2人で地球を旅行中。(カップル世界一周ブログ)

カップル世界一周ブログ。初海外が世界一周のアラサー女子と海外経験まぁまぁの20半ば男子の旅の東西南北世界見聞録。どこへ行くかはお金と気分次第。海外の情報や日々の生活を書き留めます。

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イタリア6日目〜飛ばねぇ豚はただの豚〜 世界一周62日目★

相変わらずイタリアの日差しはジリジリがハンパなく暑いです。

 

今日も朝6時に目覚めることができた。(今日もアラームは朝5時から鳴っていた。)

今日はミラノ最終日

とりあえず行きたいなぁと思っているのはジブリ映画紅の豚』の舞台となったミラノの下町、ナヴィリオ地区。

 

それとバシリカ教会、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会、サンマウリツィオ教会、サンバビラ教会、有名ブランドの集まるブランド通りにも足を伸ばせたらいいなと考えている。

 

なかなか行くとこ満載なのでちゃっと準備してアパートを飛び出したかったのだが、

このアパート、チェックアウト後の荷物預かりができないのである。。

 

◎前回の記事↓↓

earthtravel.hatenablog.com

 

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考えてみればこの前オーストリアのウィーンでアパートに泊まった時もそうだったのに。

夜移動があるにもかかわらず、何も考えずに今回またアパートメントタイプの客室を予約してしまっていたのだ。。

全く過去の失敗を活かせていないことを反省。。

 

 

他にも、アパートメントタイプの客室に泊まる時にはいくつかの教訓がある。

 

〜予約前〜

清掃料金はいくらか。それは表示価格に含まれているのか。

チェックイン、チェックアウト時刻は何時か。特にチェックインはかなり限定的な時間で指定している場合が多いので注意。

③チェックアウト後の荷物預かりが可能かどうか。

 

〜予約後、チェックイン時〜

鍵の受け渡しはどういうシステムで行うのか。

②洗濯機、キッチンなど付属設備の使い方を教えてもらう。

③キッチンのコンロがライターで着火するタイプの時はライターがあるかどうか確認する。

水道水は飲めるか確認する。(飲めると言われたら確実に大丈夫というわけではないので実際飲むかどうかは自己責任。)

⑤最寄りのスーパーマーケットの場所を聞く。(アパートに泊まる時はまず自炊するのでスーパーの場所をあらかじめ聞いておくとその後がスムーズ。)

 

以上、今ままでの経験から得たアパートメントタイプの客室に泊まる際の注意事項。

 

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というわけで、朝10時にチェックアウトしたらまずは駅に荷物を預けに行くことに。

しかし、チェックアウト時の鍵の返却方法の説明を受けていなかったことに気がつく。

ポストに入れておこうと思って集合ポストを見ても、どれがどこの部屋なのか全くわからない。

”まいったなぁ、これじゃチェックアウトできねぇよ。。”

 

そんな中、集合ポストとは別に独立したポストがあることに気がつく。

しょうがないので鍵はその中に入れ、紙に『鍵は壁にあるポストの中に入れておくよ。』的なことを書いて部屋のベッドの上に置いておいた。

 

ここで得たのが予約後の教訓①の『鍵の受け渡しはどういうシステムで行うのか。』ということだ。

というか、チェックイン時にオーナーから説明があるのが普通なので、それがなかった今回が異常だったと考えている。

 

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ようやく荷物を預けに行ける。 

どうやら、ミラノで荷物を預けられる駅はミラノ中央駅のみらしい。

なんでもイタリアでは荷物を預けられる駅は少ないらしい。

ミラノ中央駅には荷物を預けることさえなければ全く用のない駅だったので、かなり無駄な時間を使ってしまうことになってしまった。

 

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今日はメトロを頻繁に使うだろうと予測し1日券を4.5ユーロ(約513円)で購入した。

3回乗れば元が取れるのでなかなかコスパがいい。

まずはS.Ambrogio駅からミラノ中央駅へ。

ミラノ中央駅はかなり大きな駅だった。

 

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こんなに大きな駅なのになぜFLIX BUS はここに停まらないのかと少しの疑問と憤りを感じた。

 

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ミラノ中央駅の荷物預かりシステムはロッカーではなく人が預かる荷物預かり所。

私たちが行った時には少し込み合っていた。

 

荷物は1つにつき25kgまで。

料金は5時間で6ユーロ(約円)。

それ以降は1時間で0.9ユーロ(約円)加算されていく。

 

相方のオスプレイ(メインバッグ)に調味料やカップ麺などの食料が入ったエコバッグをくくりつけて1つにして預けようとしたが、『これは2つだ。』と言われた。

私のバックパックに1.5リットルのペットボトルが入った袋をくくりつけたのは何も言われなかったのに。。

結局調味料などを全部オスプレイに詰め込みなんとかトータル2つの荷物に抑え込むことに成功した。

 

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このようなチケットを受け取り、料金は後払い。

荷物を預けたら早速メトロでナヴォリオ地区へと移動した。

 

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これがナヴォリオ地区の人口運河

かつてミラノでは人工運河は生活に必要なものとされ、たくさんの物品が運河を使って運ばれていたのだとか。

ミラノのシンボルドゥオーモ(ミラノ大聖堂)の建設の際もこの人工運河が大活躍していたという。

そのためかつてのミラノは『水の都』とも言われていたらしい。

(今では水の都といえばヴェネチアだな。)

 

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しかし戦後には交通機関の発展とともにこれらの運河のほとんどが埋め立てられてしまったらしい。

その中で唯一残っている人工運河がこのナヴィリオ運河。

当時のミラノの面影が残っている唯一のエリアがここナヴィリオ地区ということなのだ。

 

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さらにここナヴィリオ地区はジブリ映画『紅の豚』の舞台となったところだとか。

シーンは主人公であるポルコ(豚)がボロボロになった愛用の飛行艇をミラノで修理して飛び立つまでの期間。

修理完了後、運河を滑走路として飛び立つシーンは鳥肌ものである。

その運河のモデルになったのがこのナヴィリオ運河、と言われているらしい。

(本当かどうかは知らないが。)

 

確かに運河は一直線にのびていて滑走路には丁度いい。

(幅や橋の高さなどちょっとキツそうな感じはあったが。)

その一直線の運河を眺めながら映画の離陸のワンシーンを想像する。

実際そんなことしたらかなりの迫力になるだろう、と思いながら。

 

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運河沿いには蚤の市的なマーケットがズラーッと並んでいた。

 

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古本、古いレコード、CD、DVD、BD、古着、アクセサリー、アジアン雑貨、ミリタリー雑貨、ガジェットなどたくさんの品が格安で売られていた。

(一概には言えないがクオリティーは決して高いものではない。)

 

相方はここで5ユーロ(約570円)のイヤホンを4ユーロ(約456円)に値切って購入していた。

 

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昔のバリカン。こんな手動タイプだったんだ。。

 

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運河沿いには蚤の市だけではなくレストランもたくさん並んでいた。

ちょうど昼になっていたので我々もお昼ご飯を食べようと運河沿いを歩きながら良い店を探した。

 

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ファストフード的な感じのピザ屋で昼食をとることに。

私は3ユーロ(約342円)Calzoneとかいう包み焼きピザのようなものを注文。

 

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釜から焼きたてホヤホヤのCalzoneが出てきた。これがまた美味しい。

 

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中身はハムがミルフィーユのように重なって入っていてとても柔らかでジューシー。

チーズもたっぷり入っていた。

かじると肉汁がブシャっと噴射してかなり熱かった。

焼きたてというのはラッキーだったが、これで3ユーロはかなり満足だ。

 

昼飯後、メトロに戻りBasilica di Sant'Ambrogioという教会へ向かった。

 

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大学が併設されていたが、なんとも静かなところだった。

入り方がよくわからなかった。

 

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庭にだけは入るところがあって入ったが、特に見所はなかった。  

 

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その後歩いてサンマウリツィオ教会へ向かった。

この教会はおもしろかった。

 

普通の教会とは一味違い、内装がフレスコ画でびっしり埋め尽くされているのが最大の特徴。

このような変化球は好きだ。

 

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フレスコ画は鮮やかな色彩のものが多くカラフルで美しかった。

 

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教会は正面と裏の2部分に分かれていた。

裏の部分の方が広く、そこには最後の晩餐の場面の絵が飾られていた。

今回、ミラノ観光で絶対に押さえておきたい『最後の晩餐』を見逃してしまっていたので、代わりにこれをじっくり目に焼き付けておいた。

 

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『ノアの箱舟』『アダムとイヴ』など、我々素人にもわかるような絵画も飾られていて興味深かった。

 

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その後徒歩で、昨日行ったけど全然気づかなかっただまし絵教会こと、

サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会へ再び訪れるた。

 

内装は撮影禁止だと思っていたのだが、どうやらフラッシュが禁止なようで、この通り普通に撮影できた。

これが正面。どこまでが本当でどこがだまし絵なのかお分かりだろうか?

 

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正面付近まで行って確かめてみると、確かに正面の壁はこの奥行きだった。

正直私がイメージしていたのは正面が本当に壁で、平面にだまし絵が描いてあるものだと思っていた。

しかし実際はこのように少しくぼみがある感じ。

 

でもたぶんこれは言われないと気づかないだろう。

実際我々も昨日訪れた際は何も気づかずに教会を出て行ってしまったのだから。

 

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その後ドゥオーモ広場に戻り、15時30分に広場の銅像前でヴェネチアで出会った大学院生、リョータ君と再会した。

 

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再会した後はメトロでDuomo M1駅から1駅のSanBabila駅へ向かい、

サンバブリア教会を見学した。

ここも世界名作劇場の『ロミオの青い空』の舞台になったとこらしく、アルフレッドという主要人物が息絶えた教会なのらしい。

 

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教会内はかなり静かだった。

たぶんロミオの青い空を知らない人にとってはただの教会だろう。

 

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その後はプラダやグッチ、ルイヴィトンやカルティエなどなどなど、

たくさんの有名ブランドが立ち並んでいる通り、通称ブランド通りを歩いた。

 

確かに私には当分縁の無いであろう有名ブランドがバンバン立ち並んでいた。

そこまで活気はなかったが、人で溢れかえりすぎてもブランド通りとしての品質が落ちてしまいそうな気もした。

 

でもやはりヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガレッリアの通りの方が華やかさはあり、プラダ本店がここではなくそこにあるのもなんとなくわかる気がする。

 

ブランド通りを抜けてお茶でもしようと目の前にあるカフェに行ってみると、そこはアルマーニカフェだった。

 

”ぜってぇ高けぇ。”

 

メニューを見なくてもなんとなくわかった。

 

この辺はきっとこういうとこばっかだからちょっとこの地区を離れようと場所を移動した。

ブランド通りから北東方向へ歩き、大きな通りまで出た。

そこで美味しそうなジェラート屋さんに寄りジェラートを食べた。

GROM(グロム)という最近ミラノで勢いのあるジェラート屋さんらしく、なんとすでに日本にも上陸しているらしい。

 

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確かに店には活気があった。

料金はシングルで2.6ユーロ(約296円)、

ダブルで3.2ユーロ(約364円)、

トリプルで3.7ユーロ(約421円)と、

段を重ねるごとにお得になるという、嬉しい反面卑怯な価格設定。

 

最初はシングルにするつもりだったのだが価格表を見ているうちに、

やっぱりダブルに、いや0.5ユーロでもう一個追加できるならここはトリプルにしよう、と、まんまと店側の思惑にはまってしまった。

 

まずはレジに並んで何を買うか告げて先に精算をし、

そのレシートを持って中央の列に並び欲しい味を言ってジェラートを受け取るという流れ。

 

最近は精算時用のアイススタンドを設けている店が多いが、ここGROMではまた違った方法であのアイス屋でよくある、

お金を出したいのだが片手にアイスがあって財布すらうまく取り出せないというもたつきを解消している。

 

でも正直、レジと受け取りで2度も並ぶのはめんどくさいし、

そもそも途中から列などあってないようなものになっていたのでこのシステムが効率的かどうかは疑問である。

 

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私は、メロンチョコレート味をチョイスした。

店内外に席はなく、外にあるベンチしか座るところがない。

あいにくベンチの数は少なくすべて埋まっていたため立ち食いになってしまった。

味はおいしがジェラートを受け取った瞬間から最下段のチョコレートが溶け始めていたので、速攻で食べきる必要があった。

 

その後ベンチが空いたらそこに座り、色々と会話をしていたら17時30分に。

余裕を持ってバス乗り場まで行くために明日早朝帰国するというリョータ君とはここでお別れして、我々はまずミラノ中央駅へ。

朝が混雑していたため受け取りにも時間がかかるかなと思っていたが、空いていて案外スムーズに受け取り完了。

料金は荷物2つ7時間で15.60ユーロ(約1778円)。

高けぇー。

 

少し時間に余裕ができたため、地下にあるスーパーに寄ってみた。

 

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ここミラノではスーパーで寿司を良く見かける。

嬉しい反面、誘惑が強すぎるので寿司の陳列はやめてほしい、というのも事実。

もっとリーズナブルならいいのだが、やはり寿司は高い。

ここはわさびと割り箸は無料だった。(日本では当たり前のことなのだが。)

スーパーでは久しぶりにジュースを買った。

洋梨味で1リットル1.25ユーロ(約142円)だった。

 

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そこからメトロでバス停のあるLumpugnano駅へ。

出発30分前という理想的な時間にバス乗り場に到着。

20時にバスに乗り込み、いざトリノへ。

 

トリノまでは約2時間。

毎度おなじみFLIX BUS片道1人7ユーロ(約798円)。

 

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時間通り22時少し前にトリノに到着

そこから9番のトラムに乗り今回の宿へ向かった。

 

今回の宿はAirbnb(通称エアビー)で予約した。いわゆる民泊だ。

実際にホストとなって住んでいるのはエアビーでやり取りをしていた人の息子さんらしく、宿のあるアパートに着いても名前が違うのでどこの部屋をピンポンしていいのかまったく分からない。

でも住所は間違いなく、扉の目の前に立っているのに中に入れない、というもどかしい状況がしばらく続く。。

 

電波もなく困り果てた我々は近くにあったカフェバーでたむろしていたおじさんたちに相談してみることに。

英語が全くできない人と、英語がまぁまぁできる人。

しかしなぜか英語がまぁまぁできる人ともうまくコミュニケーションが取れなかった。

 

”私の英語が伝わらなかったのか、、”

と少しショックを受けつつも、結局店内のWi-Fiを使わせてもらってホストとメールでやり取りをしてなんとかなった。

『〇〇という名前のインターフォンをピンポンして。』

それだけで問題は解決した。

 

入り方を事前に聞いていなかったこちらにも少なからず責任はあると思うが、

普通そういう情報はホストの方から事前に伝えるべきだろ。

しかも数日前からメールで住所などの情報について何度かやりとりをしているにもかかわらずだ。

と、憤りを感じた。

 

ピンポンして出てきたのはホストの息子、ポールさん。

彼は常にニコニコしていて、どこか憎めないキャラクター。

部屋の説明中もどんどんとズボンが脱げそうになっていくところが面白い。

(本人は気づいていない。)

 

そんな彼のキャラのおかげで、先ほど感じていた憤りはスッとどっかへ行ってしまったようだ。

 

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部屋は清潔感があり満足できるものだった。

 

晩御飯がてら今日のお昼に買ったパンを食べ、シャワーを浴びて就寝。

やはり移動の日は疲れる。。

 

しかし、明日からも早起きを継続し、

トリノの街を散策しに行ってきます!

 

★次回記事↓↓イタリア、トリノ観光(^ ^)↓↓

earthtravel.hatenablog.com