マイアミビーチ中心地にある一風変わった宿、ジェームス・ホテルに宿泊中。
昨夜私はなかなか寝付くことができず、
深夜遅くまで眠れないストレスと戦いながらベットの上でゴロゴロしていた。
ちゃんとしたベッドより、座席を倒しただけの車中泊の方が寝つきがいい気がする。。
今日は特に何もやることはないので、
とりあえずマイアミビーチへ行って飽きるまで海水浴と日光浴を楽しむ予定。
むしろ、それこそがリゾート地に来たらやるべきことなのかもしれない。
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▼アメリカ横断まとめ【完全版】
10時30分くらいまで部屋でゆっくりと過ごした。
朝食はないが、無料のコーヒーがあるだけで朝の時間の質が少し上がる。
相変わらず派手に装飾されているフロントに鍵を預けいざ出発。
まずは朝食兼ビーチでのつまみを購入するため、昨晩も行ったCVSという薬局へ。
途中、店の外まで行列ができているパン屋さんがあった。
確かに美味しそうだったが、その値段は我々の懐具合に見合ったものではなかったので軽くスルー。
(確か安くても1個5ドル(約515円)は超えていたような。)
CVSで Lay's(ポテトチップス)を3.29ドル(約338円)で購入しマイアミビーチへ向かった。
ビーチにいたタオルでできたタコにセンスの良さを感じた。
一瞬白いからイカだと思ったが、足が8本だったのでこれは間違いなくタコだ。
今日も相変わらずのいい天気。
たくさんの人が海水浴または日光浴を楽しんでいる。
自然とRIP SLYMEの『太陽とビキニ』が頭の中で流れ始める。
欧米のビーチでは若者だけでなく、
我々の親ほどの年齢の人々も平然とビキニになり露出を楽しんでいる。
中には全身シワッシワの人や全身シミだらけの人、
そしてセルライトの塊のような人もいらっしゃる。
日本ではそういう部分をコンプレックスとして捉えて隠しがちだが、
こっちの人たちはなんのお構いもなしに露出を楽しんでいる。
やはり欧米人は基本オープンな人種。というか日本人が基本的クローズな人種なのか?
この辺りからも日本人との価値観の違いが伺える。
突き抜けるようにパッと晴れた青空が広がり、今日は絶好の海水浴日和。
に思えるのだが、、
今日は昨日よりも強風が吹きつけているため体感気温は昨日よりもだいぶ低いものになっている。
それゆえひとまず海水浴は置いといて、
ビーチに横たわって先ほどCVSで購入したポテトチップスを朝食がてらつまむことにした。
それから少し経ったら満を持して目の前に広がる大西洋へ向かっていく。
予想通り、足を浸けただけでも冷たく、全身浴にはそれなりの気合が必要だった。
気合を入れ全身浴に成功したら沖へ向かって泳ぐ。
風が強いので昨日よりも波が高い。
すぐに体温は下がりビーチへ戻りたくなったが、
海を出ると出たらで強風が吹きつけて寒い思いをする。
そんなジレンマの中私は海水浴を続けた。
ビーチに戻ったら次は日光浴。
海水で冷やされた身体を太陽で温めるため、いつも通りビーチに横たわる。
私はソーラーパネルをイメージしながら日光を吸収しエネルギーを補給した。
こういう時に大活躍なのがアンカー(ANKER)のサウンドコアスポーツ。
この旅でも度々登場するこの商品は、スピーカーとしては稀有なIPX7防水。
つまり水に浸けても、泥や砂をかけても、雪に落としても、衝撃を与えても大丈夫。
さらにはこのサイズでサブウーハーまで搭載されていて、
クリアな音質としっかりとした低音を実現している。
連続再生可能時間は10時間と文句無し。
高音質で丈夫でコンパクト。
まさにビーチやキャンプなどのアウトドアには最適なスピーカーなのだ。
こんなにクオリティーの高いスピーカーだが、値段はなんと2000円台。
部屋やお風呂など、普段使いでも大活躍なのでこれは重宝する。
一応言っておくが、私はアンカーの回し者ではない。
ビーチにぴったりの音楽を聴きながら、電子書籍を読んだり、ただぼーっとしたり。
そうやって時を過ごしていると、突然隣の家族のところにカモメの群れが群がってきた。
どうやらそこの子供が持っていたお菓子をばらまいたことが原因らしい。
そのあまりの迫力に、周りにいた人もこの家族のところへ群がってきて写真や動画を撮り始める。
それにしても、
カモメは強風に流されることなく、家族の頭上をまるでヘリコプターのように一定の位置をキープして浮遊している。
強風を上手に乗りこなしている様子を見て少しカモメにリスペクトを感じた。
13時ごろ。マイアミビーチを去る。
本当はもう少しビーチで時間を過ごしたかったが、今日は強風のためあまり居心地が良くなかった。
その後はテキトーにマイアミの街を散策。
そして昨夜の寝不足のせいか頭がぼーっとしていたので、ホテルのベッドで仮眠をとることに。
本来ならこの仮眠もビーチでとりたかったのだが。。
しかし、ここでも寝つきの悪さは健在。
寝たか寝ていないのかわからないような感覚がしばらく続いた。
20時過ぎ。
晩飯を取るために外出。
昨日のような冷凍食品はもう嫌だし、ピザ屋などを覗いてみたがどうも今はピザの気分ではない。
ということで、
MIAMI GRILL(マイアミ・グリル)というファストフード店に訪れた。
比較的値段が安かったギロス・ピタ(それでも7.22ドル(約743円)。)を注文。
ギロスって、確かギリシャの名物だったな。
全くマイアミ感はないが、そこそこ量が多くて美味しかった。
相方はシンプルなハンバーガーみたいなのを頼んでいたが、
量も少なく美味しそうにも見えず、それだったらこのギロスを頼んだ方がいいなと思えた。
ギロス、またはハンバーガー1つだけでは胃袋を満たすことができない。
帰りに同じみのCVSへ立ち寄り、何かつまめるものを物色。
ホテルに戻ればコーヒーがあるから、やっぱり甘いものがいいな。
そんな感じで見つけ出したのがCVSの1ドルコーナー。
文字通りそのコーナーの棚に並べられている商品は全て1ドル均一だ。
私はその中からチョコチップクッキーを選び出し1パック購入。
どうでもいいけど、
『10パックで10ドル』なんていうまとめ買い前提の価格表示のをするのはやめて欲しい。
まとめて買えばお値打ちというわけでもないし。。
というか、そもそも誰がそんなクッキー10パックもまとめて買ってくかよ?
ここだけではなく、アメリカ、カナダの北米のスーパーでは
『2つで何ドル』とか、『5個で何ドル』などのまとめ買い前提の値札をよく見かけた。
まとめての方がお得になる場合もあれば、
今回のように単純に1×10をしただけの場合もある。
アメリカではまとめ買い文化がかなり定着している感がある。
ホテルに戻りコーヒーをいれようとしたが、どうやらコーヒー切れ。
フロントの姉ちゃんとその友達みたいなのが近くで話をしていていて、いろいろと構ってくれた。
おそらくキューバあたりからの移民なのだろう。
両者とも私には英語でしゃべるが、両者間ではスペイン語を使用して会話をしていた。
この辺りでは公用語こそ英語だが、スペイン語を話す人の率は非常に多い。
スーパーや飯屋などでスタッフ間の会話がスペイン語で行われているのは珍しくない。
『アメリカ=英語』というイメージが強いが、
こういう光景を見ているとそうでもないな、と思えてきてしまう。
結局コーヒーは飲めなかったが、部屋に戻り先ほど購入したクッキーをほうばった。
その後も部屋でゴロゴロと過ごしテキトーに就寝。
明日は2泊したマイアミビーチを離れ、さらに南下を進めセブンマイル・ブリッジを渡り
アメリカ本土最南端の町キーウェストへ行く予定。
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