今日はハノイから東へ180㎞ほど行ったところにある世界遺産、ハロン湾へ日帰り観光へ行く。
ハロン湾はホーチミンにいる時に私のおじさんにもオススメられていた観光スポットで、
少々値は張るがせっかくおじさんおばさんから誕生日祝い金ももらったことだし、
この際奮発して訪れてみることにしたのだ。
昨日、ハノイ市街にはびこる偽物シンツーリストオフィスでまんまと予約をしてしまった我々。
何も問題が発生しなければいいのだが。。
(20000ドン=約98円 2017年4月3日。)
▼前回の記事
▼本物のシンツーリストの場所
朝7時に朝食へ。
席が少ないので混むかなぁと思ったけど、この時間なら全然混んでいなかった。
朝食はオーダー制で1人1プレートと1ドリンク。
8時すぎ。
昨日予約したシンツーリスト(ニセモノ)からお迎えが来た。
どうやらこのバンでハロン湾まで行くみたいだ。
他の宿にも寄ってどんどん客を乗せていき、ついには満席になった。
結構狭い。。
まぁ、一番安いスタンダードクラスだから仕方ないか。。
ちなみに、スタンダードクラスでも水1本はサービスで付いていた。
10時30分。
見るからに中華系のショップに寄り休憩。
店内は結構広く、売店もある。
値段はちょっと高めだが。
腹が減ったのでここで何か買ってしまおうか悩んだが、あと1時間くらいすればメシだからここは我慢しておいた。
12時40分。目的地に到着。
先に1泊ツアー組を下ろし、日帰りツアー組の我々はまた違うところへ連れて行かれバンを降りる。
バンを降りてからしばらくは放置プレイが続き、ツアーガイドが全然現れない。
他のツアー参加者も『ガイドは?一体どうなっているんだ!?』とソワソワしている様子。
結局、20分くらい待ってようやくガイドが他のお客さんたちを連れて現れた。
『グッドアフタヌーン レディース&ジェントルメン』
とか言って、何食わぬ顔で現れたガイドに一同呆れ顔。
『あなた遅れすぎよ。』
と、背の高い欧米人マダムがチクリと一言刺したが、
『他のお客さんも一緒だから連れてきたんだ。』
と、ガイドにはまったく効いていない様子。
これが本物のシンツーリストと偽物の違いなのか。。?
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まぁとりあえず、ようやくメシにありつけるわけだ。
一同ハロン湾に向かう船に乗り込む。
船内はこんな感じ。
席指定はないのでテキトーに座る。
13時30分頃。
全員が席に着くと料理が運ばれてきた。
味はうまくもなくマズくもなく、ものによってはマズイ。といった感じ。
飲み物は有料というセコさ。
個別に料理が用意されるのではなく、ドンッと大皿で出てきてテーブルの同席者
と箸をつついてシェアする感じ。
我々のテーブルは全6人(うち女性1人)。
他のテーブルは4人とか女性3人とかあるのに、提供される料理の量はどこも一緒。
もうちょっとうまく振り分けてほしい。。
ちなみに我々のテーブルのメンバーは中国人と韓国人だったので、日中韓のそろい踏みとなった。
皆黙々と箸を突き、
”なにこれ?笑”
と思わざるをえないシュールな雰囲気が流れて面白かった。
食事を取り終えたら船は出発した。
(じゃあ船の中で食べる必要なかったことね?)
デッキに出たりして、クルーズを楽しむ。
時々ガイドが出てきていろいろと説明してくれる。
遠くの方にハロン湾っぽい景色が徐々に浮かび上がってきた。
だんだんと岩山が大きくなっていき、14時20分頃到着。
到着したらまずはバンブーボート体験。
ここで相方が見覚えのあるものを発見する。
にじいろジーンのジーンちゃんだ。
ちょうど撮影現場をお目にかかれた。
スタッフの人に声をかけてみると、
『5月6日の放送日までは内緒で。』
と言われた。
こんなところでテレビの裏側が見れるなんて、なんかこれだけで来た甲斐があったな、と思えた。
ジーンちゃん、あんなにちっちゃいんだな。
バンブーボートは事前にバンブーボートをオプショナルで予約している人が体験できるのだが、
そうでない人も現地に来て申し込めば参加できる様子だった。
最初私は『バンブーボートなんてやらんくていいよ。』と思っていたのだが、
体験してみたら『やってよかったぁ。』と思えるほどいいものだった。
バンブーボートに乗ればハロン湾の見所とも言えるそびえ立つ岩山が間近で見れるし、
穏やかな水面をチャプチャプと心地のいい音を立てて流れて行くのも心が静まりいい感じ。
バンブーボート有りと無しで料金はそんなに変わらないので、
どうせハロン湾に来るなら絶対にバンブーボートを付けた方がいいと思う。
バンブーボートを終えたら再び船に戻り、次の目的地に移動。
その間、テーブルには本物かどうかわからない宝石が並べられ、営業スタッフがテーブルを周り出した。
もちろん、これらを購入していた人なんていない。
こういうのって、売れるときあるのかなぁ?
15時40分。
次の目的地である洞窟に到着。
ハロン湾のおまけ程度にしか考えていなかった洞窟だが、ここが結構すごかった。
スーファミの『スーパードンキーコング3』をやったことある人ならわかると思うが、
ゲームに登場するクリスタル洞窟を思い出さずにはいられない風景が目の前に広がる。
洞窟のデカさも結構デカめで広い。
たっぷりと洞窟探検を楽しんだ。
ハロン湾のバンブーボートもよかったし、洞窟もよかった。
来てよかったなと思える日帰りハロン湾クルーズツアーだった。
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でも帰りもバンの中はパンパン。
おまけに我々の前の席に座った子供がひつこくちょっかいをかけてくる。
最初は可愛がって楽しんでいたが、あまりのしつこさにだんだんと絡むのがめんどくさくなってしまい、
途中から私はイヤホンを付けて完全に寝たふり。
この子というより、同席していたのに一言も注意をしない親に怒れた。
18時30分。
帰りもまた行きと同じ中華系の店により小休憩。
ここで行きに買おうか迷っていたオレオを30000ドン(約147円)で購入。
バンの中で食べるも、湿気ていて全然美味しくなかった。
ちくしょう。。
20時50分頃。
本当はホテルまで送迎してくれるのだが、
我々はホアンキエム湖あたりで下ろしてもらい、シンツーリストへ行き明日のヴィエンチャン行きのバスを予約しに行った。
シンツーリスト付近の通りは非常に盛り上がっており、爆音と人混みのオンパレード。
みんな道を塞ぐようにローチェアに座って、酒やタバコ、会話を楽しんでいる。
昨日行ったシンツーリストオフィス(今日のハロン湾を予約した所)は偽物だとわかったので、
今度はちゃんと調べて本物のシンツーリストを訪れた。
(しかし、後から知ったがこれもまたニセモノだったみたいだ。。)
▼ 本物の場所はこちら
ラオスの首都ヴィエンチャン行きのバスはあって予約することはできたのだが、
この時我々の手持ちの金が足りなかったためとりあえず500000ドンを頭金として払って、残りはまた明日支払うことになった。
(ちなみにハノイからヴィエンチャンまでの総額は1人24ドル。)
その後金を取りに宿まで戻り、宿周辺で飯を食おうとするがなかなかいい所が見つからず、
結局シンツーリスト付近まで戻ってきてしまった。
相変わらず人混みがすごい。客引きもすごく、腕をガシッと掴んでくる奴までいた。
今日月曜日なのに、なんなんだこのお祭り騒ぎは。。
賑わっているエリアを2、3周し、結局ホットポット(鍋)屋さんに落ち着いた。
鍋が食べたいというより、シメのラーメンが超絶うまそうだったからだ。
相方はとりあえずハノイビール。1本20000ドン(約98円)。
肉は硬いが、野菜たっぷりでうまい。
締めのラーメン込みで、値段は2人で200000ドン(約980円)。
2人で分けてもなかなかお腹は満たされた。
お目当てであったシメのラーメンは最高に美味しかった。
下手なラーメン屋で食べるラーメンなんかより全然おいしい。
これは鍋のシメだからこんなに美味しいのか?
いきなりこの鍋でラーメンだけ食べてもここまでは美味しく感じないものなのか?
とにかく、
このホットポットは約2週間に及ぶベトナム縦断旅の掉尾を飾るにふさわしい夕食となった。
鍋のおかげでお腹はポカポカ。
心地いい満腹感に浸りながら帰り道を歩いていると、賑わっているスムージー屋さんを発見した。
思いっきり路上に席を散らかして営業している。
それにつられ、ベトナム最後の夜だからということもありここでスムージーを飲んで行くことにした。
バナナスムージーとストロベリースムージー。
各35000ドン(約171円)。
これが旅中に飲んだスムージーの中でも一番うまいんじゃないかと思えるほどうまかった。
あまりの美味しさに、”もっと早くから飲んでおけばよかった、、” と少し後悔。
量もあり値段も高くなく、大満足のスムージー。
鍋だけですでにいい気分になっていたが、このスムージーには完全にとどめを刺された。
あとは宿に戻ってダラーンとベッドに横たわりそのまま寝てしまえば、これ以上の幸せはない。
そんな気持ちのいい感覚を実現すべく、宿に戻ったら歯を磨いてすぐにベッドに横になりそのまま就寝した。
明日はベトナムを離れ、隣の国ラオスへ向かう予定。
ラオス最初の都市は、世界一静かな首都と言われるヴィエンチャン。
ハノイからヴィエンチャンまでは、バスで約20時間の道のりらしい。
▼次回記事(ハノイ最終観光)
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