ラオスのルアンパバーンからタイ北部の都市チェンマイまで飛行機を使って移動してきた。
現在は旧正月で、
ラオスやタイなどの東南アジア諸国では水かけ祭りという文字どおり水をかけ合うお祭り期間中。
そんな日が移動日となっちまったもんで、
ラオスを出る時には渋滞にハマるは水かけられてびしょびしょになるはで空港へ行くだけで一苦労だった。。
(1バーツ=約3.15円 2017年4月14日。)
▼前回の記事
15時。
タイのチェンマイ国際空港に到着。
チェンマイとルアンパバーンの間に時差はない。
空港からチェンマイ市街地へはシャトルバスが出ていてそれが一番お得な行き方だということだったのだが(40バーツくらい?)、
この日はソンクラーン(水かけ祭り)真っ盛りということでシャトルバスは出ていないと言われる。。
そうか、、
タイでも水かけ祭りが行われているんだった。。
『タクシーなら400バーツで行けるからそれで行け!』
と言われるが、400バーツなんて高すぎる。
なんとか他の手段を探していると、真っ赤な細長い車を発見。
チェンマイ名物、ソンテウという乗り物だ。
ソンテウとはいわゆる乗合タクシーみたいなもの。
同じような方向を目指すお客さんを複数乗せてそれぞれの目的地を周っていくのが基本。
偶然、チェンマイ市街地を目指しているドイツ人男性と乗り合いになった。
彼のおかげで値段交渉もスムーズに行えたと言えよう。
料金は1人60バーツ(約189円)。
まぁ安いね。
ちなみに同乗したドイツ人男性はブルーノといい、旅をしながら料理の勉強をしている料理人らしい。
かっこいいなぁ。
彼曰く、タイとインドと日本は料理を学ぶ上で非常に重要な国なのらしい。
そんなブルーノに、『好きな料理はなに?』と聞いてみた。
すると、彼は少し考えて、『俺は、パスタが好きだ。』と。
だったらイタリアへ行けよ、ブルーノ。。
チェンマイ中心地に近づいていくにつれ、水かけ祭りの雰囲気がどんどんと出てくる。
しかも雨もザーザー降ってるし。。
水難の相でも出てるのかな。。
久しぶりに見たこの光景。
タイの人は雨の時ビニール袋をかぶる。
チェンマイの中心(旧市街)には大きな通り、城壁、お堀が正方形状に通っていて、
ソンテウの運転手もさすがにその正方形には近づきたくないという。
(水かけが激しすぎるから。)
ということで、
ギリギリ大丈夫なところでソンテウを下ろされ、そこからは徒歩で宿へ向かうことに。
見る感じ、どこの道でもめっちゃ水かけあってる。。
しかも今朝のラオスのルアンパバーンよりも明らかに激しい。
後で知ったことだが、チェンマイは一番水かけ祭りが激しい都市なのらしい。。
とんだ日に、とんだところに移動してきてしまったな。。
幸い雨はやんできたが、これはもう濡れずに宿にたどり着くことは不可能か。。?
やっぱりやられた。。
我々も超警戒してたし、かける側も大きな荷物を持った旅行者にはちょっと遠慮している感はあったが、
たまにきちがいのお調子者が容赦なしに水をぶっかけてくる。
ご覧の通り、相方は真後ろから思いっきり水をかぶった。
後ろから狙うとか卑怯なやつだ。
幸い、宿は中心からちょっと引っ込んだところに位置していたので宿周辺は静かだった。
今朝ラオスを出るときから水かけられっぱなしの我々。
本当、水かけ祭りの時には移動は控えたほうがいいな、と思った。
16時30分。
ようやく今回の宿、
『LUNA GUESTHOUSE 2(ルナ・ゲストハウス 2)』
に到着。
しかしチェックインをすると、
『今日はオーバーブッキングだったからルナゲストハウス1へ行ってもらうわ。』
と言われる。
”またオーバーブッキングかよ!?”
(最近我々はチェックイン時にオーバーブッキングと言われることが当たり前になってきている。。)
『そんなの聞いてないぞ。』と言っても、『ボスがメールしているはず』と言われる。
もちろん、そんなメール届いていない。
それでもここには泊まれないのでウーバーやタクシーでルナゲストハウス1へ行くことをすすめられる。
でも聞くと、そのタクシー代はこっちで負担しなければいけないみたい。
『冗談じゃないよ。なんでオーバーブッキングでタクシー代までこっちが負担しなきゃいけないんだよ。タクシーは使わない。歩いていく。』
そう言うと、
『冗談じゃないよ。歩いていくなんて。絶対に歩くのはやめたほうがいいわ。』
と止められる。
ルナゲストハウス1は先述した正方形エリア内にあるので、歩いて行くと来た時よりもひどい目に会うのだという。
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納得できないが、それ以外に選択肢が無さそうなので仕方なくウーバーを手配してもらうことに。
(やはり料金はこっち負担。こういう場合宿の責任なんだからタクシー代は宿が負担するべきだろ。と考えるのは私だけだろうか?)
ロビーでコーヒーでも飲みながら待っていると、急に、
『今ボスから連絡があって、やっぱりここの宿に泊まれることになったわよ。ラッキーね!』
と言われた。
どうやら本来予約が入っていたゲストがなかなか来ないからそこの部屋を空けてくれたらしい。
これは本当にラッキーだな。
ダブルルームの個室。
トイレとシャワーは共用。
ワイファイ、エアコン、バスタオル付き。
部屋は綺麗。
1泊2人で1471円
1泊1人735円計算。
朝食は付いていないが、綺麗だし雰囲気はいいのでこれは安い。
そしてこの中庭がいい雰囲気で個人的にはお気に入りだった。
”シーーン”とした非常に静かな空間の中、聞こえてくるのは小鳥のさえずりのみ。
カウチではスラッとした綺麗な欧米人女性が一人読書に勤しんでいて、目があうとニコッと笑みをくれる。
朝から激しい移動をこなし心身ともに疲労していた私の心を優しく癒してくれた。
19時45分。
晩御飯を食べに外出。
この旅で3度目のタイだが、チェンマイを訪れるのは初めて。
ナイトマーケットのエリアをテキトーに歩き回るが、雑貨の店が多くてあまり食べ物屋が少ない印象。
バンブーレストランというところが有名らしいのだが、メニューを見ると結構値段が高かったのでそこは諦めた。
結局入ったのはバンブーレストランの隣にあったローカルっぽい雰囲気のメシ屋。
メニュー。
英語メニューもあり、客層は観光客ばかりだったのでローカルとは言えないな。
こちら、相方が注文したチェンマイ名物カオソーイ。80バーツ(約252円)。
タイ風カレーラーメンとも言われている。
私も一口いただいたが、スープは結構辛く、麺はまずい。
総合的に、あまり美味しくない。。
*このあと別の店で食べたカオソーイは美味しかったので、この店のカオソーイが美味しくなかったと言えよう。
私はチャーハンを注文。80バーツ。
カオソーイよりは断然美味しかった。
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21時。
晩御飯を食べ終えたあとはトイレがてら帰り道にあった高級ホテルへ。
ついでにロビーでくつろぎ、あたかもここに泊まっているかのような感覚に浸る。
やっぱり、トイレへ行くなら高級ホテルに限る。
その後久しぶりのセブンイレブンへ行き、チョコミントアイスを30バーツ(約94円)で購入。
チョコミントにはうるさい私からしても、このチョコミントアイスは非常に美味しいものだった。
しかもこれで100円以下。
これは毎日でも食べいくらいだ。
その後宿に戻り、テキトーに就寝した。
チェンマイの人気のない道を歩いていると、なんとなく日本を歩いているような感覚に陥る。
なーんか風景が似ている気がするんだよな。
明日は我々も水着を着用して水かけ祭りを存分に楽しむ予定。
▼次回記事(水かけ祭り in チェンマイ)