今朝は7時ごろ、相方に起こされ目を覚ました。
なんでも朝焼けが綺麗だというので非常口から外へ出てみた。
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本当に綺麗だった。
太陽はこの背の高いビルの真裏にあったので、これさえなければ綺麗な朝日を拝めたのに。。
今朝も朝食はコーヒーとマフィンのみで、会場となるバーはキンキンに冷えていた。
朝食中、突然受付のパックンが宿を飛び出しどこかへ走り去って行った。
結構遠くへ行った様子なので、パックン不在の隙を見て本来1人1杯までのコーヒーをおかわりした。
昨日注意されたこともあり少しは躊躇したが、やはり寒さには勝てない。。
し、突然宿を飛び出し受付をお留守にしてしまったパックンにも少なからず責任はあるだろう。
11時ごろ外出。
宿を出て少し歩くと紫色のバスケットコートが複数ペイントされた派手なストリートでロシア人(?)のねぇちゃんが何やら撮影をしていた。
スタイル良すぎでセクシーすぎる。
そして何より寒くないのか?
お土産やさんなどに立ち寄りながら向かったのはギャスタウンにあるスチームクロック(蒸気時計)。
そこへたどり着いてもこれがスチームクロックだとは思わず素通りしてしまいそうになる程、観光名所としての存在感が薄かった。
バンクーバーにワーホリに来ている札幌の友達が、
『スチームクロックは札幌の時計台ばりのがっかりスポットだよ。』
と言っていたが、これを見たときその例えがいかに適切であったかが分かった。
ちなみにスチークロックのあるギャスタウンは『バンクーバー発祥の地』と言われているらしく、レトロな雰囲気のある建物がたくさんあるらしい。
なので少しギャスタウン内を歩いてみた。
そしたらなんとも怪しげな蚤の市が開かれていた。
マリファナの匂いも漂ってくるこの市民の市場は、お世辞にも治安がいいと言えるものではなかった。
12時前にスチームクロックに戻ってきた。
15分おきに蒸気を噴射させると言うこの蒸気時計では、もしかしたら12時ジャストだと何か特別な演出があるかもしれない、と思ったからだ。
後で知ったのだが、毎時0分には長めに蒸気を吐き出すらしいが、12時だからといって特別なことはないらしい。
毎時0分の演出としては、
列車の汽笛のような音で『キーンコーンカーンコーン』という学校のチャイムのメロディを奏で、その後数回『フォー!フォー!』と蒸気を噴射するというものだった。
いくらがっかりスポットのスチームクロックとはいえ、さすがにこの毎時0分の演出の時には周りに観光客が集まってきていた。
スチームクロックを後にして徒歩で向かったのは 『THE RAMENMAN』 というラーメン屋さん。
天気も良く、道中の紅葉が綺麗だった。
スチームロックからスタンレーパーク方面へ歩くこと約30分でTHE RAMENMAN に到着した。
簡単に感想を述べると、その味は目ために見合ったものではなかった。
THE RAMENMAN の近くにあったMARUTAMA RA-MEN という店も気になった。
なんせこの大行列である。
いや、これは行列というよりは人だかりか。
きちんと列に並んで行列を作っている光景が日本の人気ラーメン店でのスタンダードなので、このように人で溢れかえっているラーメン屋の光景には新鮮さを感じた。
ラーメンを食べ終えたらそのままスタンレーパークへ向かった。
やはり紅葉が綺麗だ。
今日はいつもより見える景色の鮮明さが増しているような気がした。
簡単に言えば、目の画素数が高くなっている気がする。
久しぶりにコンタクトを付けているからなのか、ただ単にこの日の空気が澄み渡っていたからなのかはわからない。
もしコンタクト効果だとしたら、これから毎日コンタクトを付けないと損だと思えてしまうほどそ、の鮮明さは今までと違っていた。
(おそらく空気が澄んでいただけ。)
スタンレーパークで何をする?
そんなことは考えず、ただ景色を楽しみ散歩をした。
広さ約1000エーカー(約4㎢)というこの広大な公園をとりあえず道に沿ってゆっくりと歩いてみた。
ニューヨークのセントラルパークが約842エーカー(約3.4㎢)なので、デカさでは軽くニューヨーク超え。
元クライマーの相方はどうやら岩を見ると登りたくなってしまうらしい。
ここからだとバンクーバーの摩天楼が良く見える。
しばらく歩くとこのバンクーバー名物(?)のトーテムポールが見えてきた。
トーテムポールは北アメリカ大陸の先住民の伝統的な彫刻らしい。
ちょうど日本の高校の修学旅行団体と観光のタイミングが重なった。
1クラスずつ順番に集合写真を収めていく様子を近くで眺め生徒の分析をしながら、我々も学生時代のことを思い出していた。
それにしても、修学旅行でバンクーバーとか、リッチな学校だ。
そういえばある生徒が道端に落ちていた20ドル札を発見し真面目に先生に届け出ていたが、そのお金はその後どこへ流れていったのだろう。。?
トーテムポールを見終えたら再び川沿いのコースに戻り先へ進んだ。
ナイン・オクロック・ガン というものがあった。
かつてこの辺りで漁をしていた人々に、その名の通り午後9時を告げるものとして使われていたらしい。
現在でも午後9時になるとその砲声をとどろかせるらしい。
ちなみにその大砲の向く先には大きな客船が停泊していた。
”あんなところに人が!”
と思ったが、近くへ行ってよく見たらなんかの像だった。
なんとなく公園一周というのを頭に浮かべながら歩いていたのだが、途中で地図を確認したことによりその目論見はいとも簡単に変更させられた。
”まぁ半分くらいは来ただろう”
と思っていたのだが、実際はまだ公園全体の4分の1程度しか進んでいなかった。
その時、1000エーカーというのがどれほど広大なものなのかを実感した。
もう歩き疲れた我々は進路を変更し、公園の内側にあるビーバーレイクというところを経由して帰ることにした。
その名前からビーバーがいる湖だと思いわざわざ訪れたのだが、そこにいたのは鴨だった。
”なんだよこの湖。”
我々は意気消沈して帰路に就いた。
今日もよく歩いたため1度宿に戻り休憩をすることに。
その後夕日が綺麗なビーチがあると聞いていたのでそれを見に行きたかったのだが、
時差ボケや疲れもあってか、横になっていたらいつの間にか眠りに落ちてしまっていた。
目が覚めた時にはすっかり日は沈んでしまっていた。
20時。
フィリピン留学時代の友達で現在バンクーバーでワーホリ中のユカさんとTim Hortons(ティム・ホートンズ)前で待ち合わせして晩御飯へ出かけた。
我々が日本食を希望したため、guuという日本式居酒屋へ行くことに。
牛タン茶漬けやおでんなど美味しい日本食を堪能できた。
やはり旅の途中で友達に再会するというのはいい。
23時前くらいまで旅の話やワーホリの話などをして楽しんだ。
帰り際、先日韓国スーパーで購入したものの使いきれずに行き場を失っていた白菜をユカさんに譲った。
とてもじゃないけどこの白菜にはお世話になった分の埋め合わせができるだけの力はない。
なので、今度会った時は何かご馳走させていただきます。
明日の朝は早い。
朝7時30分のフライトでオーロラを見るためにイエローナイフへ飛ぶ。
それゆえ、今日は宿に戻ったらすぐに就寝した。
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