昨日、シェムリアップからバスで首都プノンペンまでやってきた。
宿泊するホステルは綺麗だしスタッフも良さそうだし、ここなら4泊してもイヤにはならなそう。
一気に4泊も宿泊予約を入れるなんてのは危険なので普段は絶対しないが、ここの場合は当たりだったかな。
今日は早朝にメコン川沿いを散歩すること以外、特に何も決めていない。
何をしようか。。
(1ドル=約115円 1リエル=約0.028円 ドルがちょっと上がってきた。。2017年3月10日。)
▼前回の記事
朝6時30分。相方に起こされる。
2階のリビングスペースにはチェックイン待ちと思われる人たちが横になって仮眠を取っていた。
7時過ぎに外出。
宿の前の道路の交通量がヘビーなのでなかなか渡れないでいると、宿専属のトゥクトゥクドライバーが先導して道を渡ってくれた。
ついでに、
『今日14ドルでキリングフィールドに行かないか?』と営業されたが、
とりあえずは丁重にお断りしといた。
朝日を見ながらメコン川沿いを散歩するつもりだったが、7時すぎではちょっと遅かった。
それでも、この時間ならまだ外は涼しいので散歩をするにはちょうどいい。
川沿いには味のある船が数隻停泊していた。
土手にはたくさんのゴミが。
せっかくいい景色なのに、もったいない。
犬好きの相方がその辺にいた犬と戯れていると、飼い主っぽい人が現れ犬を抱き上げた。
そのまま犬を駐車券を入れる機械の上にのっけた。
しばらくこの犬は降りることができずこのままの状態だった。
川沿いをさらに歩いていくと、カリフォルニアを彷彿させるようなヤシの木ロードがあった。
そこをずーっと歩いていくと、マッスルパークが。
朝から市民が健康な体づくりに励んでいる。
我々もそれに参加。
朝は涼しいので、体を動かすには最適。
日中にこんなことをやってしまったら確実に熱中症になってしまうだろう。
マッスルパークで一汗流した後は、道の向こう側に見える立派そうな寺院へ行ってみることに。
ここで、変なトゥクトゥクドライバーにつかまってしまう。
今朝宿の前でされたのと同じように、
『今日キリングフィールドへ行かない?』というお誘いだった。
まったく、カンボジアではよくナンパされる。
プノンペンの見所はキリングフィールドなんだな、ということがよくわかる。
このトゥクトゥクドライバーは少し日本語も喋り、陽気で、さらにしつこい。
いったいどのくらいまで値段が下がるのか試しに値切ってみると、2人で往復12ドル(約1380円)まで下がった。
大体の相場がわかったところで、お断りを入れて向こう側に見える寺院の方へ。
それでもこのトゥクトゥクドライバーは本当にしつこくて、なかなか我々を行かせてくれない。
半ば強引に振り切ると、『ここで待ってるからな!』と言って念押しをされた。
何はともあれ、なんとかそのトゥクトゥクドライバーを振り切った我々は寺院へ。
調べてみると、この寺院の名前は『Wat Ounalom』。無料で入れた。
タイの寺院のように、ここカンボジアの寺院もキンピカピン。
そいういえば、アンコールワットも寺院だがこのようにキンピカピンにしようとは思わなかったのかなぁ?
デカすぎてそんな金がなかったのか。
寺院を出たら、もう少し歩いて王宮へ。
川沿いには人がたくさんいて賑わっている感があったが、王宮付近になると途端に人がいなくなり、シーンとしていた。
なんでだろう。
これがカンボジアの王様らしい。
王宮の目の前は広場になっている。
鳩はたくさんいるが、やはり人は少ない。
そろそろ暑くなってきたので、先ほどのトゥクトゥクドライバーに捕まらないように回り道をして宿に戻る。
宿に戻ると ”こんなにいたっけ?”と思うほど欧米人がたくさんいた。
そしてなんかちょっと雰囲気が違う。昨日まであったはずの下駄箱もなくなっているし。。
よく見ると、ここは我々が宿泊している『One Stop Hostel』ではなく、『Onederz』とかいう別のホステルだった。
おそらく両者は同じ系列のホステル。あまりにも雰囲気が酷似していたので全く気がつかなかった。
宿に戻ったらまずは受付でシェイクを注文しようとしていた我々。
注文する前に気がついてよかった。。
9時10分ごろ。
今度こそ本当の宿に戻り、受付でシェイクを注文。
こちら、宿の食事のメニュー表。
マンゴーシェイクを2つ注文。1つ1ドル(約115円)。
朝食メニューもあったが、この日は節約ということでシェイクだけにしておいた。
肝心の味は、薄い。。
量はまぁまぁあったが、これは微妙だな。。
その後11時過ぎまでロビーに居座る。
『あいつら朝からずっとあそこにいない?』なんて思われているかもしれないけど、違うんだ。
私らは朝7時に宿を出てもう一通りの活動はしてきたんだ。
スポンサーリンク
11時10分。外出。朝とは打って変わって、暑い。。
目指すは4キロほど離れたところにあるイオンモール。
日本では暇になったらとりあえずイオンへ行っていた我々だが、まさかカンボジアでも同じような状況に陥るとは。。
暑いが、トゥクトゥク代をケチってイオンまでは徒歩で行く。
途中広い広場があり、真ん中にはこのような塔が立っていた。
見ると『Cambodia-Vietnam Friendship』と書かれていた。
それ以上の情報は得られなかったが、この塔にそれ以上の情報は必要ないだろう。
さらに歩を進めると、急に街の雰囲気がガラッと変わった。
なんかめちゃボロい建物がたくさん出てきたりして、一気にローカル感が増した。
我々が滞在しているエリアは観光エリアで、こっちのエリアが本当のプノンペンの姿なのか。
12時。宿を出て50分ほどでようやくイオンモールに到着。
あのイオンの看板を見ると、ここがカンボジアであることを忘れてしまいそうだ。
内装は思っていたよりも綺麗。
さびれたデパート風にはなっていなくてちょっと安心した。
とりあえず昼飯ってことで、フードコートやスーパーを物色する。
さすがイオン。寿司のクオリティーもなかなか高そうだ。
値段も2〜4ドル代のものが多く、欧米諸国などと比べたらはるかにお手ごろ。
フードコートにはこんな虫の料理もあった。
こんなんを好んで食うヤツがいるのか。。
結局私はサーモン丼を2.5ドル(約287円)で購入し、フードコートの席で食べた。
相方はツナサンドを購入していた。
両方とも、味はうまいが値段相応の量。全然足りない。
ちなみに、イオンのくせに支払いにはクレジットカードが使えなかった。
宿もそうだったし、カンボジアでは基本的にクレジットカードは使えない印象。
その後はテキトーにイオン内を散策。
ダイソー、セリア、ジンズ、ノジマなどの日系企業が目立つ。
寿司やしゃぶしゃぶなどの和食レストランも多かった。
映画館やゲームセンターもあり、規模はカンボジアにしてはなかなかのものか。
(正直、思っていたほど大きいものではなかったが。)
日本でこの規模のイオンがあってもまったく大したことはないだろう。
雰囲気的には、ジャスコの雰囲気だった。
散策後、さすがにあれだけではお腹が満たされなかったのでイオン内にあるパン屋へ。
私はここで1本0.2ドル(約23円)のフランスパンを購入し、イートインスペースでそれを食べた。
15時。
また4キロ以上も歩いて帰るのはめんどくさかったが、節約のため帰りも徒歩で宿まで。
まだまだ外は暑い。。
途中、川沿いのベンチで休憩を取りながら帰る。
16時20分。
ようやく宿にたどり着いた。
宿の目の前のコンビニで水1.5リットルを0.6ドル(約69円)で購入。
冷たい水で喉を潤す。
その後はまたロビーに居座りお金の計算などをして時間を過ごす。
19時15分。宿近くのナイトマーケットへ行ってみた。
なんとここのマーケットには椅子やテーブルがなく、
このように敷かれたマットの上に座り込みまるでピクニックのように食事をとる。
このようなマーケットはなかなか珍しいのでは。
規模は想像をはるかに上回るほど小さく、
写真に写っているピクニックスペースをぐるっと取り囲む程度しか食べ物屋台が出ていなかった。
あとはプラスアルファで衣類の屋台が同じくらいの軒数出ているくらい。
だいたいどこの店も売っているものは似たり寄ったりで、値段も同じようなもの。
チャーハンとヌードルがそれぞれ1.5ドル(約172円)くらいだったかな。
相方はそのチャーハンと、エビフライ0.5ドル(約57円)を注文していた。
私はこの焼き鳥屋のような店が目に止まり、ここで食事を購入。
好きな串焼きを選び、それをパンに挟んで食べる料理。
パン半分0.5ドル(約57円)、
焼き鳥みたいなの1本0.5ドル、
ドラム型チキンが1つ1ドル(約115円)で、
合計2ドル(約230円)。
フランスパンは昼間イオンで1本0.2ドル(約23円)で売っていたので、ボッタクリ具合がよくわかる。
味は美味しかったが、量は少なかった。
出来上がった料理を運び、このように地べたに座って食べる。
一見自由席に見えるが、実は店ごとにちゃんとスペースが決まっていて、
全然違うところで食べようとすると注意される。
この後私はシェイクを購入してテキトーな場所に座って飲んでいたが、
店員から『そこはダメだ。』、と注意を受けた。
こちらがそのバナナシェイク1ドル(約115円)。
シェイクは1日1本だけと決めたはずなのに(それもついさっき)、購入してしまった。。
味は、ヌルヌルしていて氷が大粒。
飲んだ後、口の中がカルピスを飲んだ後のようにケシケシする。
つまり、あまり美味しくないということだ。
その後は衣類コーナーをサーッと見てみたり、ライブステージでやっていた見世物を見たりして宿に戻った。
本当に、『これでも首都か!』と一喝したくなるくらい規模が小さく、思ったより早々の退散となってしまった。
シェムリアップのナイトマーケットがあれだけデカかっただけに、そのショックは大きい。
20時30分ごろ宿に着き、シャワーを浴びてテキトーに過ごしたら早めの就寝。
今朝早かったし、明日は朝日に間に合うようにもっと早く起きる予定だからな。
スポンサーリンク
そういえば今日からまた新たな白人男性客がこの部屋にやってきて、ついにこの4人部屋も満室となった。
我々以外の2人の欧米人は、共通してエアコンの設定温度が低い。
(平気で20度を下回ってくる。)
寒がりの相方はさすがにもう我慢できなくなったらしく、私とベッドを上下交換。
上のベッドの方が風が当たらなくていいのだとか。
とにかく、昨日も思ったが、欧米人はなんであんなに暑がりなんだ。。
▼次回記事(キリングフィールドへ)