今日は朝7時30分に朝食。
9時オープンのウォルトディズニーワールドのマジックキングダムへ開園と同時に訪れるためいつもより少し早起きだ。
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▼アメリカ横断まとめ【完全版】
朝食はトーストにクッキーにシリアル、コーヒー。
なんかアメリカ横断を進めるにつれ、ただでさえ高くないモーテルの朝食クオリティーが徐々に下がっていっている気がする。
朝食後、ようやく朝日がまぶしく輝いてきた。
まだ7時前とも思えてしまうくらいだが、この時はもう8時。
この遅い朝日に錯覚していては出発が遅れてしまう。
我々はダラダラしないよう気をつけながら荷物を整理していたが、
その時ディズニーワールドのパスポート(チケット)をまだ購入していないことに気がついた。
もちろん現地のゲートで購入できるのだろうが、ネットで事前購入しておいたほうが混雑も回避できるし楽だろう。
昨夜相方がダウンロードした『My Disney Experience』というアプリを起動してそこから2DAYチケットを購入。
プラス60ドルくらい払って追加できるホッパーオプションは購入しなかった。
(ホッパーオプションとは1日に4大パークを自由に行き来できるというオプション。)
少し時間を食ってしまったが、8時30分ごろにはチェックアウトを済ませ車に乗り込んだ。
マップスミーのナビゲーションに従いウォルトディズニーワールドを目指す。
ディズニーワールド行きの案内標識やバスが現れるとおのずとテンションは上がってくる。
BGMはもちろん私が小学生の頃から愛用している『Disney's Best And Greatest』というディズニーのベストアルバムだ。
今日の目的はマジックキングダムだが、向かった先はハリウッドスタジオ。
昨晩の情報収集でハリウッドスタジオの駐車場が無料だという情報を仕入れていたからだ。
結論を先に言うと、
その情報は今となってはガセ情報。(数年前までの情報っぽい。)
20ドル(約2060円)の駐車代を払って駐車場に入場したら、速攻Uターンをかましてそこを出た。
ウォルトディズニーワールドでは4大テーマパーク共通の1日駐車券を発行しているので、
ここハリウッドスタジオで購入した駐車券は同じ日にち内ならマジックキングダムはもちろんエプコット、アニマルキングダムでも使用可能で行き来自由。
便利なシステムだが、数年前は10数ドルだったらしい駐車券が今や20ドル。
値上がりが激しい昨今かな。。
ハリウッドスタジオから車を走らせること5、6分。
マジックキングダムの自動車入場ゲートに到着した。
先ほどハリウッドスタジオで購入した駐車券を見せそこを通過。
駐車係のスタッフが奥から順番に駐車をするように誘導してくれるのでその指示に従い駐車。
どうやら駐車場からパークまではトラム移動らしい。
この時時刻は9時30分。開園時間はとっくに過ぎてしまっている。
トラム前にはめっちゃ人が溜まっているので道に迷うことはない。
トラムは頻繁に運行されているのでそこまで待つことなく乗車できた。
移動中車内アナウンスで、
『君たちが乗車した駐車場は "シンバ" だぁ!みんなで声に出して言ってみよう!"シンバー"!』
皆:『シンバー!』
みたいな案内をしていた。
常にゲストを沸かせ楽しませてくれる演出は見事である。
さらにこのような演出のお陰で我々の頭には"シンバ"の3文字がしっかりと刻み込まれる。
さすがはディズニー。パークにたどり着く前から真骨頂を発揮している。
数分間のトラム移動後、チケット売り場のある入場ゲートに到着。
我々は今朝、混雑回避のためネットでチケットを購入していたが、
チケットを引き換えるために結局は窓口へ行かなければならなかった。
しかしチケット売り場はそこまで混んでいなく、迅速にチケット交換を済ますことができた。
ミニーちゃんとダンボのプラスチックカードが我々のパスポートとなる。
さらには日本語のガイドマップも一緒にもらえた。
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さぁ、いざマジックキングダムに入国するぞ。
と意気込んでいたのだが、、
どうやらマジックキングダムまではここからさらに無料のモノレールに乗って移動をしなければならない様子。
”おいおい、一体いつになったらたどり着くんだ。”
ウォルトディズニーワールドの広大さを実感した。
というか、なぜ駐車場をあんな遠くに作ったんだ。。
モノレールの景色からもウォルトディズニーワールドの広大さを感じることができた。
施設内にでっかい湖があって、ボートでもマジックキングダムへ行くことができるらしい。
そして施設内にはゴルフ場やレースサーキットも存在しているらしい。
数分後。
モノレールを降りようやくマジックキングダムに到着したかと思えば、ゲートの前にはこの人ごみ。
すでに全員がチケットを所持しているはずなのになぜだ。。
そう思い前方を確認してみると、この列は荷物チェックによるものだということがわかった。
駐車場からトラム、モノレールと乗り継いでようやく着いたと思ったらこの行列。
本当にいつになったらたどり着くのか。。
この待ち時間を利用して、明日行く予定のアニマルキングダムのファストパス予約を行った。
ファストパス予約は昨夜相方がダウンロードした『My Disney Experience』というアプリで行うことができる。
ウォルトディズニーワールド内のほとんどの場所で無料Wi-Fiが使用できるので電波の心配はない。
しかしこのディズニー無料Wi-Fi、繋がりがあまりよろしくない。
速度が遅いとかの問題ではなく、
繋げたと思えばいつの間にか切れている、ということが頻繁に起こる問題である。
相方はこの不良電波のせいでなかなかファストパスの予約を完了することができずに憤りを感じている様子だった。
どっかのサイトでポケットWi-Fiを持ち込むのをお勧めしていたが、
ガチでディズニーを攻略して回りたい人には本当に必須アイテムかもしれない。
カバンのすべてのポケットを開けられ結構がっつり中身を見られる荷物検査を抜けると、そこにはさらなる関所が。
そう、ここでプラスティックカードのパスポートに自分自身を紐付けするのだ。
難しそうに聞こえるがやることは簡単で、パスポートと指をマシンにかざすだけ。
それを終えるとようやく、本当にようやくマジックキングダム内に足を踏み入れることができた。
時刻は10時5分。
我々がマジックキングダムの駐車場ゲートをくぐったのが9時15分。
つまり駐車場からマジックキングダムまでは約50分かかったということ。
いくらなんでもかかり過ぎではないか。。?
何はともあれ無事入園完了。
日本でもおなじみのミッキー型の花の前で記念写真。
ここマジックキングダムは東京ディズニーランドのモデルということで、基本的な構造は日本のものと同じ。
メインストリートU.S.A.、アドベンチャーランド、フロンティアランド、リバティースクエア、ファンタジーランド、ミッキーズトゥーンタウン、トゥモローランド
の7つのリアから成っている。
まずは東京でいうワールドバザールにあたる『メインストリートU.S.A.』という一本道を通ってパークの内部へ侵入。
ここはワールドバザールと違って屋根は無い。
目の前には立派なシンデレラ城。
シンデレラ城向かって左に進むとアドベンチャーランド、右に進むとトゥモローランドがある。
我々はまず記念撮影をするためパーク中央に位置するシンデレラ城前へ向かった。
日本でもおなじみのウォルトディズニーとミッキーが手をつなぎ夢を語っている銅像前がベスポジか。(夢を語っているというのは個人的想像。)
これだけ見るとここがフロリダなのか東京なのか素人には区別がつかない。
ここメインストリートU.S.A.付近にはハロウィーンの飾り付けが目立ったが、それでも日本のものと比べたら控えめな印象。
この後パーク内を進んでいったらそのようなハロウィーン装飾はさらに目立たなくなっていった。
ハロウィーンの本場なのに意外だった。
それとも日本が異常にハロウィーンを盛り上げすぎているということなのか。
我々はまずアドベンチャーランドから侵入する左回りのルートを選択した。
手始めとして日本でもおなじみのカリブの海賊に乗ることにした。
意外と列ができていて、待ち時間は30分表示。
内容はまぁ日本のものとほぼ一緒だった。
違うところといえば、言語が全て英語ということくらいか。
あぁ、あと、日本ではカリブの海賊の乗り場隣に『ブルーバイユーレストラン』というレストランが併設されているが、
ここフロリダにはそれにあたるレストランは存在しなかった。
カリブの海賊を楽しんだあとはアドベンチャーランドを抜けフロンティアランドへ。
ここは日本でいうウエスタンランドとクリッターカントリーを一緒にした感じのエリア。
それゆえ日本でも大人気のビッグサンダーマウンテンとスプラッシュマウンテンが同じエリア内で共存している。
配置は日本とは異なり、
まずはスプラッシュマウンテンがありそのすぐ北隣にビッグサンダーマウンテンがある。
これがフロリダディズニーのスプラッシュマウンテン。
写真だと日本のものとあまり変わらなく見えるが、生で見ると日本のものと比べ若干小ぶりに見える。
クライマックスの滝の高さは日本の方が若干高く思える。(あくまでも私感)
まぁ、座席が1列で安全バーがないロサンゼルスのスプラッシュマウンテンと比べるとかなり立派なものなのだな。
日本でいう蒸気船マークトウェイン号はリバティースクエアというエリアにあり、
リバティースクエアリバーボートという名のアトラクションになっている。
歩いていると、その辺でチップとデールのグリーティングをやっていた。
フロリダのディズニーでは整列グリーティング(整列グリ)が基本だった。
整列グリではグリーティングスポットが決まっていて、
写真を撮るなどの触れ合いのためには列を作って順番に並ばなければならない。
日本のようなキャラクターがパーク内を徘徊していて声をかけて触れ合うフリーグリーティング(フリーグリ)はあまりというかほとんど見られなかった。
この整列グリ主流スタイルはパーク全体に少し物足りなさを感じさせる。
リバティーズクエアを抜けて次に訪れたのは日本でもおなじみファンタジーランド。
我々はプーさんの冒険のファストパス・プラスを11時から予約していたので11時15分にそこへ向かった。
ここでファストパス・プラスについて簡単にまとめておく。
まず、日本のディズニーのような発券式ファストパスシステムは2013年に廃止されており、
以降公式サイトやMy Disney Experienceアプリ、直営ホテル、パーク指定場所での事前予約制システムが導入された。
直営ホテルに滞在していない我々はもっぱらMy Disney Experienceアプリのお世話になった。
というか、
アプリと電波があればいつでもどこでも予約変更が可能なので、
どんなゲストでも最終的にはこのアプリを駆使することになるだろう。
このファストパス・プラスの予約はとりあえず1日1パーク3個まで。
4個目以降はアプリまたはパーク内のキオスクで無料で取得できる。
(3個使い切らないと取得できない)
ファストパスの予約は直営ホテル宿泊者は60日前から、それ以外の人は30日前から予約できる。
裏を返せばそのくらい前から予約しないと人気アトラクションはどんどん埋まっていってしまうということか。
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我々は全て当日パークを回りながらファストパス・プラス予約を行っていたが、
幸い予約いっぱいで取れないというアトラクションはなかった。
(希望の時間帯が埋まっていて取れないということはよくあったが。)
なので効率よくパークを攻略したい人は60日、もしくは30日前から予約を取り計画を立てておくといいだろう。
日本では馴染みのないこの進化したファストパスシステム。
最初のうちは少し苦戦するかもしれないが、使っているうちにシステムを理解して慣れていく。
そうなるとわざわざファストパスを取りに行く手間も省けるし、
待ち時間の間にちょこちょこっと予約操作ができてしまい、
何より予定が立てやすく効率よくパークを回れるこのファストパス・プラスシステムは非常に便利なものに思えてくる。
おそらく、日本でもそのうち導入されるのではないだろうか?
ザッと概要だけまとめたが、詳細については下記を参考にするといいだろう。
話は戻りプーさんの冒険。
英語ではThe Many Adventures of Winnie the Poohという。
東京ディズニーランドのプーさんのハニーハントは個人的に好きなアトラクションに分類されるので、
ここフロリダディズニーでも日本同様の期待を持ち"ハニーポット"と呼ばれる蜂蜜のつぼ形ライドに乗り込んだ。
アトラクションはプーさんの物語に沿ってライドが進んで行く。
日本のハニーハントには無い"雨の日"の物語が組み込まれている。
しかしそのクオリティーは日本と比べると非常に低いものだった。
これは日本のピーターパン空の旅レベルのクオリティーではないか?
とてもじゃないけどファストパス・プラスを適用させているアトラクションとは思えない。
フロリダのディズニーでプーさんに乗る際は日本のものと同等レベルを期待していくとショックを受けるので注意が必要だ。
ライドを降りた所にあるショップに売られているプーさん。
本場でこんな中国的なプーさんが売られていることにも少しショックを受けた。
プーさんの後は同じファンタジーランド内にある、
こちらも日本でおなじみのイッツアスモールワールドへ。
なかなかの人気アトラクションのようで3、40分待った。
世界中の国、人種、文化などがこのアトラクションには詰まっており、
その名の通り小さな世界を形成している。
しかしなんとなくだが、我らが日本の存在感は薄かった印象。
終盤に現れる上記写真のところ(進行方向右手に現れる)に来たくるくると回りながら踊っている人形たちをよく見ることをお勧めする。
くるくると回っているので分かりづらいが、よく見ると1人の子が片手にピノキオの人形を持っている。
これは日本のディズニーでも同様のことなので日本でも是非見て欲しい。
違いといえば、
持っている人形がフロリダの場合木製の操り人形の形をした古風なピノキオに対し、
日本のものは皆がよく知っているアニメに出てくる姿のピノキオの人形である。
イッツアスモールワールドの後は『My Disney Experience』アプリで確認した際待ち時間が少なそうだったスプラッシュマウンテンに向かった。
情報通り待ち時間は55分。
ちょっと前に見た時には80分を超えていたのでだいぶ空いてきている。
実は我々はスプラッシュマウンテンのファストパスプラスを午後に予約していたのだが、
この際それはキャンセルしてスタンバイエントランスから普通に並ぶことにした。
前述した通り、スプラッシュマウンテンのライドの形状は日本のものとほぼ同じ。
ストーリーもブレアラビットと共に”笑いの国”を探しに行くという日本と同じもの。
クライマックスの滝壺への急降下時には写真が撮られるのも日本と同じ。
なんとオープン日も日本が1992年10月1日でフロリダが1992年10月2日とほぼ同じである。
ちなみに滝壺落下の際にかかる水しぶきは日本のものより迫力があった気がする。
(あくまでも気がするだけ。)
※水しぶきの件について少し調べてみると、
本当に日本とアメリカでは水しぶきの水量に差があるという事実がわかった。
なんでもロス、フロリダは年間平均気温が高く湿度が低いため水量が多く、
逆に日本は年間平均気温が低く、湿度が高いため水量が抑えられているのだという。
さすがディズニー。よく考えられている。
そして、私の感覚は確かだったということになる。
13時30分。
スプラッシュマウンテンを堪能した後はさすがに腹が減っていたので昼食タイムとした。
さぁ、何を食べよう?
そう思いテキトーに歩いていると、
ハンパなくデカいドラム型ターキレッグを食べ歩いている人をたくさん見かけた。
”あれだ。”
我々はそのターキーレッグを探し歩いた。
日本ではアドベンチャーランドのワゴンでターキーレッグを売っているのでおそらくフロリダでもそのあたりを歩いていれば見つけれるだろう。
その予想は的中し、探し始めてから数分でターキーレッグを売っているワゴンを発見することができた。
これがそのデッカいターキーレッグ。
ちょっとしたトロフィーかと言わんばかりの大きさ。
1本11.75ドル(約1210円)。
デカさ相応の値段なので我々はこれを2人で分けて食べることにした。
我々はそのデッカいターキーレッグをリバーボートが流れる川沿いで食べた。
景色はいい感じだが辺りにはデッカいペリカンみたいな鳥が何羽かうろちょろしていて、
その鳥を見ながらこのターキーレッグを食べるのはあまり気分がいいものではなかった。
特に終盤に差し掛かるとこの量と塩っ辛い味付けのせいでだんだんくどくなってくる。
そうなるとガッシガシに食いちぎられたターキーの足はもはや見るのも気持ち悪い状態になり、
結局気持ち悪くてもういらないという負の満腹状態になってしまった。
アメリカだろうが東京だろうが、もう2度とこの類のターキーレッグは食べないと心に決めた。
形はどうであれ一応腹を満たした我々は、
再びパークを時計回りに進みファンタジーランドに侵入していった。
〜後半へ続く〜
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