今日は朝9時に宿を出てリュブリャナバスターミナルへ向かいました。
湖に浮かぶ美しい教会で有名なブレッド湖へ日帰りで行くためです!
ちなみにブレッド湖は氷河湖らしいですね。
▼前回記事
バスターミナルへ行く前に昨日の市場へ桃を買いに行ってみたがあいにくやってなかった。。
土曜限定なのか、それとも日曜以外全日なのかは今の時点では不明である。
9時10分ごろ。
バスのチケットオフィスで『次のブレッド湖行きのバスは何時だすか?』と聞いたところ、
『10時だす。』と。
ちょうどいい時間じゃないか。
『値段は?』と聞くと、
細かい端数は忘れてしまったが 片道1人7ユーロ(795円)ちょっとということ。
『じゃあ往復ではいくら?』と聞くと、1人12.84ユーロ(約1460円)とのことだった。
迷わず往復を買購入した。
*後でレシートをよく見たら、予約料的なのが1.5ユーロ取られている様子でした。
もしかしたら直接バスで買ったほうがその分だけ安くなるかもしれません。
ただしその場合バスが満席だったら乗れなくなると思うのでその覚悟が必要です。
今回我々が乗り込んだ時の乗車率は80〜90パーセントくらいでした。
このようにレシートが連なったものを渡してくれるが、下の小さいのがチケットとなる。
(往復なので本当は小さいのが2枚付いていたのだが、バス乗車時に回収されてしまったため写真では帰りの分だけになっている。)
そして上の大きいレシートには帰りのバスの時刻が記載されているので、
これを見て適当な時間のバスに乗り込むことになる。
もし満席になったらどうするんだろう。。?
バスの時間までまだ少しあったので、駅にあるマクドナルドで朝マックをすることに。
バスの待合室などは見当たらず、このように地ベタで待つのがスタンダードみたいだ。
マフィンとカプチーノのセットで1.99ユーロ(約225円)。
味も価格も日本とさほど変わらない気がするが、コーヒーのチョイスがカプチーノ前提となっているのがヨーロッパっぽい。
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10時ぴったしにバスは出発。
天気予報では雨の予報になっていたが、今の所晴れ間が見えている。
しかし、雲が多いのも事実。
ブレッド湖は雲ひとつない快晴だといいが。。
リュブリャナから約1時間ほどでブレッドのバスステーションに到着。
まずは自転車をレンタルすることに。
公式か非公式かは知らないが、
完全にアウトドアブランドの『MAMMUT(マムート)』を意識したショップ で自転車を借りることに。
値段は1人2時間4.9ユーロ(約555円)。
一応隣のショップにも行ってみて値段を比較してみたが、こっちの方が0.1ユーロ安かったのでここに決めた。
フュッセン、地獄のサイクリングでの教訓
をいかして、
1、サドルの形や硬さがお尻にどれだけ負担をかけてくるか確認し、
2、アップダウンの激しいところはないか、湖一周するのにどれくらいの時間がかかるのかをあらかじめ確認しておき、
3、水分がちゃんと補給できそうか確認し、
4、タイヤの空気を事前にチェックした。
すべてオッケーそうだったので安心して自転車を借りることができた。
湖一周は約6kmくらいで、アップダウンもそんなに激しくない。
2時間あればゆっくり回ってちょうどいいくらいだった。
やはり自転車は快適だ。
とりあえず、反時計回りで湖を一周することにした。
歩いている人をひょいひょいかわしながら、ブレッド島に浮かぶ 聖マリア教会の方へ自転車を走らせた。
綺麗だ。『アルプスの瞳』と称されるだけはある。
雲は多いもののまだ晴れ間が見えていてよかった。
マリア教会の周辺まで来るとどこから見てもいい景色。
ちょいちょい自転車を止めながらゆっくりと周っていった。
このアングルだとマリア教会、ブレッド城、アルプスの山々が一度に見えるのでおすすめ。
そしてこの辺りから一気に曇り空になってしまった。
これは確実に一雨降るな。
終盤に差し掛かるとこんなかわいらしいスポットもあった。
2時間かからないくらいで一周を終え、そのまま自転車を返しに行った。
返却はかなりテキトーなもので、自転車をショップの外に止めて受付まで『終わったよ。』と言いに行くだけ。
『すべてOK?鍵はある?』と聞かれて『はい。』と答えただけで、
『じゃあOKだ。バーイ』ってな感じで自転車そのものを見ることもなくあっさり終了。
ちょっとくらい時間をオーバーしても絶対何も言われないだろう。
というか気づかないだろう。
お昼時になっていたのでレンタルショップの近くのケバブ屋でランチ。
ちょうどこの時土砂降りの雨が降ってきた。かなりいいタイミングだ。
ケバブ3.5ユーロ(約400円)、コーヒー1.1ユーロ(約125円)を注文。
コーヒ−1ユーロ程はなかなか安いなぁと思って注文したのだが、
これがエスプレッソだった。。。
ご存知の通り、エスプレッソは旨味がギュッと凝縮されている分、量が極端に少ない。
コーヒーカップはまるでおままごとのカップのようだ。
ヨーロッパではエスプレッソが主流ということは知ってたが、この時は完全にそんなこと頭になくコーヒーを注文してしまった。
今度からコーヒーとだけ表示されている場合はエスプレッソなのかどうか確認する必要がありそうだな。
余談だが、
エスプレッソコーヒーを頼むと店によってはグラス一杯の水も一緒に提供される。
これは濃いエスプレッソを飲んだ後のお口直しではなく、全く逆の発想で、
エスプレッソを飲む前に口の中をきれいにして、よりエスプレッソの味を味わえるようにするためのものらしい。
もちろん私はそんなことお構いなしで、口の中に残った濃い味をきれいに流すために水を飲み干した。
昼食後は見事に雨がやんだので崖の上に立つ ブレッド城へ行ってみることに。
その途中に立ち寄ったのがこのマーティン教会。
きれいなひまわりが飾られていたのが印象的。
なかなか教会にひまわりは見たことがなかったので新鮮だった。
その後階段と坂をひたすら登りブレッド城まで到着。
相方ははぁはぁ息を切らしていた。
そして城の入り口付近にさしかかった時、恐れていたことが的中した。
そう、城へは入場料がかかるのだ。
しかも、大人1人10ユーロ(約1135円)だと!?
倹約家の我々は入場を諦めた。
というか、階段登るとこで金かかるって分かりやすく書いとけよ!
『せっかく登ったししゃーないでチケット買うかぁ。』っていうの狙ってるとしか思えん。
仕方なくチケット売り場付近の塀の上によじ登りこのような景色を見ることはできた。
残念ながらどう頑張ってもマリア教会は見えなかった。。
下界に戻り近くのアイス屋さんでチョコレートアイスを1.5ユーロ(170円)で買った。
味が薄くて、値段の割には美味しくなかった。
その後はボートをレンタルをして湖に浮かぶ教会、聖マリア教会に上陸することにした。
料金は4人乗りボートが1時間で15ユーロ(約1700円)。
”2人で割って850円かぁ。”
と、かなり迷いはしたが体験にはなるべくお金を使うということでここは奮発することに。
10分までの遅延は許されるらしく、返す時にレシートを見せて時間オーバーをしていたら追加料金を頂くと説明を受けた。
”なんだここ、自転車屋と違ってかなり厳しいじゃねぇか。”
内心そう思いながらも、1時間もあればちょうどいいだろう、と楽観視もしていた。
相方はこの手のボートの経験があるらしいので、まずは相方に漕いでもらった。
私はこの手のボートは初めてである。
漕ぎ出してから20分ほど経ち、思ったよりも進まないことが発覚。。。
”これ、結構ギリギリじゃね!?”
途中から漕ぎ手交代して私が漕ぎ始める。
思ったより難しい。。
右手と左手をできるだけ同じ動きにしたいのに、どうしても片方が偏ってうまく漕げない。
さらに難しかったのは、ブレット島についてボートを停める操作だった。
何度か他のボートにぶつけながらなんとか船を停め、急いで教会へ。
この時すでに残り30分を切っていた。
ここでもまた長めの階段を上らねばならなかった。。。
島にはそんなに見るものはなく(というか見る時間もなく)、
教会の中は入れなさそうだったので、ハァハァ言いながら教会の外観を写真撮って早々に切り上げた。
正直私はもう延長料金を払う覚悟でいた。
しかし、相方はまだ諦めていない様子だった。
帰りはまず私が漕ぐことに。
なぜだ。さっきより全然うまく進まない。。
ちょっとはコツをつかんだつもりだったのに、逆に負のスパイラルにはまってしまったみたいだ。
途中で漕ぎ手を交代してラストスパートをかける。
しかし残念ながらこの時点でもう1、2分しか残っておらず、時間的にはゲームオーバー確定。
あとはボート屋の兄ちゃんがすごく優しい人でありますようにと願うしかなかった。
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最後にまたボートを停めるのに手こずり、
結局約束の1時間10分以内を10分ほどオーバーしてしまっていた。
ボートを停めるのに手こずる私たちを見ながらボート屋の兄ちゃんは相方に、
『She is very good! Good control!!』などと言ってテンションが上がっていた。
私が『It's very difficult!』と言うと兄ちゃんは、
『You're not good.Ask her!』などと言って笑っていた。
そんな兄ちゃんの陽気な姿を見て、私たちは『これはいける。』とお互い思った。
ボートを降り、『ごめん、ちょっと過ぎちゃった、OK?』って感じでレシートを見せたら兄ちゃんは、しょうがねぇなぁ、みたいな表情で許してくれた。
本当に典型的な、しょうがねぇなぁ、の表情だったが、
私は心の中で”よっしゃぁ!”と小さくガッツポーズをした。
おそらく相方も同じ思いだったであろう。
それが16時15分頃のこと。16時30分のバスに乗るにはドンピシャな時間だ。
帰りに晩飯用に果物屋で桃を1つ買った。
量り売りで1個0.67ユーロ(約76円)だったのでリュブリャナの市場で買う値段の約2倍だった。
順調にバスに乗り込み無事リュブリャナに帰ってきた。
小雨の中歩いてホテルへ戻り、21時頃まで宿で過ごした。
近くのパン屋へ晩飯を物色しに出かけ、私は0.5ユーロ(約56円)で大きなパンを買った。
そう基本的に今の私が求めているのは質より量なのである。
(ある程度の質は求めるが。)
そんなこんなで数時間しか時間をかけないだろうと思っていたブレッド湖を1日満喫した。
明日はついにイタリアへ進出!
イタリア最初の目的地は水の都ヴェネチアです!!
▼次回記事(ヴェネチア観光)