今日は朝10時30分ごろ、
3泊お世話になった日本人宿DREAM HOUSEを後にしてパリ市内にある宿へ移動した。
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お世話になった4人部屋ドミトリー。
たぶんここで何かの虫に刺された。
その証拠に、顔や腕などに複数腫れものができてすごくかゆい。。
外観はこんな感じ。
この建物の2階にDREAM HOUSEはある。
地下鉄に乗りBarbès - Rochechouart駅へ。
その駅を降りてすぐのところにある、Jacobs Inn(ジェイコブス イン)というホステルに泊まる。
ブッキングドットコムの口コミ評価4.9(当時)という低評価ホステルだが、
1泊2人で3820円。
1人1泊1910円という安さに負けて今回予約を入れてしまっていた。
(パリ市内はやはり宿代が高い。。)
狭い受付に行くとチェックインは12時からだと言われたので、荷物を預け一度外へ出ることに。
荷物を預けるところまで案内してくれたスタッフは、
ここでの仕事は今日が初日だということでまだ要領をつかんでいない様子。
我々との会話もなかなか噛み合わない。。
この時点で、
”口コミ評価4・9は本当なんだろうな、、”
と何となく予想がついた。
荷物はこのような押入れのようなところに無理やり押し込まれた。
何とか荷物を預けることができたので、
12時のチェックインまでの数十分間この辺りをフラフラしようと外出。
そして12時になったので宿に戻ってくると、まだ部屋が準備できたいないという。。
そして『あそこで待つように。』と指差されたのが奥にある中庭。
あたりの壁一面に派手な落書きが施されていて、なんだか落ち着かない。。
サービスやデザインを見る限り、このホステルかなり個性が強い。
待つこと約30分ほど。
ようやく準備ができたらしく部屋に通された。
自分のベッドに荷物を置こうとすると掃除のおっちゃんが、
『部屋の床を掃除するから荷物はロッカーへ入れてくれ。』
と言い出した。
『おいおい、部屋準備できてないじゃん。。』
そうおっちゃんに言い返すと、
『部屋は準備できている。俺は床を掃除するんだ。』
的なことを言い始める。
それは部屋はまだ準備できていないっていうことなんだよ。。
何を言ってもちんぷんかんぷん気味のおっちゃんと争っていても時間の無駄。
なので再び押入れのようなロッカーに荷物を突っ込み宿を出た。
そういえば部屋の鍵をもらっていないなぁ、と思ったら、
なんとこの部屋、部屋の鍵がない。。
そういえば掃除のおっちゃんが『安全のためにも荷物をロッカーに入れろ。』的なことを言っていたが、そういうことだったのか。。
まず向かったのは先日行ったけど日曜日で休みだった
DECATHLON(デカトロン)というフランス発祥のスポーツ用品店。
その近くにあったのがこれ、オペラ座ガルニエ。
あの有名な『オペラ座の怪人』とはここのオペラ座の怪人。
中の見学は10ユーロ(約1129円)で行われているらしいが、我々は外から見るだけで満足だ。
オペラ座から徒歩数分。デカトロンに到着。
店内は広く、日本の総合スポーツ用品店のような雰囲気。
どの商品も比較的低価格設定で、
勝手なイメージを言うとスポーツ用品店界のユニクロといった感じ。
このグレゴリーみたいなマークのリュックサックを身につけている人はヨーロッパの街でよく街で見かけた。
これで値段が2.99ユーロ(約337円)だという。
安い。
何かいいものがあれば買おうと思っていたが、
実際これといっていいものはなくウィンドウショッピングに終わった。
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デカトロンを出た後テキトーに歩いていたら、大きな神殿のような建物を発見。
壊れる前のギリシャのパルテノン神殿を思わせるこの建物は、マドレーヌ寺院。
寺院というと日本の寺とか、仏教的なイメージを持ってしまいがちだが、
ここはれっきとしたカトリック教会である。
教会でこのようなギリシア神殿的な外観をしているのはなかなか珍しい。
中は無料で見学することができた。
外観が大きいので、当たり前だが内部もすごく広い。
ここで30分ほど昼寝休憩。
最近教会を昼寝目的で使用してしまうことが多い。。
マドレーヌ寺院を出てからまっすぐ南方向へ歩いてたどり着いたのがコンコルド広場。
ここはフランス革命中にルイ15世とマリー・アントワネットの処刑が行われた刑場。
写真の左側に立っている細長い針のようなオブジェは、
『クレオパトラの針』といってエジプトのルクソール神殿から運んできたものらしい。
ちなみに写真の右側に見える針のような建物はエッフェル塔である。
コンコルド広場は凱旋門から伸びるシャンゼリゼ通りの終点。
なのでここをまっすぐ行けば凱旋門にたどり着くことになる。
完全に行き先を失っている我々は、
とりあえずもう1度シャンゼリゼ通りを歩こうということで、コンコルド広場から北西方向へ伸びるシャンゼリゼ通りを歩き始めた。
フランスといえばクレープ発祥の地。
ところどころにクレープ屋さんの屋台が点在している。
値段は大体3ユーロ(約338円)ほど〜のところが多い。
日本のものとは違い、クレープ生地にチョコレートソースを塗っただけなどかなりシンプルなものが多い。
というか、
アイスクリームやフルーツなどの具材をふんだんにトッピングしたボリューミーなクレープというのは日本独自のものなのか?
シャンゼリゼ通りを歩きながら、一応何か晩御飯を食べれる場所はないか探してみた。
しかし、どこを見ても高い。。
通りから少し外れたところにドイツのケルンでお世話になった
『VAPIANO』というイタリアンレストランがあったのでそこへ入ろうとしたのだが、
料金はケルンで見たときよりも確実に高かった。。
ケルンの時くらいの料金設定を予想していたので、
レストラン前のメニュー表を見ただけで虚しくも門前払いを食らうことになった。
結局いい店を発見することができないままシャンゼリゼ通りを完歩。
その後地下鉄でムーランルージュへと向かった。
ムーランルージュに着いたのが19時前くらい。
もう2時間くらいたてばムーランルージュの夜景が見られる。
近くに良さげなレストランはないだろうかと探していると、
ムーランルージュの目の前にあったBUFFALO GRILLというそこまで高くないレストランを発見。
よし、ここに決めよう。
肉が食べたかった私は10.5ユーロ(約1184円)でステーキを注文。
サイドのフライドポテトは食べ放題とのこと。
肉の量はそんなに多くなかったが、肉を食っている感があり満足した。
さて、ポテトは本当に食べ放題なのだろうか。
正直ここのフライドポテトはあんまり美味しくはなかったが、
せっかくおかわり自由ならということでポテトのお代わりを注文。
出てきたポテトはやはり無料だった。
あと3回くらいはおかわりできる胃のキャパはあったが、
前述した通りここのフライドポテトはそんなに美味しくなかったので、1回おかわりしただけでよしとした。
暗くなるまでまだ少し時間があったので、隣のスタバでコーヒーブレイク。
アメリカンコーヒーのトールサイズ1杯が2.95ユーロ(約332円)。
ここのコーヒー、全く味がなくまるで白湯のようなコーヒーだった。。
どんな入れ方をしたらこんな薄いコーヒーができるのか?
しかも天下のスターバックスで。
しかもムーランルージュの目の前という好立地店舗で。。
コーヒー、いや、白湯ブレイクを取っている間に辺りは暗くなり、
ムーランルージュの電飾がとても美しく輝く時間帯になってきた。
我々もスタバを飛び出して外観鑑賞&写真撮影を開始。
ムーランルージュ内で行われているショーの鑑賞はしなかったのは言うまでもない。
真っ暗になるまで待ったが、
前者の写真のように日が落ちて薄暗くなってきた時の眺めの方が私は好きだ。
22時頃になったら徒歩で宿へ戻った。(宿まで徒歩十数分)
宿の周りには、まるでティッシュ配りのように路上でマルボロを売る黒人たちがたくさんいる。
お世辞にも治安がいいとは言えない。
夜だけでなく、昼に宿の周りを出歩いた時もこんな感じだった。
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宿に着いて鍵のかからない4人部屋ドミトリーの部屋でゆっくりしている時、
隣のベッドのおっちゃんがいきなりタバコを吸い出した。
しかも寝タバコだ。。
灰皿など使わず、床に吸い殻を落としている様子。。
”なんだこいつ。寝タバコなんかして火事になったらどうすんだよ。”
ホテルのスタッフに即報告へ行こうとしたが、とりあえず少し様子を見てみることにした。
しばらくしたらおっちゃんは眠りに入っていて、タバコもくわえていなかった。
どこかに落ちている様子もなくやれやれと思ったのだが、私が就寝した後にそのおっちゃんはまたタバコを吸っていたらしい。。
私は寝ぼけながらの記憶だが、しっかりと起きていた相方の証言によると、
この部屋のもう一人のゲスト(これまたおっちゃん)が夜中にタバコを吸いだすタバコのおっちゃんに腹を立ていきなり怒鳴りだしたらしい。
『俺はタバコは嫌いなんだ!お願いだから部屋でタバコを吸うのはやめてくれ!本当に寝れないんだよ!』
みたいなことを怒鳴ってタバコのおっちゃんを部屋の外へ追い出したらしい。
そういえば私はその怒鳴り声で目を覚ましたんだな。
寝ぼけながらも『ナイス、おっちゃん!』と思ったのを覚えている。
タバコのおっちゃんを追放したナイスなおっちゃん。
しかし今度はそのおっちゃんがタバコの煙を換気するために開けた窓から冷たい風が入ってくる。
その風は確実に部屋の温度を下げていった。
翌朝は私は、その寒さで目を覚ますことになる。。
▼次回記事(ルーブル美術館)
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