今日は5時ごろに起きてバスタブいっぱいに湯をためて風呂に入った。
こんなにゆっくり湯船に浸かるのは、ハンガリーのブダペストの温泉以来だろうか。
でもあのような大衆の中ではなく、
プライベート空間でゆっくりと風呂に入るとなるといつぶりなのだろうか。。
やはり湯船はいい。心身ともに疲れを癒してくれる。
▼前回の記事
ホテルを出たのは9時過ぎ頃。
まずは朝食調達のため、歩いて最寄りのコープスーパーヘ向かった。
この緑に囲まれた小道、いい雰囲気。
こちら、ホテル最寄りのコープ。
バスもこの近くから出ているのでちょうどいい
▼コープの場所
コープ内を歩いていると、こんなものを発見した。
どうやらセルフサービスのコーヒーメーカーなのだが、様子を見るとお金を払うところがない。
これは一体。。?
コーヒーを淹れに来たおばちゃんに聞いてみると、無料のコーヒーサービスらしい。
なんと、スーパーに無料で飲めるコーヒーマシーンがあったのだ。
日本で流行ったらセブンイレブンを始めコンビニ業界は大打撃になるだろうか。。
もちろん我々も無料コーヒーをいただいた。
砂糖やミルクに、なんと紅茶までサービスで置いてある。
ゆっくり座れる椅子まであって、油断してたらスーパー内の食べ物をそこで食べてしまいそうだ。
コープを出たら偶然にも乗りたいバスのバス停がすぐそばにあったので、そのバス停で朝食をとりながらバスを待った。
我々のホテルのエリアからキンデルダイクまで行くには、バスを2回乗り継いでいく必要があった。
そして、
その乗り換えのたびにバスチケットを購入しなければならないのか?
それとも最初に買ったチケット1枚でキンデルダイクまで行くことができるのか?
それがわからなかったので、実際にキンデルダイクまでいくらで行けるのかが全くわからなかった。
とりあえず、
最初のバスの番号は36番。
まずはKralingse Zoom駅へと向かう。
▼最初のバス停の場所
バス内でチケットを3ユーロ(約339円)で購入。
運転手さんにこのチケットでキンデルダイクまで行けるのかなど行き方を詳しく聞いたのだが、
運転手さん曰く、
『キンデルダイクまで行くバスは別のバス会社なので詳しいことはわからない。』
とのことだった。
最初はそんなバカなと疑いの念を抱いていたが、よく考えてみるとキンデルダイクがロッテルダム市内とは限らない。
キンデルダイクがロッテルダムから飛び出した違う地区になっていたら、バスチケットが統一されていないのは当然とも言えるかもしれない。
約15分ほどで、とりあえず目的のKralingse Zoom駅まで到着した。
グーグルマップのルート案内によると、次に乗るのは89番のバス。
▼Kralingse Zoom駅の場所
そのバスの時刻表をよく見てみると、
確かに先程とは違うバス会社名『ARRIVA』が記されていた。
ちなみに最初に乗った37番のバスは『RET』というバス会社。
あの運転手さんを少しでも疑ってしまったことを少し反省した。
時刻表やグーグルマップのルートをよく見ると、
87番のバスの方が早く到着しそうだったので先に来た87番のバスに乗り込んだ。
運転手さんに『キンデルダイク。』と言うと、
『キンデルダーイク!』
と、少しテンション高めにおうむ返しをされた。
でもまぁ、今回はすんなりとチケットを購入できてよかった。
『このチケット1枚でいけるのかい?』か聞いてみると、
『乗り換えはあるがこのチケット1枚でいける。』とのことだったので安心してバスに乗り込んだ。
料金は4ユーロ(約452円)。
見るからにICチップなど入ってなさそうな紙切れチケット。
唯一印としてあるのは乗車時に押してくれたスタンプのみ。
しかも、乗車時刻が刻印されたのかと思うとどうやらそうでもなく、素人にはなかなか解読不可能なスタンプだった。
これで本当にバスの乗り換えができるのか?
と少し乗り換えへの不安も募った。
87番のバスに揺られること約20分。
乗り換えのバス停に到着した。
次に乗るバスは19番。
降ろされたバス停の反対側のバス停で待つこと数分。
19番のバスが我々の前に現れた。
乗り換えのチケットはどうだったかというと、何の問題もなく乗れた。
乗る時にまたスタンプを押してくれた。
相変わらずこのスタンプが何を意味しているのかはわからない。
19番のバスに揺られること約20分。
バスはキンデルダイクに到着した。
周りに目立つものが何もなくわかりにくいが、右手に風車が遠目に見えたらそこが降りるバス停だ。
バスを降り少し風車の方に進むと、小屋のチケット売り場兼インフォメーションがあった。
どうやら風車の中に入ったり博物館に入場したりするのにはお金がかかるのだが、
歩いて風車群を外から見学するだけなら無料とのことだった。
ネットなどで調べると自転車をレンタルすることをお勧めしている人が多々いたが、
この日は曇り空だったし気温も低かったため自転車は借ずに歩いて見学することにした。
本当に、この曇り空は悔やまれる。
途中、チケットが必要と気づかずに風車の中に入ってしまった。
しかしチケット確認のおっちゃんは私と目があった時に『ハロー』とだけ言って何も聞いてこなかった。
それもあって、私はチケットが必要など全く気づかずに風車内に入れてしまったのだ。
中身を見てみてどうだったか? とちょっと回想してみるも、
風車ではこういう暮らしをしているのかぁ、狭いなぁ、という簡単な感想しか出てこない。
キンデルダイクの敷地は本当に広かった。
さすがはオランダ最大規模の風車地区。
晴れている日ならば、青い空と太陽の下世界遺産の風車群を眺めながら自転車で風を切るのも気持ち良くていいと思う。
ネットなどの情報では、『本当に素晴らし景色が見られる』と書かれているのがここキンデルダイク。
しかしこの日我々はそれほどの感動を感じることができなかった。
それはすべて天気のせいであろう。
曇り以下の日にキンデルダイクへは行かないほうがいい。
がしかし、天気ばかりはどうしょうもない。
長旅の中で見るとこ見るとこすべて晴れるなど、そんな都合のいいことはないということもわかっている。
それでもやっぱ天気が悪いと悔しい気持ちがこみ上げてくる。。
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一通りキンデルダイクの風車群を見回って帰りのバス停で待機していると、急に晴れ間が見えてきた。
もう歩き疲れて歩きたくなかったが、重い腰を上げて風車が見渡せる一番近い場所へ向かってみた。
まぁ、さっきよりはいいがまだ雲が多いかな。
結局風車があるところの空はパッと晴れず、青い空とモクモクとした雲を背景にした風車を眺められることはなかった。
”帰りは来た道を逆に辿って帰ればいいや。” と簡単に思っていたが、
時刻表を見てみると行きに乗ってきた19番のバスが帰りは通らないということが発覚。
なのでロッテルダム方向へ帰るのには王道の90番のバスに乗って帰ることにした。
行きと同じ4ユーロのチケットを購入し、とりあえずバスに乗り込む。
最初は終点まで行きそこからメトロで帰ろうと思っていたが、それではかなり時間がかかる。
なので行きと同じルートで帰れるバスが停まるバス停を見つけ、そこでバスを乗り換えることにした。
83番または183番のバスが Kralingse Zoom駅 へと向かうのでそのバスに乗り換えた。
このバス会社は『RET』なので新たにチケットを3ユーロで購入。
このチケットは1時間までなら何度でも乗り降りできるというものなので、次に乗り換える37番のバス乗車時も使える。
途中あたふたしたところもあったが、なんとか無事に我々のホテル最寄のバス停に戻ってくることができた。
バス停からホテルまでの帰り道には小川が流れており、鴨たちが優雅に泳いでいた。
細い小道を地元の人が犬の散歩をしていた。
こういう地元の人とのふれあいも郊外ならではのもの。
犬好きの相方は地元の人よりもそのペットである犬に夢中な様子だったが。
そういえばこの細い小道では行きにも犬の散歩している人と遭遇したなぁ。
これまた郊外っぽい光景。
家がいい感じにおしゃれ。
それにしても今日ってこんなにいい天気だったっけ。。?
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ホテルに戻ったのはなんだかんだ17時ごろ。
キンデルダイクにそう長居したつもりはなかったが、時間だけ見ると1日キンデルダイクを満喫していたことになる。
移動だけで片道1時間30分近くかかってしまうので当然と言えば当然の時間だろうか。
帰りに最寄りのコープで2.39ユーロ(約270円)で買ったイチゴ400グラムと、昨日と同じくスペインで購入していた『あぁらよっ出前一丁』を晩御飯としていただいた。
今日1日、口が寂しくなったらつまんでいたポテトチップスが効いているのか、なんだかお腹の中が気持ち悪い状態。。
何かサッパリしたものが食べたい、と思い購入したのがこのイチゴである。
イチゴの味はというと、期待していたよりも甘くなく水っぽい味だった。
食えなくはないが、少し期待外れといった感じだ。。
それとは対照的に『あぁらよっ出前一丁』は期待を裏切らない。
今日も美味しく頂くことができた。
明日はオランダを離れ(早かった!)、
フランスのパリまでバス移動します!
★次回記事↓↓