ウォルトディズニーワールドを2日間堪能し、マイアミに向けて車を走らせていた我々。
昨日はマイアミ手前のハリウッドビーチというところのウォルマート駐車場で1泊していた。
朝9時過ぎ。
南国の強い日差しに照らされ目を覚ます。
▼前回の記事
▼アメリカ横断まとめ【完全版】
まずは目の前にあるウォルマートへ行きトイレ&買い物&ネット接続。
ウォルマートには無料で接続できる"ウォルマートWi-Fi"が必ずと言っていいほどある。
メールチェクなどは主にウォルマート(または同じく大体の店舗に無料Wi-Fiが存在するマクドナルド)で行うのが日常となっている。
この時、今夜の宿をこのウォルマートWi-Fiを使用して探した。
なかなかいいホテルが見つからなかったので、今回は相方が"じゃらん"から見つけ出したホテルを予約。
じゃらんって、海外ホテルの検索もできるんだ。
その後、POWERADE(パワーエイド)というゲータレードの兄弟みたいなスポーツドリンクを0.85ドル(約87円)で購入し、
とりあえず今夜の宿に目標を定め車を走らせた。
(ゲータレードはペプシコーラ、パワーエイドはコカコーラらしい。)
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両サイドにヤシの木が立ち並ぶいかにも南国といった雰囲気の道路を進むこと約30分。
今回の宿、JAMES HOTEL(ジェームス・ホテル)に到着。
確か1人1泊4000円前後くらいだった。
駐車場、Wi-Fiが無料。
朝食は付いていないがいつでもコーヒが無料で飲み放題という嬉しいサービスがついている。
それにしてもド派手な外観だな。
周辺の建物のデザインが派手な傾向にあるというわけではなく、
このホテルだけ異様に派手でその存在がひときわ目立たせている。
▼このホテルは別記事で詳しく紹介しています。
ド派手なのは外観だけではなかった。。
むしろ内装の方が派手。
しかしこんなにモノで溢れていてもそれらは整然としていて、
この空間にはむしろ清潔感すら感じる。
おそらくオーナーのジェームズさんが出てきてチェックイン。
チェックイン時間までまだかなり時間があったが、
『部屋ならもう用意されているよ。』
と優しく我々に部屋を与えてくれた。
『え、まだまだチェックアウト時間にもなっていないのにいいんですか!?』
と言うと、
『もちろん。君らは日本人だろ?日本人はいつでも特別扱いさ!』
と言っていた。
どうやらオーナーには親日家傾向があるみたい。
過去にジェームスさんに好印象を与えてくれた日本人の方々に感謝しチェックインを済ませた。
そういえばジェームスさんはさらにこうとも言っていた。
『君らが中国人でない限り大歓迎さ。まぁ、このホテルに中国人がいるなんてありえない話なんだがな。』
その発言に対し『なぜこのホテルには中国人がいないの?』と聞いてみると、
『それは private reason だ。』
と言っていた。
野暮な質問をしてしまったな、と少し反省した。。
ユニークなデザインは廊下にも健在。
部屋のデザインはロビーや廊下の様子からは考えられないほどシンプル。
ロビーで感じた清潔感がより一層際立つ。
中国人を極端に嫌っているジェームスさんは潔癖に違いない。
清潔感のあるシャワールーム。
シャワーは真上からシャーっと降り注ぐタイプ。
トイレも綺麗。
ふかふかのバスタオルもアメニティーとして用意されている。
2時間ほど部屋でグダグダし、13時頃になったら昼食をとりに出かけた。
前述した通り、ロビーに置いてあるこのコーヒーは24時間無料で飲み放題。
外に出てこのホテルを眺めると、改めてこのホテルのぶっ飛んだ感を感じる。
このホテルはマイアミビーチの繁華街からすぐのところに位置しているので、
車はホテルに駐車したまま、歩いてあたりを散策することにした。
いかにもリゾート地と言わんばかりの通りを歩く。
このようなところは世界どこへ行っても例外なく物価が高い。
基本的に世界一周旅行者はこう言った物価の高いところを避ける傾向にあり、
そこに特に用がない限り1泊すること自体躊躇するもの。
しかし我々はここマイアミビーチに1泊どころか2泊するべく、
すでにジェームスホテルの部屋を2泊分確保してしまっている。
決して予算に余裕があるというわけではないのにそのような贅沢をしてしまって、
正直先が思いやられる。。。
頭では切り詰めなければとわかっているのに、
このような場所(特に海を有するリゾート地)に来ると誘惑に勝てずこのような有様になってしまうのは我々の悪い傾向か。
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お昼ご飯はあらかじめネットで調べておいたピザ屋さんへ。
『Visa 01』という名のお店で、ネット情報によると非常にわかりにくい立地なのだという。
そして近くに行くと『お姉さんが店まで案内してくれる』と書いてあった。
立地がわかりにくいのはともかく、
後半の『お姉さんが案内』というのは全く状況が想像できない。
ちょっと風俗チックな印象がどうしても湧いてくる。。
とにかく、グーグルマップとにらめっこをしながら店舗周辺であろう所を行ったり来たりし。
すると歩道でスマホをいじっているお姉さんが急に我々に話しかけてきた。
『あなたたちピザ屋を探しているの?』
ネットの情報は本当だった。
”これか!”
と思いながら返事をすると、お姉さんは我々をピザ屋へ案内してくれた。
建物と建物の間の道を通り、非常口のような扉を開けお姉さんは建物内へと入っていく。
なるほど。こんなところ自力で発見できるはずがない。
建物内に入るとちゃんと『Visa 01』というレストランが存在していた。
店の目の前まで案内すると、お姉さんは笑顔でその場を去って行った。
案内係のラフさと店構えのお洒落さのギャップが余計に我々の頭を混乱させる。。
なんとも怪しい案内だったが、
普通じゃ体験できないような貴重な体験をした気分だった。
とにかく無事に入店できた。
空いた腹を満たすべく、すぐさまメニューを開きオーダーをした。
オーダーしたのは星の形をした『STAR LUCA』というピザ。
1枚16.24ドル(約1672円)。
さすがに1人1枚は高すぎるので、これを2人でシェア。
星型を形成しているミミの中にはモッツァレラチーズ(?)が塊で入っていて美味しい。
『マイアミでの贅沢はこれで最後。』
そう話しながら、我々はこの星型ピザを味わった。
ピザを食べ終わって少し経つと、
頼んでもないのにクロワッサンのデザートが運ばれてきた。
どうやらこれは無料のサービスらしく、よく見ると他のお客さんのテーブルにも同じものが置いてある。
このクロワッサン、
モチモチとしていて私が今まで食べたクロワッサンの中でも1位2位を争うほどの美味しさだった。
こんなに美味しいサービスを出されたら、逆にチップをはずまなきゃというプレッシャーが襲ってくる。
相方が頼んだジンジャエールを合わせて、トータルは18.24ドル(約1878円)。
結局21ドル(約2163円)をテーブルに置いて店を後にした。
だいたい15%弱くらいのチップを置いたということになるな。
〜後半へ続く〜
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