2人で地球を旅行中。(カップル世界一周ブログ)

カップル世界一周ブログ。初海外が世界一周のアラサー女子と海外経験まぁまぁの20半ば男子の旅の東西南北世界見聞録。どこへ行くかはお金と気分次第。海外の情報や日々の生活を書き留めます。

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オランダ3日目〜アムスからロッテルダムへバス移動〜 世界一周81日目★

昨日はこの自転車大国オランダの首都アムステルダムレンタル自転車で駆け回った。

 

自転車を漕ぐという肉体的疲労だけでなく、

他の自転車運転者に十分気をつけなければならないという気疲れもかなりあった。

(日本の感覚で自転車運転してたら下手したら死ぬ。)

 

18時くらいに宿に戻り、

ベッドで横になっていたらいつの間にか爆睡してしまっていた。

 

1度目を覚ましたのは23時ごろで、そこからシャワーや歯磨きを済ませた後はまた深い眠りに。

 

結局、今朝目覚めたのは8時ごろ

どうやら心身ともにものすごく疲れが溜まっていたらしい。。

 

▼前回の記事

earthtravel.hatenablog.com

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昨日と同じように朝食をとり、10時にチェックアウト。

荷物を預け今日はアムステルダムの街を歩きで散策する。

(自転車はもう当分いいかな。。)

 

ロッテルダム行きのバスが15時45分だったので、14時30分くらいまでは余裕がある。

 

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アムステルダムの建物の多くには、よく見るとてっぺんにフックがくっついている。

これは 引っ越しなどの際、このフックにロープをかけ大型荷物を出し入れするためのもの。

 

そのためよく見ると、アムステルダムの建物は道路側に若干傾いている。

この傾きはロープで吊るした荷物が建物にドンドン当たらないようにするための工夫なのだ。

 

その昔アムステルダムでは、間口の大きさに応じて税金が課せられていた。

それゆえ皆できるだけ間口を小さく建物を設計するようになり、

そのため大きな荷物は玄関から出し入れすることが困難になった。

 

このようにてっぺんにフックを取り付け、建物全体を傾ける設計になったのはそれが理由だと言われている。

 

節税の知恵だったのね。

 

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街を歩きながら『どこかで荷物の出し入れ現場に遭遇しないかなぁ。』

 

なんて話をしていると、ちょうど目の前で荷物の出し入れをしている人たちがいた。

あまりのタイミングの良さに必要以上に興奮してしまった。

 

さすが、慣れた手つきで荷物を出し入れしている。

 

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荷物の出し入れをしていた通りをずーとまっすぐ行くと、そこにはマヘレのはね橋があった。

 

これは1671年に造られたというアムステルダムで唯一の木造跳ね橋。

 

背の高い船が通る時にははね橋が開くそうなのだが、いつ開くかはわからない。

 

橋の上から運河を眺めていると、原チャに乗ったおっちゃんが急に我々の背後に現れ、

『橋の外へ行ってくれ、今から開けるから。』と言い出した。

 

ナイスタイミング。

引っ越し現場も見れたし、今日はタイミングの良さに恵まれているようだ。

 

それにしても、橋を上げる人はいきなり原チャで現れるんだな。

 

https://gyazo.com/e83710c88c3da6aab2271331f6adb7f9

はね橋から離れ遠目で橋の開閉の一部始終を見た。

 

まず橋を開閉するおっちゃんが突如原チャで橋の上に参上し、

橋の上にいる人たちを橋の外へどかす。

 

そしたら橋の手前にある踏切が閉まって橋には誰も立ち入れない状態になる。

そしたら橋がゆっくりと開きだす。

 

十分に開ききったところで少し大きめの船がそこを通る。

 

船が通ったらまたゆっくりと橋が閉まりだし、踏切が上がり再び立ち入り可能になる。

 

踏切が下がってからまた上がるまでの所要時間はおよそ3分。

その間にどんどんと自転車ライダーが橋前に溜まっていく。

 

いつ開閉されるか全くわからないため、

急いでいる時にこの踏切にブチ当たってしまう人はかなり運が悪い。

 

ちなみに今回我々が目撃できた時間は11時ちょうどだった。

 

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その後川沿いを歩いていると、他にもはね橋は存在していた。

 

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さらに川沿いを歩き続け、はね橋のようではね橋ではない橋を見つけた。

どちらかというと吊り橋か。

 

おそらくここはハリウッド映画『オーシャンズ12』のあるシーンの撮影が行われた現場なのでは、と思っている。

 

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場面はジョージ・クルーニー演じるダニー・オーシャンと、

ブラッド・ピット演じるラスティー・ライアンが、

2週間以内に盗んだお金を返さないと殺されるという状況の中、

少し途方に暮れた感じで話をしている場面。

 

ここでラスティーは現在遂行しようとしている盗みの仕事についての新たなアイディアを思いつく。

 

https://gyazo.com/c87c21f077f332924571fcd83cde20d4

その実際のシーンがこれ。

背景などを見比べてみても、おそらくここで間違いない。

 

『オーシャンズ12』は舞台はヨーロッパで、そのメインロケ地となったのがここアムステルダム。

 

なのでこのシーン以外でも映画の撮影現場は街のいたるところに点在しているだろう。

 

中でも1番有名なのはピュリッツァー・アムステルダム(HOTEL PULITZER)。

 

ここはオーシャンズのメンバーが映画の中で泊まっていたホテルだ。

 

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おそらくほとんどの観光ガイドには載っていない情報だろうが、

オーシャンズシリーズが好きな方は是非この橋には訪れていただきたい。

 

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その後も適当に歩き続け、安く暇をつぶすのにうってつけの場所、マクドナルドへ向かった。

 

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シンゲルの花市場 近くに建つこのムントの塔の正面にマクドナルドはあった。

 

ちなみにこのムントの塔のムントとは『貨幣』という意味らしく、

1672年にフランスがアムステルダムを侵略した際、

この塔を貨幣鋳造所として使用したことが由来となっているらしい。

 

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マクドナルドで暇をつぶし終えたら帰り道付近にあったシンゲルの花市場に立ち寄った。

 

余談だが、

アムステルダムのマクドナルドコーヒーは安くても2ユーロ以上した。

 

マックコーヒーは1ユーロ前後が相場ではないのか?

 

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シンゲルの花市場では、文字どおりたくさんの花が売られていた。

もちろん種や球根も売られている。

さらにはアムステルダムのお土産まで品揃え豊富だった。

 

私は花にはそんなに興味はないのだが、店内は色とりどりの花々が数多く展示されていて店内を見学するだけで楽しい。

 

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 宿に戻り荷物を背負い、最寄りのトラムでとりあえずはアムステルダム中央駅まで向かった。

 

そこからバス乗り場であるSloterdijk駅まではメトロで行く予定だった。

 

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しかし、トラムに乗り込んでチケットを買う時、

 

Sloterdijk駅に行くなら中央駅から48番のバスに乗ればいい。』

 

と運転手に言われている感じだった。

 

オランダ語訛りが強い英語だったのでなかなかうまく聞き取れなかったが、なんとなくでそう解釈した。

 

そうすればこのきっぷ1枚で行くことができるという感んじだったので、

地下鉄をやめてその人の言う通りのルートで行くことにした。

 

実際、トラムと地下鉄のチケットが共通なのかどうかはわからない。

 

トラム&バスのチケットは1枚2.9ユーロ(約329円)だった。 

 

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アムステルダム中央駅に着いたら駅と反対側に進み、運河を越えたところにバスステーションがあった。

 

ここにはちゃんと『48』という数字が書いてあったのでひとまず安心してバスに乗り込む。

 

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先ほどのトラムのおじさんが言っていたように、トラムの券で乗車することができた。

あとはSloterdijk駅に到着するのを待つだけか。

 

そう思ったのもつかの間。

 

一応GPSを見ながらバスに乗っていると、次第にバスが目的地からそれていく進路をとり始める。

 

『なぁに、一回少しルートを外れてまたすぐ戻るだろう。』

 

と、どこから来ているのか全くわからない自信を胸に、我々はバスに乗り続けた。

 

しかし乗客はどんどん降りていき、ついに人気の少ない港のようなところでバスは完全に停車。

 

さらには運転者は何も言わずにバスを降りて行ってしまった。

 

”おいおい!” と、バスを降りようとする運転手を慌てて呼び止め、

 

Sloterdijk駅には行かないのか?』と聞いてみる。

 

しかし運転手は『ネッ』と言うのみ。

 

”ネってなんだよ!?”

 

もう一度、

 

Sloterdijk駅に行くのか行かないのか、Yes? No?』と、

 

今度は大きなジェスチャー付きでイェス・ノー形式で質問してみた。

 

それでも運転手は相変わらず『ネッ。ネッ。』としか言わない。

 

しかも首を横に振るなどのジェスチャーすらなしに、

ただ『ネッ。ネッ。』といいながら外にある事務所みたいな中に入って行ってしまった。

 

”こいつは ”ネッ” しか言えないのか。。?”

 

たいていの場合英語が通じると思っていたオランダで、

こういう大事なときに限って英語が話せない人に当たってしまう。

 

後で調べたら、

我々には『ネッ』と聞こえていた発音は、正確には『ネイ(Nee)』というらしく、

それはオランダ語の『いいえ』という意味だった。

 

”こんなところで置き去りにされてロッテルダム行きのバスは間に合うのかよ。。?”

”これはもう、歩くしかない。”

 

 地図アプリでおおよその所要時間を調べると、

ロッテルダム行きのバスが発車するSloterdijk駅までは徒歩約45分。

 

バスが出発する時間まではあと50分ほど。

 

ひじょ〜に微妙〜なところだが、

我々は間に合うことを信じてひたすら早足で歩き続けるしかなかった。

 

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額から流れ出てくる汗を拭うこともせず、我々はひたすら歩き続けた。

オランダには坂があまりなくほぼ平地というのは不幸中の幸いか。

 

そのうち大きな道沿いにバス停が現れ、それをよく見ると『Sloterdijk駅行き』になっていた。

 

”これに乗れば間に合う。”

 

念のために同じバス停に居合わせたオランダ娘2人組に、

 

『このバスはSloterdijk駅へ行きますか?次のバスは何時に来ますか?』

 

と聞いてみる。

 

するとやはりこのバスはSloterdijk駅行きでもう数分したら到着するとのことだった。

 

”よかったぁ。”

 

ホッとしたところで冷静に考えてみると、ここは先ほどの48番のバスが通っていた道。

 

バス停にあった路線図をよく見てみると、

中央駅からSloterdijk駅へ行くには48番から、ここで22番のバスに乗り換えなければならなかったのだ。

 

そんなことトラムのおじさん言ってたっけ。。?

 

2人ともそんなこと言われた覚えはなかったが、

もしかするとお互いトラムのおじさんのオランダなまりの英語を聞き取れなかっただけかもしれない。

 

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何はともあれ、何とか時間内にSloterdijk駅に到着することができた。

 

駅では、汗だくになりながらも重い荷物を背負い歩き続けた我々に敢闘を讃えるかのようにコカ・コーラレディーがコカ・コーラを無料配布していた

 

日本でよく見かけるレッド・ブル姉ちゃんのコカ・コーラ版だ。

 

あいにく、

私はコーラをはじめ炭酸飲料が苦手なので全く嬉しくはなかったが。。

 

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ロッテルダム行きのバスは駅を出て自転車置き場の向こう側の道路沿いにあった。

 

今回の移動は久々のFLIX BUS。

 

スペインやポルトガルでは勢力が全然なかったが、

ここ中央ヨーロッパの方に来ると大体の主要都市を結ぶ路線が用意されている。

 

料金はアムステルダムからロッテルダムまで1人7ユーロ(約795円)だった。 

 

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アムステルダムからロッテルダムまでは1時間20分ほどで到着

 

ロッテルダム中央駅前に停車したので、そこから今回のホテルまでは電車で向かう。

 

今回のホテルは場所が中心地から少し離れている。

中心地にはもう料金が高めの宿しか空いていなかったからだ。

 

高くても2ユーロ台だろうと予想していた電車の値段はなんと3.7ユーロ(約420円)。

 

地下鉄ではなく普通の電車だったものの、これは高すぎ。

 

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2駅でRotterdam Alexander駅(アレクサンダー駅)に到着。

 

ここで私はATMで100ユーロを下ろした。

 

ロッテルダムが終われば、残るユーロ圏はパリのみ。

そろそろユーロの調整をしていかなければならないのだ。

 

アレクサンダー駅からは徒歩でホテルまで向かった。

中心から外れているだけあって、街の雰囲気は静か。

これまで街の中心部にばかり宿を構えてきた我々にとって、その静かさは心地よくも感じた。

 

自転車の量も多くなく、自転車にひかれるという心配も少ない。

 

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アレクサンダー駅から歩くこと約25分。

やっとホテルに到着した。

 

今回の宿は バスティオン ホテル ロッテルダム アエレクサンダー。

 

▼ホテルの場所

 

 

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今回はホステルではなくちゃんとしたホテルだ。

 

なので部屋にコーヒーと紅茶などのドリンクサービスや冷蔵庫もある。

綺麗なバスタブがあるのは最高だ。

 

値段は2泊2人で12646円。

1泊1人3161円。

 

安くはないが、中心地にいい宿が空いていなかったのでしょうがない。

 

それに我々がロッテルダムで目的としているのは町歩きではなく、

キンデルダイクという世界遺産にも登録されている風車群。

 

キンデルダイクはロッテルダムからはまた少し離れたところにある。

 

なのでキンデルダイクへのアクセスさえ悪くなければ、中心地に宿泊する必要はなかったのだ。

 

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部屋は7階で、大きなガラス窓からは高速のインターチェンジと眩しい夕陽が見えた。

 

ホテル前の大きな駐車場といいインターチェンジといい、

ここは間違いなく車でのアクセスが最高なところだな。

 

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晩御飯はスペインのバレンシアで購入して以来1度も食べる機会に恵まれず、

ただ持ち歩いているだけになっていた『あぁらよっ出前一丁』を作って食べた。

 

日本のものだと鍋に入れて煮込まなければならないが、

こっち(スペイン)のやつはお湯に3分つけとくだけでよしという説明書きだった。

 

なので1階のバーで丼を借りて、部屋にあるポットでお湯を沸かしササっと完成。

 

味は間違いなく美味しかった。

 

2袋目も開けたくなる勢いだったが、スープで腹を膨らましなんとか1袋に抑えた。

 

今日は予想外にたくさん歩き疲れたので早めに就寝。

 

 

さて、オランダと言えば風車。

 

明日は

世界遺産のキンデルダイクの風車群を見に行っていきます!

 

 

▼次回記事(キンデルダイク風車群)

earthtravel.hatenablog.com

 

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