昨日タイのバンコクを出発し、ドバイ経由でネパールの首都カトマンズまでやってきた我々。
昨夜空港からタメル地区までタクシーに乗っただけでカトマンズの混沌さを十分感じることができた。
これは東南アジアの気分で望んだら痛い目に合いそうな予感。。
ここはもう南アジア。
ネパールのすぐ下にはカオスの代表格、インド様が鎮座しているのだ。
気を引き締めていこう。
(1ネパールルピー=約1.05円 2017年4月21日。)
▼前回の記事
朝8時頃起床。8時30分頃無料の朝食へ。
ネパールではジャガイモをカレー粉で炒めたような料理が朝食として出てくることが多々あった。
これが地味に美味しい。
飲み物はコーヒー or ティー。
ティーはたいていミルクティーで、砂糖をたっぷり入れて甘くして飲む。
いわゆる、インドでいう ”チャイ” というやつだ。
ネパールでもチャイで通じないことはないが、
チャイと言うとなんとなく ”ネパールではチャイと言わないのよ”。 的な気配が漂っていた気がした、、
実際はどうなんだろう?
朝食は宿の中庭で食べるのだが、この日は天気が悪く肌寒かった。。
当たり前だが、東南アジアに比べてネパールは寒い。。
10時30分。カトマンズの町歩きに外出。
タメル地区の道は舗装されていなくてガタガタ。
さらに今朝降っていた雨のおかげで地面はグチャグチャ。
ところどころで見かける原始的な工事現場。崩壊したままの瓦礫。
2015年の4月25日に起こったネパール大地震の復興がまだまだ進んでいない様子がうかがえる。
地震はマグニチュード7を超える直下型だったので、地割れがひどかったらしい。
そしてカトマンズといえばヒマラヤ登山の入り口として有名。
町には数多くの登山グッズを売る店が軒を連ねている。
(本物かどうかは自己判断)
アウトドア好きの我々は、昨夜タクシーで町を走っている時からこれらアウトドアショップの存在に胸を躍らせていた。
それらを見て歩いているだけで楽しい。
あと、カトマンズの大気汚染はハンパじゃない。
未舗装のためバイクや車が通るたびにすごい勢いで砂埃が舞い上がるし、
そのバイクからの排気ガスも立ち上がるし、
ゴミもバンバンその辺に捨てられているので環境衛生なんて夢のまた夢だ。
私は結局マスクなしで乗り切ることができたが、できることならマスクはあった方が絶対いいだろう。
(現地人でもしてるから)
どのくらい大気汚染がひどいかと言うと、
まずちょっと滞在しただけでタンがめちゃんこ出てくる。
ここまでタンが頻繁に出ることもそうない。
現地人にとってもそれは例外ではないようで、現地人が
『グァー、ップッッ!』
とタンを吐き捨てる音が日常的に聞こえてくる。
そしてもう一つはすごく驚いたのだが、
ある日鼻をかんだら鼻水が黒かった。。
こんな色をした鼻水人生で初めて見たよ。
トマト祭りのあと風呂上がりに耳掃除したら綿棒が赤く染まったのにも驚いたけど、
鼻かんだら鼻水が黒いってのにもだいぶ驚いた。。
恐るべしカトマンズの大気汚染。。
喧騒や混沌という言葉がよく似合う町カトマンズ。
前述した通り道は基本道は未舗装で、しかも狭い。
それにもかかわらず車やバイクがガツガツと走っている。
バイクは東南アジアのような原付型ではなく、
”250ccか?”と思わせるようなネイキッド型が主流のよう。
運転も荒く、東南アジアとはまた少し違った自己中感がある。
そんな無秩序な街カトマンズだが、
インドを経て入ってくる旅人たちからしたら『天国』のような土地なのらしい。。
これが天国って、どんだけカオスなんだインドってやつは。。?
まぁそんな感じで今までに経験したことないような環境の街を散策しながら我々はATMを探していた。
町にATMはたくさんあるが、今回は無難に警備員が常備しているところで。
ここで20000ネパールルピー(約21000円)を引き出した。
ATM手数料は500ネパールルピー(約525円)。
(いろんなATMを周ったけど、だいたいどこも500だった。)
大きめのスーパーを見つけたので水を購入した。
カトマンズの水は非常に安く、1.5リットルで15ネパールルピー(約15円)。
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12時。
宿に戻りたまたまカトマンズにいた私の友達と再開を果たす。
フィリピン留学時代の友達で、現在夫婦で世界一周をしている最中。
まさかカトマンズで再開できるなんて思ってもみなかった。
とりあえず昼メシを食いに行く。
ちなみに、ネパールのお金にはエベレストと動物の絵が描かれている。
12時30分。
やってきたのはチベット料理が食べれるというレストラン。
『Norling Tibetan Restaurant』。
▼レストランの場所
メニュー。
チベット風餃子といわれる”モモ”という料理と、”トゥクパ”といううどんのような麺料理。
それとチャーハンを注文した。
こちらベジタブルスティームモモ120ネパールルピー(約126円)。
確かに、蒸し餃子って感じ。
インドに近いネパールの料理は辛いものばかりだがチベット料理は辛くない、
という情報を聞いていたが、十分辛かったぞ。。
バッファローフライモモ200ネパールルピー(約210円)。
まぁさっきのが蒸し餃子ならこっちは揚げ餃子だな。
私はこっちの方が好み。
トゥクパ130ネパールルピー(約136円)。
麺は白くて柔らかめ。
味はやはり辛い。。
ラーメンをイメージして食べたが、これはまったくラーメンではないな。
ベジタブルチャーハン160ネパールルピー(約168円)。
タイ米のような米でパラパラ。
まぁまぁの味で結構な量がある。
ここで昼食を楽しみながら、お互いこれまでやこれからの旅話に花を咲かせた。
13時15分。
レストランを出て次にやってきたところはここ。
『ちくさ』という名前の喫茶店。
日本語の名前の飲食店が多々あることもカトマンズの特徴。
店内は昔懐かしい日本の喫茶店って雰囲気。
パッと店内を見渡しても日本人らしき人はいない。
メニュー。
ネパールミルクティーのカップを50ネパールルピー(約52円)で注文。
甘くて素朴で、心からホッとできるような優しい味。
日本にいる時はミルクティーってあんま好きじゃなかったけど、これは美味しいね。
チャイをすすりながらしばらくちくさで談笑を続ける。
友達夫妻は約1ヶ月間インドを旅してネパールに入ってきたというので、インドについてたくさん情報をもらうことができた。
我々はネパールの後チベットを抜けてキルギスへ行くか、
それともインドに入ってデリーから飛行機でキルギスへ行くかを考えていたのだが、
個人旅行でのチベット入りはかなり難しいと言う情報を手に入れたのであっさりチベット抜けは断念。
つまりはインド入りを決意していたのだ。
正直、5月という一番暑い時期にインドへ行くことは本望ではなかったが。。
そしてインドへ入るならビザを現地で取るよりネパールで取った方が半額くらいに抑えられる、
という情報も得ることができたので、早速我々もネパールでインドビザを取ることに決めた。
(インドのアライバルビザが許されているのは日本人だけらしい。その時点で、韓国籍である私は半額とか関係なくネパールでビザを取らなければならないことが確定した。)
インドビザの申請ができるオフィスは平日の9時〜12時までらしいので、今日はもうアウト。
不運にも今日は金曜日なので、明日明後日もアウト。。
ビザ申請には最低でも4日はかかるということなので、
カトマンズに1週間以上滞在しなければならないということではないか!!?!
正直こんな空気の悪いところに1週間もいたくない。。
まぁ、申請の合間を縫ってポカラとかへ小旅行へ行けばいっか。
空気が汚くても、カトマンズの子供たちには癒される。
16時45分。
インドビザの申請にはまずはオンラインでの手続きが必要とのことだったので、
場所を友達夫妻が宿泊している宿のテラスに移す。
いろいろと教えてもらいながら無事インドビザ申請完了。
結構いろいろと項目があってめんどくさかったけど、経験者が目の前で教えてくれながらだからかなり気が楽だった。
インドビザのオンライン申請が終わったら明日以降の宿探し。
正直現在泊まっているポメロハウスは中の下レベルなので、できれば他の宿に移りたい。
ブッキングドットコムなどでいろいろと調べるが、なかなかパッとする所が見つからないまま時間だけが過ぎていく。
この時間、本当にイヤ。
疲れ果てるまで検索を続け、結局は友達夫妻が泊まっているこの宿に我々も泊まることに落ち着く。
ツインルームで1泊1500ネパールルピー(約1575円)だと言われるが、
『友達は1200(約1260円)で泊まっているから同じにして。』
と頼むと、渋々オッケーをくれた。
友達夫妻は4泊以上するという条件で下げてもらっていたらしいので、ラッキー。
18時30分。
一通りのことはやり終え夕食へ出かける。
中華料理を食べに行こうとしたがなかなか場所が見つからず、結局日本食が食べれる『絆』という店を訪れた。
おそらくカトマンズを訪れる日本人で『絆』を知らない者はいないだろう。(持論)
メニューは丼が基本。
どれも長期の海外旅行者の心に刺さるメニューばかりで迷ってしまう。。
ちなみに、
営業時間は10時〜20時。(早仕舞いがあるので早めに行ったほうがいい。)
定休日は土曜日。
トイレはあるが非常に汚い。
こちら友達夫妻が注文した、
天丼350ネパールルピー(約367円)と親子丼270ネパールルピー(約283円)。
どちらも非常にうまそうだが、まるでスーパーサイヤ人みたいな天丼の異常なまでのボリュームがひときわ輝いている。
こちら我々が注文した、
カツ丼300ネパールルピー(約315円)とスタミナ丼380ネパールルピー(約399円)。
丼には必ずお茶、漬物、味噌汁が付いてくるのが嬉しい。
量も多くて、味の方も問題なくうまい。
これでこの値段はコスパ良すぎ。
1週間も滞在するならリピート必至だな。
20時ごろ宿に戻りテキトーに就寝。
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今日は久々に友達と会って、こんなにたくさん人と話すのも久しぶりだったな。
それはすごく楽しくて有意義な時間なんだけど、終わって宿に戻るとどっと疲れが押し寄せてきた。
もちろんこれはいい疲れなんだが、昔は人と喋るのにこんなに体力使ってたっけ?
と、ふと思った。。
体力の衰えか、それとも久々のガッツリとした会話に体がびっくりしてしまったのか?
とりあえず、人と喋るのって結構体力いるんだな、と思わされた。
(普段相方と会話をしないわけじゃないよ。)
明日はとりあえず宿チェンジ。
それ以外はまたテキトーにカトマンズの街を歩き回ることになりそうだ。