4泊5日でカトマンズからポカラへ小旅行へ出かけていた我々。
先ほど、バスでカトマンズに帰ってきた。
バスを降ろされたのはなぜかタメル中心地から少し離れた場所。。
ここから歩いて中心へ戻る。
▼前回の記事
15時30分。
なんかすごい道を通ってタメル地区を目指す。
とりあえずゴミがやばいな。
そして、やはりカトマンズの空気は悪すぎる。
ポカラから帰ってきて強く思った。
15時50分。
ポカラへ行く直前まで泊まっていて、大きな荷物を預けておいたトラベラーズホームという自称日本人宿に到着。
(オーナーはネパール人だが日本語ペラペラ。客層も日本人が多い)
相変わらずチャーミングな受付嬢が我々を笑顔で迎えてくれ、なぜかスイカをくれた。
しかし、笑顔でワイワイできたのはここまで。。
我々はポカラへ行く前に今日1泊分の予約をこの宿に入れていたのだが、
なんと今日はもう満室で泊まれないのだという。。
でも出発前、男の受付スタッフに確実に今日の分の予約を伝えている。
その受付スタッフも『OK。』と言った。
その旨を説明すると、『あの男のミスね。。』と受付嬢は言っていた。
そして、
『シャワーが壊れていて熱湯しか出ないけど、デラックスルームを特別に1500ネパールルピーで提供します。』
と提案してきた。
”1500かぁ。。”
我々は以前まで1200ネパールルピーでこの宿の個室に泊まっていた。
もちろん今日の分の予約も同じく1200で取っていた。
今回の件は100%宿側のミスなんだから、そこは1200で泊めさせるのが道理なんじゃないか。(と思ってしまうのは私だけか?)
しかもシャワー壊れてるし。。
そんな感じで渋っていると、
『本当は20ドルするデラックスルームよ。』
と、受付嬢は説得してくる。
本当なら強かな態度でこちらの意見を主張したいところなのだが、
なんせこの受付嬢はチャーミング。
以前から笑顔で挨拶を交わし合っていて愛着がある感じ。
こうなると、なかなか強く言いづらいなんとも複雑な気持ちになる。。
でもやはり、1200より高い金額を支払うことには納得がいかない。
とりあえず他の宿を探しに一旦外へ出た。
どうせ明日からは別の宿に泊まってみようと思っていたので、宿探しはどのみちする予定だった。
16時。
ポカラにいる時に相方がピックアップしてくれた宿をいくつか訪れて行く。
ローラー作戦だ。
が、ここも今日は満室だということ。
16時10分。
ちょうどローカルなチャイ屋があったのでそこで一息つく。
チャイ以外にも食べ物メニューもある様子で、いろんなところへ宅配もしている様子。
でもメニュー表というものがないので観光客には注文しづらい。。
偶然隣にいた欧米人に、
『ここの〇〇は最高だ。みんなここへ買いに来るんだよ。』
と勧められたが、その『〇〇』がなんなのかは忘れてしまった。。
チャイ1杯30ルピー(約32円)。
甘くて、熱々で、ほっと一息つくにはもってこいの優しい味。
その後も何軒か宿を回っていくが、空いていても予算が合わないところばかりでなかなかいい宿が見つからない。
結構歩いてもう疲れたので、新たな宿探しはここで断念。
トラベラーズホームに戻ってもう一度交渉をしてみることにした。
17時ごろトラベラーズホームに戻ると、日本語ベラベラな男性が受付にいた。
どうやらこの人はこの宿のオーナーらしい。
日本語で現在の状況を説明。
すると、オーナーはここからそう遠くないと場所にもう一つ宿を持っているらしく、
そこに1200ネパールルピーで泊まるように提案してきた。
その部屋は本当は25ドルもするらしい。
それでもオーナーは、『こちらのミスですから。』と言ってくれた。
さすが日本に10年以上住んでいたというオーナー。話がわかる。
『日本でこんなことあったらすごく怒られるよ。怖いおじさんとかだったらすごくいろいろ言われるよ。』
と、オーナーは受付嬢にその場で教育していた。
日本語で言っても伝わってないと思うのだが。。
とりあえず部屋を見に行って、オッケーだったので荷物を持って宿移動。
ちなみに、オスプレイを背負った相方は真後ろから見るとこんな感じ。
オスプレイがひとりでに浮いているように見える。
17時20分。
今回の宿は『HOTEL PRESURE HOME(ホテル・プレジャー・ホーム)』になった。
トラベラーズホームからは徒歩数分。
▼ホテル・プレジャー・ホームの場所
『一番』という日本食レストランを抜けるとロビー。
滝みたいなのがあってなんかすごい。
部屋はこんな感じで、正直『これが本当に25ドルか?』というくらいのレベルだったが、
まぁ1200にしてくれているので文句は言えない。
ワイファイは無料で、今んとこつながりはいい。
でも、朝食は付いていない。(トラベラーズホームには付いてる)
おそらくオーナーがさっき電話で『朝食はつけなくていい。』とこっちのスタッフに伝えていた。(あくまでもおそらく。。)
ブッキングドットコムを見るとこの宿は朝食無料になってるし。
オーナーはこの宿の隣で『Travelers Cafe』というカフェもやっているらしく、
『カフェに朝食を食べに来てよ。』、と優しく誘ってくれた。
ご好意に感謝する反面、 ”うまく営業されたか。。” と裏を探ってしまう。。
そう考えてしまう自分にもちょっと嫌気がさす。。
さすがは実業家のオーナー。
日本をたっぷり経験していることもあってさりげなく、実に巧妙に営業を仕掛けてくる。
グアテマラのパナハッチェルの旅行会社オーナーの時もそう思わされたが、
自分で事業をやっている人は頭が切れる。
もちろん営業をしてくるのは普通のことで全然いいのだが、
いい人だと思っていた人の裏の部分を勘ぐってしまった時、そのギャップからちょっとしたショックを与えられ、考えさせられることがある。
これはちょっと。。。
水道の蛇口をひねると茶色い水が流れ出す。
サビか?土か?
とにかく、シャワー浴びたいけど水がこれじゃあ浴びる気になれない。
そしてよく見たら、バスタオルも付いていない。
(トラベラーズホームにはあった。。)
オーナーから『口コミを書いてくれ。』と言われたけど、これはあまりいいレビューを書けないぞ。。
19時30分くらいに絆へ。
この前は19時45分に閉店してたのでちょっと早めに。
私は親子丼を270ネパールルピー(約291円)で、
相方は、相変わらずスーパーサイヤ人のように逆立った天丼を350ネパールルピー(約378円)で注文。
やっぱりポカラの『青空』よりも絆の方が安くてうまい。
親子丼の肉はムネ肉ではなくモモ肉っぽくて、柔らかくて美味しかった。
絆では他の日本人のお客さんと相席になった。
男性の方で、長期旅行をしているのだが観光に飽きてしまい、今では登山に目覚めて登山をしながら旅をしているらしい。
南米最高峰のアコンカグアも登ったし、エベレスト近くの山も登ったし、
次はポカラのアンナプルナを登りに行くという。
アコンカグアは死にそうにキツかったと。。
『いつかエベレストも登る予定なんですか?』
と聞くと、
『エベレストは高すぎて、登りたくても登れない。』
と言っていた。
高いというのは山の標高ではなく、お金の額のことだ。
その方曰く、エベレストに登るには400万円くらいも費用がかかるらしい。
その他の山々がだいたい2000〜3000ドル(約20〜30万円くらい)なのでケタ違い。。
そりゃ登りたくてもなかなか登れないわ。
それ以外にも、ワーホリで楽しいのはカナダ、稼げるのはオーストラリア、
とか、
メルボルンの魚屋さんで10ヶ月で160万円貯めた、など、
いろいろ我々の知らない世界の話が聞けて楽しかった。
その後チャイ屋さんなどを探して外をうろつくが、途中で雨が降ってきたので20時30分ごろ宿へ戻った。
宿ではやはり最近ハマっているドラマ『GOOD LUCK!!』を観て過ごした。
なんかグッドラック観てると無性に飛行機に乗りたくなるし、それと同時に無性に空港ラウンジを利用したくなる。。
スラムダンク見ると無性にバスケしたくなるのと一緒。
私は未だに飛行機に乗る時、『墜落するのではないか。。』、
と不安な気持ちを抱いてしまうのだが、グッドラックを見てたらなんか安心して飛行機に乗れる。
次に飛行機に乗れるのはいつになるかなぁ。
▼次回記事(インドビザ申請2回目)
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