2人で地球を旅行中。(カップル世界一周ブログ)

カップル世界一周ブログ。初海外が世界一周のアラサー女子と海外経験まぁまぁの20半ば男子の旅の東西南北世界見聞録。どこへ行くかはお金と気分次第。海外の情報や日々の生活を書き留めます。

スポンサーリンク



ニューヨーク10日目①〜【コニーアイランド】ネイサンズ本店でホットドッグを食らう〜 世界一周193日目★前半

2017年1月2日 月曜日。

 日本とは違いアメリカでは正月というものがなく、1月2日からはもう普通の日なのらしい。

 

今日の大きな予定としてはまず、ブロンクスからお隣の地区ハーレムへ宿移動。

それが終わったらブルックリンの南端にあるコニーアイランドへ行き、

ネイサンズ本店でホットドッグを食べる予定。

 

毎年7月4日のアメリカ独立記念日に『ホットドッグ早食い選手権』が行われることで有名なこのネイサンズ。

かつてはこの大会を6連覇した日本人フードファイター、小林尊の独壇場となっていた。

 

大食いファン、並びに小林尊ファンとして、

ここネイサンズ本店はニューヨークに来たら絶対に訪れておかなければならない場所なのだ。

 

(1ドル=約117円 2017年1月2日。)

▼前回の記事

earthtravel.hatenablog.com

 

▼タイムズスクエアカウントダウン情報

earthtravel.hatenablog.com

 

f:id:Relie:20170701053428j:plain

11時40分。

パッキングを終え、9日間もお世話になったブロンクスの宿を去る。

 

ちょうどオーナーがキッチンに出てきていて、

 

『今度来る時はここに連絡してこい、いつでも泊めてあげるから。』

 

と言って連絡先の書かれた紙を渡してくれた。

 

9泊もしたので、すっかりお得意様みたいになってしまった。

  

f:id:Relie:20170701053437j:plain

ハーレムにある新たな宿までは2キロ未満

大した距離ではないが、大きな荷物を持ってのこの距離の移動はなかなかしんどい。

 

しかも川を越えるので大きな橋を渡らなければならないし、おまけに天気はあいにくの雨。

 

めんどくささマックスである。

 

そんなこんなでようやく目的である建物前に到着したのだが、またあの事態に陥る。

 

そう、オートロックのため建物内に入れないのである。

 

”またかよ。。”

 

ブロンクスの宿に入る時もこの状態に陥り、

クリスマスイブの夜を危うく宿無しで過ごすところだった 我々。

 

(過去にヨーロッパでエアビーを使う際もこの手のトラブルはよくあった。。

外人からしたら、ゲストは宿に着いたら電話で連絡をするのが当たり前みたい。

みんながみんなSIM持ってるわけじゃないのにね。。)

 

今回はそんなことが起こらないように、あらかじめ何度も念入りに

 

『我々は電話を持っていないのでチェックイン時に電話は使えない。』

 

ということをホストに伝えていた。

 

にもかかわらずこの有様。

 

”本当、なんで外国人って人の話をちゃんと聞けない人が多いのだろう。”

 

思わずそう思ってしまう。

 

途方に暮れた我々はなすすべもなく、ただただ建物の前に立ち尽くすしかなかった。

 

しばらく建物の前で待機していると、一人の黒人青年が建物から出てきた。

 

私はすかさずその青年に声をかけ、

 

『エアビーで宿をとったのだがホストと連絡が取れず部屋に入れない。』

 

という現状を説明。

 

幸いホストの電話番号は確認できたため、その青年に電話をかけてもらうことに。

 

電話に出たホストに部屋番号を教えてもらい、ようやく部屋までたどり着くことができた。

 

この偶然現れた表情一つ変えない親切な黒人青年にマジで感謝である。

 

スポンサーリンク

 

 

f:id:Relie:20170701053954j:plain

12時30分。チェックイン。

 

前述した通り、

今回もエアービーアンドビー略してエアビーという民泊サイトを使っての滞在。

 

前回はブロンクス、今回はハーレム。

 

これらのエリアは黒人がたくさん住むエリアで治安があまり良くないイメージを持ちがちだが、それは一昔前のこと。

 

現在では普通に生活していればよっぽど大丈夫なエリアになっている。と思う。

(と、10日弱過ごしてみて感じた。)

 

ブロンクスやハーレムは比較的宿泊料金が安かったので、おのずとこのエリアの滞在になってしまっていた。

 

決して好きでこのエリアを選んでいるわけではない。

 

f:id:Relie:20170701053447j:plain

今回も『個室』という宿泊形態で、ホストは別の部屋で生活していて、リビングやキッチン、シャワーなどはホストと共用。

 

個室を間借りすることで我々のプライベートは保たれる。

 

料金は2泊で13782円。

1泊1人3445円計算。

 

今日チェックアウトしたブロンクスの宿より1泊1人あたり約1000円も安い。

 

年末もこの値段で埋まっていたのか、それとも年末特需が終わって値下げされたのか。。

 

f:id:Relie:20170701053503j:plain

12時50分。

昼飯はネイサンズでホットドッグ!と決めていた私は早速部屋を飛び出す。

 

ハーレムからブルックリン地区の南端に位置するコニーアイランドへは、

メトロで少なくとも1時間30分はかかる。

 

私はまずレッドラインの3番に乗り、

途中タイムズスクエア駅でイエローラインのQに乗り換える方法でコニーアイランドを目指した。

 

ちなみに相方は外出したくないということで今日は1日部屋で待機。

 

実は我々、この時また喧嘩していた。。

 

この数日間で、これが3度目。

 

仲直りしてもすぐにまた喧嘩をするこの状況。。(こんなことは今までなかった。)

 

さすがに気が滅入ってしまう。

 

f:id:Relie:20170701053513j:plain

14時15分。

車窓からコニーアイランドの遊園地が見えてきた。

 

朝から降っている雨はまだまだ止む気配はない。

 

遊園地や水族館があるリゾートエリアとして知られるコニーアイランドだが、

何度も言っている通り私の目的はネイサンズ本店でホットドッグを食べること

 

このような娯楽施設に用はない。

(というか、この時期遊園地はオープンしてない。)

 

f:id:Relie:20170701053803j:plain

コニーアイランド・スティルウェルアベニュー駅で下車。

 

駅を出てちょっと歩くと、いきなり目の前にネイサンズ本店がドーンと現れた。

 

想像していたよりもデカくて派手な店構えに少し驚いた。

 

f:id:Relie:20170701053521j:plain

入店する前にまずは外観を舐め回す。

 

ネイサンズは1914年

ポーランド移民のネイサン・ハンドワーカーらによってここコニーアイランドに創業された店。

 

1987年にハンドワーカーが店舗をを売却したことにより、

以後1990年代には急速にフランチャイズ化が進む。

 

今ではアメリカやその他の国々で200を超えるレストランを展開している。

 

2003年には日本にも進出してきたのだが、現在では完全撤退してしまっている。

 

f:id:Relie:20170701053534j:plain

そして忘れてはならないのがこれ。

 

毎年アメリカの独立記念日である7月4日にネイサンズ本店前で開催される

『ホットドッグ早食い選手権』。

 

かつては『TVチャンピオン』の大食い企画で人気を博し、

新井和響、小林尊、ジャイアント白田、赤坂尊子など人気フードファイターも参戦。

 

体のデカいアメリカ人相手に圧巻の食べっぷりを見せつけてきた。

 

小林尊に至っては2001年の初参戦時、

今まで新井が保持していた12分間に25本という記録を一気に倍の50本まで伸ばし、他を寄せ付けない圧倒的な強さで優勝。

 

そんな鮮烈なデビューから2006年大会まで王座を守り続け6連覇を達成している。

 

*2010年にネイサンズといざこざがあって以来、小林尊はネイサンズホットドッグ早食い選手権には出場しなくなってしまった。

 

電光掲示板には次回大会(つまりは7月4日)までのカウントダウンと、

現在の男女の世界記録が表示されている。

 

ちなみに男性の世界記録保持者は10分間にホットドッグ70本を平らげたジョーイチェスナット。

電光掲示板の右端で堂々とチャンピオンベルトを掲げているのがその男だ。

 

かつてはこの電光掲示板に小林尊の姿も載っていたのだが、

現在は例のいざこざのおかげで姿を消してしまっているのが非常に残念。。

 

f:id:Relie:20170701053541j:plain

外観を味わったらいよいよ店内へ。

 

f:id:Relie:20170701053613j:plain

f:id:Relie:20170701053646j:plain

店内は思っていたより広々としていた。

 

f:id:Relie:20170701053607j:plain

ハンバーガーやプレート料理など、ホットドッグ以外にも豊富なメニューを取り揃えていることも意外だった。

 

f:id:Relie:20170701053657j:plain

こちら、ホットドッグとフライドポテトメニュー。

ネイサンズの2大看板メニューか。

 

私は普通のホットドッグとトロッとしたチーズがのったホットドッグを1本ずつ注文した。

 

f:id:Relie:20170701053621j:plain

ケチャップやマスタードはセルフサービス。

ケチャップもマスタードも嫌いな私にとっては非常にありがたいシステムだ。

オーダー時に『ケチャップとマスタード抜きで。』といちいち言わなくてもいい。

 

f:id:Relie:20170701053629j:plain

これがネイサンズのホットドッグ。

 

手前のが『CHEESE DOG』4.75ドル(約555円)。

奥のが『ORIGINAL HOT DOG』4.25ドル(約497円)。

 

うん、完全にブランド料とってるな。値段が高すぎる。

 

f:id:Relie:20170701053634j:plain

その値段の割に、作りはパンにソーセージを挟んだだけという非常にシンプルなもの。

 

そして大きさは思いのほか小ぶり。

 

ガチに考えて、これなら10分で十数本くらいは食べられそうだ。

 

f:id:Relie:20170701053639j:plain

熱々でジューシーなソーセージにはしっかりと味が付いているので、

ケチャップやマスタードを付けなくても十分に美味しい。

 

興味本位でチーズドッグも注文してみたが、

私はやはりオーソドックスなオリジナルホットドッグの方が好みかな。

 

それにしてもサイズが小さかったので、味わって食べてもすぐに完食してしまった。

2本じゃ正直物足りない。

 

本当、もう少し値段を下げてほしい。。

 

スポンサーリンク

 

 

f:id:Relie:20170701053742j:plain

f:id:Relie:20170701053717j:plain

14時30分。

ネイサンズでホットドッグを堪能したらコニーアイランドを適当に散策。

 

雨が本当にうっとうしい。

 

そして、

シーズンじゃないため遊園地をはじめその周りのショップなどはシャッター街と化しており閑散としていた。

 

f:id:Relie:20170701053723j:plain

一応ビーチに出てみるも、こんな雨の日には誰もいない。

 

というか、

このオフシーズンにコニーアイランドに観光にくる人など滅多にいないのでは。 

 

f:id:Relie:20170701053732j:plain

ネイサンズのグッズが買えるというギフトショップも閉店していた。

 

Tシャツとか、何かいいグッズがあれば記念に買ってもいいかなと思っていただけに残念だ。

 

f:id:Relie:20170701053737j:plain

コニーアイランドの象徴の一つとなっているこの遊園地は『ルナ・パーク』といい、

1903年に開園して以来2度の閉園を経験している。

 

しかし現在は毎年イースターからハロウィーンまでの期間限定で営業している。

 

1853年(嘉永6年)に開園した日本最古の遊園地『浅草花やしき』には及ばないものの、

コニーアイランドのルナ・パークも100年以上の歴史を持つ老舗遊園地だ。

 

f:id:Relie:20170701053750j:plain

春になればここも活気あふれる巨大テーマパークになるのか。

 

『閉園して何年も経った廃れた遊園地』といった雰囲気の現在の姿からは想像ができない。

 

f:id:Relie:20170701053756j:plain

最後にネイサンズ本店を見納め。

 

次回来る時はホットドッグ早食い選手権を生で観戦したいな。

 

一般観戦できるものなのかどうか知らないが。。

 

f:id:Relie:20170701053816j:plain

15時。

ネイサンズ本店から帰りの駅に向かう途中、ダンキンドーナッツがあった。

 

一度はそこをスルーして駅に向かったのだが、

どうにも気になってしまい結局は引き返して、買うつもりのなかったコーヒーを1杯購入してしまった。

 

ホットコーヒーSサイズで2.17ドル(約253円)。

 

f:id:Relie:20170701053838j:plain

 あいにくの気候に体が冷えていたということもあるが、

これは完全にタイムズスクエアで流れていたダンキンドーナッツのコーヒー広告のせい。

 

カウントダウンの場所取りの際、

13時間ずーっとこの広告が目の前のスクリーンで流れていて、

ダンキンドーナッツの前を通った時突然その広告が頭をよぎった。

 

そしてたちまち頭の中はダンキンドーナッツによって占拠され、

無性にそのコーヒーが飲みたくてしょうがない状況に陥ってしまったというわけ。

 

広告効果の威力を改めて体感した。

 

そのコーヒーを片手に地下鉄に乗り込み、私は再びマンハッタンを目指した。

 

 

〜後半へ続く〜 

earthtravel.hatenablog.com

 

▼あわせて読みたい

earthtravel.hatenablog.com

earthtravel.hatenablog.com