2人で地球を旅行中。(カップル世界一周ブログ)

カップル世界一周ブログ。初海外が世界一周のアラサー女子と海外経験まぁまぁの20半ば男子の旅の東西南北世界見聞録。どこへ行くかはお金と気分次第。海外の情報や日々の生活を書き留めます。

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メキシコ10日目〜シナカンタンへお出かけ。〜民家でご飯を求めて〜 〜 世界一周180日目★

ついにサンクリ滞在も10日目に突入。

 

当初はサンクリの後どこか他の場所にでも行こうかと考えていたのだが、

結局居心地がよかったのでサンクリに長居してしまい、その後はどこも行かずグアテマラまで戻ることになってしまっている我々。

 

今日は前々からオーナーに紹介されていて行ってみたいな、と思っていたシナカンタンという隣町へお出かけする予定。

 

なんでも、シナカンタンに着いて車を降りたら子供が寄ってきて家へ案内してくれるらしい。

そしてその子どもに着いていくと家の中に案内され、

伝統工芸である織物作りを見学さてもらえ、最後には質素ながら食事が出てくるという。

 

特に料金が決まっているわけではないが、オーナーの場合は2、30ペソほどのチップを払っているという。

我々が今回シナカンタンに訪れる最大の目的も、その家庭訪問体験にある。

 

サンクリからシナカンタンまではタクシーで約30分ほどだ。

 

(1メキシコペソ=約5.6円 2016年12月20日。)

 

▼前回の記事

earthtravel.hatenablog.com

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7時30分ごろ起床。

8時20分ごろキッチンへ行き朝食作り。

今日は昨日スーパーで1個約7円で購入したパンを使い、トーストを作る。

 

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パンを適当な大きさに切り、軽く焼き、そこにトマト、玉ねぎ、さけるチーズをのせてトースターで焼く。

カサカサにはトースターがあるので便利。

味は文句なしでうまい。

やっぱ、チーズっていい。

 

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9時50分ごろ外出。

シナカンタンへ行くには、まずカサカサからメルカドへ向かう道(ホンジュラス通り)の途中にあるタクシー(?)乗り場へ。

 

見つけにくいが、上方と扉に『TERMINAL DE TRANSPORTES ZINACANTAN』という看板が出ている。

『ZINACANTAN』シナカンタンのことである。

 

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ここがシナカンタン行きの乗り場。

 

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乗り合いタクシーみたいな感じ。

 

10時。

他の乗客も乗せていざシナカンタンへ出発。

料金は2人で18ペソ(約100円)。

下車時に支払った。

 

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10時30分。

ちょうど30分でシナカンタン到着。

 

タクシーを降りると、予想に反して町はシーンと静まり返った雰囲気。

オーナーが言っていた家に案内する子供が寄ってくるような様子は全くない。。

 

あたりをキョロキョロして必死になって子供を探す我々。

子供を見つけるたびにその子の方をじ〜っと見つめてみるが、近寄ってきて家へ招待されるような雰囲気は全くない。

 

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ようやく子供が近づいてきたと思ったら、ちょっと雰囲気が違う。

家へ案内するというか、布とかを売っている店へ案内しようとしている様子。。。

 

最初この子が近寄ってきた時は ”おっ、来たか!?” と思ったが、やはりこの子は物売りの少女的な感じだった。

 

紛らわしい。。。

  

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結局その後も全く子供が近寄ってくる様子はなく、とりあえず町のシンボルであろう『Iglesia de San Lorenzo』という教会を訪れた。

 

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メキシコの教会は華やかな雰囲気のものが多い気がする。 

 

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その後は、

誘い込みの子供がいないなら自らその家へ赴くまでだ』と思い、テキトーに町をぶらぶらと歩き回った。

 

雑貨屋などを見ながら、なるべく民家の多そうなところを徘徊する。

 

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なかなかおしゃれなデザインの靴。

 

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歩いていても子供に会うどころか、織物見学などをしているような雰囲気の家すら全く見つからない。

 

仕方がないのでとりあえずまた教会のある町の中心の方に戻り、もうサンクリへ戻ろうかどうかを考えていた。

すると突然、背後から日本語で声をかけられた。

 

『こんにちは(^^)』

 

一瞬ビックリして”誰だ!?”と思ったが、それは昨日シェア飯を共にしたヘキカキカクの色塗りを手伝っている女性の方だった。

実はこの方、グアテマラのサンペドロに滞在している時もカモモシで顔を合わせているが、ちゃんと喋ったのは昨日のカサカサでのシェア飯の時が初だった。

 

『すごい偶然ですね(笑)なんか面白いところありました?』

と私が言う。

 

『いえ、さっきあっちの方をぐるっと歩いてきたんですけど、特に何も。』

 

『そうですか。なんかシナカンタン着いたら子供が家に案内してくれていろいろしてくれる、みたいなこと聞いたんですが、タイミングが悪かったんですかねぇ。。』

 

『私もそれ聞いて来ました(笑)あっちのほう歩いてる時に家はあったんですけど、特に何も呼び込まれなかったです。』

 

『そうなんですね。じゃあ私たちもあっちのほうちょっと歩いてきてみよっかな。ありがとうございます。じゃあまたカサカサで(^^)』

 

みたいな感じのやり取りをして別れた。

 

彼女もまたシナカンタンの家庭訪問を期待してやってきていたらしいが、

そういうのがなく予想以上にあっさり観光が終わってしまったため、ここは早々に切り上げてサンファンチャムラへ行ってみよっかな、と言っていた。

 

一方の我々は、とりあえずまだ行っていないエリアを歩きに行くことにした。

 

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再びちょくちょくある雑貨屋さんに寄りながらローカルなエリアを歩く。

すると、1軒の家の扉から大きな鍋で何かをグツグツ煮込み作っている様子が垣間見れた。

我々は ”おっ!” と思い足を止め、しばらくその様子をじっと見ていた。

 

すると中から一人の男が出てきて、スペイン語で何か言ってくる。

全く何を言っているのかわからない。。

 

とりあえず我々は『What's this???』と英語で言って、それは何を作っているんだい?ということを聞こうとする。

相手からの返事は相変わらずスペイン語で何を言っているのかわからないが、中に入れという様子ではない。

しかしその男は中にいる人に何やら指示を出し始めていた。

 

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すると突然、家の中からおばちゃんが出てきて、ジャムみたいなのがのったトルティーヤっぽいものを両手に持ってこちらへやってくる。

 

”え!マジで!”

正直ちょっと期待はしていたが、まさか本当にご馳走になれるとは思わなかった。

家に入って織物を見学して最後に質素な飯が出てくる、という聞いていた情報とはだいぶ違うが、これだけでも十分面白い体験。

突然の嬉しい誤算が我々の気分を一気に高めた。

 

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持ってきてもらったのはこんなようなシンプルな料理。

大きな鍋でグツグツ煮込んでいたのはおそらくこの上に乗ったジャムのようなものであろう。

結構たっぷりとのっていて、甘くはなく、みずみずしい。

トルティーヤみたいな生地はちょっと湿気ている感があるが、それがまた素朴な味わいで私は好きだ。

ほんのりとする塩の味は、上にのったジャムと悪くない相性。

そして以外とボリュームがありお腹にたまる。

 

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外でこの料理を食べていると家の中から子供達が続々と出てきて、こちらをじっと見てニコニコしていた。

我々が何かを話しかけても、照れているのか余計ニコニコっとして兄弟同士で笑いあっている。

なかなかシャイな子供達だな。

 

それでもこの子達のおかげでなかなか楽しい時間を過ごすことができた。

料理を食べ終わり、最後に10ペソ(約56円)をチップとして渡した。

織物見学はしてないし飯だけなので、気持ちとしてこのくらいが妥当だろうと。

 

するとそれを受け取ったお父さん的な人は笑いながらそのお金を家族みんなに見せびらかしている。

 

『みんな見ろ、チップ貰っちゃったぜ!』

って見せびらかしているのかな、と、思ったが、それは全く違ったた意味の笑いだった。。

 

お父さんは我に、

『見ろ。俺らはこんだけ家族がいるんだ。なぁ。これじゃ足りないよ。もうちょっとチップをくれないか。』

と、ジェスチャーをしながらそう言っている。

 

その言葉もまたスペイン語だったが、そのジェスチャーと雰囲気からそのようなことを言っているというのは間違いない。

 

仕方がないので追加で20ペソ渡し、合計で30ペソ(約168円)をお父さんに渡したら満足そうな顔をして家の中へ入っていった。

 

”うーん。。。”

 

飯を食い終わるまではすごくいい気分だったのに、なんか一気に落とされた感じ。。

 

金額は別にたいしたことないんだが、これはご好意じゃなくて最初からお金目的で飯を出してきのか、と思うとなんか複雑な気分。

チップは気持ちであるはずなのに、それをもっとよこせと要求されるのは正直複雑な気分。。

 

メキシコ人は商売気質だと聞いていたが、これもその気質がゆえのことなのか?

メキシコではこういうのが普通で、こういう文化なのかなぁ?

 

と、なんか、考えさせられたなぁ。。

 

シナカンタンには貴重な体験をしにやってきたわけだが、ある意味貴重な体験をさせてもらった気がする。

 

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11時45分。

再び中心に戻りトイレへ行ったり雑貨屋を回ったりする。

 

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最後にもう一度教会を訪れておく。

その時、ちょうど教会の鐘がガンガンなり出した。

時計を見ると時刻は12時だった。

 

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よし、そろそろ帰ろう。

ということで、タクシーを拾いサンクリへと戻る。

料金は行きと同じで2人で18ペソ(約100円)。

 

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13時。

サンクリのタクシー乗り場に着いた後は徒歩でメルカドへ向かい、久しぶりに2ペソタコスの屋台 を目指す。

 

先ほどシナカンタンで食べたものだけでは昼飯としてはちょっと足りない。

そんな時、一口サイズで1つ2ペソで食べられるこのタコスは小腹を満たすには最適なのだ。

 

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鉄板にのっている肉の中から好きなものを指差し、スペイン語で数字を言って希望の種類と数を伝える。

今日はタコス4つ注文で合計8ペソ(約44円)。

駄菓子のように安い。

 

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13時30分。

駄菓子屋、2ペソタコスで小腹を満たした後は歩いてサンドミンゴ教会前の雑貨市場へ。

ここで日本の友達へのお土産を購入しておこうと雑貨を漁る。

 

メキシコを出た後は、グアテマラへ戻り1泊して一気にアメリカ合衆国のニューヨークへ飛ぶ予定の我々。

ニューヨークで年を越した後は日本へ一時帰国することが決まっている。

ニューヨークでお土産を買うのと、ここメキシコでお土産を買うのでは物価に雲泥の差がある。

それゆえ、帰国時に友達に渡すお土産もここメキシコにいる間にゆっくり選び購入しておくことが経済的にも得策と言える。

ここメキシコではおしゃれで実用性がありそうな雑貨がたくさん売られているので、安かろう悪かろうという精神でお土産を買っているわけでは決してない。

 

いろんな店を見て回り、デザイン的にもおしゃれなこの長方形のポーチに目をつけた。

同じものを売っている店はたくさんあったが、おそらく店によって値段が違う。

ちょっとでも安く購入したい場合は店をまわっての聞き込みはマスト。

 

そのポーチを売っている店数件で値段を聞きいて周り、一番安い値を言ってくれた店に座り込みお気に入りのデザインを発掘する。

デザインの種類が豊富すぎてどれにするのか非常に悩んだ。

でもこの発掘する作業、なかなか楽しかった。

 

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 厳選して購入したのはこれら11点。

大きいのは1つ60ペソ(約336円)、小さいのが1つ50ペソ(約280円)。

意外といい値段するな。

 

本来なら合計で650ペソ(約3640円)になるところだが、大量購入割で交渉し、結局合計520ペソ(約2912円)にまけてもらった。

つまり1つあたり約47ペソ(約264円)になったということだ。

 

この小物入れ、敷き物かなんかのように薄くてスタイリッシュなデザイン。

それでいて柄がおしゃれなのでなんか惹かれる。

自分用としてもちゃっかりお互い1つずつ購入した。

 

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さらにこちらは我々が雑貨屋を周っている時に突然声をかけてきた女の子(20歳前後)からもらったプレゼント。

ガブリエラちゃんというメキシコ人の彼女は、そんなに遠くない町からお母さんと一緒にここサンクリに旅行にきているのだという。

しかもそれは今日が誕生日という彼女のための旅行らしい。

 

本来ならプレゼントをもらう側にあるはずの彼女が、見ず知らずの日本人である我々にいきなりプレゼントを買ってくれたのだ。

話を聞くと彼女は大の親日家で、特に日本のアニメが大好きなのだという。

すごく明るくて積極的な性格で、これから私の家に遊びに来ないか?と誘ってきてくれた。

 

いつか起こらないかな、と密かに思っていたこの展開。

まさかこんなところで起こるとは。。

 

彼女の家へお邪魔したい気持ちは十分にあるが、なんせ我々は明後日の早朝にはここサンクリを出てグアテマラへ戻らなければならない。

カサカサをキャンセルし、今日の夜ガブリエラちゃんの家へ泊まって、明日またサンクリに戻ってきて、明後日の朝グアテマラ行きのシャトルに乗って。。。

 

ということも不可能ではなかったが、

最後にあまりバタバタした時間を過ごすのもちょっとしんどいな、と言う気持ちも正直あった。

 

非常にありがたいお誘いだったのだが、とっさの判断で今回は丁重にお断りさせてもらうことにした。

『またメキシコに来たら連絡するから、その時に家に行くね。』と言って。

サンクリはまた訪れたい町の一つにはなるが、果たして次に訪れるのはいつになるだろうか。。

 

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15時ごろカサカサに戻り、19時ごろまで部屋でだらだら。

カサカサに戻って夕食を作ろうとすると、本日も皆でシェア飯を作る様子だった。

 

でも我々的には、明後日グアテマラへ移動する時までに今ある食材を使い切ってしまいたい。

ということで、今日はシェア飯は遠慮し、自らの食材を使ってペペロンチーノを作ることに。

相方曰く、このペペロンチーノを作る際は昨日スーパーで購入した鷹の爪のピリ辛感が生きてくるのだという。

味の方はなかなか美味しかった。

 

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20時30分ごろ。

さっと夕食をとり終えたらデザートを食べに行くため夜の町へ。

相変わらず夜の暗闇雑貨市がカテドラル広場前で開催されている。

お客さんが通ると商品に懐中電灯を照らしてくれるのが面白い。

勉強机の電気スタンドみたいなのを置いて商品を照らしている店もあった。

 

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デザートと言っても、我々の場合は結局11月20日通りにあるパン屋の菓子パンになってしまう。

でもこのパン屋さんでパンを買うのは久しぶりな気がする。

 

私はチョコドーナッツパンを5.94ペソ(約33円)、

揚げ餃子みたいな見た目のパンを2.17ペソ(約12円)、

砂糖クロワッサンみたいなのを3.84ペソ(約21円)で購入した。

 

そしてそのパンをパン屋の前に設置されているテーブルで食べる。

 

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そしてシメはやはり、夜になったらこの11月20日通りに現れるモレのおっちゃん。

今夜も相変わらず大繁盛だ。

 

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今日はタマレスは購入せず、

コンレチェというホッとする味の温かい飲み物を6ペソ(約33円)で買いカサカサへ帰りながら歩き飲み。

22時頃にはカサカサに到着。

しばらく部屋でゆっくりと過ごし、0時前には就寝した。

 

長かったサンクリ滞在の日々も、明日が実質最終日。

最後の日だからこそ、特にやることも決めずにゆったりとした時を過ごしたいと思っている。(いつもそんな感じだったが。。)

 

この町で強いてやり残していることと言えば、『Iglesia del Cerrito』というサンクリ南西部にある丘の上の教会に行くことくらいか。

明日はとりあえずそこへ行き、テキトーに町を歩き1日を過ごしたいなと思っている。

 

▼次回記事

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