午前中は町のはかり売りランドリーに洗濯物を出して、
インドビザ申請用の写真撮影をして、
ロータスという日本食レストランでカレーを食べた。
午後からはようやく、ダルバール広場とクマリの館を訪れる。
(1ネパールルピー=約1.05円 2017年4月23日。)
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13時。
ロータスで昼食を取り終えたらカトマンズの町歩きもかねてダルバール広場方面へ歩いて向かう。
鳩が大量にいるが、やはりサラエボのバシチャルシア広場にはかなわない。
子供たちがサッカーをしたりして遊んでいる様子を見て心を和ませる。
ここである壁画を見つけた。
”どこかで見たことあるような画風だなぁ?”
と思いながら絵を眺めていた。
”そうだ!”
と、
メキシコのサンクリで出会った絵描きさんが『ネパールでも壁画を描いた』と言っていたことを思い出す。
サンクリでは我々もその絵描きさんの作品づくりのお手伝いをさせてもらったのだが、この絵はその時に見た画風と同じなんだ。
後で確認したら、やはりその絵描きさんの作品だった。
なんか嬉しい気分になった。
ダルバール広場を目指して初めて南の方の地区を歩いてみたけど、我々が滞在しているタメル地区とはまた異なる雰囲気だった。
こっちの方がローカル感があって、人口密度も高い。
観光客向けのアウトドア用品を売る店はほとんどなく、地元民のための市場って感じ。
14時40分。
ダルバート広場に到着し早速広場へ入ろうとすると、軍服みたいなのを着た監視員に止められた。
なんと、広場内へ入るにはお金を払わなければならないらしい。
しかもSAARC(南アジア地域協力連合)以外の外国人は1人1000ネパールルピー(約1050円)もかかる。
往生際が悪い我々は『別の場所から無料で入れる抜け道があるはず。』と勝手に思い込み、裏道などを通って別の入り口を探した。
そんなことをしている罰当たりか、
細い路地を通っている時、私は犬に思いっきり襲われた。
しかも3匹に。。
ただ目が合っただけなのに、なんで私だけに敵意をむき出しにしてくるんだ。。?
”俺はターミネーターじゃないぞ!”
と思いながら必死で逃げていたら、地元民が大声を出して犬を追っ払ってくれた。
なんとか九死に一生を得たが、周りにいた地元民も犬に襲われている人なんて初めて見るかのような表情で私を見ていた。
普段はそこらじゅうにいて割とおとなしいと思っていた野犬たちだが、こういうこともあるのか、、
狂犬病の予防接種打っておいてよかった。。
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別のエントランスへ行ってもやはり監視員がいたため、とりあえず近くにあるカフェで一息つくことに。
その名も、『SNOW MAN CAFE(スノーマン・カフェ)』。
なんでも、プリンが美味しいというカフェなのらしい。
店内は『洞穴に作ったのか?』って雰囲気で暗い。
一応、2階にも席があってそっちの方が明るかった。
メニューはこんな感じ。
受付でオーダー。
もちろんプリンをオーダーした。
プリンは『Cream Caramel』という名前。
1つ120ネパールルピー(約126円)。
さらにそれぞれチャイを30ネパールルピー(約31円)で注文し一息つく。
美味しかった。
ちなみに、このカフェにはワイファイは飛んでいなかった。
カフェのトイレに貼ってあった面白いポスター。
16時。
カフェを出てもう帰ろうかとも思ったが、最後にもう一度ダルバート広場への侵入を試みてみることにした。
そしたらなんと、ここのエントランスには監視員がいなかった。
”ラッキー!誰もいないのが悪いんだ!”
と、先ほど犬に襲われたことも忘れ、何食わぬ顔で広場へ入場。
(地震復興のための入場料だと考えたら、なかなか悪いことをしてしまったな、と少し反省している。。)
骨董品市場が開かれていた。
まず訪れたのは『クマリの館』。
クマリとは生きた女神で、ネパールの守護神である女神タレージュやアルナプルナの生まれ変わりとされている。
クマリはネパール国内から満月生まれの仏教徒少女の中から選ばれ、初潮がくるまでクマリとして役割を全うするらしい。
小さな扉を抜けると、小さな正方形の広場になっているところに出た。
ここがクマリの館か。
どうやらお布施をするとクマリが上の窓から姿を見せるそう。
そういえば、昔『イッテQ』でクマリと目が合うと幸せになれるとかの企画やってたな。
誰かがお布施をしてくれるのをちょっと待ってみたが、残念ながらこの時は誰もお布施をしなかったのでクマリの姿を見ることはなかった。
ちなみに、クマリはこんな感じの女の子。
姿を現しても、クマリの写真を撮ることは禁止されている。
と、その時。
上の窓のところに人影が!?
でもよく見ると、とてもクマリとは思えない老人がじろーっと下界を見下ろしていた。
初潮が来ずに50歳を超えてもクマリをしている人もいるそうだが、さすがにこの人はクマリではないだろう。
おそらくお布施をするところをじっと監視している係りの人なのだろう、と想像する。
クマリの館を出てダルバート広場を散策しようとしたら、
よく見ると外国人はみんな首からネームプレートみたいなのをぶら下げていることに気がつく。
”もしかして入場料払った時にもらうやつ系?”
途端に不安になってきた我々は、ダルバート広場散策を諦めてすぐさま広場を出た。
ダルバート広場を出たらその辺をテキトーに歩き回った。
本当にこの辺りにはたくさん店が出ていて、人口も多く、地元民の生活の場って感じ。
こんな人で溢れかえっている狭いところでも普通にバイクがブンブン通ってくるのはやはり理解できない。
やはり、2015年のカトマンズ大地震の復興はまだまだのようだ。
でもふと、”これはどこまでが地震の影響なんだろう?” と思ってしまう。
なんか、震度4くらいでも倒れてしまいそうなボロい建物が多い。。
(実際はマグニチュード7以上の直下型地震だったらしいのでかなり揺れただろうが、、)
耐震対策なんてされていない建物が多いので被害も余計に大きくなってしまったのかな、、
と、勝手に想像しながら街を歩いた。
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17時30分。
宿泊している宿、トラベラーズホームに到着。
たくさん歩いたのでちょっと休憩。
19時30分。
晩御飯を食べに外出。
今日は『ふるさと』という名の日本食レストランへ。
本当に、カトマンズには日本食を出す店が多い。
▼ふるさとの場所
メニューはこんな感じ。
日本の感覚からしたら安いが、長期貧乏旅人にとっては少々高めに感じた。
しかもこれプラス10%のサービス料がかかる。
迷った挙句、私はビーフガーリックステーキを315ネパールルピー(約330円)と、ライスを80ネパールルピー(約84円)で注文。
10%のサービス料を加えて、合計約455円の出費。
味の方は、、
美味しいけど、期待したほどではなかった。。
相方は唐揚げ定食を460ネパールルピー(約483円)注文。
10%のサービス料を加え約531円。
私のガーリックステーキより唐揚げの方が美味しかったかな。
というか、『今晩は日本食を2人でシェアしよう。』
と、バリバリの倹約ムードで夕食に出かけたはずなのに、蓋を開けてみれば1人1品。
2人でほぼ1000円の出費。。
”もうシャトーブリアンステーキ以外は高額なもの食わねぇぞ。”
と心に決め、宿に戻り本日は就寝した。
(カトマンズではシャトーブリアンのステーキを格安で食べれるるらしい。)
▼次回記事(インドビザ申請1回目)