1月2日月曜日。
今朝は9日間滞在したブロンクスの宿をチェックアウトし、お隣の地区ハーレムに宿移した。
エアビー特有の『チェックイン時部屋に入れない。』というアクシデントを相変わらず経験しながらもなんとかチェックイン。
その後私は1人地下鉄に乗りブルックリンの南端に位置するコニーアイランドを目指した。
そこでネイサンズという『ホットドッグ早食い選手権』で有名なアメリカの老舗ファストフード店で名物のホットドッグを2本食す。
閑散期のコニーアイランドに長居は無用なので、
ネイサンズを食べ終えちょろっとその辺を散策したら再び地下鉄に乗り込みマンハッタンへ戻った。
(1ドル=117円。 2017年1月2日)
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15時。
メトロに乗り込み再びマンハッタンへ。
先日のダイカーハイツへの移動もそうだったが、1時間を超える長いメトロ移動はなぜか落ち着く。
メトロだけに限らず、そこそこ快適な乗り物での長時間移動は好きだ。
だから飛行機も1、2時間の短時間フライトより、
5〜10時間くらいはかかる中・長時間フライトの方が好み。
”とりあえずOO時までは何も考えなくていい”っていう確保された時間が落ち着くんだな。
乗り物の場合だとその確保された時間を過ごしているだけで ”移動” という一つの目的が果たせてしまうのでより心地よく感じてしまうのかもしれない。
(悪路を行く長距離バスを10時間以上も、というのはさすがに嫌だ。。)
16時20分ごろ。
私は買い物をするため、毎度おなじみロウアーマンハッタン付近で地下鉄を下車。
このエリアに店舗を構えるアンダーアーマーショップで、前々からちょいちょい探していた日本の友達へのお土産をそろそろ購入しおこう。
しかし、アンダーアーマーショップへ行きお目当のデザインのTシャツを購入しようとするも、友達に合うサイズのものが品切れ状態。
”さて、どうしたものか。。”
と考えた挙句、
私はワールドトレードセンター跡付近にあるアンダーアーマーショップへ急遽向かうことにした。
こういう時にメトロ乗り放題券を持っているとためらわずに即行動ができる。
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ワンワールドセンターの駅構内。
昨日も来たこの近代的な空間へ今日も訪れることになるとはな。
GPSを頼りに、グーグルマップ上に立てたピン、つまりはアンダーアーマーショップを目指し歩く。
しかし目的の場所に到着しても、アンダーアーマーはおろか何かしらのショップすら見当たらない。。
あるのはよくわからない大きなビル。
もしかしたらこの地下に店舗を構えているのかもしれない、
と思ったが、ガラス張りの向こうの光景を見る限り観光客や買い物客が入って行くようなところではない。
その雰囲気は完全にオフィスビル。
それでも私は諦めずにその周辺を歩き探し回ったが、
結局ここでアンダーアーマーショップを発見することはできなかった。
◎発見できなかったワールドトレードセンター跡付近のアンダーアーマー↓↓
18時過ぎ。
結局またロウアーマンハッタンのショッピングエリアに戻ってきた。
先ほどのアンダーアーマーショップで第2候補だったTシャツを1枚購入。
その後は近くのアディダスショップへ行き、2枚目のTシャツを物色。
その友達には旅前も旅中も大変お世話になっていたので、Tシャツを2枚買っていこうと思っている。
アディダスショップでもいいデザインのものがあったが、またしても欲しいサイズが在庫切れ。。
店員さんに入念に在庫確認をしてもらうと、他の店舗になら在庫があると。
しかもその店舗はここから徒歩10分ほどで行ける距離にあるらしい。
期待を胸にその店舗に行ってみるも、結局ここにも希望のサイズの在庫は置いていないと言われた。。
”ちくしょう、さっきの店員嘘つきやがったな。”
少しの憤りと大きな失望を感じながらも、私は他にいいものはないかとこの店舗の商品を物色した。
するとなかなかいいデザインのTシャツを発見。
そして今度こそサイズはドンピシャ。
迷わずそれを購入し、だいぶ手こずりながらも必要な買い物を完了することができた。
それにしても、年末に下見に訪れた時にはもっと在庫がたくさんあったように思うのだが。。
もしかしたらクリスマス後のセールで一気に売れちゃって、今はちょうど商品入れ替わりの時期で在庫切れが多発しているのかもしれない。
(結構濃厚な理由だと思う。)
年末年始に買い物をするなら、年末のクリスマス後くらいに済ましておくのが得策かもしれない。
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19時30分。
ハーレムの宿に帰宅。
部屋に荷物を置き、すぐに近所のスーパーに買い物に出かけた。
地元の人が集まるようなスーパーで、店員もお客さんもほとんどが黒人。
ハーレムにいるんだなぁ、ということを強く実感。
20時20分。宿に戻る。
スーパーで購入したのは、
食パン1.49ドル(約174円)、
玉ねぎ1個0.53ドル(約62円)、
トマト2個0.90ドル(約105円)、
豚肉1.84ドル(約215円)、
のトータル4.76ドル(約557円)。
20時30分。晩飯作り。
キッチンはホストと共用だが、非常に綺麗に整えられていて使いやすかった。
トースターはないがオーブンでトーストを作れるらしく、一気に6枚焼くことができた。
本日のメニュー、『豚肉トマトと玉ねぎサンド』の完成。
オーブンだとすごく綺麗に焼ける。
味はもちろん美味しい。
今日は一日中部屋に閉じこもっていて何も食べていないはずの相方にもすすめるが、いらないと。
まだまだ仲直りをできるような雰囲気ではない。
21時過ぎ。
リビングで1人晩飯を食っていたら、新たなゲストがやってきた。
しかもその方は日本人青年。
ちょうど食事を取り終えた私はその青年とそのまましばらくおしゃべり。
どうやら彼はまだ18歳らしく、現在はアメリカの学校に通っているのだとか。
高校を卒業して去年の9月に渡米したばかりなので、英語はまだまだうまくしゃべれないという。
現在は冬休みで同じ学校の日本人の友達と2人でアメリカ旅行を楽しんでいる最中なのだとか。
そんな感じでその青年と話していると、ホストも加わってきて3人での会話が始まる。
今まで無愛想気味だと思っていたホストだが、
日本には何回も来たことがあるらしい親日家で、意外とお茶目な部分もあることがこのやりとりで判明した。
やっぱり、人間喋ってみたいとどんな人かわからない。
『そういえば、君らの部屋はどこ?』
私が青年にそう尋ねると、
『なんか、ここみたいです。』と答える。
なんとリビングが彼らの部屋になるらしい(笑)
『でもベッドがないじゃん。もしかしてソファーで寝かされるの?』
そう私が言うとホストが立ち上がり、
『ベッドならある。』と言わんばかりにソファーをいじり始めた。
どうやらこれはソファーベッドだったらしく、たちまち大きなダブルベッドが姿を現した。
『え、でも君、一緒に旅行してる友達って男だよねぇ?』
『そうです。まあでも、二人で仲良く寝ますよ(笑)』
青年はそう言い、一応最後に自分らはそっち系の人間ではないということも付け加えていた。
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22時。
彼らとの会話の切れ目をつかむことができずすっかり遅くなってしまったが、
私は昨日まで泊まっていたブロンクスの宿の前まで来ていた。
今朝チェックアウトする際、すっかり冷蔵庫の中に食材を置きっぱなしにして来てしまったのでそれを取りに来たわけだ。
ホストには知らせていたが伝えていた時間を少し過ぎてしまったせいか、宿に到着しても誰もいなくて建物内に入れない。
”またこの扉前での立ち往生かよ。。”
クリスマスの悪夢再現か。。?
デジャブの発生に肩を落とした私はその後しばらく扉前で待機。
しばらくして誰かが出て来たタイミングで、すかさず建物内に潜入することに成功。
階段を登り、泊まっていた部屋の扉の目の前まで近づいたらかろうじてワイファイが飛んでいたので、それに接続してホストに扉を開けるようメッセージを打つ。
しかし、その後30分が経過してもホストからの音沙汰は無し。
扉をノックしても誰も出てこない。
”おいおい、せっかくここまで来たのを無駄足にさせる気か。。”
そう思いながらさらに待つこと20分ほど。
ようやくホストが姿を現し部屋に入れてくれた。
相変わらず悪気など微塵も感じさせないひょうひょうとした表情を浮かべている。
でもどこか憎めないのがこのホストのずるいところ。
キッチンへ行くと、主人が料理を作っていた。
”なんだよ、いるなら扉開けてよ。。”
主人は、
”なんでニューヨークを去ったはずのお前がまだここにいるんだ?”
といった感じの不思議そうな表情を浮かべしばらくぽけぇーっと私を見ていた。
そんな主人を尻目に、私は冷蔵庫をあさり忘れていた食材を取り出す。
全て取り終えたら未だに事態が飲み込め切れていない様子の主人に笑顔で挨拶をしてその場を去った。
正面玄関を出る際、偶然今ご帰宅のオーナー夫人と遭遇した。
奥さんは主人とは全く違う反応で、目を見開いていかにもアメリカ人らしいリアクションを見せたあとすぐに
『今日出ちゃうのね!残念だわぁ!ニューヨークに来る時はまたここに泊まってね!!バイバーイ!』
と元気いっぱいに別れの挨拶を言ってくれた。
滞在中頻繁に交流があったわけではないが、9日間も滞在していたらすっかり上得意様になっていたみたいだ。
取り戻した食料を持ってハーレムの宿へ。
行きは急いでいたので走ったが、帰りはゆっくり歩いて帰った。
宿に着いたのは0時近く。
さすがに今日はもう就寝だ。
明日はなにしよう。
まずは相方とニューヨークに来て3度目の仲直りが最優先。
それが成功したらそろそろ友達とかに配るお土産を購入しないといけないかな。
今日買ったTシャツ2枚とはまた別のお土産ね。
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