10月12日にデトロイト空港のダラーレンタカーで車をレンタルし、
昨日11月16日にサンフランシスコで返却。
35日間アメリカ横断の旅を事故もなく無事に終えることができ、
現在、サンフランシスコのインターナショナルホステルに滞在している。
ここにはトータル5日間滞在する予定。
サンフランシスコを観光して回るには十分な期間だ。
(1ドル=約108.74円 若干下がったがほぼ109円。)
▼前回の記事
earthtravel.hatenablog.com
▼アメリカ横断まとめ【完全版】
朝8時。
この宿には無料朝食が付いているので1階の大広間(共用スペース)へ。
みなさんキッチンに集まっていて、何かを作っている様子。
キッチンのテーブルに置かれた大食缶にはホットケーキの素が大量に入っている。
なるほど、朝食はこのホットケーキを自分で焼いて食え、ということだな、と判断。
さすがに他にも何かあるだろう、と思ったが、朝食はこのホットケーキと終日無料のコーヒーのみのようだ。
予想に反してみなさん早起きで、キッチンにはコンロ待ちの列ができていた。
ホットケーキ作りは相方に任せ、私は席の確保へ向かった。
コンロがもう1台機能していればこんな行列はできていないだろうに。
(コンロ1台故障中。)
席を確保してちょっとしたら、相方が料理に取り掛かり始めたようだったので応援に駆けつける。
フライパンの大きさが違い、さらに場所によって火力が全然違うので上手く焼くのに苦労したようだ。
ハチミツをかけて出来上がり。
私が確保しておいたテーブルにホットケーキを運び朝食タイム。
なかなか綺麗に焼けているではないか。
と、見せかけて裏返したらこの有様。
それでも黒い部分をはがし取り、食べれそうなところはできるだけ食べた。
朝食後部屋へ戻り、シャワーを浴びたり調べ物をしたりしてテキトーに時を過ごす。
そして12時30分ごろ。
サンフランシスコの街に繰り出す。
貴重品ロッカーは部屋ではなく廊下にまとめて置かれている。
鍵は各自のを使わなければならない。
とりあえずサンフランシスコといえば、のゴールデンゲートブリッジへ。
バスで行くのか、電車で行くのか、はたまたサンフランシスコ名物のケーブルカーで行くのか。
とりあえずパウエル駅の切符売り場で駅員さんに聞いてみる。
駅員ではなさそうな奥さんも寄ってきて親切に道案内してくれた。
この人達のおかげでなんとか切符を買うことができ、行き方もなんとなくわかった。
久しぶりの公共交通機関の利用に少し手間取った。
『muni(ミュニ)』というサンフランシスコ市内の公共交通機関(バス、地下鉄&路面電車)の切符を購入。
値段は1人2.25ドル(約243円)。
90分以内だったら市内のmuniに何度でも乗り換えが可能。
駅員さんに渡されたラインマーカー付きのミュニメトロマップを見ながらとりあえず JUDAH&19AVE 駅を目指す。
地下鉄はいつの間にか地上に出て路面電車状態に。
駅名のアナウンスや表示がなかった(あったが気付かなかっただけなのか?)ため、グーグルマップとにらめっこ。
マップでJUDAH(ジュダストリート)と19AVE(19アベニュー)の交差点を見つけ出し、GPSで現在地を確認しながらなんとか JUDAH&19AVE駅 での下車に成功。
駅員さんからもらったラインマーカー付きの資料によると、
JUDAH&19AVE駅を降りたら19アベニューの北にある28番のバスに乗り換えるとのこと。
とりあえず19アベニューを北へ進んでみた。
すると19アベニューとIrving Street(アーヴィングストリート)との交差点付近にバス停を発見。
バス停を見ると『28番がとまる』と書いてあるので、
とりあえずここに来たバスに乗り込めばゴールデンゲートブリッジまで連れて行ってくれるのだろう。
13時10分ごろバスが来た。
90分以内なら乗り換え自由なので、ここでの運賃はかからない。
13時25分ごろ。
ゴールデンゲートブリッジに到着。
これがゴールデンゲートブリッジに使われているケーブルらしい。
間近で見るとだいぶ極太。
1週間ぶりのゴールデンゲートブリッジ。
前回は車で通っただけだったが、今日は歩いて橋を渡ってみる。
車だとサンフランシスコへ入る時は有料になるが、徒歩なら行きも帰りも無料。
13時45分。
外観を見学したら早速橋を渡る。
最初は景色とかを見て楽しめるけど、向こう岸まで行くのは結構遠くてなかなか疲れる。
通路は歩行者と自転車で車線が分けられているので注意が必要。
無意識のうちに自転車レーンを歩いているとベルやブレーキの音で威圧されるか、下手したら引かれる。
橋から見えるこの島はアルカトラズ島。
アメリカ南北戦争時代には北部軍の要塞として、
その後軍事刑務所、連邦刑務所と姿を変え、
現在では歴史地区として観光名所になっている。
禁酒法時代に名を馳せたギャング、『スカーフェイス』ことアル・カポネやマシンガン・ケリーもこのアルカトラズ島の刑務所に収容されていた。
アルカトラズ島へはフィッシャーマンズワーフ近くのピア33から船が出ている。
ゴールデンゲートブリッジからはサンフランシスコの街並みが一望できる。
白い建物が多く、大きな丘のような、坂の多い港町。というのがよくわかる。
14時30分。
頑張って向こう岸の『Vista Point』というところまで歩いて行った。
ところどころ止まって景色を眺めながらだったが、橋を渡りきるのに約45分かかった。
ここの駐車場にはくまさんが乗ったイカす車が駐車してあった。
私は最初個人のものかと思ってまじまじと見るのを遠慮していたが、どうやらこれは展示物のよう。
サンフランシスコの街の景色を眺めるより、こっちを見る方に夢中になってしまった。
一応ここからもサンフランシスコの街並みを眺められる。
ちょっと遠いかな。
『The Lone Sailor』。
『孤独な船乗り』と訳せる銅像がサンフランシスコの街並みを眺めながら立っていた。
一通りこのあたりを見たら再び橋を渡ってサンフランシスコ側へ戻った。
なかなか面倒臭い道のりだが、海にはアシカがちょいちょい見えたのでそこそこ楽しみながら橋を渡り向こう岸に戻ることができた。
戻ってきてウェルカムセンターへ寄る。
ここでは主にゴールデンゲートブリッジやアルカトラズ島関連のグッズが売られていた。
アルカトラズ島刑務所の囚人トランプのキングはアル・カポネ。
ショップを一通り見た後は、このウェルカムセンターのインフォメーションでフィッシャーマンズワーフへの行き方を聞いた。
来た時と同じ28番のバスに乗ればいけるということだった。
すっかり車移動に慣れてしまったため、非常に不便さを感じる。
16時10分ごろ。
フィッシャーマンズワーフの手前ぐらいでバスを降り、そこからは徒歩で向かった。
サンフランシスコ名物のケーブルカーが走っていてちょっと興奮。
こんな風に乗るわけね。
色鮮やかなレストランを通り、
我々が大好きなインナンナウトを通り、
いい感じの港を通り、
フィッシャーマンズワーフに到着。
フィッシャーマンズワーフは『漁師の波止場』という意味で、19世紀半ばのゴールドラッシュでサンフランシスコが大きな町になった時期以来の漁港。
中央にカニが描かれた大きな舵輪がシンボル的存在か。
この広場にはエビやカニなど、新鮮なシーフードを使った屋台が立ち並んでいる。
店の看板を見る限り、どこも約100年の歴史を持つ老舗であることがわかる。
エビやカニ、貝を使ったファストフード。
エビもカニも貝も嫌いな私には全くそそられない。
ここで名物のクラムチャウダーを食べたがっていた相方が事前に調べたところ、このティファニーブルーの店がいいとのことだった。
店名は『ALITO'S WATERSIDE CAFE』。
店頭では店員さんがカニをハンマーみたいなのでバンバン叩き皮むきをしている。
その手さばきはなかなか見もの。
他の屋台が7.25ドルでパンの容器のクラムチャウダーを売る中、ここだけは6.50ドルで売っていて、我々が見た限りでは最安値。
ここの屋台群ならどこで食べても味はさほど変わらないだろうと思い、やはりこのティファニーブルーの店でクラムチャウダーを購入しようと店頭へ行く。
しかし、店頭でカニを割っている兄ちゃんと客の姉ちゃんがずっとべちゃくちゃしゃべっててこちらに見向きもしない状況がしばらく続いたので、
しびれを切らした相方は隣の『Nick's Lighthouse』という賑わっている屋台へ移動して、結局そこでクラムチャウダーを購入した。
値段は税込み7.88ドル(約851円)。
これがサンフランシスコ名物のクラムチャウダー。
結構でかくボリューミー。
これ1つを2人でシェアした。
寒い時に食べる熱々のクラムチャウダーは絶品。(それでもこの時は風が強くて寒さの方が勝っていた)
酸味のあるフランスパンをつけて食べるのもまた良い。
最後にはパンが大量に余ってしまうのだが、このパンだけで食べるのは正直あまり美味しくない。
周りには食べ残したパンの残骸が散らかっており、カモメがそれに集る。
パンを残してしまった我々も現地の人たちに右へ倣えでパンの食べ残しをカモメたちにあげた。(それが現地人流なのかは不明だが。)
カモメ同士の餌の取り合いを観察するのが面白かった。
クラムチャウダーで腹を膨らませた後は夕焼けがいい感じだったので海の方へ。
夕暮れ時のアルカトラズ島を眺める。
その後歩いてピア39の方へ。
大きなクリスマスツリーが飾られていた。
ピア39の中はまるで遊園地のような雰囲気だった。
ちょうどライトアップされてきた時間帯でいい感じ。
ちょっと神戸のモザイクタウンを彷彿させる雰囲気もある。
ピア39をテキトーに散策し、再び歩いてフィッシャーマンズワーフの方へ戻った。
この時非常に寒かったし、たくさん歩き疲れていたので今日はもう宿へ戻ることにした。
超近くにあったスタバの無料ワイファイを使わせてもらい、グーグルマップでバスでの帰り方を検索。
30番のバスに乗りホテルへ戻った。(2.25ドルの乗車券を運転車から購入。)
30番のバスの乗客はほとんど中華系の人々だった。
これはもしや、と思ったら、やはりこの30番のバスはチャイナタウンのど真ん中を通るバスだった。
なんでもここサンフランシスコのチャイナタウンはアメリカで一番大きなチャイナタウンらしい。
18時20分ごろ宿に到着。
大広間のソファーでコーヒーを飲みながらゆっくりと過ごす。
クラムチャウダーが意外と腹にたまっており、晩御飯はとりあえず抜きでもいいかな、と思っていた。
しかし22時すぎごろ、小腹が減ってきた。
こんな時に食べるとうまいカップ麺を買いに夜のサンフランシスコの町へ繰り出す。
宿近くの売店には良さげなものが売っていなかったので、ちょっと遠くにあるセブンイレブンまで足を伸ばした。
1件目のセブンはなぜか鍵が閉まっていて入れなかったので、さらに歩き他の店舗へ。
相方は日本でもおなじみの辛ラーメンをチョイス。
私は『今麦郎』とかいうちょっと怪しいカップ麺を1.99ドル(約216円)で購入した。
23時。
宿で購入したカップ麺をいただく。
ちょっと中華系の風味はするが、『今麦郎』の味はそこまで悪くなかった。
相方の辛ラーメンは日本のものと変わらない。
辛かった。
その後相方は部屋へ戻り、私は2階のくつろぎスペースでパソコンをいじっていた。
1時近くまでそこにいたかな。
その後部屋へ戻り就寝した。
明日はもっとサンフランシスコの町を散策してみる予定。
▼次回記事(海外ドラマ『フルハウス』の舞台へ(^ ^)
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