昨日の17時30分。
ベトナムの古都フエを出発し、現在の首都ハノイを目指してバスに揺られた。
フエからハノイまでは長距離バスで約13時間の長旅だ。
(2万ドン=約98円 2017年4月2日。)
▼前回の記事(古都フエ)
13時間の長旅だったが、
この座椅子のようなスリーピングシートのおかげで意外と快適に過ごすことができた。
そして朝6時20分。
ハノイのシンツーリストオフィス前にバスは停車。
ここで全員下車する。
ハノイには本物のシンツーリストオフィスが2軒あるが(ニセモノは山のようにある)、
バスが到着したのはここのシンツーリストオフィス↓↓
早速徒歩で予約している宿へ向かう。
通る道がいいからか、
朝のハノイはホーチミンほどの喧騒はなく静かで落ち着いている雰囲気だった。
6時50分。
細い路地に入ったところですごく分かり辛かったが、なんとか今回の宿
『Summer Place Hotel(サマー・プレイス・ホテル)』に到着。
まだ7時前。さすがにまだチェックインできないので、ロビーで待機。
親切にもウェルカムドリンクを出してくれた。
ここのホテルのスタッフもみんな笑顔で愛想がいい。
ベトナムでは笑顔で愛想がいい人がたくさんいて、なんか癒される。
物価安いし、人はいいし、ベトナムにハマる人の気持ちがわかる気がする。
8時過ぎ。
ずっとホテルでじっとしているのもなんなので、ホーチミン廟というハノイの観光名所へ出かけた。
すると、、
なんだこの大行列は!?
この大行列のあとを追ってみるも、長すぎてなかなか最後尾が現れない。
ここまでの大大大行列は生まれて初めてかも。
やっと現れた最後尾。
観光客だけでなく、地元の人たちも結構並んでいる様子。
これが何の行列なのか見当もつかなかったが、とりあえず最後尾に並んでみた。
並びながら考えて、嫌になったら抜ければいいのだ。
行列に並ぶこと約35分。門をくぐるところまで到達。
思いの外流れが早かった。
そこではセキュリティーチェックがされており、私は荷物をクロークに預けるように支持された。
タグをつけ、荷物をクロークに預ける。
よし。やっと中に入れたぞ。
と思ったら、、
ここからも大行列は続く。。
本当に、一体何なんだこの大行列は?
荷物を預けてからさらに1時間弱も並んだ。
そして見えてきたのはこの建物。
なるほど、これがホーチミン廟か。
この時やっと、これが廟内に入るための大行列だということがわかった。
流れに従い我々も廟内に入って行ったわけだが、廟内ではビックリ仰天なものが展示されていた。
なんと、ベトナム独立の父ホーチミン氏の遺体が堂々と展示されているのだ。
そんなことまったく知らなかった我々は、最初それが本物なのかどうか目を疑った。
しかし、本物だからこれだけの大行列ができるのだろう。
なんかひんやりした空間だなぁと思ったら、遺体を保管するためだったのか。
並んでいる時はイライラしていたが、廟を出た時には ”並んで良かったぁ。。” と思えた。
そのくらい貴重なものを見させてもらった。(しかも無料で。)
*廟内は撮影禁止(さらに私語も禁止)だったので写真は残っていない。
ホーチミン廟に感動したのはいいが、
早くしないと『11時までに戻ってきて。』と言われたクロークに間に合わない。
地図を見て最短距離をとって戻ろうとすると、
『逆走をするな。こっちへ進んで、ホーチミンの家を見て戻れ。』
と警備員みたいなのに指示される。
仕方がないので言われた通りに進むと、
ホーチミンの家エリアに入場するには40000ドン(約198円)の入場料がかかることが判明。
”ここで金取るのかよ!?”
仕方なく入場料を払い、ホーチミンの家などを見学。
ちなみにベトナム人は入場料は取られない。
この質素で素朴なな木造高床式の家が、ホーチミンが晩年住んでいた家なのだという。
先ほどの黄色い洋風の建物は、ホーチミンが執務を行っていた大統領府。
このエリアも行列や人混みがすごくて気が滅入りそうだ。
時間に追われている時はなおさらだ。
超絶な人ごみを抜け、ようやく出口付近に。
この独柱寺という、文字どおり1本の柱で支えられた寺もホーチミン廟エリアの一つの見所になっている。
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11時30分。
ちょっと出かけるくらいのつもりだったのに、思わぬ大行列のせいで3時間以上も出かけてしまった。
再びホテルに戻ると、早朝とは別のスタッフがウェルカムドリンクを出してくれた。
我々が今初めて到着したと勘違いしているのだな。
ラッキー。
ちなみにホテルのスタッフにホーチミン廟での行列について聞いてみると、
『毎日大行列だよ。』と言っていた。
今日が日曜日だから特別というわけではなかったのか?
11時50分。
チェックインして部屋へ。
ハノイでの宿は久しぶりのドミトリーだ。
ベッドにカーテンが付いているのがいい。
ベッドも見た感じは清潔そう。
朝食、ワイファイ込みで1人1泊約491円。
これは安い。
共用の洗面台とシャワールームはこんな感じ。
そこそこ清潔で、まぁ普通。
12時。
明日ハロン湾へ日帰り観光に行こうとしている我々は、シンツーリストオフィスを目指し外出。
ハノイではシンツーリストの偽物が町中に点在しているので注意。
事前に本物のシンツーリストオフィスの場所を調べておいたはずの我々だったが、
そのあたりの場所に行くとこの通り似たようなシンツーリストオフィスが5、6軒くらいまとまって建っていた。
”行けばわかるだろう。”
と、だいたいの位置しか把握していなかった我々は、
この時どれが本物のシンツーリストなのかをまったく見分けることができなかった。
これは錯乱する。。
それにしても、なんでこんなことになってしまっているのだ。。
唖然としてこれらシンツーリストオフィス群の前で立ち尽くしていると、一つの店から人が出てきて声をかけてきた。
『シンツーリストを探してるのかい?ここが本物さ。ほら、名刺もちゃんとあるし、これが本物のロゴだ。』
怪しすぎる。。
何度も『本当に本物なのか?』と聞き返しても、
『イェス。ここが本物だよ。』と言い張る。
そこまで言うなら、ということで、我々はその男のオフィスに入りハロン湾ツアーを予約した。
スタンダードバスかデラックスバスかや、
現地でバンブーボートをするかしないかなどのオプションが選べた。
最初は一番安いのでいいやと思っていたが、
数百円の差でバンブーボートができるので、結局バンブーボート付きのスタンダードプランを申し込んだ。
(*結論を言うと、バンブーボートはつけたほうがいい。)
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バンブーボート付きスタンダードプラン1人879000ドン(約4370円)。
明日の朝8時30分くらいまでにホテルに迎えが来てくれる。
*後で知ったことだが、ここは偽物のシンツーリストオフィスだった。。
よくもまぁ平気で嘘をつくことだ。
それでも本物のシンツアーの公式サイトで料金を調べると、
我々が支払った金額とまったく同額だった。
ま、ぼられていないなら良しとしよう。
▼本物のシンツーリストオフィスの詳細はこちら▼
〜後半へ続く〜