2016年12月31日土曜日。
ついに待ちに待った大晦日、ニューヨークタイムズスクエアでのカウントダウンの日がやってきた。
もう何年も前からこのイベントには参加してみたいと思っていて、世界一周をしている今がチャンス、と考えわざわざ中米から飛んできた。
(正確に言うと、”大晦日のニューヨークまで中途半端な空き時間ができてしまったので暇つぶしがてら中米に飛んでいた。”ということになる。。)
情報を集めれば集めるほど『寒い中長時間頑張って待つ割にはそれほど。。』
という類の感想をよく聞いてきたが、まぁそれも実際に自分で体験してみなければわからない。
参加してみたいという強い気持ちがあるのだから、
結果はどうであれとりあえずその気持ちに従い参加してみることが大事なのだ。
今日は午前10時には宿を出てタイムズスクエアへ向かい場所取りを開始する予定。
(1ドル=約117円。 2016年12月31日。)
◎前回の記事↓↓
◉カウントダウン現地情報まとめ↓↓
earthtravel.hatenablog.com
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朝8時起床。
8時30分にキッチンへ行き朝食を作る。
今日もトルティーヤ。
玉ねぎとアボカドとベーコンを炒めてそれに挟む。
相変わらず美味い。
10時。
万全の装備で宿を出る。
幸い、今の所そんなに寒くない。
夜中の23時過ぎ頃にはどのくらい冷え込むのか。
ちなみに私がカウントダウン会場であるタイムズスクエア前に着ていったものは以下の通り。
◎上半身
ウインドブレーカー(ノースフェイス)、
ダウンジャケット(ユニクロ)、
パーカー(ユニクロ)、
ヒートテックのフリース(ユニクロ)、
長袖Tシャツ(ユニクロ)、
半袖Tシャツ(ジーユー)、
ヒートテックTシャツ(ユニクロ)
◎下半身
暖パン(ユニクロ)、
ジーパン(ユニクロ)、
ステテコ(ユニクロ)、
ヒートテックタイツ(ユニクロ)、
オムツ(スーパー)、
靴下三重履き(ユニクロ、ドンキホーテ)。
、、、ユニクロ最強説!!
◎装備品
ニット帽(バートン)、
ネックウォーマー(ノーブランド)、
グローブ(バートン)。
その他持ち物として、
iPhoneとデジカメ、昨夜購入した非常食(プリングルスとチョコミントクッキー)。
結論から言うと、途中ちょっと寒いと感じることはあったが、
このくらいの装備で何の問題もなく場所取り時間を過ごすことができた。
*ちなみにリュックサックなどの大きな荷物は荷物検査に引っかかり持ち込み禁止になることもあるので注意が必要。
なるべく身軽な格好で参加することをオススメする。
10時15分。いつもの最寄駅。
早いもので、ニューヨークに来てからもう一週間が経つ。
なので7日間乗り放題パスの期限が切れてしまっていた。
我々はあと5日間ニューヨークに滞在する予定だったので、再び7日間乗り放題パスを
31ドル(約3627円)でチャージした。
2日間損をしてしまうと思いがちだが、今までの地下鉄乗車頻度的に、それでも7日間
乗り放題パスを購入した方がお得になると考えた。
10時45分。
『Times square 42 Street 駅』に到着。
駅を出て、外の世界へ。
たくさん人が歩いている。みんなカウントダウンの場所取りか?
普段ニューヨークの街を歩いていても日本人を見かけることはあまりなかったが、この
時はたくさん見かけた。
少しこの日本人の多さに驚き、その様子から私はスペインのトマティーナ(トマト祭り)を思い出した。
駅を出たらまず、トイレを探す。
場所取りが始まればもうトイレにはいけないので、場所取りが始まるギリギリまで膀胱
内の水分を絞り出しておく。
11時。
ようやく発見したのがこの『MILLENNIUM BROADWAY』という会場近くにあるホテル。
ロビーに入り、ささっとトイレを利用させてもらった。
宿泊客じゃなくても普通に利用できた。
トイレを済ませ、44st ストリートからブロードウェイ(又は7thアベニュー)方面へ向かう。
しかしそこにはフェンスが並べられていてエリア内に入場できない。
タイムズスクエアはすぐ目の前に見えているのに、なんとも歯がゆい。
近くで警備をしている警察に『入口はどこですか?』と聞いてみたら、
『ここからは入場できない。ぐるーっと周って45st ストリートまで行け。』
と言われた。
*制限エリア内にあるホテルに泊まっている人は宿泊証明証を警察に見せれば通してくれる。
警察に言われた通り回り道をして、徒歩で45thストリートへ。
ちなみにこれがライブ特設ステージ。
ライブ特設会場は45stストリートと46stストリートの間のスペースに設置される。
今年の目玉アーティストはマライア・キャリー。
テイラー・スウィフトの出演を熱望していた私からしたら、正直ちょっと残念なキャスティング。。
◎ライブ会場はこの辺り↓↓(ユニクロの目の前)
11時15分。
45st ストリートに到着して間もなく、ナイスタイミングでゲートが開かれた。
たくさんの人がこのゲートから会場内へ入って行くので、我々も乗り遅れまいとゲート内へ。
一応、手荷物検査はあったが、予想していたよりも簡単なものだった。
こんなテキトーでいいのか、と思うほど。
”悪名高きトランプ大統領就任直後だし、、テロとか起こらないでくれよ。。”
と心から願いながら入場。
(ひょっとしたら我々はたいして荷物を持っていなかったのでチェックが緩かったのかもしれない。)
荷物検査を通過したらとりあえず前へ前へ。
ワン・タイムズスクエア・ビル(43rd ストリート)を目指して進む。
(*カウントダウンや花火、ボールドロップが行われるのはワン・タイムズスクエア・ビルという建物。基本中の基本事項だが、一応確認。)
◎ワン・タイムズスクエア・ビル↓↓
入場している途中、右手を見ると向こう側のレーンにはすでに大行列ができていて、たくさんの人が場所取りをしていた。
いったい何時から場所取りをしているんだ。。
なんとか最前列付近を陣取ることができた。
それもフェンスぎわ。(フェンスがあるともたれることができる。この長丁場ともなると、それがあるのとないのではだいぶ違う。)
しかし、この距離はちょっと近すぎるか。だいぶ見上げる感じになってしまう。
一瞬あえて後方へ戻りもうちょっと引いたところに陣どり直そうかとも思ったが、ネットで見た『43stストリートに近ければ近いほどいい。』と言う情報を信じ、結局可能な限り前の方に陣取ることにした。
*結論から言うと、その情報を鵜呑みにしたのは間違いだった。。
近くても悪いことはないが、個人的には45th〜46thストリートのライブ会場あたりがベスポジかなぁと。
ライブも見れるし、ワンタイムズスクエアまでの距離も近すぎず遠すぎずでちょうどいいくらい。
11時50分。
後ろを振り返るといつの間にかこの大群。
こうなってはもう後戻りはできない。
緊急事態で列を離れることがない限り、この位置で年を越すことがほぼ決定した。
この人ごみの中、隣の人たちは普通に地べたに座りだした。
それどころか、しばらくしたら今度はねっころがり出したではないか。
ちょっとモラルがなさすぎる。
さすがに警察が『立って待つように。』と注意を促す。
そう言われると皆渋々立ち上がっていたが、しばらくするとまた座りだす始末。
何度か注意されてもなかなか改善されないので、その後警察は何も言わなくなってしまった。
13時ごろ。
先ほどまでは誰もいなかった我々の斜め前のエリアに人が集まっていることに気がつく。
”え?あっちの方がよさそうじゃん。”
もしかしてゲートが開く時間ってそれぞれ違うのか?
あのエリアの人たちは早朝から並んでいる人よりも前に陣取ることになる。
なんか、理不尽じゃないか?
まさか限定何枚までの入場券なんてないよなぁ。。
14時ごろ。
我々が陣取っているエリアのすぐ隣にあるステージの動きが慌ただしくなってきた。
前述した通り、ライブステージは45〜46thストリートエリアなので一体このステージはなんなんだろう。
14時45分。
並び始めて約3時間30分経過。
タイムズスクエアの東芝のスクリーンに現在の気温が表示される。
華氏44℉。つまり摂氏6.6℃。
まだそんなに寒くない。
最低気温が38℉(3.3℃)となっているのでまだまだ気は抜けない。
でも0度を下回ることはなさそうでよかった。
15時。
ドバイでは今、新年を迎えたようだ。
タイムズスクエアの東芝スクリーンには、各国の年越しカウントダウンがリアルタイムで表示される。
そんなに盛り上がりはしないが、ちょっとした暇つぶしにはなる。
ちなみに日本とニューヨークの時差は14時間(冬季)なので、ニューヨーク時間の朝10時に日本は一足早く新年を迎えたことになる。
もちろん、日本のカウントダウンも東芝スクリーンに表示されるが、
我々は10時に宿を出たのでその様子を拝むことはできなかった。
ちょくちょく昨日買っておいたプリングルスとチョコミントクッキーを食べて飢えをしのぐ。
もちろん飲み物は厳禁。
持ち込んじゃいけない訳ではないが、トイレに行きたくなっちゃうのでここで飲み物を飲むのは自殺行為と言えるだろう。
14時過ぎでもう日がこんなに傾いている。
太陽の日差しを浴びていれば暖かいが、日陰になると結構肌寒い。
夜大丈夫かなぁ。。
年越しまでの約13時間はおそらく暇な時間が流れるだろうから、私はiPhoneに入れている電子書籍を読んで暇を潰そうと考えていた。
しかし、
周りを眺めて相方としゃべったりしていると思いの外時は早く流れて、
結果的には一度も電子書籍を読むことなく年を越していた。
どんな時でも、誰か喋り相手がいるってありがたいな、と思った。
後述するが、
15時ぐらいからライブパフォーマンスのリハーサル、日が暮れてからはテレビ番組やライブ本番などのエンターテイメントが続々と始まっていったので、それを見ているだけでなかなか有意義な時間を過ごすことができた。
後になって振り返ってみると、思いの外暇をもてあそぶことなく13時間もの待ち時間を過ごせていたと思う。
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15時過ぎ。
突然生演奏が聞こえ出したので、”もうライブ派パフォーナンスが始まったのか?” と思ったが、どうやらこれはリハーサル。
その様子も東芝スクリーンに映し出されるので、前述した通りなかなかいい暇つぶしになる。
今年の目玉アーティストはマライア・キャリーなのだが、残念ながら彼女のリハーサルはここでは行われなかった。
本番をお楽しみにっていうことか。
16時30分ごろ。
我々のすぐ隣あるステージがざわざわしてきた。
ずっと前から”なんだこれ?”と気になっていたが、どうやらこれはテレビ局のステージ。
このステージでタイムズスクエアカウントダウンの様子を生中継するっぽい。
メインMCを務める壇上の男女2人はアメリカの有名人なのだろうが、当然の我々が知った人ではない。
全く知らない人だといまいちテンションが上がらない。
それでも、
本番前のメイクやリハーサル、CM中など、テレビの裏舞台を間近で見ることができてなかなか面白かった。
これもまた、いい暇つぶしになった。
16時50分。
向こう側に陣取っている人たちには赤いスカーフの無料グッズが配られ始めた。
日も暮れてきて気温が下がり出してきていたので重宝するだろう。
我々の方にもスカーフを配りに来ることを首を長くして待っていたのだが、
結果的にスカーフが我々のエリアに配られることはなかった。
なぜだ、こっちの方が早い時間から並んでいるのに。。
陣取る場所間違えたかなぁ。。
それでも無料カウントダウングッズは1つだけではないはず。
他のものも配られることを期待しじっと待機するしかない。
ちなみに、
私が履いているオムツはまだその役目を果たしていないのでご安心を。
〜後半へ続く〜 ↓↓(いよいよ年越し)
◉カウントダウン現地情報まとめ↓↓