピーまで持っていき、最終的には3人で90ルピー(約153円)にねじ込んだ。
3人で割りやすいからね。
このドライバーは陽気な人だった。
やっぱ、値段交渉はこういう人と楽しくしたいものだ。
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アグラは舗装された道が多く、砂埃もクラクションもバラナシほど酷くない。
そして今の所牛もあまり見かけず、どちらかというと馬の方がよく目につく。
乗り合いになった日本人旅人の方はテツヤさんといい、スリランカを1ヶ月くらい旅していたという。
そしてインドの後はシンガポールに入り東南アジアを周ると言っていた。
こうして話しながらだと移動時間が格段に早く感じる。
12時。
あっという間に宿に到着。
テツヤさんと我々の宿は、本当に目と鼻の先で近かった。
今回の宿は、
『Optimum Sheela Inn AGRA(オプティマム・シーラ・イン・アグラ)』
▼オプティマム・シーラ・イン・アグラの場所
しばらくロビーで待たされる。
なんかそこそこいい雰囲気のホテルだぞ。
ようやく案内された部屋も綺麗でいい感じ。
ダブルルーム個室で、もちろんエアコン付き。
ワイファイの繋がりも今のところ良好。
これで1泊2人で1197円。1人1泊598円計算。
実はここ、アゴダのセールで偶然見つけたところで、本来の値段はもっと高いらしい。
トイレ、シャワーもまぁまぁ綺麗。
かと思いきや、
いざ水を出してみるとちょっとしょっぱめの水が出てきた。
水に敏感な相方が調べた結果、
アグラはインドでもトップクラスの水の汚さを誇っているのだという。。
14時30分。
一息入れたらテツヤさんと合流し、ご飯を食べに行くことに。
宿近くのレストラン前で客引きに捕まり、日本語で書かれたメモ書きのようなメニューを渡される。
『いやならしっかりと断って下さい。』
と書いてあったので、遠慮なく断らせてもらった。
そしてちょっと歩くとまたすぐに違うレストランの客引きが我々を引き止める。
渡されたメニューは、少々高い。
難色を示していると、『表示価格より20〜25%オフにするぞ。』
とか言い始める。
それでも断って次へ行こうとすると、
『待て。こっちのメニューを見ろ。これはスタッフ用のメニューでもっと安いぞ。』
と言って新たなメニュー表を持ってくる。
スタッフ用と言うが、バッチリと英語で書かれたこのメニューは絶対に観光客用だろ。
再び断って先に進もうとすると、
『へい!ちょっと待て!』
と、また新たなメニューを持ってくる。
こいつら、一体何通りのメニューを持っているんだ。。
最後に持ってきたメニューは、
タリー100ルピーとスペシャルタリー150ルピーのメニュー表だった。
”タリー100ルピーならまぁ安いか。”
と思い、
しつこい勧誘ご苦労様という意味も込めて結局ここで飯を食べることに。
最初からいっぺんにメニューを出して欲しかった。。
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ここはホテルの1階のレストランといった感で、まぁまぁ綺麗なところだった。
▼このレストランの場所
食べるものはタリーと決まっていたが、一応他のメニューも見てみる。
ちなみに、こらが自称スタッフ用だという英語で書かれたメニュー。
予定通り、タリーを100ルピー(170円)で注文。
これがインドに来て初めてのタリーだ。
まぁ、ネパールのダルバートのようなものか。
ナンはお代わり自由ということだったので、3枚食べた。
(4枚目は注文したのに来なかった。。)
食後にはチャイを15ルピー(約25円)で注文。
15ルピーにしては大きめのコップで、味もうまい。
おしゃべりをしながら食事をしていたら、もう時刻は16時近く。
食後一旦それぞれの宿に戻り一休みし、
17時30分にまた再集合してタージマハルの夕日を見に行くことにした。
〜後半へ続く〜
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