バラナシからアグラに寝台列車で移動してきた我々。
アグラ観光の目玉といえば、言わずと知れた世界遺産タージマハル。
おそらくタージマハルがなければアグラを訪れる観光客は激減するだろうってくらい。
今日は早起きして、そんなアグラ観光の目玉、タージマハルを観光してこようと思う。
(1ルピー=約1.7円 2017年5月9日。)
▼前回の記事
朝5時30分頃起床。眠すぎる。。
タージマハルの営業時間は日の出から日の入りまでと結構アバウト。
この時期(5月)のアグラの日の出が5時30分くらいなので、もうタージマハルはオープンしている。
ちなみに、金曜日は定休日なので注意しよう。
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眠い目をこすりながら外へ出ると、おはようの挨拶の代わりにサイクルリキシャの客引き。
『タージマハルまで50ルピーでどうだ?』
と朝から道行く人々にあいさつしている。
そして、アグラのサイクルリキシャは無駄に風船などの装飾が施されていた。
タージマハルまでは十分徒歩圏内なので、もちろんリキシャはお断り。
タージマハルまで行ってチケットを購入するもんだと思っていたが、
どうやら我々の宿の近くにもチケット売り場がある様子。
とりあえず道行く人に付いて行った。
徒歩数分で公民館みたいなところにたどり着き、みんなその中へ入っていく。
本当にこんなところでタージマハルのチケットが売っているのか?
中に入ると、本当にこんなところでチケットが売られていた。
しかも全然列できてないし。
タージマハルのチケットを買うために行列に並ぶという話を聞いていたので、これはラッキーだ。
場所がいいのか、朝早かったからなのか?
とにかく、難なくタージマハルの入場チケットを購入。
料金は1人1000ルピー(約1700円)。
水1本と靴カバー付き。
クレジットカードは使えず、現金のみ。
パスポートの提示はなかった。
タージマハルの入場料は2016年の4月に大幅値上げされ、
750ルピー(約1275円)→1000ルピー(約1700円)になった。
ちなみにインド人の入場料も値上げされ、
20ルピー(約34円)→50ルピー(約85円)になった。
100ルピーあればそれなりの飯が食えるインドの物価を考えると、1000ルピーは飛び抜けた値段設定だ。。
チケットを買って徒歩でタージマハルへ向かう。
猿がたくさんいた。
タージマハル入り口では手荷物検査がある。
この手荷物検査が結構厳しくて、相方のカバンに入っていたマッキーと印鑑が引っかかった。
危険物じゃないし、何がいけないんだ?
どうやら、
タージマハルに落書きをされる可能性があるからダメとのことだった。
まさかそんな。。
結局、近くのおみやげ屋さんに相方のカバンは預けてもらう。
一応、ロッカーは無料だということも確認しておいた。
まず最初にあるのが大楼門。
赤砂岩づくりで高さは約30mある。
大楼門内からもうタージマハルが見えている。
大楼門を抜け、ドーンとタージマハルがお出まし。
まだ朝早いので人が少ないし、気温もそんなに暑くない。
タージマハルはムガル帝国第5代君主のシャー・ジャハーンが愛妃ムムターズ・マハルのために建設した廟。つまりはお墓だ。
完成は1653年。
ヒンドゥー教のイメージが強いインドだが、ムガル帝国はイスラーム王朝。
つまりこのタージマハルもイスラーム文化の建築物になる。
写真一番右側の塔が1本工事中だが、そんなに気にならない。
とりあえず、広大なタージマハル敷地内を散策。
庭は広くて、建物は宮殿のように立派で、とてもこれがお墓だとは思えない。
今にもマハラジャが出てきそうな雰囲気。
インドを象徴する建物だな。
タージマハルの真下までやってきた。
ここでチケット購入時にもらったシューズカバーが登場。
タージマハル周辺をうろつくにはこのようにシューズカバーをしなければならないのだ。
バリューチケット用と一般チケット用の順路があり、我々はバリューチケットの方。
1000ルピーも払っているのだから当然だ。
タージマハル側から見た大楼門。
タージマハルの内部は撮影禁止。
内部は綺麗な外観とは裏腹、薄暗かった。
内部周りの壁には、外壁と同じように細い蔓と花のような模様が見られた。
それとアラビア文字みたいなのがバーって書かれて模様になっている。
この文字はイスラム教の聖典、コーランなのらしい。
中央には2つの墓が、これまた繊細な模様の大理石のフェンスで囲まれていた。
ど真ん中にあるのがおそらく王妃ムムターズ・マハルの棺。
そして向かって左側にズレてあるのがシャー・ジャハーンの棺だろう。
本来シャー・ジャハーンは対岸にあるマターブ・バーグの位置にタージマハルに似せた自分自身の黒い廟を建てる予定だった。
しかしそれが失敗に終わってしまったので、シャー・ジャハーンの棺は愛妃の隣に置かれたのだろう。
とりあえずタージマハルの周りをぐるっと一周してみた。
想像していたよりも、タージマハルは白じゃない。
眩いばかりの純白をイメージしていたせいで、ちょっと薄汚れているように見えてしまった。。
帰り際、タージマハル見納め。
まだ朝の7時45分だというのに、もう暑い。。
どんどんと暑さが増していくのが体感としてわかる。
人もどんどん増えていくし、やっぱタージマハルを見学するなら日の出と共にがいいだろうな。
相方が預けておいたカバンもお土産やから無事回収。
特に何かを買わされるようなこともなかった。
8時。
その後相方が行きたいと言っていたラッシー屋さんへ。
しかしその店はまだやっていなかったので、テキトーな店に入って朝食をとった。
▼YASH CAFEの場所
メニュー。
80ルピー(約136円)の朝食セットを注文。
オムレツはペラペラ。
チャイは味薄くてまずい。
トーストは4枚だが小さくて薄い。
4枚田の字に並べてやっと日本の食パン1枚分に相当すんじゃねぇか?
ってくらい。
とにかく、あまり満足いく朝食とはならなかった。
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ちなみにこのカフェでは映画が無料で観れるという変わったサービスがあった。
9時。
カフェを出て、宿近くにある超高級そうなホテルに寄ってみた。
▼超高級そうなホテルの場所
まるでイスラームの宮殿のような作りで、宿泊者以外は入れないような雰囲気がぷんぷん漂っている。
『今度宿泊しようか考えているんだけど、ちょっと見学してもいいかな?』
そう言って入っていくと、
『ラウンジとテラスなら自由に見てもいいですよ。』と快くOKしてくれた。
(おそらくこんな小芝居を打たなくても普通に見学はできると思う。)
豪華なラウンジ。
超豪華なテラス。
本当、アラブの石油王でも住んでいそうな超豪華な宮殿みたい。
我々はしばらくここに宿泊している気分になって高級ホテル見学を楽しんだ。
もちろん、ここのホテルでバッチリとトイレも済ませといた。
ちなみに1泊のお値段は、
ダブルルーム1泊で17100ルピー(約29070円)+TAXだという。
思ったほど高くないのは、さすがインドの物価ということだろうか。
部屋を見ていないのでわからないけど、
ロビーやラウンジ、テラスを見る限りだと日本ならもっとしてもおかしくなさそうだ。
それならもしかして、、と思い、朝食のみの値段を聞いてみると、
1人1650ルピー(約2805円)+TAXだと。
あわよくば朝食だけ食べにこようと企んだが、1食3000円の朝食はさすがに高いな。
高級ホテルを見てからだと、自分たちが泊まっている宿がだいぶしょぼく見えてしまう。
到着当初は『すごい綺麗〜』とか言って喜んでいたのに。。
さぁ、部屋に戻ってもまだ時刻は朝の10時。
朝イチにやることを終わらせちゃうと、やはり1日にかなり余裕が出るな。
日記を書いたり、ちょっと寝たり、ダラダラ過ごしながら結局14時すぎまで部屋にいた。
〜後半へ続く〜
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