昨日、タイの首都バンコクに到着し、本格的に世界2周目をスタートさせた我々。
カンボジアのシェムリアップ行きのバスチケットを買いに行き、世界の都市をテーマにした風変わりなショッピングモール『ターミナル21』を散策し、夜にはバンコクの歓楽街の雰囲気を見学しに行った。
カンボジアへ行くのは明日の予定なので、もう1日バンコクで過ごすことになる。
とりあえず今日最初の予定は、宿移動だ。
(1バーツ=約3.2円 2017年3月4日。)
◎前回の記事↓↓
今朝は4、5度寝くらいして、結局10時過ぎに起床。
やはり前日空港泊だと、しっかりと睡眠がとれていないのか。
とりあえず1階のリビングへ行くと、食パンとジャムが用意されていた。
これが朝食か。
トーストを焼いていると、もろオネェが入った現地人に、オネェ風に話しかけられた。
『ハーイ、日本人ね♡ よろしく♡ ところで私の顔はタイ人に見えるかしら?♡』
と、私に問うてきた。
『イ、イェス。』
私は少し戸惑いながらそう答えた。すると、
『違うわよ〜♡ 私はインドネシア人よ♡』
と、正された。
そんなのわかるはずねぇだろ。
日本人、中国人、韓国人がよく間違えられるように、東南アジア諸国間でもそのような微妙な違いというのが存在しているのか。
ようやくトーストが焼きあがり、そのインドネシア人のオネェとのようやく別れの挨拶ができた。
すかさずできたトーストを部屋に持って行き食べる。
そのままリビングで食べようものなら、そのオネェに何されるかわからないからな。
12時。チェックアウト。
ここの宿(VX THE FIFTY)は本日満室だというので、1泊しか予約を入れていなかった我々は宿の移動を強いられた。
大きな移動はめんどくさいので、2軒目の宿もオンヌット駅の近くで探して予約した。
徒歩12分ほどで本日の宿、『First Inn Bangkok(ファースト・イン・バンコク)』に到着。
◎ファースト・イン・バンコクの場所↓↓
とりあえずチェックインし、荷物を部屋に置く。
ロッカーは廊下にあり、かなり大きめ。
10人部屋男女共同ドミトリー。
1人1泊659円。
ワイファイあり。
トイレシャワー共同。
朝食は付いていない。
共同のシャワー、トイレ、洗面所はこんな感じ。
シャワーの水圧水温も問題なく、清潔感も問題ない。
世界2周目に出るにあたって、日本からパスタやカレー、日本米などの食材を豊富に持ってきた我々は、本日の昼ごはんはこの宿のキッチンを使ってパスタでも作って食べようと思っていた。
しかし、この宿にはキッチンはあるがコンロがないと。
”なんでだ!?”
そいいえば、今朝チェックアウトした宿にもキッチンはあったがコンロはなかったな。
東南アジアの宿ではキッチンにコンロがないのは当たり前なのか??
(事実、この先東南アジアを放浪するにあたって何件もの格安ホステルに滞在してきたが、コンロ付きの宿というのは非常に少なく、あっても主にスタッフが使う用、といったところがほとんどだった。)
ちなみに、その他東南アジアのホステルの特徴として、館内は土足禁止で入り口で靴を脱がなくてはならない、だいたいの宿のチェックアウトは12時、というのがあげられる。
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自炊ができないなら仕方がない。
宿のスタッフに、『この辺でオススメのパッタイ屋さんはないか?』
と聞くと、
『パッタイねぇ、テスコのフードコートのパッタイが美味しいわよ。』
と言われた。
食事にフードコートをすすめてくるあたりがいかにもタイっぽい。
テスコへは行かなかったが、この辺りの観光地『ワット・マハーブット(マハーブット寺院)』へ行く途中にあったデパートのフードコートへ寄った。
”タイのフードコートは抜群の安定感を持っている” ということは我々も薄々気づいていた。
ここでも昨日のテスコ同様、まずはミールカードを購入してから料理を注文する形式。
おそらくタイのフードコートはどこへ行ってもこのシステムなのだろう。
私は昨日相方が食べていて美味しそうだったカオマンガイの蒸し鶏と揚げ鶏ミックスを50バーツ(約160円)で注文。
さすが、安定の美味しさ。
ちなみに相方が注文したパッタイには麺が入っておらず、もやし炒めみたいな料理に仕上がっていた。
パッタイの主に麺を楽しみにしていた相方はたいそう残念がっていた。
昼食後はこのデパートをフラフラ。
外は暑いからすぐには出る気になれない。
タイのスーパーではたくさん試食をやっていたが、スタッフに積極性がなく、前を通っても『ご試食をどうぞー。』的な営業は一切かけてこない。
試食を食べたい場合は自分からガツガツ行かなくてはならない。
そして我々はこのスーパーで2リットルくらいの水を購入しようとしたのだが、大きいのは束売りばかりでばら売りが売っていない。
ヨーロッパのスーパーだと、ビニールでまとめられた束を容赦なくビリビリに破って個別で購入が可能だったので、ここでもそうだろうと思いビニールで束ねられている束を分解しようとした。
しかし、周りを見てもビリビリに破られた束は1つも存在しない。
店員さんに確認したら、やはりこれらは束売りなので勝手に破ってバラで購入することはできないと。
危ない危ない、危うく商品をボロボロに解体するところだった。
その後、アメリカでよく見かけた『DQ』を発見したため、そこで食後のデザートをとることに。
我々はアメリカ横断時にこの店を見たときは読み方がわからず『ドキュン』と呼んでいたが、正式には『デイリークイーン』と読むのが正解である。
BLIZZARDという名物アイスを購入。
この商品にはトルコアイスのような粘り気があり、
『ひっくり返してもその粘り気のおかげでアイスが落ちませんよ。つまりそれだけ濃厚なんですよ。』
ということをアピールするために、店員さんが商品提供時にわざとアイスの入ったカップを逆さまにして渡してくれるという演出がある。
本場アメリカだけでなく、ここタイでもその演出は健在だった。
しかしアメリカの時もそうだったが、手首のスナップを効かせて一瞬くるっとひっくり返すだけ。
しかもタイの場合店員さんは無表情。
その様子はシュールで面白かったが、”実際その演出、やる意味あるのかなぁ?”、と思ってしまった。
◎アメリカ横断じに行ったDQ体験↓↓
こちらがBLIZZARD抹茶味35バーツ(約112円)。
これをフードコートへ持って行って食べる。
14時30分。
ようやく外へ出て、本来の目的であるマハーブット寺を目指す。
クーラーとアイスで体を冷やしても、外へ出れば一瞬でまた熱を帯びてしまう。
そのくらいこの時期のバンコクは暑い。
14時50分。
マハーブット寺院に到着。
ここにはメー・ナークという女性の霊が祀られていて、観光客というよりもどちらかというと地元タイ人に人気の高い寺院だそう。
事実、歩いていても観光客っぽい人はあまり見かけず、地元民が多い印象だった。
◎マハーブット寺の場所↓↓
一部の間では”メー・ナークを参拝すると恋愛運がアップする”とも言われているらしい。
その所以は話すと長くなるので割愛するが、要は夫一途な女性霊だったからしい。
『ナンナーク』という、このメー・ナークを取り上げた映画もあるらしく、なんとあの『タイタニック』を抜いてタイ映画史上No. 1の興行収入を記録したらしい。
境内には魚や亀など、”なんで寺でこんなもの売ってんの?”っていう生き物がたくさん売られていた。
なんでもこれはタンブン(徳を積む)のための生き物らしく、それらを購入してすぐそばを流れている川に流して徳を積むらしい。
そして流す生き物の種類によってその効果もそれぞれ違うという。
とりあえずこの川沿い、鳩が大量にいて鬱陶しかった。
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鳩の少ないエリアへ行き、少し川沿い散歩を楽しむ。
帰りも徒歩で帰った。
あまりの暑さに、途中セブンイレブンなどのコンビニを見つけるたびに涼みに入った。
そんなことを繰り返しながら、15時45分、オンヌット駅のテスコに到着。
とりあえずフードコートへ行き無料の水を飲んで一息つく。
そしてそのままテスコのスーパーへ行き、パンコーナーで明日の朝食用にパンを購入した。
その後は一旦宿に戻り、昼寝やネットなどをして休憩。
19時になったら晩御飯を食べるためにBTSで外出。
めんどくさいことにBTSの券売機はコインしか使えないので、札しかない場合は窓口で両替をしなくてはならない。
札に対応していない券売機の不便さったらない。
19時30分。
BTSのトンロー駅で下車し徒歩数分。
到着したのはネットで調べたパッタイ専門店。
名前はよくわからない。
◎パッタイ専門店↓↓
店内には欧米人がたくさんいた。
タイミングの問題か、それとも地元民はあまり来ない観光客向けの店なのか。
『メニューありますか?』と聞くと、
『チキンかポークかシーフドよ。』
と、3択に絞られた。
さすが専門店、メニュー数を絞っているのだな、と思ったが、壁に貼られているメニューを見ると少なくとも6種類くらいありそうなのだが。。
そんなことを思いながらも、我々はチキンパッタイ100バーツ(約320円)を2つ注文した。
相方はシンハービール90バーツ(約288円)も注文。
私は酒は飲まないので、これ一本相方一人で飲む。
ご希望とあらばビールに氷を入れてくれる。
こちらがチキンパッタイ。
今日の昼のフードコートのパッタイとは違いちゃんと麺は入っていたが、麺の量は少なめ。
それに加え麺はなかなか細め。
もやしなど、野菜の方が目立ってしまう感じ。
決してまずくはないが、期待値が大きかっただけに少しがっかり。
相方曰く、
この↓↓
時にカオサンで食べたパッタイの方が美味しかった、とのこと。
20時過ぎ。
パッタイを食べ終えたらこのトンロー駅付近を少しフラついてみた。
このエリアにはラーメン屋、焼肉屋、居酒屋など、日本食レストランがたくさんあった。
もちろんタイならではの路上屋台もちょいちょいあり、総合的になかなか賑わいを見えせているエリアだった。
21時過ぎごろ、宿に戻る。
シャワーを浴び、ダラダラ過ごしながら、23時ごろに就寝した。
明日は朝9時のバスでお隣の国、カンボジアへ移動。
カンボジア入国にはビザが必要で、現地ビザで30ドルも払わなければならない。
少し面倒だが、世界遺産のアンコールワットを見るため、まずはシェムリアップと言う街へ向かう。
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