ポカラ5日目。
短かったポカラ滞在も今日で最後。
早朝のバスで首都カトマンズへと逆戻りする。
ポカラでは雄大なヒマラヤ山脈が間近で見れると思っていたが、そんな期待はことごとく打ち破られた。
しかし、カトマンズよりは空気が綺麗で自然も多く、居心地のいいところだったのは確かだ。
(1ネパールルピー=約1.08円 2017年4月30日 日曜日。)
▼前回の記事
朝5時に起床。
宿の屋上へ行って景色を眺めると、アンナプルナがうっすらと見えた。
うっすらだが、昨日よりかは全然ハッキリと見えている。
我々がポカラに来て以来一番ハッキリ見えたヒマラヤ山脈だったが、
ハッキリ見えたところで手前の山が邪魔。
最低でもあの山を超えないとヒマラヤ山脈は綺麗に見えないのか。。
荷造りをして、6時30分に宿をチェックアウト。
朝日を浴び、徒歩でバスターミナルへ向かう。
この時間帯は制服を着た学生が通学していた。
あれ?
カトマンズでは朝9時過ぎとかに通学しているのを見たけど、一体ネパールは何時から学校が始まるんだ?
バスターミナルへ行く前に、お手頃価格で美味しい焼きたてパンが食べれるというベーカリーに寄ってみる。
結構ローカルなところらしく、周辺まで来たものの場所がよくわからない。
するとこの周辺には袋に焼きたてパンを詰めた路上販売のパン屋がうろちょろしていることに気がつく。
図々しいながら、この路上販売のパン屋にお目当のベーカリーの場所を聞いてみた。
すると、自らのパンを営業することなく普通に道を教えてくれた。
客引きなどの営業はめんどくさいが、これほどまでに商売っ気がないとなんか物足りなく感じてしまう。。
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ここがそのベーカリー。
『KUMAR BAKERY』
本当にここがベーカリーなのか。。?
っていう佇まい。
▼KUMAR BAKERY の場所
恐る恐る中へ入ってみる。
どう見ても鍛冶屋にしか見えなかったが、確かに中にはパンが並んでいた。
しかも焼きたて。
結構いろんな種類のパンがあった。
出てきた店のおっちゃんに値段を聞くと、全部1個20ネパールルピー(約21円)だという。
焼きたてでこの値段は非常に安い。
でも、情報によると日によって30とか40ネパールルピーになることもあるらしい。
気分屋か。。
地元民も愛用している様子。
我々はチョコクロワッサン、チョコパン、シナモンパン、なんとかっていうフルーツが入ったパンを購入。
焼きたてパンを4つ買って約86円なので、やはり安い。
ベーカリーを出るとまだ路上販売のパン屋がうろちょろしていたので、
試しに『そのパンはいくら?』と聞いてみた。
すると、『お前のそのパンはいくらで買ったんだ?』
と、さっきベーカリーで買ったパンを指差して聞いてきた。
『これか、1つ20で買ったよ。』
そう答えると、
『それはローカルプライスだ。俺は25とか30で売るんだ。』
と言って、断固として20では売らない様子だった。
売っているパンを見せてもらうと、袋の中にはさっきのベーカリーと同じパンがたくさん入ってる。
絶対あのベーカリーで仕入れて道行く人たちに転売してる。。
朝食がてらチョコクロワッサンを歩き食いしながらバスターミナルへ向かった。
やはり、ネパールでクロワッサンと言ったらクロワッサンの形をしたパンになるみたいだ。
でも、焼きたてで温かく、量もそこそこあって美味しい。
朝7時。
バスターミナル到着。
ここにもパンの路上販売がうろちょろしていた。。
あの鍛冶屋みたいなパン屋は毎朝ボロ儲けだろうな。
▼バスターミナルの場所
カメラには全く映らなかったが、バスターミナルからはヒマラヤ山脈がよく見えた。
ハッキリ見えたというよりは、ぼんやりしているけど手前に邪魔な山がないので見える範囲が広かった、と言った感じ。
それでも、ドーッと連なっているヒマラヤ山脈の凄さを感じることができた。
バスに入り指定された座席に着こうとすると、我々の座席にはすでに地元民っぽいのが座っていた。
チケットを見せてそこは我々の席だということを訴えるが、ごちゃごちゃと何か言って全く退こうとしない。
バスのスタッフが間に入ってくれて、結局我々が1つ後ろの席に座らされた。
別にその席でもいいんだけど、なんで決められた座席が守れないんだ。
なんでそんなにその席にこだわるんだ。
まったく意味がわからん。
発展途上国を旅しているとこういうことはよくあるのだが、その都度ため息をつかされている。
(たまに欧米人もテキトーな席に座っている。)
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9時30分ごろ。
1回目の休憩。20分くらいだったかな。
日が昇ってくるととにかく暑い。
このタイミングで無料の水が配られた。
ポカラ行きの時もそうだったけど、なんで日が昇って暑くなってから水を配るんだ?
朝乗車の時に配っちゃえばいいのに。
それともあれか?
朝に配ったら日が昇る前にゴクゴク飲んじゃう人がいて、
日が昇って暑くなって本当に水が必要な時に水がないっていう状態に陥らないための工夫のつもりか?
途中、車窓から賑やかな風景が。
結婚式か?
11時50分。
2度目の休憩。
目の前に川が眺められて、なんかいい感じの休憩エリアだった。
まぁ、川と言っても濁流だが。
ここでみんな昼食をとっている様子。
やはり手でメシを食う人が多かったが、スプーンを使って食べている人も中にはいた。
バス車内で今朝買ったパンをかじりそれを昼食とした。
もはや焼きたてではないが、冷めても美味しい。
15時30分。
どうやらカトマンズに到着したようだ。
バス内ではほとんど寝ていたのでよくわからないが、ポカラ行きの時のような大渋滞には巻き込まれなかった様子。
しかしバスが到着したのは行きに乗ったバス停とは全然違うところで、
エベレストステーキハウスの近くの道沿いで降ろされた。
▼シャトーブリアンを格安で食べれるエベレストステーキハウス
少し遠いが、ここからタメル地区まで歩いて行くことにした。
▼この辺で降ろされた。
〜▼後編へ続く〜
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