昨夜23時35分にラスベガスのマッカラン国際空港を飛び立った飛行機は、
今朝7時ごろ、マイアミ国際空港に降り立った。
レンタカーでアメリカ横断中にも訪れているので、我々にとっては2度目のマイアミだ。
(1ドル=約110円)
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▼アメリカ横断まとめ【完全版】
予約しているホテルに9時の空港ピックアップを頼んでいるので、それが来るまで空港内で待機。
9時すぎ。
指定されていた28番ドア前でピックアップを待つが、それらしき車は全然来ない。
ブッキングドットコムで予約をする際にその他の欄のところにピックアップを希望したと思うのだが、それだけじゃ不十分だったのか?
全くくる気配がないので宿に電話をしてみた。
するとやはり我々の空港ピックアップ要望は確認されていなかったらしく、
『次のピックアップは12時30分です。』という答えが返ってくるのみ。
どうやらあらかじめ電話で予約を入れなければならなかったらしい。
そりゃないよ。。
9時40分ごろ。
仕方がないので自力で宿まで行くことに。
とりあえず『MIA Mover』という乗り物に乗って『エアポートステーション』まで行く。
これは無料。
10時。
エアポートステーションに着いたらバスに乗り換え。
券売機での買い方がよくわからなかったので、インフォメーションのところまで行って買い方を聞く。
するとショートヘアの若いお姉さんが出てきてくれて、親切にもチケット購入を代行してくれた。
もちろん、お金は我々が払っている。
さらに親切なことに、お姉さんはバスが発着するところまで我々を案内してくれた。
なんでもお姉さんは日本に訪れたことがあるらしく、来日時の話をエレベーターの中で少しだけ語ってくれた。
おそらくこの人は親日家で日本人と触れ合いたいのだな、ということが、その喋り方から感じ取れた。
我々にもう少し英会話能力があれば、日本についてバンバン話をしてあげられるのに。
非常に歯がゆい。。
とにかく、チケット売り場から下に降りて150番のSouth Beach行きのバスに乗り込む。
その親切で親日のお姉さんと笑顔で別れた。
これがバスチケット。
結構距離があるが、2.25ドル(約247円)というのは安い。
目的地であるマイアミビーチ南端付近までは約40分ほどかかる。
ぼーっとバスに揺られていると、我々の後ろに座っていた白人のおじちゃんに声をかけられ、色々と話をされた。
その話にちょいちょいチャチャを入れて来るのが白人のおじちゃんとは反対サイドに座っていた黒人のおじちゃん。
白人の方が我々に話しかけてきたかと思うと、黒人の方が話を遮ってきていつの間にか話の主導権を握っている。
しばらく黒人のおじちゃんの話を聞いていると、今度は白人のおじちゃんがチャチャを入れてきて我々の耳をそちらに傾けようとする。。
面白いことに、白人のおじちゃんと黒人のおじちゃん同士では決して会話をしようとせず、すべて我々に向けて話をしてくる。
”なんなんだこいつらは?”
と思いながらも、我々は中立的に両者の話にしっかりと耳を傾けていた。
そんな感じのやり取りがしばらく続くとさすがに疲れてくる。
もう話をテキトーに聞き流し始めてきた頃、白人のおっちゃんがバスを降りてこの状況は打破された。
白人のおじちゃんがいなくなると途端に黒人のおじちゃんは喋らなくなり、
我々はそこから下車までは風景を楽しみながら再びぼーっとバス移動を楽しむことができた。
やれやれ、観光客ってのもいろいろと注目されて辛いこともしばしばだな。。
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9時45分。
バスを降りて歩くこと数分。
予約していた『SoBe Hostel & Bar(ソービーホステル&バー)』という宿に到着。
マイアミビーチまで徒歩約5分という好立地。
無料Wi-Fi、無料タオル、ウェルカムドリンク1杯、無料朝食付きで、なんと夕食まで無料で付いてくる。
料金は2人1泊3673円。
1人1泊1836円。
スタッフいわく、ビーチに行く際タオルは自由に使っていいとのこと。
(私のリスニング能力が確かなら。)
コスパ抜群のホステルだろう。
14時のチェックインまでだいぶ時間があるので、ロビーのソファーで待機する。
相方はこの時あまり体調がよろしくなさそうだったので、ずーっとソファーで寝ていた。
14時。
ようやくチェックイン。
10人部屋ドミトリーだ。
ちなみに宿のスタッフは英語とスペイン語が堪能で、スタッフ同士で会話をするときには基本的にスペイン語を使っていた。
キューバからの移民か。
英語とスペイン語がしゃべれるとか、ほぼ最強じゃん。
アメリカ大陸ならどこへ行ってもコミュニケーションに困らない。
そんなバイリンガルスタッフの会話にこっそり耳を傾けていた私は羨ましい気持ちでいっぱいになった。
宿には簡単なバーがある。
ここでチェックイン時にもらったウェルカムドリンク券とドリンクを交換できる。
14時30分。
海好きの相方は、まだ体調は万全でないにもかかわらず、海には行きたいと立ち上がる。
日光にやられて余計体調を崩さないか心配だったが、海を見れば逆に癒されるかもしれない、と思い徒歩5分で行けるビーチへ。
雲ひとつないいい天気だ。
徒歩5分。
およそ1ヶ月ぶりのマイアミビーチに到着。
11月にもかかわらず、相変わらずたくさんの人が日光浴と海水浴を楽しんでいる。
マイアミは年間を通して海に入ることができるくらい温暖な気候を持つ地域なのだ。
それでも今日はやや風が強いので、海に入りたくなるほど暑くはない。
それどころか海水は思いの外冷たいので、この風の中で海に入ろうならば海から出た後に寒くてブルブル震えるのは必至だ。
私はただただビーチに寝転び日光浴を楽しんだ。
調子が悪かったはずの相方は寝転びはせず、ビーチの砂を掘り何やら顔のようなものを作り出していた。
わざわざ藻を拾ってきて頭などに飾りつければ完成。
野口英世らしい。
結構自信作らしい。
16時30分。
そろそろ、ということでビーチから宿に戻る。
そして再びロビーでくつろぐ。
18時30分。
宿のスタッフがロビーにいるゲストに向けて、
『今夜町にあるイカしたクラブでパーティーを開催する予定だ。-中略- もしよかったら皆是参加してくれ。いい思い出になること間違いなしだ。』
と、宣伝をし始めた。
その後すぐに行列が出来始めたので、これはパーティーに行く人の行列なのか?と思っていたが、どうやらこれは無料の夕飯に並ぶ列だったようだ。
出遅れた我々はほぼ最後尾あたりに並ぶ。
先ほど演説をしていたスタッフが列を周り、一人一人にパーティー参加の出欠を取り始める。
ただでさえ英会話がままならない我々が、おそらく爆音がかかっているであろうクラブなんてところへ行ったら会話など到底成り立つはずがない。
お酒を飲む人ならまだいいが、私は基本的にノンアルコール。
そのような環境下で英会話をするなど正直めんどくさいので、我々はスタッフに元気よく欠席の意思を伝えた。
さて、夕食の方はというと、無料というだけにそこまで充実した内容ではない。
あらかじめ夕食チケットを受付で手に入れておく必要がある。
そのチケットの存在を知らなかった我々はそのまま並び続けたが、
この配給のおっちゃんがチケット確認を怠ったため運良くチケットなしで夕食をもらうことができた。
まぁ、チケットがあってもなくても無料なのだから特に問題はないだろう。
夕食はこんな感じ。
クセのある味付けの豆ライスに、ポークをのっけたもの。
ラテンアメリカ諸国で出てきそうな料理だな。
最初はライスの独特な味付けに違和感を覚えたが、食べ進めるうちに慣れていき最終的には美味しく完食できた。
様子を見ていると、おかわりは早い者勝ちのよう。
私もおかわりをもらいに行ったが、残っているのはライスのみで肉はもうないと言われた。
私の悔しそうな顔を見た配給のおっちゃんは、『タレならあるぞ。』と言ってご飯にタレをたくさんかけてくれた。
夕飯無料というのは、できるところで積極的に節約をしていかなければならない我々にとっては非常にありがたい。
夕食後はロビーや部屋でくつろぎいで過ごした。
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明日は23時34分フォートローダーデール・ハリウッド国際空港発の飛行機でコスタリカの首都サンホセまで飛ぶ。
深夜1時22分にサンホセのインテルナシオナル・ファン・サンタマリア空港に到着予定。
もともとは捨てチケットとして購入したものなので深夜到着になってしまっている。
北米よりも治安が悪いであろう中米に深夜到着とか、正直不安。。
とりあえず日中またビーチにでも行きゆっくりと時間を潰すことになりそうだ。
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