今日はスロベニアの首都リュブリャナからイタリアの水の都 ヴェネチアへバス移動する日。
バスの時間が15時40分なので、それまでリュブリャナの街でゆっくり過ごす予定。
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昨夜はドミトリー同部屋の西洋人のおっさんのいびきがうるさすぎてなかなか寝つけないし、今朝も6時半にいびきで起こされた。
9時半に宿を出て、向かったのは市場。
我々はすっかり市場に、というか市場の桃にハマってしまったようだ。
今日は月曜日。
市場がやっているということは、日曜日以外は市場はやっているいうことだな。
しかし、
土曜日ほどの賑わいはなく、店も土曜の半分くらいしか出てなかった。
適当に屋台を選び、桃3個を1.4ユーロ(約160円)で購入。
川沿いまで持って行き、座って桃を食べる。
美味しい。
本当に、ここの市場で買う桃にハズレはない。
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10時20分。
その後テキトーにフラフラ川沿いを歩いていたら、賑やかな観光地を外れ閑静なエリアに入っていった。
こんなところに猫カフェが。
日本だけじゃないんだ。
繁華街へ戻る途中、このような大きな教会もあった。
残念ながら中には入れず、入り口から内装が見れるようになっているだけであった。
”イタリアに入ると多少なりとも物価が上がるに違いない”
と予想した我々は、
スロベニアにいるうちにスーパーである程度の食料を買っておこうと思い、
スーパーマーケット探し歩き回る。
ヨーロッパでは電線(?)に靴がぶら下がっている光景をよく見る。
その真意は未だに不明のまま。。
スーパーを探して街をうろちょろしていると、日本語をよく見かけた。
今まで訪れてきた街よりも日本語を見る頻度が格段に高い。なぜだろう?
スロベニアって親日家が多い国なのか?
回転寿司屋さんもあった。
スーパーを探して歩いているのだが、なかなか見つからない。
最初、そのたたずまいから『zito』という店がスーパーかなぁと思っていたのだが、
入ってみるとそうではなかった。
その後歩けど歩けどスーパーが見つからない。
”ひょっとしてスロベニアにスーパーはないのか?”
そう思い始めた頃にやっと本物のスーパーを見つけることができた。
しかし、なんということでしょう。
このスーパー、今日は臨時休業みたいな雰囲気でやってない。
『え、やってねぇのかよ!』
みたいなそぶりで店を去っていく地元の人も何人もいた。
(写真の人もそのうちの一人)
ここに来てやっと『マップスミー』という地図アプリで近くのスーパーを検索し始めた。(最初っからそうしろよって感じだな。)
すると、
中心部に戻る途中に 『nama』 というデパートがあって、どうやらその地下にスーパーがあるみたい。
12時。
『nama』の地下のスーパー着。やっと見つけた。
しかも大きくて綺麗!
おそらく1時間以上はスーパーを求めて街をさまよっていた気がする。
他の街だとテキトーに歩いてればスーパーの1つや2つ簡単に見つかっていたのだが、ここリュブリャナではそうはいかなかった。
このスーパーでも日本(もしくは中国)を感じさせるコーナーが。
醤油とか出前一丁が売ってた。
このスーパーで、
玉ねぎ3つを0.24ユーロ(約27円)、
ジャガイモ5つを0.43ユーロ(約48円)、
にんじん1本を0.12ユーロ(約13円)、
水1.5リットル0.43ユーロ(約48円)を2本、
カップヌードル1.17ユーロ(約132円)を2つ、購入。
ビニール袋代で0.15ユーロ(約17円)ちゃっかりとられていた。
野菜はkg単位の値札表示で、量り売り。
ヨーロッパのスーパーでは大体この量り売りシステムがスタンダード。
秤で重さを測り値札シールをセルフで発行してレジに持っていくタイプと、
レジで重さを測りそのまま料金をはじき出してくれるタイプがある。
それにしても、野菜が安い。
スーパーを出て、昼ごはんを食べようと市場近くにある屋台へと向かった。
そこでは郷土料理的な食べ物を安く食べられるらしい。
しかし、行ってみると屋台は全滅。1店舗もやっていない。
土曜日はあんなに賑わっていたのに。。
写真右の緑と白の屋根のところに屋台がズラーッと並んでいるはずだった。
しょうがないので、マップスミーに出たもう一つのスーパーへ。
ヨーロッパではよく見かける『SPAR』。
市場から徒歩2分くらいの距離だった。
店内には、寿司が!
しかも私の好きなサーモンとはまち的なの!
食いたい! と思い値段を見たら、7ユーロ。
”高っけ!!これで7ユーロとか、誰が買うか!”
と思い、寿司を食うことは一瞬で諦めた。
(実際サーモンとハマチは計3貫しか入ってないしな。)
日本を離れて約2ヶ月が経過。
本当に、そろそろ日本食が恋しくなってきている。
パンやケバブが続いている時にこんなものを見せられたら余計にだ。
結局このスーパーでは、
パン0.19ユーロ(約21円)、
クロワッサン0.49ユーロ(約55円)、
サラダ1ユーロ(113円)を購入し、
それを外のベンチに腰掛け食べて昼飯とした。
ちなみに、寿司コーナーには箸が置いてあった。
”やったぁ、絶対フォークより箸の方が食べやすい!”
と思ってその箸を手に取ったが、そこにはしっかりと値札が貼られていた。
その値段0.1ユーロ(約11円)。
ヨーロッパでは割箸にも金を払はなければならないのか。。
昼ご飯を食べた後は、お洒落な通りのカフェへ。
バスの時間までゆっくりコーヒーでも飲みながら過ごす。
昨日の反省をいかして、ちゃんとエスプレッソ以外のものを選んで注文しようと思った。
案の定、『エスプレッソ』というメニューがあったので、
”これ以外を注文すれば普通の量のコーヒーが出てくるのだな”、
と思い、1.6ユーロ(約181円)でマキアートを注文した。
正直マキアートが一体どんなものか知らなかったが、
カプチーノみたいなのが大きなカップにたっぷりと入って出てくるのだろう、
と勝手に思い込みウキウキ気分で待っていた。
そして待つこと数分、提供されたのがこれ。
おもいっきりエスプレッソじゃねぇか!
またおままごとみたいな小さなカップが目の前に出された時、一瞬店員の受注ミスだと思い疑った。
でも、今度はミルクがついている。
コーヒーについての知識に乏しい私が軽く調べた結果、
カプチーノもマキアートも元々は同じエスプレッソ。
(エスプレッソとはイタリア語で『急行』を意味するらしく、マシンなどの専用機器で豆に圧力をかけ一気に抽出したコーヒーのこと。)
簡単に言うと、
カプチーノはエスプレッソに泡立て牛乳を多めに加えたもの、
マキアートはエスプレッソに泡立て牛乳を少々加えたものらしい。
ちなみに相方はカプチーノを注文していて、
それは私が最初に想像した通り大きなカップにたっぷりと入って提供された。
『俺が欲しかったのはそっちだ!』 と心の中で叫びながら、
一瞬交換交渉も脳裏をよぎったが、ここはおとなしく小さなコップに注がれたマキアートを楽しむことにした。
”本場のエスプレッソを本場で堪能できるのも、ヨーロッパにいる今のうちだけだ。
こうなったら雰囲気から味までじっくり味わっとこう。”
と、考えを無理やりポジティブな方へ持っていった。
昨日はお口直しでグッと飲み干した水も、
今日は本来の役割であるコーヒー前の口ゆすぎ用として口に含んだ。
コーヒーやネットを楽しみながらゆっくりと時間を過ごした後は、
15時にホテルへ戻り、荷物を持ってバスステーションへ。
地ベタでバスを待つスタイル。
日差しが強かった。
10分遅れでバスは出発し、いよいよイタリアへ。
国境に差し掛かるとバスが停車した。
”警察がバスに乗り込んでくるスタイルか?、それとも乗客全員が降りて歩いて国境をわたるスタイルか?”
そんなことを予測しながらパスポートを用意していたら、再びバスは発進しだした。
そしてそのまま国境をスルー。
出国審査も入国審査も何もなしだった。。
思い返せば、
ドイツからオーストリアへバスで入る時もいつの間にか国境を越えていてなんのチェックもなかった。
シェンゲン協定範囲内は国と国との行き来自由、ということなのだろうか。
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イタリアに入ったら綺麗な海が見えた。
そして19時15分にヴェネチアのメストレ駅に着き、我々はここでバスを下車。
ヴェネチアの島に泊まるより、
ヴェネチアの島へのアクセスが良い本土のメストレという地区に宿をとった方が安かった。
宿はメストレ駅から徒歩10分以内の、
B&B Hannelore (Train Station B&B)
というB&B。
駅から好立地で朝食付き。
2人で1泊5504円。1人2752円計算。
部屋はこんな感じで本棚がドンと置いてある。
古き良きヨーロッパのアンティーク調な部屋、とでも言っておっこうか。
オーナーにキッチンを使わせてもらえるか頼んでOKをもらったので、
徒歩数分ほどで行けるスーパーへ買い出しへ行きパスタを作った。
買い出しと言っても、買ったのはパスタソースのみ。
ミニサイズ3缶セットで1.77ユーロ(約200円)。
出来上がったパスタがこれ。
ソースはまずくはなかったが少し薄味だった。
パスタの量も少し物足りない。
明日の朝食を楽しみにすることにしよう。
その後コーヒーを飲んでくつろいでいると、
日本人の大学院生2人と出会い、23時頃まで今後や過去の旅についていろいろ話をした。
明日はついにヴェネチアの島へ渡ります!
さらに、高いだなんだ言いながら、
ちゃっかり宿もヴェネチア島に2泊とっちゃってます!
そして何より先に、翌朝には朝食ビュッフェという楽しみが我々を待っている。
▼次回記事(ヴェネチアでゴンドラに乗る)
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