サンクリ5日目。
本日は2日間滞在した『Hostel La Isla(ホステル・ラ・イスラ)』をチェックアウトし、昨日直接予約をしに行ったサンクリの日本人宿、カサカサへ移動する。
カサカサはサンクリ中心地から少し離れた場所に立地しているが、いやになるほど遠い距離ではなさそうだし、何より昨日直接お会いしたオーナーの人柄がすごく良かったので、なかなか有意義な時間を過ごせそうな予感。
(1ペソ=約5.8円 2016年12月15日。)
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朝9時、朝食。
メニューは昨日とほぼ一緒。
パンにつけて食べるアボカドのペーストが美味しい。
相変わらずこのテーブル、人と人との距離が近い。
昨日は特に他の宿泊者と会話のない朝食だったが、今日はちょっと会話をしてアットホーム感が増していた。
『この後はどこへ行くの?』
『ニューヨークでクリスマスとカウントダウンさ。』
と言うと、だいたいその話で盛り上がる。
ところで、この宿のインテリアはこのような木の箱を上手に使ったおしゃれなものが多かった。
なんかいいなと思ったので記録しておく。
チェックアウトまでは相変わらず2回のリビングでくつろぐ。
もはやこの場所は我々の定位置となりつつある。
11時にチェックアウトし徒歩でカサカサへ。
ホステル・ラ・イスラからカサカサまでは徒歩2キロ近くある。
そういえばここサンクリはタクシーなどの客引きが全くないなぁ。
というか、トゥクトゥクとかタクシーとか、市民の足になるような乗り物あったっけ?
11時30分。カサカサ到着。
これが我々が泊まるダブルルーム。
すごい壁画だ。
1泊300ペソ(約1740円)。
1泊1人870円計算。
昔はもっと低価格でベッド数も多く薄利多売の商売をしていたらしいが、それだと宿の治安がどんどん悪くなっていったので思い切って価格を上げ、ベッド数も大幅に減らし、現在のような少人数制をとり、一人一人のお客さんにより濃いおもてなしができるように方針を変えたらしい。
ベッド数は半分くらいは減らしたと言っていたかな。
部屋にはベッド二つと木のデスクと棚のみが置いてあり非常にシンプル。(壁画以外)
このモノの少ないシンプルさ、いいなと思った。
床やシーツなども綺麗。
そしてここカサカサもグアテマラアンティグアの『ペンション田代』や同じくグアテマラサンペドロの『カサ・デ・カモモシ』のように、チェックイン時にチェックアウト日を決めていなくてもいいスタイル。
チェックアウト日が決まり次第オーナーに伝えればそれでOKという感じだった。
中米の日本人宿というのはそういうスタイルが主流なのだろうか。
リビング。
キッチン、ダイニング。
屋上。
洗濯物干せる。
中庭。
洗濯場もあり、ここでも洗濯物干せる。
宿全体を見てみて、とにかく壁画が多い。
実はサンクリは芸術の町らしく、音楽や美術など、様々なジャンルの芸術家がここサンクリを拠点として活動しているらしい。
絵描きさんもたくさん泊まりにきて、その際宿の壁にいろいろ書いてもらっていたらこのように壁画だらけになったのだろう。
ダイニングへ行くと、オーナーがパンとコーヒーをご馳走してくれた。
このパンはサンクリ在住の日本人パン屋さんが作っているパンで、毎週木曜日と月曜日(だったかな)の朝にチャリで訪問販売に来るのらしい。
そして今日は木曜日。
今朝オーナーが買いだめしておいたパンをおすそ分けしてもらった形になる。
パンはもっちりしていて食べ応えがあり美味しい。
我々がほぼ毎日食べているスーパーのパンとは質が全然違う。
お金はいいというが、気持ちで1個につき20ペソ(約116円)払っておいた。
パンを食べ終え少し団欒。
私が前の前の宿で虫に噛まれ体が痒いことを話すと、庭にあるアロエを切ってきてくれてこれを患部に塗るように言われた。
ひんやりとろ〜っとして気持ちい。
しかも本当にかゆみに効いた。
即効性あり。
12時45分。
カサカサ近くの小学校で本日、子供達のクリスマス発表会が開催されているというので見に行ってみた。
学校関係者でなくても全然見に来ていいよ、というオープンな感じなのらしい。
しかし学校へ行ってみても門はしまっており、そこで待っている現地の人たちも門が開くのを待っている様子。
あれ、話が違うぞ。
とりあえずしばらく待っていると、他の門が開いたらしくそちらへ移動。
その門から校内へ入ると、サンタの帽子をかぶったかわいい子供たちがステージの上で笛を吹いたり歌ったりしていた。
保護者や全校生徒が鑑賞している。
なんかこの雰囲気、懐かしい。
我々が入場してから10分弱で発表会は終わってしまったが、それでも十分に楽しませてもらった。
発表が終わると生徒たちは一斉に散らばり、体育館(?)を離れていった。
どうやらもう下校の時間らしい。
やっぱり、早く家に帰りたいのが子供たちの本音なんだな。
13時。
カサカサに戻ってきて洗濯。
これが中庭にある洗濯スペース。
水の周りにすくう用のバケツ以外何もおいてはいけないという徹底ぶりで水はきれいに保たれている。
17時45分。
夕食を食べに外出。
オーナーにお勧めしててもらった美味しいタコスの店へ。
実はここ、今日の昼にも訪れていたのだがその時は閉店していた。
看板もなく、こんな張り紙がしてあるだけなのでちょっと見つけるのに手こずった。
(*しかもこの張り紙、後で意味を調べてみると『ウェイター募集』の張り紙だった。
店の名前じゃないんだ。。)
正確な場所は忘れてしまったが、確か『インスルヘンテス通り』沿いで、3月31日広場から南に進んでいった左側にあった気がする。
店内の様子。
人気店らしく多くの人で賑わっているが、席数もそれなりにあるので満席になることはあまりないという。
カウンターキッチンで、肉を切る人、生地を作る人など、分業制で調理をしている。
肉を焼く音といい匂いといい、キッチンが近くて見えると食欲が増進される。
メニューはこんな感じ。
カサカサのオーナーから何がお勧めか聞いていたのだが、メモをしていなかったためすっかり忘れてしまった。
まぁ、何頼んでも美味しいとも言っていたが。
悩んだ挙句、『Orden para 6 tacos』というメニューの中から、『Bistec con queso(Steak with cheese)』と『Bistec, nopal y queso(Steak, nopal with cheese)』を一枚ずつ注文。
それぞれ55ペソ(約319円)。
『nopal(ノパル)』がなんなのかわからなくて店員に聞いても全く理解できなかったが、物は試しに頼んでみた。
しかしどうやらnopalはサボテンのようで、写真右の料理がそのnopal入りタコス。
なんかヌルヌルしていて、私の口には合わなかった。
思ったよりもでっかいタコスが来て嬉しかったが、このnopalというサボテンも大量に入っていて何だか複雑な気持ち。
nopal入りタコスに満足できなかった私は追加注文。
Al Pastor(アル・パストール) と Al Pastor con queso(Pastor with cheese)。
それぞれ8ペソ(約46円)と12ペソ(69円)。
ケバブにあるような肉の塊から肉をそぎ落としてタコス生地にのせ、最後にその肉の塊の上にあるパイナップル(?)のようなものをチョンっと切ってのせ提供される。
これがうまくて、さらに追加でチーズ無しを2枚オーダーしてしまった。
いやぁ、最初っからこれだけバンバン注文して食べまくってればよかった。
チーズありも美味しかったが、コスパを考えるとノーマルの8ペソのやつが一番いい気がする。
メルカドの屋台の2ペソタコスの4倍の値段だが、質と量ともにそれだけの価値は十分にある。
10枚食べても80ペソ(約464円)か。これは安い。
19時30分。
タコスでお腹いっぱいになてカサカサへ帰宅。
その途中、カテドラル前広場でなんかやっている雰囲気だったので寄ってみる。
昼間より人がたくさんいる。
ナイトマーケットだった。
地べたに敷物を引き、その上に衣類や雑貨などの商品を置いた店がズラーッと並んでいる。
写真だとまだ明るく見えるが、実際に歩いてみると場所によっては明かりが届いてなく真っ暗。
売る側は懐中電灯を持って商品を照らして商売をしている。
ずーっと光を照らしている店もあれば、人が通る時だけ防犯ライトのようにピカッと光を照らす店もある。
何だか面白い。
一通り歩いてみてみるが、懐中電灯で照らしたとしても昼間に比べれば見づらいは見づらい。
ここで買って帰ってみて明るいところで見てみたらイメージと全然違う、なんてこともあり得るかもしれない。
軽く15分くらいナイトマーケットを見学してカサカサへ戻る。
そしてまた寄り道。
いつものパン屋さんだ。
一応、明日の朝ごはんというつもりで。
そしてパン屋でパンを選んでいるとまさかの訪問者が。
ミサンガ売りの少女だ。
実は相方、『小さな女の子からなら雑貨を買ってあげたい』とずっと言っていたのだが、売りに来るのは毎回毎回大人か小さな男の子。
何で女の子が売りに来ないんだ、と思っていたが、まさかこんなところで遭遇することになるとは。
とりあえずパンを買う前にこのミサンガ売りの少女からミサンガを1本購入。
いくら?と聞くと3ペソ(約17円)と。
思ったよりかなり激安。
相方は4ペソ(約23円)を渡し、お釣りはいらないと言った。
するとミサンガ売りの少女はスペイン語で何か言ってパン屋を出て行った。
何を言ったかわからないが、その言葉の長さから単なる『グラシアス』だけではなさそうだった。
これがその時購入したミサンガ。
20時30分ごろカサカサに到着。
部屋でパソコンしたりしながら過ごし、この日は就寝した。
前回、前々回の宿とは比べ、ここカサカサでの寝心地はなかなか良かった。
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